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映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』の概要:パトリシアは人工授精で子供を授かり、生まれた子供にヘンリーと名付けた。ヘンリーはとても愛しく、父のスタンと共に可愛がった。だが、ヘンリーは普通の子供とは違い、生後9か月で言葉を話す超天才児だった。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』の作品情報

ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー

製作年:2011年
上映時間:95分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:デニス・リー
キャスト:マイケル・シーン、トニ・コレット、ジェイソン・スペヴァック、サマンサ・ワインスタイン etc

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映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』の登場人物(キャスト)

ヘンリー・ジェームズ・ハーマン(ジェイソン・スペヴァック)
10歳。一度見たことは忘れないほど記憶力が良い。IQ310ある。高い学力のせいで幼稚園や小学校から受け入れられず、孤独感を味わう。
パトリシア・ハーマン(幼少期:ハナー・ブリグデン / 大人:トニ・コレット)
ヘンリーの母親。幼少期に母が亡くなったのをきっかけに、次々と兄弟を亡くしてしまう。長男のビリーは18歳になった際に、幼い自分と父を家に残し出て行ってしまう。
スラヴキン・オハラ博士(マイケル・シーン)
大学の教授。10年ほど前に精巣がんを患っている。担当医に妻を奪われてしまい、娘のオードリーが担当医と元妻の子供ではないかという疑いを持っている。
オードリー・オハラ(サマンサ・ワインスタイン)
12歳。スラヴキンの娘。スラヴキンが出版した本のせいで、レズビアンだと馬鹿にされ学校で苛めに遭う。乱暴な態度を取っているが、本当は心優しい女の子。
スタン・ハーマン(フランク・ムーア)
ヘンリーの祖父。自分で家事もできず、パトリシアに頼りっきりの生活を送っていた。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のあらすじ【起】

ヘンリーの母のパトリシアは、予定外の妊娠で生まれた兄弟の中で唯一の女の子だった。パトリシアの兄弟は上から順に、ビリー、双子のティムとトム、そしてジミーとなっていた。それから2人の男の子が死産したため、パトリシアは兄達と年が離れていた。

パトリシアは幸せな人生を送っていたが、10歳の誕生日に不幸な出来事が起こった。誕生日ケーキのろうそくの火が母の服に燃え移ってしまい、父のスタンが火を消そうとして、誤ってお酒を掛けてしまったのだ。パトリシアの母はそのまま火に包まれ死亡した。だが、これは不幸の始まりに過ぎなかった。ティムとトムが車に乗っているとき、ふざけて銃を取り出したのだが、暴発して運転していた方に弾が当たってしまったのだ。助手席に座っていた方も、車を止めることができず、建物にぶつかって亡くなった。そして、ジミーはエイズに罹って亡くなった。ビリーは父の面倒を見るのが嫌で、18歳の誕生日に家を出て行った。パトリシアは父と共に家に残った。

大人になったパトリシアは、女性解放運動を積極的に行うようになった。だがある日、迷子になった子供とその子を抱きしめる母親の姿を見て、幼い日の自分と母親の姿を思い出す。1998年、パトリシアは男の子(ヘンリー)を出産した。

生後9か月でヘンリーは言葉を話した。パトリシアは普通に育てたかったため、そのことを誰にも言わないよう父に頼むが、スタンはあっさりと仲間達に話してしまう。そして、ヘンリーの顔写真が雑誌に掲載された。それに怒ったパトリシアは父の面倒を見ることにウンザリし、ケアセンターに預けることにした。スタンはショックを受けるが、グラマラスな看護婦がいることを知り、意気揚々と去って行った。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のあらすじ【承】

ヘンリーは記憶力がとても良く学力が高かったため、周りから疎外されていた。孤独を感じているとき、自分の父親がどんな人なのか気になるようになった。そんな時、10歳の誕生日プレゼントに、祖父からライターをプレゼントされる。ヘンリーはそのライターを包んでいる新聞に、“しゃべる赤ちゃん”についての記事が掲載されていることに気づく。ヘンリーはスタンに会いに行き、詳しい話を聞くことにした。スタンはヘンリーに、真実を教えた。それは、人工授精によってヘンリーが誕生したということだった。そして、スタンはヘンリーに腹違いの姉がいることを教えた。

オードリーは父のスラヴキン・オハラ博士が“同性愛は先天性か後天性か”という本を出版したため、学校でレズビアンだと馬鹿にされ苛められていた。そのため、父に対して激しい怒りを抱いていた。スラヴキンは娘との関係を悪化させた本を本屋からなくそうと、回収に乗り出した。その時、その本を全て読んで暗記したという10歳の少年に出会う。スラヴキンはその少年、ヘンリーに興味を持ち、本の処分を手伝ってもらうことにした。

ヘンリーはなぜ精子を提供したのかスラヴキンに尋ねた。本に精子提供のことが書かれていたのだ。スラヴキンは精巣がんを患い、医師に勧められるまま精子提供に同意したことを話した。そして、話の流れで、その担当医に妻を奪われたことも打ち明けた。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』のあらすじ【転】

ヘンリーは小学校を退学になったため、大学に行きたいと母に訴えた。パトリシアは息子の思いを尊重し、入学試験を受けさせた。通常、子供の入学は認められていなかったが、ヘンリーの学力が高かったことから入学が認められた。学費は無料、給付金が年間1万2000ドル出ることになった。だが、パトリシアは学長と交渉し、給付金を7万5000ドルまで引き上げた。しかし、ヘンリーは給付金などいらず、学校に通えればそれでよかった。そのことで母と口論になってしまう。パトリシアは“あなたの頭脳は私から生まれた”と叫ぶが、ヘンリーがそれを否定した。そして、偶然現れたスラヴキンを自分の父親だと紹介した。パトリシアはその事実を受け止めきれず、気絶してしまう。

スラヴキンは娘の反応を恐れながら、ヘンリーとパトリシアを連れて学校に向かった。父の姿を見たオードリーは悲鳴を上げて拒絶した。だが、ヘンリーは姉に会えたのが嬉しく、近寄って話をしようとした。その時、オードリーは同級生にレズビアンと陰口を囁かれたため、話を聞く前にヘンリーにキスしてしまう。オードリーは後からヘンリーが弟だと知り、思わず車の中で吐いてしまう。

スラヴキン親子とパトリシア親子の会食は最悪なものだった。そんな中、スラヴキンがオードリーと血が繋がっていない可能性があることを話してしまう。ずっと、元担当医がオードリーの父親ではないかと疑いを持っていたのだ。スラヴキン達は疑問を解決するため、DNA検査をすることにした。

映画『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

オードリーは陰口を言い続けてきた同級生を殴り返した。先生もその生徒には手を焼いていたため、止めることはしなかった。その時、オードリーは窓からヘンリーの姿が見えたため、嘘を吐いて授業を抜け出した。2人は言い合いながらも、気晴らしに一緒に出かけることにした。

パトリシアはスラヴキンに誘われ、大学内のスラヴキンの部屋に足を踏み入れた。壁一面付箋が張られており、考えたことを忘れないようにしていた。パトリシアはその中の一つに、“被験者のIQは310”と書かれたものを発見する。その被験者とはヘンリーのことで、パトリシアの許可を取らずにスラヴキンは本を書こうとしていた。パトリシアは激しく怒り、スラヴキンを非難した。

オードリー達は遊園地に行き、乗り物に乗って仲良く遊んだ。オードリーは辛辣な言葉で相手を傷つけるが、自分よりも小さな子供に景品をあげる優しい心の持ち主だった。ヘンリーはオードリーをスタンに紹介しようと思いケアセンターに向かうが、スタンはどこにもいなかった。スタンは亡くなっていた。ヘンリーがスタンの死を受け入れられずにいると、母が現れ強く抱きしめられる。その姿を見たオードリーは自分も悲しくなり、父に抱き付いた。スラヴキンは戸惑いながらも、娘をぎこちなく抱きしめた。

スラヴキンはヘンリーのことを本に書かないと学長に伝えた。だが、学長はその訴えを認めなかった。スラヴキンの希望で膨大な金を掛け、ヘンリーを在籍させていたのだ。だが、スラヴキンは父としてヘンリーに対して責任があることを自覚し、本の出版を拒否した。

ヘンリーがスラヴキンの部屋に張ってある付箋を見てしまう。自分のことを被験者と書いていることを知り、強いショックを受けていた。スラヴキンは読んだことを忘れるように伝えるが、ヘンリーは一度見た物を忘れることができなかった。ヘンリーは鑑定書を渡し、肩を落としながら部屋を出て行った。その鑑定書には“親子である確率99.99%”と書かれていた。スラヴキンは部屋の窓を開け、付箋を風で吹き飛ばした。ヘンリーはその光景を外から見て、微笑んだ。

スタンの葬儀のために、ビリーが家に帰って来た。パトリシアは無言でビリーの頬を殴った。ヘンリーはスタンから貰ったライターを渡すが、ビリーは受け取らなかった。そして、持っておくよう伝えた。ビリーはパトリシアに心からの謝罪を伝えた。パトリシアはビリーのことを憎々しく思いながらも、涙ながらに謝罪を受け入れ抱きしめた。

オードリーの父親はスラヴキンだった。オードリーは初めてヘンリーのことを弟だと認めた。そして、時が戻せるなら本を出版しないと言う父の言葉を聞き、仲直りをすることにした。オードリーは未来をより良くするために、信託資金を3つの団体に寄付することを決めた。それは、“全米女性機構”“環境防衛基金”“全米ゲイ&レズビアン タスクフォース”だった。大人になったオードリーはレズビアンであることを公表し、LGBTの活動をサポートした。

オードリーの誕生日にヘンリー達は皆で集まった。パトリシアはろうそくに火を点けることに挑戦するが、手が震えて点けられなかった。すると、スラヴキンがサポートしてくれた。無事に点け終わると、皆顔を見合わせて微笑み合った。

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