この記事では、映画『引っ越し大名！』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『引っ越し大名！』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0046773
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 120分 |
| ジャンル | 歴史 コメディ |
| 監督 | 犬童一心 |
| キャスト | 星野源 高橋一生 高畑充希 山内圭哉 |
| 製作国 | 日本 |
映画『引っ越し大名！』の登場人物（キャスト）
- 片桐春之介（星野源）
- 姫路藩書庫番。上士。人と接するのが苦手。ずっと書庫に籠っているため、「かたつむり」と呼ばれている。本が好き。心優しい人物。
- 鷹村源右衛門（高橋一生）
- 姫路藩御刀番。片桐春之介の幼馴染。明るくて憎めない性格。力には自信がある。
- 於蘭（高畑充希）
- 他界した引越し差配役・板倉重蔵の娘。前夫との間に子供がいる。ある理由から上士を嫌っている。
- 中西監物（濱田岳）
- 姫路藩勘定頭。上司である佐島竜五郎のことを良く思っていない。真面目な片桐春之介の行動に、心を動かされる。
映画『引っ越し大名！』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『引っ越し大名！』のあらすじ【起】
1682年、江戸時代初頭。徳川幕府は政治体制を揺るぎないものにするため、頻繁に国替え（大名の引っ越し）を行っていた。国替えは藩士の家族を含めた大人数が土地を移動するため、多大な労力と莫大な資金が必要だった。指示された藩は拒否することができず、苦労していた。
姫路藩主の松平直矩は、何度も国替えを行っていた。そんなある日、再び豊後の日田藩（大分県）への国替えを命じられる。さらに、減封で石高が半分以下になってしまう。資金がない中、国替えを成功させるのは至難の業だった。
国替えを担当する引越しの差配役がいたが、他界していた。そこで、書庫番の片桐春之介に任せることにした。人と話すのが苦手な春之介は嫌がるが、拒否権はなかった。国替えの知識がない春之介は、引っ越しの差配役だった板倉重蔵の娘・於蘭に助けを求めることにした。
於蘭は父の手柄を奪ったとして、上士を毛嫌いしていた。そのため、上士である春之介は、協力を拒まれてしまう。
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映画『引っ越し大名！』のあらすじ【承】
姫路藩には3千両ほどしかないが、引っ越しには最低でも2万両が必要だった。姫路藩勘定奉行の佐島竜五郎は商人から借りて返済を踏み倒せば良いと言うが、真面目で心優しい春之介は嫌がった。その姿を、姫路藩勘定頭の中西監物が見ていた。
今回の国替えは、松平直矩が江戸幕府小納戸役の柳沢吉保を怒らせたことが原因だった。一方、春之介は板倉重蔵の墓参りをし、藩に代わって手柄を奪ったことを真摯に謝罪した。その姿を、於蘭が見ていた。
引っ越しの段取りができなかった春之介は、切腹を命じられる。そこに、父が残した引っ越しの指南書を持って於蘭がやってくる。春之介の切腹は撤回となった。春之介は於蘭の助けを借りながら、引っ越しの準備に取り掛かった。
引っ越しでは、雇われた人足が物を運ぶ。前回の引っ越しでは、全体の4割が人足と馬にかかった費用だった。荷物を減らすため、家財を半分にするよう藩士達に指示を出した。春之介も書庫にある本を暗記し、燃やして荷物を減らした。
映画『引っ越し大名！』のあらすじ【転】
中西は春之介の奮闘に心を動かされていた。お金が借りられそうな商家を調べ、一覧表を春之介に渡した。春之介はお金を借りることに成功するが、9千両分は借金しないことを決める。未来を生きる子供達に、返済の負担がかかるからだ。人足を雇わず、自分達で荷物を運ぶことにした。
石高が半分になったことで、人を減らさなければいけなかった。春之介はリストラする者を選出し、一人一人に解雇を言い渡した。そして、加増されたら迎えに来ることを約束し、田畑を耕し、農民として待っていて欲しいと頼んだ。
リストラした者の中に、誰よりも勤勉な山里一郎太の姿があった。春之介は山里の能力を認めており、残った者達を率いるよう頼んだ。山里は承諾した。リストラを言い渡すことは、春之介にとって辛いことだった。春之介は於蘭の腕の中で泣いた。
引っ越し当日。於蘭は父を亡くしたため姫路藩と関りがなく、一緒に行くことはできなかった。於蘭と一緒に居たかった春之介は結婚を申し込み、夫婦となった。
映画『引っ越し大名！』の結末・ラスト（ネタバレ）
移動中、姫路藩一行は隠密の襲撃に遭う。姫路藩御刀番・鷹村源右衛門は嬉々とした顔で刀を抜き、仲間の武士と共に戦った。姫路藩の武士達は強かった。引っ越しをするために、体を鍛えていたお陰だった。
鷹村が隠密のリーダー・田中衆三郎を倒したことで、他の敵は散り散りに逃げていった。彼らは柳沢の手下だった。姫路藩次席家老・藤原修蔵が藩を裏切り、敵を手引きしたのだ。かろうじて生きていた田中は、逃げようとした藤原を始末した。その後、姫路藩一行は無事に豊後の日田に到着した。
15年後、山形・出羽に引っ越していた松平藩は、再び国替えを行うことになった。次の場所は、陸奥白河だった。加増されることになり、春之介はリストラで残してきた者達を迎えに行った。約40人は戻ることを拒否し、農民としてその地に残った。
春之介は国家老に任命される。春之介は藩主に、帰農している間に亡くなった者の名を刻んだ石碑と、農民として残った元藩士の刀を見せた。これで、姫路藩の全員がやっと揃って引っ越しを完了したのだ。
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映画『引っ越し大名！』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『引っ越し大名！』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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