2013年のアメリカ映画、日本未公開。グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の2人が魔女ハンターとして戦う。監督はトミー・ウィルコラ、出演は「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー。
映画『ヘンゼル&グレーテル』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:88分
- ジャンル:アクション、ホラー
- 監督:トミー・ウィルコラ
- キャスト:ジェレミー・レナー、ジェマ・アータートン、ファムケ・ヤンセン、ピーター・ストーメア etc…
映画『ヘンゼル&グレーテル』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
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映画『ヘンゼル&グレーテル』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ヘンゼル&グレーテル』のあらすじを紹介します。
両親が“あの子たちを森へ”と話し合っていた、そして父親は子ども達を森の中へと連れていった。父親はここで待っていろというと泣いて嫌がる子ども達を置いて去ってしまった。呆然と座り込む子ども達は仕方なく真っ暗な森を歩きだした、すると一軒の風変わりな家を見つけた。ノックするが返事はない、二人は困った顔をして立ちすくんでいたがある事に気づく。その家がお菓子でできていたのだ、夢中で食べていると突然扉が勝手に開いていく。それに吸い込まれるように二人は中へと入っていった、そこには恐ろしい顔をした老婆がいた。その老婆は恐ろしい魔女だったのだ、逃げることもできず妹は鎖につながれて魔女にこき使われ兄は牢屋の中でお菓子を食べ続ける事を強要されていた。
ある時魔女は兄の方を料理しようと牢屋から連れ出した、その隙に妹は手かせを外してナイフを手に魔女に向かっていった。それを魔法で防ごうとしたのだが妹に魔法が効かなかった、何度も魔女を刺した妹は兄を助けだし苦しみもだえていた魔女をオーブンに入れて焼き殺してしまうのだった。魔女を倒した幼い兄弟の噂はたちまち世間に知れ渡った、その後も各地で魔女を倒し続けていた兄妹はいつしかウィッチハンターとしての名声を得ていった。
それから時は流れた、ある街の周辺では魔女の仕業による子どもたちの行方不明事件が多発していた。
映画『ヘンゼル&グレーテル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ヘンゼル&グレーテル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
何故両親はヘンゼル達を森へ置き去りにしたのか
ヘンゼルとグレーテルは自分達を森へ置き去りにした両親をとても恨んでいたため親がその後どうなったのか気にした事はありませんでした。だが子ども達の失踪事件を追っていくうちにあの日本当は何があったのかを知る事になるのです。
あれだけ両親を恨み魔女を恨んでいたヘンゼルとグレーテルですが、実は自分の母親が白い大魔女だったことを知るのです。黒い大魔女は魔女が火あぶりにならない特別な薬を作ろうとしていました、それに必要なのが12の月それぞれの生まれの6歳の男の子と女の子、それから白い大魔女の心臓でした。白い大魔女は力が強く黒い大魔女でも倒す事はできません、そこで考えたのが人間に大魔女を倒させてその娘グレーテルの心臓を奪う事だったのです。とても力が強い白い大魔女でも人間にはけっして力を使わない事を知っていた黒い大魔女は街に噂を流して白い大魔女を襲わせたのです。
だがそこで誤算がありました、肝心のグレーテルがいなかったのです。この事をあらかじめ察知していた母親が夫に頼んで子ども達を森に隠したのです。必死で子ども達を守ろうとした両親とそれを知らずに憎み続けて来たヘンゼルとグレーテルを嘲笑う黒魔女は最後に兄妹に倒されてしまいます。
MCUのジェレミー・レナーが主演しているので惹かれて視聴。
魔女に襲われたトラウマをバネにして立派な武闘派になっていたヘンゼルとグレーテルに笑ってしまう。「そうはならんやろ」と思いつつも、面白いアイディアで良かった。主人公糖尿病ってところも最高。アクションも肉弾戦が多く、彼らの耐久力に驚かされる。ただ想像していたよりグロ要素多めでびっくりした。これのせいで日本公開できなかったのだろうか。
中世ヨーロッパの雰囲気が好きな人はお勧めできる一本。(男性 30代)
幼少期に魔女を倒した経験から、魔女狩りに快感を覚えてしまった”ヘンゼルとグレーテル”のアフターストーリーです。魔女がビックリ系の怖い見た目なんですが、スタイリッシュアクションがその怖さを打ち消してしまっています(笑)。個人的に、豪快な変形武器がかっこよくてワクワクさせられます。製作陣のこだわりや趣向が込められているのが良く分かります。糖尿病の伏線は面白い設定だと思いましたが、本筋との絡みが弱いのが残念です。(男性 20代)
映画『ヘンゼル&グレーテル』 まとめ
ヘンゼルとグレーテルが魔女ハンターとなって黒い魔女=悪い魔女と戦うという発想はとても面白いと思いました。魔女は全員悪いと決めてかかっていた兄妹ですが実はグレーテル自身が魔女だったというオチはなかなかいいですね。それからヘンゼルが時々注射を打っているのですが、その理由が昔魔女にお菓子を大量に食べさせられたため糖尿病になっていたからというのが妙にリアルで笑ってしまいます。
魔女がかぶり物のような顔でハロウィーンの仮装みたいだったのがちょっと残念でした。さらに魔女たちがびっくりする位華麗なアクションを見せてくれるので全く怖くない、魔法が全然出てこない、中途半端なグロといったところが気になりました。でもけっこう楽しかったです。
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