この記事では、映画『ゴスフォード・パーク』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ゴスフォード・パーク』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0064716
製作年 | 2001年 |
---|---|
上映時間 | 137分 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | ロバート・アルトマン |
キャスト | マギー・スミス マイケル・ガンボン クリスティン・スコット・トーマス ボブ・バラバン |
製作国 | アメリカ |
映画『ゴスフォード・パーク』の登場人物(キャスト)
- コンスタンス・トレンサム伯爵夫人(マギー・スミス)
- ゴスフォード・パークに招待された老婦人。安い給料で済ませたいので、若いメアリーをメイドとして雇っている。人使いが荒くわがまま放題の人。シルヴィアの叔母。猟はしない主義。
- メアリー・マキーシュラン(ケリー・マクドナルド)
- コンスタンス・トレンサム伯爵夫人のメイドの若い女性。使用人未経験で伯爵夫人のメイドになった。屋敷では「ミス・トレンサム」と呼ばれる。同じ使用人のパークスに出会い、次第に惹かれていく。
- ウィリアム・マッコードル卿(マイケル・ガンボン)
- ハンティングパーティの主催者。トレンサム伯爵夫人に手当てを支給している。荒っぽい性格。愛犬ピップを抱いている。
- シルヴィア・マッコードル夫人(クリスティン・スコット・トーマス)
- ウィリアムの夫。皆の前でも夫の悪口を平気で言う女性。自信過剰で、努力で成功した人を見下している。カートン伯爵の娘。
- ロバート・パークス(クライヴ・オーウェン)
- ストックブリッジの使用人。屋敷では「ミスター・ストックブリッジ」と呼ばれる。施設で育った。ヘンリーと同室に宿泊。枕元に「自分を産んですぐに亡くなった母親」の写真を置いている。
- ヘンリー・デントン(ライアン・フィリップ)
- 俳優志望の青年。ワイズマンやアイボアのメイドとしてやってきた。ゴスフォード・パークでは「ミスター・ワイズマン」と呼ばれる。大胆な行動が多く、何かと問題のある人物。
- アイボア・ノヴェロ(ジェレミー・ノーサム)
- ゴスフォード・パークに招待された映画スター。俳優。ウィリアム・マッコードルの従弟。パーティでは絶えずピアノを弾き、BGM係を務めている。
- モリス・ワイズマン(ボブ・バラバン)
- 映画監督でアイボアの友人。アイボアから誘われて来た男。菜食主義者で狩りもしない。いつもカリフォルニアに電話をかけている。探偵映画「ロンドンのチャーリー・チャン」を制作中。
- ミセス・ウィルソン(ヘレン・ミレン)
- マッコードル家のメイド頭。頭の回転が速く、仕事ができる女性。ミセス・クロフトと仲が悪い。
- ミセス・クロフト(アイリーン・アトキンス)
- マッコードル家の料理長。しっかりした女性。ミセス・ウィルソンと仲が悪い。
- フレディー・ネスビット(ジェームズ・ウィルビー)
- 人数合わせで呼ばれた男。金銭問題に頭を悩ませており、パーティ中も妻に八つ当たりをする。メイドを雇っていない。
- エルシー(エミリー・ワトソン)
- マッコードル家のメイド。メイドなしの客を担当している。同室に宿泊するメアリーと親しくなる。
映画『ゴスフォード・パーク』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ゴスフォード・パーク』のあらすじ【起】
1932年11月、ゴスフォード・パークではウィリアム夫妻によるハンティング・パーティが行われる。貴族らが集まるこのパーティには有名俳優のアイボアや映画監督のワイズマン、トレンサム伯爵夫人なども招待されている。トレンサム夫人のメイドのメアリーは、使用人が集まる階下へ行きメイド頭のミセス・ウィルソン、エルシーやパークスに挨拶した。
階下のキッチンはミセス・クロフトが仕切り、せわしなくご馳走の準備が続けられる。貴族も使用人も皆、身分の違う人々への陰口を言い噂話をした。このパーティには、ウィリアムの妻シルヴィアの妹ルイーザや、夫妻の娘イゾベルも参加している。ウィリアムはトレンサム伯爵夫人が手当てに不満を言っていると聞き、それを打ち切るかもしれないと妻に話した。
パーティが始まり、アイボアがピアノを弾いた。メイドの青年デントンは用もないのにパーティに顔を出し、執事のジェニングスから注意される。階下では使用人たちが薄暗い部屋に集まり、食事休憩を取った。デントンが持ち出した話題により、パークスが孤児院育ちであることが分かる。皆はデントンを冷ややかな目で見た。
映画『ゴスフォード・パーク』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『ゴスフォード・パーク』のあらすじ【承】
その晩料理係がナイフの数を数えると、1本足らなかった。パークスとデントンは、相部屋に宿泊することになる。デントンがパークスの母親の写真について訊くと、彼の母が昔は工場で働いていたと分かる。深夜になるとデントンはシルヴィアを遠回しに口説き、関係を持った。
翌日男たちは雉の猟に出かける。ウィリアムは狩りを楽しんでいたが、誰かの流れ弾が耳をかすめ激怒した。ウィルソンは、定期点検でパークスのいる部屋を訪ねる。そして飾られてある、彼の母の写真を見た。
昼食時ウィリアムは、アンソニーとの共同事業の話を取りやめにすると言い喧嘩になった。メアリーは伯爵夫人にこのことを知らせる。またシルヴィアから、伯爵夫人への手当も停止になるかもしれないという情報を得た。
夕食時、シルヴィアはウィリアムを散々罵った。するとメイドのエルシーが反論し、彼を擁護する。これでウィリアムとエルシーが不倫関係にあることが判明し、その場は静まり返った。食事が終わるとアイボアがピアノを弾き、貴族も使用人も皆その時間を楽しんだ。
映画『ゴスフォード・パーク』のあらすじ【転】
書斎にいたウィリアムは、ウイスキーを頼みそれを飲んだ。皆がパーティを楽しんでいる中、何者かがウィリアムの書斎に侵入し、彼の胸にナイフを突き刺す。その後ウィリアムの所へ行ったルイーザが、悲鳴を上げた。
パーティはお開きとなり、トンプソン警部が到着する。事件の捜査では、金庫係のジョージなど数名の人物への聞き取りが行われた。だがナイフで刺されたにもかかわらずウィリアムの出血量が少なかったことから、彼がそれ以前に毒殺されていたと分かる。即ちウィリアムを殺そうとした人物が、2名いたということだ。
警部は伯爵夫人にも聞き取りを行った。警部はその後メアリーにも、夫人の手当てについて問題はなかったかと訊ねる。メアリーは「何の手当ですか」と答え、夫人に変な疑いがかからないようにした。どさくさに紛れ、メイドのデントンが実は俳優で来客側の人物だったと分かる。
犯人は見つからなかった。パークスに思いを寄せていたメアリーは、彼が犯人だと気づいておりそれについて訊ねた。するとパークスがウィリアムの息子だったと分かる。だがパークスは、彼に毒を盛ってはいなかった。
映画『ゴスフォード・パーク』の結末・ラスト(ネタバレ)
メアリーは、一体誰がウィリアムを殺したのだろうと思う。
エルシーはメイドを辞め、犬のピップと屋敷を出る。皆が徐々に屋敷を後にした。メアリーは伯爵夫人とシルヴィアの会話を聞き、クロフトとウィルソンが、昔ウィリアムの経営する工場で働いていたのだと知る。シルヴィアは「ウィルソンの姓が昔はパークスかパーカーだった」と言った。
メアリーはウィルソンが、パークスの母親だったのだと気づく。そこで彼女の元へ行き、なぜ息子の行動を読めたのかと訊ねた。すると「先が読める、それがいい召使いの資質だ」と答えた。彼女は息子が犯罪者にならないようウィリアムを毒殺し、罪を被ったのだった。自室に戻ったウィルソンは、息子がこの先も母を知ることなく生きていくのだと思い、泣き崩れる。すると彼女と仲の悪かったクロフトが、ウィルソンをなぐさめた。彼女はウィルソンの姉だったのだ。
夫人は「誰かが死刑になるなんて考えられないから、裁判になったら自分の代わりに証言して欲しい」とメアリーに頼んだ。メアリーは「証言しても意味ないですよね」と答えた。
映画『ゴスフォード・パーク』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『ゴスフォード・パーク』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ゴスフォード・パーク』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『ゴスフォード・パーク』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『ゴスフォード・パーク』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『ゴスフォード・パーク』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー