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映画『ハイジャック・ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ハイジャック・ゲーム』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハイジャック・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ハイジャック・ゲーム』の結末までのストーリー
  • 『ハイジャック・ゲーム』を見た感想・レビュー
  • 『ハイジャック・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

映画『ハイジャック・ゲーム』の作品情報

ハイジャック・ゲーム

製作年:2017年
上映時間:85分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:アレックス・マーキン
キャスト:デニース・リチャーズ、ドルフ・ラングレン、グリア・グラマー、カーク・バーカー etc

映画『ハイジャック・ゲーム』の登場人物(キャスト)

グレッチェン・ブレア(デニース・リチャーズ)
FBI捜査官。正義感が強く、人命を第一に考える。
テリー・レノックス(カーク・バーカー)
凄腕の泥棒。7年間計画を練り、10億ドルのダイヤを盗む。しかし、仲間に裏切られたため、ダイヤを奪って逃走する。
マシュー・シャープ(ドルフ・ラングレン)
テリーのかつての仲間。ダイヤを奪い返すため、テリーを執拗に追いかける。一流の技術者。飛行機の操縦もできる。
セイディ(グリア・グラマー)
テリーの元妻。残忍で狡猾な性格。マシューの仲間。

映画『ハイジャック・ゲーム』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ハイジャック・ゲーム』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハイジャック・ゲーム』のあらすじ【起】

男が還付金を求めて、国税庁の事務所で立て籠もり事件を起こした。人質もおり、危険な状態だった。FBI捜査官のグレッチェン・ブレアは出会い系サイトを利用している女性の振りをして、犯人を誘惑して落ち着かせようとした。しかし、狙撃手が配置につき、犯人を射殺する命令が下ってしまう。グレッチェンは命令を無視してビル内に忍び込むと、狙撃手に撃たれそうになった犯人を救い逮捕した。指揮官のダンは勝手な行動をしたグレッチェンを叱り、現場から外すことを言い渡した。

グレッチェンは飛行機に乗り込むが、予約していた席に別の男性が座っていた。最初は穏やかに話して席を変わってもらおうとしたが、男が全然どけてくれないため、脅すような言葉を掛けてしまう。それを見たCAのクレアは、グレッチェンをビジネスクラスの空いている席に誘導した。

グレッチェンが座席に置いてあるアメニティグッズを見てはしゃいでいると、隣に座っていた男性に声を掛けられる。その男はテリー・レノックスと名乗った。グレッチェンはテリーに聞かれ、立て籠もり事件のことを話した。そして、左遷することになったことを愚痴った。

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映画『ハイジャック・ゲーム』のあらすじ【承】

テリーはある男(マシュー・シャープ)を見て、急に顔色を悪くした。席を立ち飛行機を降りようとするが、CAに戻るよう指示されてしまう。その間に飛行機が離陸した。退路を断たれたことを悟ったテリーは、5000万ドル払うので自分の命を守って欲しいとグレッチェンに頼んだ。グレッチェンはとりあえず話を聞くことにした。テリーはもうすぐ飛行機がハイジャックされること、元妻がCAとして飛行機内にいることを明かした。グレッチェンはただの痴話喧嘩だと思い、テリーの話が嘘だと思って席を立った。その間に、テリーは元妻のセイディとマシューに捕まってしまう。

グレッチェンはテリーがいなくなっていることと、CAが呼び出しボタンに応じないことに疑問を抱く。飛行機内の様子を確認していると、血痕が床に付着しているのが見えた。血痕の前にあった棚を確認すると、刺されたCAの遺体が入っていた。グレッチェンは客として搭乗していた航空保安官の男性(ルーク・バイヤーズ)に声を掛けた。左ポケットに拳銃が入っているのを見て、ルークの職業に気づいたのだ。グレッチェンは事情を説明し協力を求めた。ルークは実践経験が浅く酷く混乱していた。飲み物を飲んで落ち着こうとするが、グレッチェンにCAにも犯人の仲間がいるので飲むなと注意される。実は、そのグレッチェンの飲み物には、セイディが密かに毒を入れていた。

映画『ハイジャック・ゲーム』のあらすじ【転】

飛行機が突然揺れて、乗客達は悲鳴を上げて恐怖した。実は、マシューがコックピットを乗っ取り、乗客を大人しくさせるためにしたことだった。乗客達が戸惑う中、マシューの仲間の男が2人現れ荷物を探り始めた。乗客達はハイジャックされていることを知らず、何が起こっているか分からずに不安な時を過ごした。グレッチェンはテリーを探しに行くことを決め、その間にルークに犯人の仲間を捕まえるよう頼んだ。グレッチェンは飛行機内の明かりを消して探しに向かったときに、セイディの元から逃げてきたテリーと再会する。

ハイジャック犯達は明かりをつけると、テリーの行方を探した。その頃、テリーはグレッチェンと荷物置き場に行き、グレッチェンの鞄に入っている拳銃を探していた。ルークは座席から逃げることができず、犯人に見つからないように身を低くして隠れていた。

グレッチェンは捜索の手を止めると、改めてマシュー達との間に何があったのかテリーに尋ねた。始めは話すことを渋っていたテリーだったが、追及の手を緩めないグレッチェンの態度に諦めて話すことにした。テリーは凄腕の泥棒で、マシュー達はかつて共に仕事をした仲間だった。

グレッチェン達が話していると、マシューの仲間の男が2人現れる。グレッチェン達は急いで隠れた。その時、偶然グレッチェンの鞄を発見する。グレッチェンは拳銃を手に入れるが、弾倉が入っていなかった。もう一度鞄を探って弾倉を手に入れようとしたとき、男達に見つかってしまう。グレッチェンは男達と戦いながら弾倉を鞄から取り出し、引き金を引いて男達を撃ち抜いた。そして、そのままテリーに銃を向け、マシュー達が探している物を見せるよう脅した。テリーが隠していたのは10億ドルのダイヤだった。マシュー達に裏切られて腹を刺されたため、ダイヤを盗んで逃げたのだ。

映画『ハイジャック・ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

ルークは落ちていた拳銃を拾うと、セイディに銃を突きつけてコックピットに連れて行くよう脅した。しかし、セイディの指示を受けたマシューが飛行機を急降下させたため、真面に立っていられなくなる。一方、急降下のせいで、グレッチェンは荷物に挟まって身動きが取れなくなってしまう。その間に、テリーはルークを使った罠にかかり、セイディに捕まってしまう。

マシューは飛行機を着陸させた。彼らはダイヤの件がバレないようにするため、飛行機事故を偽装するつもりだった。何とか荷物の隙間から抜き出たグレッチェンは、男達がフライトレコーダーを取り換えているのを発見し危機を察する。

マシュー達は偽装の準備を整えると、飛行機をもう一度離陸させようとした。その時、銃声が聞こえてきた。グレッチェンがフライトレコーダーを取り換えた男達と戦っていたのだ。グレッチェンは隠れていたクレアに協力を求め、乗客の脱出の手助けをしてもらった。乗客達は動いている飛行機から地面に飛び降りていった。全員が脱出した後、クレアが最後に飛び降りた。グレッチェンはテリーを助けるためにその場に残った。その時、飛行機が離陸した。

グレッチェンは金に目が眩んだルークに銃を突きつけられ、邪魔されてしまう。グレッチェンは風圧の凄い飛行機の中でルークを蹴って攻撃した。その時、セイディがパラシュートを使って逃げようとしているのが見えた。グレッチェンは戦い、セイディを外へと突き落とした。そこに、拘束から逃れ、マシューを倒したテリーが現れる。テリーがパラシュートを背負っていたため、グレッチェンはダイヤが入ったアタッシュケースと共に彼に抱えられながら外へと脱出した。

マシューが目を覚ましたときには既に遅く、飛行機は山にぶつかって爆発した。グレッチェンとテリーはパラシュートが引っ掛かったため、地上に降りられない状態で抱き締め合いながらその光景を見ていた。

映画『ハイジャック・ゲーム』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ストーリーとしてはありきたりな話だと思うし、特別ここがおもしろかったというシーンはなかった。だが、ハイジャックの話で、女性が主人公というのは珍しいなと思った。
主人公のグレッチェン・ブレアは「強い女」を体現したような人物で、本当にカッコ良かった。命令を無視するところはちょっとどうなのかと疑問を抱くが、犯人の命も守ろうとするところは好感が持てた。アクションシーンも見応えはあったが、人におすすめをするほどではなかった。(女性 30代)


思っていたよりも緊迫感があって、飛行機内という密室空間ならではのサスペンスが良くできていました。最初は典型的なハイジャック物かと思いきや、登場人物がどんどん裏切っていく展開が面白くて引き込まれました。特に、主人公のグレッチェンが実はCIAの潜入捜査官だったと明かされるラストは予想外でスカッとしました。(30代 男性)


飛行機という閉鎖空間を舞台にしたアクション映画は好きですが、『ハイジャック・ゲーム』は裏切りと二重スパイの要素が絡んでいて、最後まで目が離せませんでした。グレッチェンがただの被害者ではなく、計画の一部だったという展開は鳥肌モノ。テンポも良くて観やすく、アクションもそれなりに迫力がありました。(20代 女性)


この映画は、典型的なハイジャックものとは違い、どんでん返しの連続が面白い。誰が味方で誰が敵か分からない状況が続き、最後の最後まで緊張感が続く構成は見事でした。特に、終盤でのグレッチェンの正体が明かされる瞬間は思わず「やられた」と声に出してしまうほど。スパイものが好きな人にもおすすめできます。(40代 男性)


夫にすすめられて観ましたが、思った以上に面白くてびっくりしました。主人公の女性がただ守られるだけの存在じゃなくて、むしろ物語を動かす中心人物だったのが好印象。最後の脱出劇もスリル満点でハラハラしました。細かい伏線もしっかり回収されていて、女性でも楽しめる骨太なアクション映画でした。(30代 女性)


ストーリー展開がテンプレ的かなと思って油断していたら、後半から一気に加速して驚きました。グレッチェンが実はCIAだったという展開は賛否ありそうだけど、自分は気持ちよく騙されました。狭い空間での戦い、心理戦、裏切り…全部が詰め込まれていて、B級映画の中ではかなり当たりな一本だと思います。(20代 男性)


予算の制限を感じる部分はあるけど、脚本のひねりが効いていて最後まで飽きずに観られました。主演女優の存在感が抜群で、特に中盤以降の逆転劇は見ごたえがありました。格闘シーンや銃撃戦は少なめでも、サスペンスの緊張感でしっかり楽しませてくれる良作。ひと味違うハイジャック映画を観たい人にぴったりです。(40代 女性)


飛行機内でのハイジャックという設定は王道ながらも、グレッチェンという主人公が想像以上に魅力的。最初は乗客の1人として巻き込まれたように見せかけて、実はすべて掌握していたという構成が良い。アクションというよりスパイサスペンスとして楽しめる映画で、テンポが良く、短時間で楽しめるのも高ポイント。(30代 男性)


スリルを求めて観たのですが、期待以上でした。グレッチェンの正体が明らかになるまではただの美女系主人公だと思っていたけど、見事に裏切られました。個人的には、こういうタイプの「実は裏があった」系の女性キャラが大好きなので、終盤の展開は最高でした。女が強い映画はやっぱり気持ちいいですね!(20代 女性)


ツッコミどころはあるけれど、ストーリーのスピード感とキャラクターの立ち具合で最後まで一気に観てしまいました。飛行機内という密室空間を活かした舞台設定も良く、逃げ場がない緊迫感が常に漂っています。グレッチェンの覚悟と裏の顔が明かされるラストは驚きつつも納得。エンタメとして非常に完成度が高い。(50代 男性)

映画『ハイジャック・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハイジャック・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

フライト・ゲーム(2014)

この映画を一言で表すと?

“容疑者は機内にいる”──予測不能のスカイ・サスペンス!

どんな話?

航空保安官のビルは、機内で「20分ごとに1人殺す」という脅迫メッセージを受け取る。乗客の中に犯人がいることを突き止めるが、やがて逆に自分が容疑者として追われる立場に。孤立無援の空の密室で真相に迫る。

ここがおすすめ!

飛行機内という閉鎖空間で繰り広げられる心理戦とアクションがスリル満点。『ハイジャック・ゲーム』と同様に、乗客の中に正体不明の敵が潜んでいるという構成が非常に近く、最後まで緊張感が続きます。

レッド・アイ(2005)

この映画を一言で表すと?

機内で偶然隣り合った“男”の正体は、国家を揺るがすテロリストだった!

どんな話?

深夜の便で家族に会いに行こうとしていたリサは、隣の座席に座った男から突然、要人暗殺の協力を強制される。高度1万メートルの空で繰り広げられる、緊張とサスペンスの90分!

ここがおすすめ!

舞台はほぼ飛行機の中という制限の中で、これほどスリリングに展開するのは驚き。『ハイジャック・ゲーム』と同様、女性主人公が追い詰められながらも強さを発揮していく流れが秀逸。スピーディで緊張感たっぷり!

7500(2019)

この映画を一言で表すと?

副操縦士VSハイジャッカー、操縦室の“密室”で繰り広げられる攻防戦!

どんな話?

ベルリン発パリ行きのフライトがハイジャックされる。副操縦士トビアスは操縦室に閉じこもり、外から侵入しようとするテロリストとの命を懸けた攻防を繰り広げる。リアルな緊張感に息をのむサスペンス。

ここがおすすめ!

舞台はコックピットの中だけ。最小限のセットとリアルな演出で、極限の心理戦が展開される点が見どころ。『ハイジャック・ゲーム』のような“逃げ場のない密室スリラー”が好きな方に強く推せる一作。

フライトプラン(2005)

この映画を一言で表すと?

「娘が消えた。でも誰も覚えていない」──空の迷宮ミステリー!

どんな話?

巨大旅客機で娘と旅立った母親カイル。ところが飛行中、娘が忽然と姿を消す。乗客も乗務員も「最初から娘なんていなかった」と言い出し、母親は孤立無援の中、機内の真実を探り始める。

ここがおすすめ!

誰を信じればいいのか分からない極限状況、そして母親の執念が際立つサスペンス。『ハイジャック・ゲーム』と同様、女性が“真相にたどり着くまで”の緊張感と粘り強さに注目。最後の逆転も痛快!

スネーク・フライト(2006)

この映画を一言で表すと?

空飛ぶ地獄! 数百匹の毒蛇が飛行機内で大暴れ!

どんな話?

重要証人を護衛するため飛行機に乗ったFBI捜査官。しかし、その飛行機内に、大量の毒蛇が放たれていた!パニックに陥る乗客たち、無線も操縦も制御不能。生き残りをかけたサバイバルが始まる。

ここがおすすめ!

B級ながら中毒性の高い作品。『ハイジャック・ゲーム』のような“閉じ込められた空間で起こる恐怖”を、よりパニック寄りに楽しめる一作。ツッコミどころも含めて楽しめるアクション好きにおすすめ!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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