映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ホーンズ 容疑者と告白の角」のネタバレあらすじ結末と感想

ホーンズ 容疑者と告白の角の概要:愛する女性メリンを殺害した容疑にかけられたイグ。ある日イグは頭に角が生え、相対する人間の心の奥底にある真実を白状させる力を持つ。誰が自分に罪を擦り付けたのか、イグは角の力で事件の真相を追うサスペンスムービー。

ホーンズ 容疑者と告白の角の作品情報

ホーンズ 容疑者と告白の角

製作年:2013年
上映時間:120分
ジャンル:ファンタジー、サスペンス、ミステリー
監督:アレクサンドル・アジャ
キャスト:ダニエル・ラドクリフ、マックス・ミンゲラ、ジョー・アンダーソン、ジュノー・テンプル etc

ホーンズ 容疑者と告白の角の登場人物(キャスト)

イグ・ペリッシュ(ダニエル・ラドクリフ)
恋人メリンを殺害した容疑にかけられる。突如として生えた人の本性を強制的に引き出す角を用い、事件の真相を追う。
リー・トゥルーノー(マックス・ミンゲラ)
イグの友人で弁護士。メリン殺害の罪で問われるイグの弁護を行うことになる。
メリン・ウィリアムズ(ジュノー・テンプル)
イグの恋人。非常に容姿が整っており、密かに好意を寄せている人も多かったが、ある日何者かに殺されてしまう。

ホーンズ 容疑者と告白の角のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ホーンズ 容疑者と告白の角のあらすじ【起】

イグは幼馴染である女性メリンと幼少期から恋人関係であった。大人になった2人は昔と変わらず恋人関係を続け幸せな日々を過ごしていた。そんな幸せな日々の中、突如メリンが何者かに殺害される事件が起きる。さらにイグはメリンの殺害容疑をかけられるのであった。

マスコミや近隣住民から目の敵にされるイグ。無罪の証拠を示す唯一の手がかりがあった鑑識の何物かの放火によって消滅され、イグは絶望する。

メリンの殺害現場ではメリンの追悼式が行われていた。無実でありながら世間のバッシングに遭っているためイグは遠くから追悼式を眺めていた。だが、言われようのない罪で苦しめられることに怒り、追悼式が終わった後、祭られていた蝋燭に尿をかけ、マリア像を破壊する。

お酒に逃げ、勢いに身を任せたイグは幼馴染のグレンナと一夜を明かす。イグは目が覚めると頭に角が生えていることに気が付く。加えてグレンナもいつもと様子が異なり、イグが聞きもいないのに本音を語り始める。

イグは病院にやってきて角の処置を依頼する。角を削り取ってもらうため、麻酔で眠りにつくのであった。

ホーンズ 容疑者と告白の角のあらすじ【承】

麻酔にかけられたイグは眠りの中、メリンと出会った頃の過去の記憶を夢で見ていた。イグとメリンは教会で出会い、幼少期より愛を育んでいた。だが、イグの周囲の幼馴染もイグ同様メリンに魅力を感じていたのであった。

淡い時間を過ごしていた記憶の夢から目が覚めると角は取れず、病院のスタッフは人目を気にせず情事を重ねる等、収拾がつかない状況になっていた。

角の影響が周囲へ及ぼすことを理解したイグは幼馴染でメリン殺害の件で弁護人として雇っているリーに助けを求める。不思議なことにリーにはなぜか角が見えていなかったため、角による影響も受けていなかった。

イグは実家に帰った。だが、そこで母親からは妬まれ、父親はメリンへ惚れていたことと鑑識のラボの放火の手引きをした事実をイグに告白する。両親が自分への愛がないことを聞いたイグは嫌気がさし、一人で行動し真実を探すことにする。

イグはメリンが死ぬ前に最後にあったレストランへ行く。事件の夜、レストランでメリンはイグへ別れ話をしており、イグは納得できない怒りから一人で立ち去っていた。だが、警察はイグがメリンを連れて去ったという証言を入手していたことからイグはウェイトレスが嘘をついていると考えていた。そこでウェイトレスへ角の力を使い、真実を吐かせる。ウェイトレスは有名になりたいという身勝手な理由から警察へ嘘の証言をしていたのであった。

イグは次に兄のテリーのもとへ行く。実はレストランからイグが立ち去った後、テリーはメリンを森まで車に乗せていた事実を聞く。だが、テリーはメリンへ色目を使ったため、不快に思ったメリンは途中で車から降りていた。

その後、メリンが戻るのを車で待っていたが目が覚めると、血痕が手についており、何者かによって殺害されたと思われるメリンの遺体を見つけた。冤罪を免れるため証拠を消し、弟のイグが容疑をかけられていても黙秘を貫いていた。

兄であるテリーに裏切られたショックから暴力を振るってしまったイグが警察へ捕まってしまうであった。

ホーンズ 容疑者と告白の角のあらすじ【転】

翌朝、弁護人のリーによって保釈されるが、リーの首にはメリンの十字架のネックレスがしてあった。イグはなぜメリンのネックレスを所持しているか問い詰めるとリーはメリンとは恋仲であったことを匂わせる発言をする。唯一信用していたリーにも裏切られていたことに傷つき、リーのもとから去るのであった。

イグは知りたくない事実が次々浮かび上がる原因となっている角を取ろうと試みるも取れない。そんなイグのもとへなぜか蛇が集い、イグは蛇を自在に操れる力も持つことになる。

イグは蛇を使い、自分を罠に嵌めた人へ復讐することを決める。自分の容姿が好きなウェイトレスには容姿を傷つけ、ドラッグを使用している兄には死なないギリギリの範囲でドラッグを多量に摂取させ、意識を混濁させる。

そして最後にリーを呼び出す。リーの首元にあるメリンのネックレスを取り上げるとリーは初めてイグの角を認識できるようになる。角を認識した影響からか、リーはメリンを殺害しイグへ罪を擦り付けたという恐るべき真実を語り出す。

メリンが死ぬ日の夜、イグの兄テリーの車から降りたメリンは、イグと過ごしていた森の中にある住処に向かった。後を付けていたリーはイグへ別れ話をしたことで泣いているメリンを見つけ歩み寄る。だが、リーはメリンがずっとイグではなく自分のことを好きだと誤解しており、イグと別れたことでメリンが交際してくれると勘違いしていた。無理やりキスを迫ってきたリーを拒んだことでメリンはイグに殺されてしまったのであった。

真実を聞いたイグは怒りリーへ暴行するも返り討ちに遭い、車へ押し込まれる。さらにガソリンを撒かれ火をつけられてしまう。イグは火だるまになりながら車ごと海に入るのであった。

世間からは自殺したと思われていたが、実はイグは火傷で皮膚がただれながらも生きていた。その後、メリンの父親デイルのもとへネックレスを渡しに行く。だが、イグが犯人ではないことを確信したデイルはネックレスを受け取らずにイグへ返却する。イグはネックスレスをすると火傷は治り、角もなくなるのであった。デイルはメリンが大切に持っていた鍵も渡し、真犯人との決着を誰よりもメリンのことを愛していたイグへ託す。

ホーンズ 容疑者と告白の角の結末・ラスト(ネタバレ)

イグは、メリンと過ごした森の中にある住処へ向かった。デイルから貰った鍵を使い施錠されていた箱を開けるとメリンがイグへ宛てた1通の手紙を見つける。手紙にはメリンがガンに侵されていることが書かれていた。イグの愛の深さを理解していたメリンは、病気をイグへ告白してしまうと人生を賭してでもメリンの傍を離れないだろうと考えていた。イグのことを誰よりも愛していたからこそ、愛する人の人生を縛り付けるような真似はしたくないと考えたメリンは、真実を隠し別れる決断をしたのであった。

メリンが誰よりも自分のことを愛してくれていたことを知ったイグは、復讐ではなく正しく罪を向き合うことにする。イグはドラッグの過剰摂取で入院していた兄テリーのところへ行く。テリーは弟を見放してしまったことを後悔しておりイグへ謝罪した。イグも兄のことを許し2人は和解する。テリーは真犯人であるリーのもとへ一緒に同行するとイグへ言うが、イグは一人で向かうことにする。

イグはリーに会いに行き、メリンが死んだ場所へ向かう。イグは復讐したい気持ちを抑え、警察へ出頭するようリーへ言う。だが、リーは出頭を拒み、イグを襲いにかかる。そこへテリーとイグの友人エリックが駆けつける。

リーはエリックが持っていた銃を奪い、エリックを殺害し、テリーの膝を撃つ。動きが取れない状況に陥ったイグは、メリンのネックレスを外し、再度角の力を使おうと試みる。だが、ネックレスを外すとイグの容姿は悪魔のような姿へ変貌し、より強力な力を宿した。イグは銃で撃たれても倒れず、最終的にはイグが操る蛇の力によってリーは死ぬ。

力を使い果たしたイグもその場で倒れる。風前の灯火の中、テリーは変わり果てたイグを最後まで抱き寄せ、息を引き取るのを見守るのであった。

2人の幸せな日の思い出か、或いは天国で2人が出会えたのか、イグとメリンは日が差し込む森の中で互い身を重ね、静かに笑っていた。

ホーンズ 容疑者と告白の角の感想・評価・レビュー

アクションサスペンス映画は多くあるが、アクションではなく悪魔等のファンタジー要素を取り入れながら犯人を追い詰めるサスペンス映画は意外と少ない。人の本性を強制的に引き出す設定も話のテンポを良くするために一役買っていて評価ポイント。

人の本音というのは知りたいけれども知らない方が幸せかもしれない。だが、気になってしまうのも人の性。本音を聞くことで翻弄されていく主演のダニエル・ラドクリフの演技はかつて一大ブームを起こしたシリーズ作品の面影は良い意味で存在しない新たな境地を見事に開拓している。(MIHOシネマ編集部)

この記事をシェアする