映画『博士と私の危険な関係』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「博士と私の危険な関係」のネタバレあらすじ結末と感想

博士と私の危険な関係の概要:19世紀。メイドのオーギュスティーヌは、配膳の仕事の最中に発作を起こして倒れてしまう。次の日、サルペトリエール病院で診察を受け、入院することが決まる。オーギュスティーヌは治るかどうか分からないまま、治療を受けることになった。

博士と私の危険な関係の作品情報

博士と私の危険な関係

製作年:2012年
上映時間:102分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:アリス・ウィンクール
キャスト:ヴァンサン・ランドン、ソコ、キアラ・マストロヤンニ、オリヴィエ・ラブルダン etc

博士と私の危険な関係の登場人物(キャスト)

ジャン=マルタン・シャルコー(ヴァンサン・ランドン)
有能な神経科医。ヒステリー発作について研究を行っている。既婚者。猿をペットとして飼っている。
オーギュスティーヌ(ソコ)
19歳。メイドとして働いている最中に、発作を起こす。右目が閉じた状態になり、右半身の感覚が麻痺する。

博士と私の危険な関係のネタバレあらすじ

映画『博士と私の危険な関係』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

博士と私の危険な関係のあらすじ【起】

19世紀。メイドのオーギュスティーヌは、仕事中に気分が悪くなった。しかし、仕事をサボるわけにはいかないため、そのまま配膳の仕事を行った。だがその途中で、痙攣を起こし倒れてしまう。周りにいた人達は床をのたうち回るオーギュスティーヌの姿に、為す術もなく立ち竦んだ。

オーギュスティーヌはサルペトリエール病院を訪れた。右目の瞼はぴったりと張りついており、発作で倒れたせいで体には酷い痣が残っていた。毎月発作が起こっていたが、酷いのは昨日が初めてだった。医師は問診をした後、入院させることにした。オーギュスティーヌは突然のことに戸惑うが、入院が決定してしまう。

女性の入院患者が一部屋に集められ、神経科医のシャルコーが診察を行った。だが、時間がきてしまい、オーギュスティーヌは診察を受けることができなかった。女性達はシャルコーに憧れのような気持ちを抱いている様子だった。通路を歩くシャルコーを見ようと、女性達は窓の前に集まった。オーギュスティーヌもその中に加わっていたのだが、痙攣をおこして倒れてしまう。シャルコーは物音を聞きつけ、オーギュスティーヌの前に現れた。

シャルコーはオーギュスティーヌを診察した。オーギュスティーヌは右腕に針を刺されるが、何も感じなかった。右半身の感覚が麻痺しているのだ。オーギュスティーヌは治るか心配するが、シャルコーは何も返答しなかった。シャルコーは他の医師からオーギュスティーヌの話を聞き、19歳にも関わらず月経がきていないことを知る。

博士と私の危険な関係のあらすじ【承】

シャルコーはヒステリー発作について研究を行っていたが、資金繰りに困っていた。そこで、患者であるオーギュスティーヌを講義に参加させ、症例の説明を行うことにした。オーギュスティーヌは何も説明されないことに不安を抱き、病気が治るように神に祈りを捧げた。

オーギュスティーヌは身なりを整えられ、大勢の人の前に立つことになった。オーギュスティーヌは不安で胸が一杯だった。シャルコーはオーギュスティーヌがヒステリー発作を起こし、「卵巣ヒステリー」の症状が出ていることを講義の参加者達に説明した。右目が閉じているのは「ヒステリー性ウインク」の典型例で、治る見込みがなかった。シャルコーはオーギュスティーヌに催眠術をかけ、発作を誘発した。発作を起こしたオーギュスティーヌは床をのたうち回り、誰かに触れられているかのように快感を感じている様子を見せた。講義の参加者達は、部屋の外に運ばれるオーギュスティーヌに拍手を送った。

シャルコー夫妻は友人を招いて会食を楽しんだ。その時、オーギュスティーヌの話になった。シャルコーは純粋に症例の一例としてオーギュスティーヌを披露したのだが、見世物のように取られてしまっていた。シャルコーはそれが気に入らなかった。寝る間も惜しんで研究に明け暮れた。シャルコーの妻のコンスタンスはそんな夫の姿を見て、オーギュスティーヌに嫉妬心を抱く。

オーギュスティーヌは月経について知らず、シャルコーに質問した。女性は毎月出血するものだと教えられるが、ピンと来なかった。シャルコーはヒステリーの症状が治れば、月経が来ることを教えた。

博士と私の危険な関係のあらすじ【転】

オーギュスティーヌは食事のために鶏を殺すよう指示される。勇気を出して鉈を振り下ろしたのだが、鶏は切られても動いていた。オーギュスティーヌはその光景を見て、気絶してしまう。目を覚ましたオーギュスティーヌは、自分の左手が動かないことに気づく。シャルコーに診察してもらうと、麻痺が左半身に移っているとのことだった。それは、前代未聞の出来事だった。

シャルコーはオーギュスティーヌの検診結果を纏めた。左耳は時計の音が聞こえず、右耳は10cmまで聞こえた。左目は赤色だけ識別し、右目は紫以外は識別可能だった。さらに、左の鼻は感覚がなく、右の鼻はほぼ正常だった。砂糖・塩・コショウの識別は不能。催眠状態では体が硬直し、どんな姿勢でも維持できた。オーギュスティーヌは昨日、屠畜場にいる血まみれの動物達の夢を見た。翌朝、初潮を迎えた。性格は活発・知的・感受性が強い。他人の視線を心地よく感じていた。

シャルコーが旅行に行ったため、オーギュスティーヌは別の医師に診察されることになった。オーギュスティーヌは何も知らされておらず、困惑した。そのまま発作を起こし、2人の男性に抱えられるようにして診察室を出た。シャルコーが不在の間、オーギュスティーヌは食事を摂らずすっかり弱っていた。病院に戻ったシャルコーが見に行くと、オーギュスティーヌは暴れないようベッドに縛られていた。シャルコーはスープを準備させると、オーギュスティーヌに自ら食べさせた。オーギュスティーヌは嬉しそうな表情を見せた。

博士と私の危険な関係のあらすじ【結】

シャルコーは自分が飼っている猿をオーギュスティーヌに見せた。2人で猿と遊びながら楽しいひと時を過ごした。だが、シャルコーはオーギュスティーヌとの近すぎる距離に戸惑い、思わず帰るようきつく言いつけてしまう。オーギュスティーヌはショックを受け立ち去った。

シャルコーを批判する記事が掲載された。神経質な女性を集め、精神錯乱を起こして凶暴化させているというのだ。シャルコーは気にしないようにするが、学会の援助も得られていないため、イライラは増す一方だった。

オーギュスティーヌは治らない自分の症状にも、診察を人に見せるシャルコーにもウンザリしていた。病院を出たいと思うようになるが、左手が動かない状態では働き口を見つけることもできなかった。シャルコーはオーギュスティーヌを宥め、引き続き治療を続けながら読み書きを覚えるよう説得した。オーギュスティーヌはシャルコーの態度に苛立ち、大嫌いだと伝えた。そして、1人部屋に戻ると、泣きじゃくった。

オーギュスティーヌは再び綺麗に着飾られ、講義に出ることになった。しかし、そのことに耐えられず、支度部屋を飛び出してしまう。オーギュスティーヌは走って逃げるが、階段から転げ落ちてしまう。だが、気がつくと左手が動くようになっていた。オーギュスティーヌは治ったことを隠したまま、講義に出席した。発作が起こった振りをして、シャルコーを誘惑した。シャルコーはオーギュスティーヌを部屋に運ばせた。

シャルコーは部屋に行き、オーギュスティーヌと体を求め合った。その後、講義の参加者達の元に戻った。皆オーギュスティーヌの演技に気づいておらず、学会の支援が得られそうだと話した。同僚の医師だけが、シャルコーの様子を訝しんでいた。シャルコーが参加者達と話していると、オーギュスティーヌが出て行くのが見えた。悲しかったが、追いかけることはできなかった。そんな夫の様子を、コンスタンスがじっと見ていた。オーギュスティーヌは悲しそうな表情で、通りを歩き続けた。

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