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映画『ホステージ』あらすじとネタバレ感想

映画『ホステージ』の概要:2005年公開のアメリカ映画(原題:Hostage)。ロス市警で名の知れた交渉人だったタリーが事件の失敗を機に町の警察署長になるが、ひょんなことから事件に巻き込まれていく物語。

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映画『ホステージ』 作品情報

ホステージ

  • 製作年:2005年
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:アクション、サスペンス
  • 監督:フローラン・シリ
  • キャスト:ブルース・ウィリス、ケヴィン・ポラック、ジョナサン・タッカー、ベン・フォスター etc

映画『ホステージ』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『ホステージ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ホステージ』のあらすじを紹介します。

ミスをしたことがないロス市警屈指の敏腕交渉人・ジェフ・タリー(ブルース・ウィリス)。
しかしある時、立てこもり事件で交渉に失敗し人質の母親と子供を助けることが出来なかった。
そのことで精神的なダメージの大きかったタリーは、交渉人を辞め小さな町の警察署長になる。
しかし心の隙間を埋めることは出来ず、娘ともうまくいっていなかった。

ある日、3人組の若者が近所でも有名な豪邸のスミス邸に忍び込む。
最初は遊び半分で車を盗もうくらいの気持ちであったが、調子にのった彼らは2人の子供を人質にとり見回りに来た警察官を撃ち殺してしまう。

事件を知ったジェフは犯人と交渉するため駆けつける。
しかし中々簡単には家の中に入れない。
何とかして人質の子供2人を助けようと試みることにした。

しかし事件は他でも起こっていた。
ジェフの妻と娘も何者かに拉致されてしまったのだ。
彼らの目的はスミス邸にあるDVD。
それを持って来たら家族を引き渡すという。

DVDを探しにスミス邸に戻ると、3人組の1人が暴走。
家に火をつけ、あげく仲間の2人を殺していた。
そんな中ジェフは見事家の中に侵入成功、子供二人を助けることができた。

その後、家族を人質にとられている組織に電話をし、直接スミスを電話口に出させるジェフ。
犯人役と交渉を開始し、無事に二人を救出することが出来たのだった。

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映画『ホステージ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ホステージ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ブルース・ウィリスの映画

本作品を観ると、ダイ・ハードにしか見えない。
だが今回の役所は交渉人である、しかも心に傷を負っているためあまりハードさも期待できない。
内容を見てもその想定内、拳銃を撃ったりとある程度のアクションシーンは用意されているが、いつものワイルドさは抑えられている。
しかしこの映画は間違いなくブルース映画。
良くも悪くも映画の内容なんてあってないようなもの。
ファンには当然たまらないだろうが、彼目当てで見ていない人には民放のお昼に放映されているありがちなアクション映画に映るだろう。
劇的に面白くもないがつまらなくもない、そんな普通の感想が多くなる映画である。

娘に注目

劇中で人質にとられた娘役の少女、実はデミ・ムーアとの間に出来た本当の娘ルーマー・ウィリスである。
顔を見れば一目瞭然、実に良く似ている。
女優として活躍中であるが本作品で父と初共演したことでも話題になった。
演技は両親に劣るが、存在感は抜群。
彼女を見るためだけでも価値はあるだろう。

リアリティーのない若者の行動

この映画の肝になる若者3人組。
そもそも彼らが車を盗もうと泥棒に入ったところで調子にのり、大事件になったのだ。
そのやりたい放題ぶりがすさまじく、日本人には理解不能。
拳銃社会のアメリカでは見ていて面白いのかもしれないが、正直はまれなかった。
この彼らの行動のリアリティーの無さがより映画を現実から引き離し、ある種ファンタジーにしてしまっている。
もう少しシリアスな犯人像を作り上げていたら評価も変わっているのかもしれない。
若者の悪ふざけというのが納得感に欠ける作品であった。

映画『ホステージ』 まとめ

ブルース・ウィリスはアメリカを代表するアクションスターである。
それが幸か不幸か、彼が出る映画は全て同じように見えてしまう。
これを打開するには、よほど目新しい脚本の作品に出るしか無いだろう。
例えばシックス・センスなどは見事なチョイスであった。
あの映画こそ彼の代表作と言える。
ブルースはこんなに演技力があるのだと世界に知らしめた作品と言っても過言ではない。

本作品の良い所は彼がアクティブ満々の刑事役ではなかったこと。
後ろに過去がちらつくネガティブな交渉人役は、多少はドラマチックな演出になっていた。
しかしその人物像を細かく描いていなかったので不完全燃焼。
内容が薄い印象ばかりが残ってしまったのが残念である。

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