映画『ハード・ラッシュ』の概要:かつて、クリスは運び屋として活躍していた。現在は足を洗い、平穏な生活を送っていた。ある日、義弟のアンディがコカインの密輸中にミスを犯し、依頼主に目をつけられる。クリスはアンディを助けるため、再び運び屋の仕事に戻ることになった。
映画『ハード・ラッシュ』の作品情報
上映時間:109分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:バルタザール・コルマウクル
キャスト:マーク・ウォールバーグ、ケイト・ベッキンセイル、ジョヴァンニ・リビシ、ベン・フォスター etc
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映画『ハード・ラッシュ』の登場人物(キャスト)
- クリス・ファラデイ(マーク・ウォールバーグ)
- 元凄腕の運び屋。現在は警報装置の施工業者として働いている。頭が切れる。妻のケイトとの間に2人の子供がいる。
- ティム・ブリッグス(ジョヴァンニ・リビシ)
- 麻薬密売グループのボス。子供がいる。アンディにコカインの密輸を依頼した。セバスチャンと通じている。
- セバスチャン・アブニー(ベン・フォスター)
- クリスの親友で、かつての運び屋仲間。贅沢な暮らしをやめられず、お金に困っている。ケイトに思いを寄せている。
- アンディ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)
- ケイトの弟。運び屋としては三流の腕前。コカインの密輸中にミスを犯し、依頼主のティムに目をつけられる。
映画『ハード・ラッシュ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハード・ラッシュ』のあらすじ【起】
クリスは妻のケイトと披露宴に出席し、友人・ダニーの結婚を祝った。かつて、クリスは凄腕の運び屋として活躍していた。だが、父の逮捕をきっかけに、足を洗って家族と平穏な日々を送っていた。現在、クリスは警報装置の施工業者として働いていた。
ケイトの弟のアンディが怪我を負い、病院に運ばれた。アンディは船でコカインを運んでいたのだが、警察に見つかりそうになり海に投げ捨てた。そのことに怒った依頼主のティム・ブリッグス一味が、アンディに報復を行ったのだ。クリスは友人のセバスチャンに、ティムの調査を依頼した。
クリスは穏便に話を収めるため、ティムに会いに行った。すると、コカインの売上金70万ドルを払うよう求められる。クリスは大金を持っていなかったため、交渉は決裂した。その後、アンディはティムにお金を支払うよう脅される。アンディは海外へ逃げることにした。
アンディが金を支払わなければ、ケイトや子供達にも危険が及ぶ可能性があった。クリスはアンディや家族を守るため、再び運び屋の世界に戻って金を稼ぐことを決める。パナマから偽札を運ぶため、セバスチャンやかつての仲間に協力を仰いだ。
映画『ハード・ラッシュ』のあらすじ【承】
クリスとアンディはパナマに向かうため、船に乗り込んだ、船長のキャンプはクリスの知り合いだったが、快く思われていなかった。キャンプはクリスに船内の掃除をするよう命じた。クリスは掃除をしながら船内の図面を手に入れたり船内を改造したり、自由に行動した。
ケイトの家にティム一味が現れ、脅しを掛けられる。不安になったケイトは、クリスに連絡を取った。そして、セバスチャンに助けを求めた。セバスチャンはケイトの元に駆けつけ、自宅に匿うことにした。
クリスは偽札を積み込む時間を稼ぐため、仲間に船の細工を頼んだ。しかし、ミスを犯し、船がコンテナ場にぶつかりそうになる。碇を下ろしたり舵を切ったりして、何とか事なきを得る。キャンプはクリスの仕業だと察しており、腹を立てた。
クリスは仲間と共に偽札を回収しに行った。しかし、用意されていたのは、一発で偽札だと分かる品物だった。時間がないせいで、本物のお札に使われている紙を用意できなかったのだ。質の良い偽札は、犯罪組織・ゴンザロの元にあった。ダニーはゴンザロと関わることを危険視するが、クリスは忠告を聞き入れなかった。
映画『ハード・ラッシュ』のあらすじ【転】
クリスはダニーとゴンザロに会いに行った。車で待っていたアンディは、麻薬を手に入れるよう密かにティムから脅しを掛けられる。クリスとダニーはゴンザロから偽札を手に入れるが、支払うためのお金がアンディと共に消えていた。クリス達は絶体絶命のピンチに陥る。一方、セバスチャンはティムと連絡を取り合っていた。実は、2人は仲間だった。
クリス達は偽札と引き換えに、装甲車の襲撃をゴンザロに指示される。クリス達は車をぶつけ、装甲車を止めた。ゴンザロ一味は積み荷を回収するが、逃げる前に警察が駆けつけてしまう。ゴンザロ一味と警察の激しい銃撃戦が起こった。クリス達はゴンザロと一緒に逃げた。だが、ゴンザロは弾が当たっており、亡くなってしまう。
船の出航間近、クリス達は偽札を回収しコンテナ場に到着する。そして、何とかキャンプにバレる前に、船に積み込むことに成功する。クリスは船に戻っていたアンディに怒りをぶつけた。しかし、子供を殺すとティムに脅されていたことを知り、怒りを収めた。
映画『ハード・ラッシュ』の結末・ラスト(ネタバレ)
クリスはセバスチャンに連絡を取り、予想外の出来事があったことを話した。そして、麻薬を海に捨てようと思っていることを伝えた。セバスチャンはクリスの言葉に内心焦りを覚える。実は、派手な暮らしをしていたセバスチャンは、支払いが滞りお金に困っていた。さらに、ケイトに思いを寄せていて、自分のものにしたいと思っていた。
セバスチャンはティムにケイトを脅すよう指示した。ティムは男を使い、ケイトを襲って麻薬を捨てないよう脅しをかけた。ケイトはセバスチャンに助けられるが、子供を乗せたまま飲酒運転をしていたことに不信感を抱く。ケイトは子供を連れて同僚の家に行き、クリスに連絡を取った。
ケイトは荷物を取りにセバスチャンの家を訪れた。セバスチャンに会うが、突然キスをされてしまう。ケイトは風呂場に逃げ込んだ。セバスチャンは無理矢理ドアを開けて連れ出そうとした。だが、ドアを開けた拍子にケイトが倒れてしまい、頭を強くぶつけてしまう。セバスチャンはケイトが亡くなったと思い、動揺した。その時、クリスから連絡が来た。クリスはケイトから話を聞き、セバスチャンとティムが通じていることに気づいたのだ。
セバスチャンはキャンプを使い、クリスが捨てる前に麻薬を回収することにした。キャンプはクリスに麻薬を渡すよう脅しをかけた。しかし、クリスが従わなかったため、警察に通報した。クリスは知恵を使い、警察の捜索から逃れることに成功する。
クリスは無事に船を降りるが、アンディを人質に取られ麻薬を渡すようティム一味に脅される。クリスはアンディを逃がした後、とある家にティム達を連れていった。そこは、キャンプの家だった。警報器を聞きつけた警察が駆けつけたとき、ティム一味は麻薬を机の上に広げていた。キャンプは彼らの仲間と間違えられ、ティム一味と共に逮捕された。
セバスチャンは工事現場のセメントを使い、ケイトの遺体を埋めようとした。そこにクリスが駆けつける。ケイトは無事に救出され、病院へと運ばれた。彼女は酷い怪我を負っていたが、生きていた。クリスは目を覚ましたケイトを見て、安堵した。一方、ダニー達はクリスが海に沈めた偽札を回収していた。
クリス達は闇取引を行い、偽札を300万ドルで売った。さらに、クリスがゴンザロの元から盗んだポロックの名画が、闇取引で2千万ドルの値がつくことが分かった。クリス達は喜び合った。
映画『ハード・ラッシュ』の感想・評価・レビュー
クリス達の中から死人が出るのではないかとヒヤヒヤさせられたが、誰も死なずにハッピーエンドで終わって良かったと思った。ただ、今一つ登場人物に魅力を感じない作品だった。クリスが運び屋として凄いのは分かったが、ワンマンプレイが目立っていたのでもう少し仲間と力を合わせてやり遂げる場面が描かれていれば良かったなと思った。悪役も身勝手な人しかおらず、お金のためにあっさり友人を裏切ったセバスチャンにはガッカリした。全体的なストーリーとしては上手く纏まっていて、悪くないのではないかと思う。(MIHOシネマ編集部)
よくある設定の話ではあるが、普通に楽しめた。主人公のクリスの能力が全体的に高いので、見ていて安心感がある。ただ、この作品ならではの特出する点があまりなく、他人には勧めにくい。見て損した気持ちになることはないと思うが、もう一度見たいと思うほど嵌まることもないと思う。ストーリーもアクションも平均的な作品。唯一おすすめな点があるとすれば、やはりマーク・ウォールバーグが主演を務めていることかもしれない。(女性 30代)
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