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映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0073795

製作年 2019年
上映時間 104分
ジャンル ドラマ
監督 小林聖太郎
キャスト 倍賞千恵子
藤竜也
市川実日子
佐藤流司
製作国 日本

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』の登場人物(キャスト)

武井有喜子(現在:倍賞千恵子/若い時:優希美青)
子供が独立して夫と二人暮らしの主婦。韓流ドラマを見るのが趣味。黒猫のチビを溺愛している。
武井勝(現在:藤竜也/若い時:濱田和馬)
定年後、時々会社に行く以外は将棋道場に通っている。無口で家のことは何もしない昭和の男。
武井菜穂子(市川実日子)
有喜子と勝の末の娘。一人暮らし。結婚間際に破談になった過去を持つ。
ヨンギ/笹原(佐藤流司)
有喜子が好きな韓流スター。ペット探偵のスタッフ。チビを探す有喜子の心の支え。
山崎(小林且弥)
小説家を目指して退職したが、フラフラしているところ将棋道場に通うようになった。
志津子(現在:星由里子/若い時:吉川友)
有喜子の若い時の同僚。勝に恋していた。華やかで明るい性格。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のあらすじ【起】

主婦の有喜子は黒猫・チビを抱き上げて、一緒にテレビを見る。韓流恋愛ドラマだ。有喜子は「君だけを思ってきたんだ」と覚えているセリフを口ずさむ。そして膝に抱いたチビにドラマの感想を話す。

買い物に出かけた有喜子は、街の将棋道場にいる夫・勝に手を振るが無視される。家事と夫の世話は完璧だ。だが、勝は話しかけても無反応。チビだけが有喜子の話し相手だった。

末娘の菜穂子がやってきて、縁側で有喜子と近況を話し合う。有喜子は「別れようかと思う」と漏らす。

孤独な夜、有喜子は若い頃を思い出した。ミルクスタンドで売り子をしていた有喜子は、客の勝に好感を持っていたが、勝は同僚の志津子から品物を買うのだった。

その夜、チビが家を出ていった。

毎日チビを探し回る有喜子に「そのうち帰ってくる」と勝はそっけない。菜穂子に相談するとペット探偵を手配してくれた。担当の笹原は韓流ドラマのヨンギにそっくりだった。チビを一緒に探しながらも心が浮き立つ有喜子。笹原はチビを捕まえるケージを設置した。

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映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のあらすじ【承】

勝は電車に乗り、カフェに入る。そこには志津子が待っていた。

有喜子はケージに入ったよその猫を出そうとして怪我をした。ペット探偵の費用にも不満がある勝は「チビは死に場所を探していなくなった」と言い捨てた。

翌日、笹原に意見を求めると「野生の動物は弱っていると身を隠して回復を待つ。時にはそのまま死ぬことがあるだけ」と答えた。ほっとした有喜子は足元がよろけて笹原に抱き止められた。その場面を菜穂子が目撃していた。菜穂子は将棋道場を訪ね、勝の様子を探ろうとするが、勝は初心者の山崎を相手に楽しそうに将棋を打っていた。

菜穂子は、兄と姉を実家に呼んで、両親の不仲を相談する。勝に恋愛結婚なのかと問うと「見合いだよ」とぶっきらぼうに答えられた。結局肝心な話はできないまま子供たちは実家を出た。菜穂子はその帰り道で山崎に会い、チビのチラシを将棋道場に貼ってくれるように頼む。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のあらすじ【転】

片付けをしていた有喜子は、勝の机からマッチを見つけた。そして怒りに震えながらマッチを握りつぶした。

若い有喜子の回想場面。ミルクスタンドに通ってくる勝に話しかけられない。そんなある日、叔母の持ってきた見合い写真を見て、有喜子は驚いた。それは勝だった。

時は現代に戻る。有喜子は以前に勝と志津子が密会しているところを目撃していた。その時、志津子がマッチを渡すのも。

ある日、勝はいつもの駅を出た陸協で道が分からなくなり混乱してしまう。警官に助けられて帰宅したが、その事実に大きなショックを受けた。そんな折に有喜子がチビのフードを用意しているのを見て、「チビは死んだ。無様なところを見せたくないんだ。」と怒鳴ってフードを叩きつけた。

傷ついた有喜子は雨の中、チビを探してさまよう。そのまま菜穂子の部屋に行き「帰りたくない。うちに帰ってもひとりぼっちだ」と悲しげに語った。

勝は志津子と会って、駅の陸橋で道が分からなくなった経験を話した。志津子に「奥様に話すべき。いいことも悪いことも聞きたいはず」と笑われる。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』の結末・ラスト(ネタバレ)

帰宅した勝に有喜子は「離婚してください」と切り出した。驚きで固まる勝。有喜子はチビの目撃情報が入って出かけた。有喜子が帰宅すると縁側の窓が薄く開けられていて、チビのフードが山盛りに置いてあった。

夜になって、勝は「何が不満なんだ?」と問う。有喜子は「志津子さんと会っていることを知っている」と答えた。見合い結婚だから私のことを好きではないと勝を責めた。勝は初恋の相手なのだと。

勝は語り始めた。「初めて好きになった人がいた。相手にされないと諦めた。見合いに行ったらその人が待っていた。お前が好きすぎてどうしたらいいか分からん。」有喜子は喜びのあまり泣き出した。勝は照れ隠しにチビのために窓を開けに行った。

翌日、チビが縁側から入ってきた。手を繋いだままうたた寝をしていた有喜子を勝は起こした。

菜穂子は将棋道場にチビのチラシを剥がしに行った。山崎に菜穂子のことを小説に書いていいかと問われ「将棋で勝ったら」と菜穂子は微笑んだ。

有喜子と勝は仲良く、林を歩いている。「お前に話したいことがあるんだ」勝ははっきりと言った。

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』の感想・評価・レビュー

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映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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