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映画『夜明け告げるルーのうた』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『夜明け告げるルーのうた』の概要:中学生のカイは漁港の町・日無町で、父と祖父の3人で暮らしていた。特にやりたいことが見つからず、音楽をサイトにアップロードして日々を何となく過ごしていた。そんなある日、ひょんなことから人魚のルーに出会う。

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映画『夜明け告げるルーのうた』の作品情報

夜明け告げるルーのうた

製作年:2017年
上映時間:113分
ジャンル:ファンタジー、青春、アニメ
監督:湯浅政明
キャスト:谷花音、下田翔大、寿美菜子、斉藤壮馬 etc

映画『夜明け告げるルーのうた』の登場人物(キャスト)

ルー(谷花音)
人魚の女の子。母親はおらず、父親と暮らしている。言葉を理解し、拙いながらも話すことができる。噛むとその相手を人魚にすることができる。日の光に当たると燃えてしまう。
足元カイ(下田翔大)
中学生。両親が離婚し、漁港の町・日無町で父と祖父の3人で暮らすことになる。やりたいことが見つからず、憂鬱な日々を過ごす。音楽を作成してサイトにアップロードしている。
海老名遊歩(寿美菜子)
バンド「セイレーン」のメンバーで、ボーカルとベース担当。元気で明るい女の子。水産業「えびな水産」社長の娘。
国夫(斉藤壮馬)
神社の跡取り。バンド「セイレーン」のメンバーで、ギター担当。親に内緒でバンド活動をしている。遊歩のことが好き。

映画『夜明け告げるルーのうた』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『夜明け告げるルーのうた』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『夜明け告げるルーのうた』のあらすじ【起】

中学生のカイは、漁港の町・日無町に父と祖父の3人で暮らしていた。特に行きたい高校もなく、やりたいことも見つからず、ただ音楽を作成してサイトにアップロードして暇を潰していた。それを同級生の遊歩と国夫に見られ、バンドに誘われる。しかし、カイにはやる気がなかった。そんなカイの元に母からの手紙が届くが、1通も開封したことはなかった。

カイはとある1冊の本を読んだ。そこには、古来より日無湾に存在すると言われている、人魚についての詳細が書かれていた。日無の人魚は人を捕食すると言われており、人々は恐れていた。カイは遊歩達が人魚島でバンド練習することを思い出し、ついて行くことにした。

1曲バンド練習を終えた後、カイは遊歩に辛辣なダメ出しをして怒らしてしまう。遊歩が立ち去った後、どこからともなく歌声が響いてきた。カイと国夫はその素敵な歌声に感動する。結局誰が歌っていたか分からないまま、練習を終えて戻ることになった。しかし、途中で密漁をしている男達に出くわしてしまう。カイ達が戸惑う中、男達の下の海だけ急に噴水のように湧き上がって沈んだ。国夫達はその隙に逃げ出した。

カイの祖父である爺さんは、傘の制作を行っていた。昔は海に出て漁を行っていたのだが、いつしか行かなくなってしまったのだ。カイは爺さんが人魚を見たと言っていたことを思い出し、怖いから出なくなったのか尋ねた。しかし、爺さんは口を重く閉ざし、何も答えなかった。ただ、爺さんはいつもカイに、海に近づくなと口酸っぱく忠告していた。

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映画『夜明け告げるルーのうた』のあらすじ【承】

カイが海に向かって食べ物を投げると、人魚の女の子が現れる。人魚の女の子は海を動かし、部屋の中に逃げたカイを追いかけてきた。その時、偶然ポータブルコンポの音楽が再生された。人魚の女の子は音楽に反応しながら、尾ひれを人間の足に変形させた。音楽に反応して尾ひれが変化するようだった。人魚の女の子が歌おうとしたため、カイは咄嗟に口を押えた。そして、怯えながら自分を食べるのか尋ねた。人魚の女の子・ルーは首を横に振り、食べる意思がないことを伝えた。ルーは拙くはあったが、言葉を理解し話せるようだった。ルーは、カイが海に落とした携帯を渡し去って行った。カイは手を振りながら感謝をした。

夏休みを迎えた。カイは遊歩達にルーを紹介した。遊歩達は人魚であるルーに怯えていたが、カイは気にせずルーと奏でる音楽を楽しんだ。その後、遊歩達は戸惑いながらもルーの存在を受け入れ、他の人には秘密にすることを約束した。

皆が帰宅してもルーが帰ろうとしなかったため、カイはポータブルコンポで音楽を鳴らしながら一緒に街を散策した。ルーは人魚除けのウニの飾りを怖がったり、車の明かりを見てはしゃいだりした。2人はブランコに乗りながら会話をした。ルーには父親がいたが、母親は人間に捕らえられていなかった。カイはそんなルーに自分自身を重ね合わせた。カイも小さい頃に母が出て行っていなくなってしまったのだ。最後に保健所に行くと、ルーが不思議な力で海を動かし、窓を突き破って犬を回収した。そして、犬を噛んでいくと、尾ひれがついていった。犬はワン魚となった。

カイは国夫の父から人魚の詳しい話を聞いた。人魚は日に当たると燃えると言われており、禿山の頂上で人魚を燃やしてしまったという言い伝えがあった。そのとき、海水が上がり、お蔭岩と呼ばれる岩の内側までせり上がってきて人魚の遺骨を攫っていった。村の者達はお蔭様の祟りだと怯えた。

映画『夜明け告げるルーのうた』のあらすじ【転】

雨が降っている日、ルーがワン魚と共にカイの前に現れた。カイはボートに乗り込むと、ルー達に紐で引っ張ってもらった。カイはしゃぐルー達の姿を撮るが、ルー達がフラッシュに驚いてしまう。カイが謝罪しようとしたとき、足を滑らせて海に落ちた。ルーはそのまま腕を引っ張って海の奥へと連れ込んだ。カイはその時、ルーのパパが泳いでいるのを見る。

遊歩達のバンドが海で亡くなった人を弔う灯篭祭で、バンドデビューを行うことになる。カイはあまり乗り気ではなかったが、遊歩に押し切られる。しかも、国夫のアイデアで、ルーが歌を歌い遊歩が口パクすることになった。祭り当日、途中まではうまくいっていたが、テンションが上がったルーが隠れていたクーラーボックスから出て行ってしまう。しかも、音楽が途切れて、ルーが人魚であることがバレてしまう。

ルーの踊っている姿は動画で拡散され、大きな騒動となった。役場の者達はルーを使って町起こしをしようとしていた。それを爺さんが止め、人魚に関わるのは危険であることを訴えた。爺さんは幼い頃に、海女である母が人魚に食われたところを見ていた。カイはあくまでもルーの足は作り物であると話し、存在を隠そうとした。

遊歩と国夫は人魚ランド(レジャーランド)のオープン記念セレモニーに、バンドとして出ることになる。ルーも誘うと、喜んだ。しかし、カイは騒ぎになるような場に出る気はなく、1人部屋に籠もって勉強をした。そんなカイの元に、ルーのパパがやって来る。

カイはルーの様子をこっそり見に行った。すると、ライトを当てられて怯えていた。カイはルーの元に行こうとするが、警備員に止められてしまう。一方、遊歩はダンサーにぶつかって倒れてしまう。それでも鳴りやまない音楽に気が付いた。実は、プロのバンドマンが用意されていたのだ。遊歩はルーしか注目されていないことにショックを受ける。カイ達がホールから去った後、ルーは自分の傍にいるバンドマン達がカイ達じゃないことに気づいて動揺してしまい、プールの水で攻撃してしまう。

映画『夜明け告げるルーのうた』の結末・ラスト(ネタバレ)

遊歩はルーに嫉妬して、SNSに人魚に食べられると嘘の書き込みをした。そのまま、知人のところにいたのだが、書き込みを信じた大人達がルーを捕らえてしまう。遊歩の父は太陽の光を当ててルーを痛めつけようとした。ルーの危機を察したルーのパパは、日の光を浴びて体を燃やしながらルーの元に向かった。人々はあまりにも大きいルーのパパの姿に驚き、逃げ惑った。ルーのパパは自分の体で檻を包み、ルーに日光が当たらないようにした。遊歩の父はルーのパパに窯を被せるよう指示し、閉じ込めた。遊歩は父にルーを助けるよう求めるが、聞き入れては貰えなかった。

遊歩は国夫のアイデアで、町内放送を使って町の人にルーが無実であること、カイに助けて欲しいことを呼びかけた。その後、遊歩はカイと合流すると、ルーを助けに向かった。そこには、遊歩の祖父とカイの父の姿もあった。皆で協力して水門を開けて窯に水を送った。ルーのパパは復活し、ルーとカイと遊歩とワン魚を連れて脱出した。

日無町の町が浸水していた。それは、お蔭様の祟りと同じだった。ルーとルーのパパは不思議な力を使い、水で溺れている町の人達を助けた。遊歩はスピーカーを使い、人魚やその仲間達が助けてくれるので慌てないよう町の人々に呼びかけた。カイは歌を歌って疲労困憊のルー達を元気づけた。その頃、船に乗っていた爺さんは、人魚になった母を見かける。実は、海に潜ったときに服が引っ掛かってしまい、抜け出せなくなっていたところを人魚が助けたのだった。その時、人魚が母親を噛んでしまったのだ。

人々は人魚に助けられて無事だった。だが、お蔭岩がなくなってしまい、日がよく当たるようになった街から人魚達は姿を消してしまう。その後、カイは進学を決め、将来的には海に出ることを決める。人魚も探すつもりであった。

映画『夜明け告げるルーのうた』の感想・評価・レビュー

見始めはどうしてもジブリのあの作品がちらついてしまいますが、すぐに世界観に浸ることが出来ました。寧ろ、人間と人魚のドラマが深く描かれていて上書きされるくらいです。登場人物皆の成長が感じられて、とても爽やかな気持ちと感動に包まれました。絵は独特なタッチで、人物の表情と動きのミスマッチ具合が癖になってしまいます。そして突如始まる水のショータイム。水の角柱が自在に力強く動くも、色合いは淡く優しい。体験したことのない感性を味わえた作品でもあります。(男性 20代)

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