映画『ハットしてキャット』の概要:コンラッドはいたずらっ子で、母親の言いつけをいつも無視していた。妹のサリーは真面目で融通が利かず、友達ともうまくいっていなかった。ある日、兄妹で留守番をしていると、不思議なしゃべる猫が現れる。
映画『ハットしてキャット』の作品情報
上映時間:82分
ジャンル:コメディ、アドベンチャー
監督:ボー・ウェルチ
キャスト:マイク・マイヤーズ、アレック・ボールドウィン、ダコタ・ファニング、スペンサー・ブレスリン etc
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映画『ハットしてキャット』の登場人物(キャスト)
- キャット(マイク・マイヤーズ)
- 大きな猫の姿をしている。2本足で立ち、話すこともできる。魔法の帽子を被っている。楽しいことが大好き。
- サリー(ダコタ・ファニング)
- 真面目で几帳面な性格。融通が利かないため、友達ともなかなかうまくいかない。
- コンラッド(スペンサー・ブレスリン)
- サリーの兄。いたずらっ子で、母親の言うことを聞かない。いつも母の言いつけの真逆のことをしてしまう。
- ラリー・クイン(アレック・ボールドウィン)
- コンラッド達の母親であるジョーンと付き合っている。ジョーンの前では働き者の紳士を装っているが、本当は怠惰でめんどくさがり。部屋も汚く、金の管理も適当。本性を知るコンラッドを追い出そうと画策する。
映画『ハットしてキャット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハットしてキャット』のあらすじ【起】
ジョーン・ウォルデンはハンバーフルーブ社長が経営する不動産会社で働いていた。ハンバーフルーブ社長は極度の潔癖症だった。手の消毒剤を腰に挿して持ち歩き、社員達には手洗いを徹底させていた。家の中が散らかっていたらクビになってしまうため、ジョーンは子供達に清潔に保つよう言い聞かせなければならなかった。
真面目なサリーに対して、兄のコンラッドは悪戯ばかりして母のジョーンを困らせていた。ジョーンはコンラッドを叱り、彼が滅茶苦茶にした家の中を片付けた。そこに、ジョーンの恋人のラリー・クインが訪ねてくる。ラリーは問題児更生の士官学校であるウィルヘルム・アカデミーに、コンラッドを入学させることを勧めた。しかし、ジョーンは士官学校にコンラッドを入学させる気はなかった。
ラリーはジョーンやサリーの前で優しい男性の振りをしていたが、実は口の悪いインチキ男だった。そのことを知っているのはコンラッドだけだった。ラリーは邪魔な存在であるコンラッドを追い出すため、学校に入学させようとしていた。
ジョーンは社長に呼ばれ、会社に戻らなければいけなくなる。ベビーシッターのミセス・クアンに子守を任せ、コンラッド達に大人しくしているよう命じた。コンラッドが拗ねて酷い言葉を投げかけてきたため、ジョーンも思わず言い返してしまう。
映画『ハットしてキャット』のあらすじ【承】
クアンがテレビを見ながら眠った後、2階の部屋から物音が聞こえてきた。コンラッドとサリーは様子を見に行き、2本足で立ちしゃべる猫のキャットに出会う。コンラッド達は悲鳴を上げながら家の中を逃げ回った。しかし、キャットはすぐにコンラッド達の前に現れた。
キャットは眠るクアンの服にハンガーをつけ、そのままクローゼットにしまった。そして、コンラッド達を楽しませるため、歌を歌って芸を見せた。コンラッド達が飼っている金魚が話し出し家を滅茶苦茶にしているキャットを追い出すよう諭すが、コンラッド達はすっかり楽しいキャットに懐いていた。キャットは家にいる代わりに、契約書のサインを求めた。サリーは嫌な予感がしながらもサインをした。
コンラッド達は母からリビングに立ち入らないよう言われていた。しかし、キャットはそんなことなど気にせず、リビングに入って飛びやすいようソファを改造した。キャットがソファで楽しそうに飛び跳ねていたため、コンラッド達も参加した。その姿をラリーに見られてしまう。キャットは天井にくっついて隠れた。サリーは言い訳しようとするが、ラリーにいい子ぶるなと叱られる。サリーは優しかったラリーの変貌に驚いた。ラリーは勝手に食材を漁りくつろごうとするが、猫の気配を感じて帰っていった。ラリーは猫アレルギーだった。
映画『ハットしてキャット』のあらすじ【転】
キャットが作ったカップケーキが爆発し、部屋の中が汚れてしまう。サリーはキャットに掃除するよう指示した。すると、キャットはクローゼットの中からジョーンのドレスを取り出し掃除を始めた。そのドレスはジョーンが今夜着る予定のものだった。サリー達はキャットを止めた。
キャットはドレスを綺麗にするため、「異次元トランスポーター」の箱から仲間のモノ1号とモノ2号を呼び寄せた。その箱はキャットの世界とコンラッド達がいる世界を繋ぐドアの役割を担っていた。コンラッドは箱に興味を抱くが、キャットから触らないよう命じられる。キャットは動く南京錠を使い、箱を封じた。
モノ1号達はドレスを振り回し汚れを取るが、その汚れが今度はソファに移ってしまう。次にモノ1号達はソファを叩いたため、汚れが部屋中に散らばった。綺麗に片付くどころではなく、どんどん荒らされていった。サリー達は必死に止めようとするが、モノ1号達は止まらなかった。騒動の中、コンラッドは南京錠の鍵を開けた。鍵は動き、犬のネヴィンズの首輪に嵌った。
モノ1号達はネヴィンズを使って遊び出した。モノ1号達は逆の言うことしか聞かないとキャットに教えられ、サリーは犬を放さないよう命令した。モノ1号はネヴィンズを手放した。だが、そのままネヴィンズは窓の外へと飛び出して行ってしまう。
「異次元トランスポーター」の箱から何かが漏れ出していた。キャットは今すぐにロックをかけなければ、パニックの大王が現れることをサリー達に教えた。サリー達は南京錠をつけたネヴィンズを探しに行かなければならなくなる。一方、生活に困窮しているラリーは、家から逃げたネヴィンズを見かけ捕まえることにした。
映画『ハットしてキャット』の結末・ラスト(ネタバレ)
サリーはネヴィンズを探している途中で、友達の家でパーティーが開かれていることに気づく。それは誕生日パーティーで、サリー以外の友達が集まっていた。サリーは呼ばれていなかったため、ショックを受ける。
ラリーがネヴィンズを捕まえてしまう。コンラッド達はキャットの車を使い、後を追いかけた。ラリーが車を止めたのは、ジョーンが勤務する不動産会社だった。ネヴィンズをジョーンに渡し、母親の言いつけを守らなかったという理由でコンラッドを追い出そうとしているのだ。コンラッド達はキャットを使い、コンラッドからネヴィンズを取り戻した。
ラリーから逃げている途中で、キャットの魔法の帽子が普通の帽子と入れ替わってしまう。その間に、ラリーはジョーンに事情を説明し、家に連れていこうとしていた。コンラッド達は成す術なく途方に暮れた。その時、モノ1号達の存在を思い出す。コンラッドは「モノ1号達よ助けに来るな」と叫んだ。すると、モノ1号達は車に乗って現れた。コンラッド達は車に乗って帰り、モノ1号達は警察に扮してジョーンの足止めを行った。それに気づいたラリーは白バイを奪い、コンラッド達の後を追いかけた。
コンラッド達は家に到着するが、ラリーに捕まってしまう。ラリーはコンラッド達を連れて家の中に入るが、キャットに驚いて奈落の底へと落ちてしまう。何と、箱から現れたパニックの大王によって、家の中に異空間が広がっていたのだ。コンラッド達は眠るクアンに乗って異空間を回り、箱を見つける。コンラッドは箱を閉じるが、家の中は滅茶苦茶だった。
キャットの帽子が普通の帽子と入れ替わったのは嘘だった。コンラッドが箱を開けたのも家が滅茶苦茶になったのも、キャットにとっては想定内のことだった。キャットは楽しみたいと言ったコンラッド達の願いを叶えたに過ぎなかった。コンラッド達はやり過ぎだとキャットを叱り、家から追い出した。
コンラッドとサリーは自分が悪かったことを自覚しており、2人で母親に怒られることにした。だが、そこにキャットが帰ってくる。キャットはモノ1号達や不思議な機械を使い、家の中を修理して綺麗にした。コンラッド達は楽しませてくれたキャットに感謝した。そこに、ジョーンが帰ってくる。さらに、ドロドロに汚れたラリーがやってくる。ラリーはコンラッド達にやられたことを訴えるが、ジョーンはコンラッド達の味方をしてラリーを追い出した。
ジョーンの家でジョーン・ウォルデン主催のパーティーが開催された。ジョーンは綺麗な家の中に満足していた。
映画『ハットしてキャット』の感想・評価・レビュー
建物や衣装など、カラフルでとにかく可愛い作品だった。2本足で立ってしゃべるキャットの顔も最初は驚くが、慣れてくると可愛く感じた。ドタバタなコメディ作品だが、いたずらっ子のコンラッドと真面目すぎるサリーの心の成長がきちんと描かれており、おもしろいストーリーだと思った。親子で一緒に見ても楽しめる作品だと思う。幼き日のダコタ・ファニングも出演しているのだが、やはり演技が上手いなと思った。(MIHOシネマ編集部)
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