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映画『ハリーとトント』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ハリーとトント』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハリーとトント』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ハリーとトント』の結末までのストーリー
  • 『ハリーとトント』を見た感想・レビュー
  • 『ハリーとトント』を見た人におすすめの映画5選

映画『ハリーとトント』 作品情報

ハリーとトント

  • 製作年:1974年
  • 上映時間:111分
  • ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:ポール・マザースキー
  • キャスト:アート・カーニー、エレン・バースティン、チーフ・ダン・ジョージ、ラリー・ハグマン etc

映画『ハリーとトント』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『ハリーとトント』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ハリーとトント』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ハリーとトント』 あらすじ【起・承】

ニューヨーク、マンハッタン。72歳の老人ハリー・クームス(アート・カーニー)は、茶猫のトントと暮らしていた。ところが、市の区画整理で住んでいたアパートを追い出されてしまう。

ハリーは、トントと一緒に長男バートの家に行くが、バートの妻に気兼ねしてしまい、うまくいかない。そのため、娘シャーリーを頼ってシカゴへと向かうのだった。

ところが、猫のトントが一緒なために、飛行機に乗ることができない。バスで向かおうとするが、トントがトイレ中に逃げ出してしまい、途中でバスを降りてしまう。
仕方なく、ハリーは免許が切れていたが、中古車を買うことに。

旅の途中で、ハリーは家出中の娘ジンジャー(メラニー・メイロン)と出会う。ジンジャーに言われて、ずっと気になっていた初恋の女性ジェシー(ジェラルディン・フィツジェラルド)に会いにゆく。
彼女は、ダンサー。記憶を保つのが難しくなっていたが、2人は楽しい時間を過ごした。

ハリーと共にシカゴへやってきたジンジャーは、シャーリーに実家に戻った方がいいと言われるが、ハリーと共に旅を続けることを選んだ。ハリーも、シカゴで暮らそうという娘の申し出を断るのだった。

映画『ハリーとトント』 結末・ラスト(ネタバレ)

ハリーは、次にロサンジェルスに住む次男エディ(ラリー・ハグマン)のもとへ身を寄せようとするが、エディは離婚と倒産を経験しており生活が大変だと知った。
一緒には暮らせないが、お金を送るからと約束して別れた。

そんな旅の途中で、健康食品を売るウェイド(アーサー・ハニカット)と会い、親交を深めた。ウェイドの後に売春婦のステファニーと知り合い、ラスベガスへ。

またラスベガスに住む、インディアンの長老サム(チーフ・ダン・ジョージ)に体の不調を治してもらう。

海辺の街で暮らし始めたハリーは、ある日、愛猫トントの様子がおかしいことに気づいた。慌てて、動物病院に連れてゆくが、トントは死んでしまう。
ハリーは、この老齢の猫の死を静かに受け止めるのだった。

その後、海辺を歩いていて、愛猫トントによく似た猫を見つけた。ハリーは思わず、その猫を抱きしめた。

海辺には少女が1人いて、砂の城を作っていた。ハリーは、その様子を見つめていた。
そして、ハリーも少女の隣りに座り、砂に触れるのだった。

映画『ハリーとトント』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ハリーとトント』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

こんな猫なら振り回されてみたい!老後の人生を紡ぐ、ちょっと素敵な旅

猫って気ままに生きているように見えて、実は小悪魔。ちゃんと計算して生きているのではないかと思います。とにかく、茶トラの猫トントがかわいい!犬のようにしつけをして、ということが出来ないので旅行には不向きだけど、連れてゆきたくなりますね。

「ハリーとトント」は、そんな猫との旅を描いたものだが、実は自分の理想の女性を猫になぞらえているのではないかと思う。だから、散歩中に猫をリードでつないでいるのは逃げないようにするためなので、すごく自然なこと。

見どころは、トントが逃げ出してしまい、シカゴ行きのバスを途中下車するシーン。
猫が思い通りにならないのは分かっているのにその後、中古車を買うハメになってしまう。

だけど、もしトントがいなかったら?ハリーは、素直に娘の家にお世話になったかもしれない。そして、猫のせいにすれば自由に生きてゆけるではないか。

老人ハリーを演じる、アート・カーニーの表情がいい。老人だって、誰にも頼らずに生きてゆけるんだ!という元気な力を感じます。今から40年ほど前の作品なのに、現代の老人を取り巻く状況は変わっていない。

むしろ、若さや時間を持て余している老人も多いかもしれない。
そんな老人と猫好きにこそ、観てもらいたい。

猫好き必見の映画ベスト3

こわもて男の隣には、猫。という構図がよく見られます。猫好きなら、1度は観ておきたい映画を紹介します。
まず、宿敵プロフェルドが猫を抱くシーンが印象的な「007は二度死ぬ」(67)。日本が舞台で、日本人ボンドガールが2人もいる!不思議な作品です。

次におすすめなのは、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(13)。
コーエン兄弟が、売れないミュージシャンの不運な1週間を描いたコメディ。60年代のフォーク・ソングが好きな人にもおすすめ。“ユリシーズ”という名の預かり猫に翻弄される主人公の歌に泣けます!

最後にイッセー尾形が主演した、「先生と迷い猫」(15)。
堅物な元校長先生と、地域猫ミイが織り成す、心の交流を描いた作品です。

地域猫ミイを演じる、ドロップちゃんの可愛さに癒されますよ。やっぱり、誰かに頼りにされるっていいなぁ。猫といると、自然に人は笑えるのかもしれない。


年寄りのお爺ちゃんと、一匹の猫が旅をする心温まるロードムービーです。とにかくこのコンビが両方無理してないキャラクターになっていて、ザ・お爺ちゃん&ザ・猫なんです。お互いが互いを大好きっていう態度ではなくて、自由に楽に振舞っているのだけれど、一緒じゃないと物足りないなぁという距離感なんです。なので絆がより強く感じられて、そして別れが本当に切ない。トントの前で明るく歌って見せたハリーの場面は大号泣でしたよ。(男性 20代)


立ち退きを迫られた老人ハリーが、愛猫トントと共に旅に出るというシンプルな物語だが、その道中で出会う人々との交流が実に味わい深い。子どもたちを訪ねるも、どこか噛み合わない距離感が切ない。トントがいなくなり必死に探す場面では、孤独の重みが胸に迫った。最終的に新しい土地で穏やかな日常を見つける結末に、小さな希望を感じた。(30代 男性)


高齢になってからの旅立ちという設定が印象的。家を失うという喪失から始まるが、ハリーはどこか飄々としている。息子や娘の生活に完全には馴染めない姿がリアルで、老いの孤独を静かに描いている。トントとの絆が心の支えになっているのが伝わり、最後に新天地で落ち着く姿に温かな余韻が残った。(40代 女性)


ロードムービーとしても秀逸だが、老いと再出発を描いた人間ドラマとして深い。道中でヒッチハイカーの少女と心を通わせる場面が印象に残る。トントを失いかけたときのハリーの表情に、彼の孤独と愛情が凝縮されていた。派手な展開はないが、人生の終盤にも冒険があると教えてくれる作品。(50代 男性)


都会から旅立ち、アメリカを横断する中で見えてくるのは、家族との微妙な距離と自分の居場所探し。子どもたちのもとに身を寄せても、どこか気詰まりな空気が漂うのが切ない。トントと語りかける姿が微笑ましく、猫が単なるペット以上の存在だと感じた。最後の穏やかな決断が心に沁みる。(20代 女性)


若い頃には分からなかったであろう老いの現実を、ユーモアを交えて描く名作。ハリーが頑固でありながらも柔らかさを失わない人物として描かれているのが魅力的だ。トントを抱えてバスや車を乗り継ぐ姿に、人生を背負う重みを見た。静かなラストが心地よい余韻を残す。(60代 男性)


家を追われるという出来事が、結果的に新しい出会いを生む展開が印象的。途中で出会う人々がそれぞれ短いながらも存在感を放つ。トントを必死で探すシーンは胸が締め付けられた。最後、穏やかに新生活を始める姿は、年齢に関係なく再出発は可能だと示している。(30代 女性)


派手さはないが、人生の機微を丁寧に描いた作品。息子の家で感じる居心地の悪さや、娘との会話ににじむ遠慮がリアルだ。トントがいなくなったときの焦燥感は、家族以上の存在であることを示していた。最終的に自分の居場所を見つけるハリーの姿が希望を感じさせる。(40代 男性)


老境に差しかかった主人公が、猫とともに旅する姿が愛おしい。道中の何気ない会話や景色が、人生の終盤の穏やかさと重なる。子どもたちとの距離感が生々しく、決して美化されていないのが良い。トントとの関係性が物語を温かく包み込み、観終わった後に優しい気持ちになれた。(50代 女性)


人生の晩年における自由を描いたロードムービー。家族に頼りきらず、自分の足で旅を続ける姿が印象的だった。トントがそばにいることで孤独が和らぐ様子が伝わる。最後に新しい土地で穏やかに暮らす姿は、大きなドラマはなくとも人生は続いていくというメッセージに感じた。(20代 男性)

映画『ハリーとトント』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハリーとトント』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ストレイト・ストーリー

この映画を一言で表すと?

時速わずかの旅が、人生を見つめ直す奇跡になる物語。

どんな話?

高齢の男性アルヴィンが、疎遠になっていた兄に会うため、時速の遅い芝刈り機に乗って数百キロの旅に出る。道中で出会う人々との交流や風景が、彼の過去や家族への思いを浮かび上がらせていく。静かで温かなロードムービー。

ここがおすすめ!

老境に差しかかった主人公の再出発というテーマが『ハリーとトント』と響き合う。派手な事件はなくとも、道のりそのものが人生の象徴として胸に沁みる。穏やかな感動を味わいたい人に最適。

ラッキー

この映画を一言で表すと?

孤独な老人の日常に宿る、小さな哲学とユーモア。

どんな話?

90歳の一人暮らしの男ラッキーは、毎日同じ時間に起き、同じ店でコーヒーを飲む。ある出来事をきっかけに、自らの死や孤独と向き合うことになる。周囲の人々との何気ない会話が、人生の意味を静かに問いかける。

ここがおすすめ!

老いと向き合う姿をユーモラスに描く点が魅力。猫との絆を軸にした『ハリーとトント』と同様、孤独の中にも温もりを見出す視線が心に残る。静かな余韻を求める人におすすめ。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

この映画を一言で表すと?

父と息子の不器用な旅が紡ぐ、再生の物語。

どんな話?

高齢の父が賞金当選を信じ込み、息子と共にネブラスカへ向かう。道中で親子の確執や過去が浮き彫りになり、互いの距離が少しずつ縮まっていく。モノクロ映像で描かれる、味わい深いロードムービー。

ここがおすすめ!

家族との微妙な距離感や、年老いた親の姿を描く視点が『ハリーとトント』と重なる。ユーモアと哀愁が同居し、観終わった後に優しい気持ちになれる。親子の物語を味わいたい人に。

グラン・トリノ

この映画を一言で表すと?

孤独な老人が見つけた、最後の誇りと絆。

どんな話?

偏屈な退役軍人ウォルトは、隣人の少年と出会ったことをきっかけに少しずつ心を開いていく。過去の罪悪感や孤独を抱えながらも、彼はある決断を下す。世代や文化を越えた交流を描く人間ドラマ。

ここがおすすめ!

老いた主人公が新たな関係性の中で変化していく姿が印象的。孤独と向き合いながらも他者とつながる物語は、『ハリーとトント』の旅路と通じる。重厚なドラマを求める人におすすめ。

バグダッド・カフェ

この映画を一言で表すと?

砂漠の片隅で生まれる、静かな奇跡の出会い。

どんな話?

アメリカの砂漠にある寂れたモーテル兼カフェに、ドイツ人女性が迷い込む。文化も言葉も違う人々との交流を通じて、停滞していた場所に少しずつ変化が訪れる。ゆったりとした時間が流れるヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

孤独な人物同士が出会い、少しずつ心を通わせる過程が温かい。『ハリーとトント』のように派手さはないが、静かな希望が胸に残る。優しい気持ちになれる作品を探している人にぴったり。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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