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映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』の概要:自身二度目となる、非道なハンガー・ゲームに参加させられることとなったカットニス。しかし、そんな政府に立ち向かわんとするレジスタンス達がいた。カットニスが、とうとう立ち上がる。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』の作品情報

ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス

製作年:2014年
上映時間:122分
ジャンル:アクション
監督:フランシス・ローレンス
キャスト:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン etc

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』の登場人物(キャスト)

カットニス・エバディーン(ジェニファー・ローレンス)
第74回目のハンガー・ゲームを制した少女。何かと事件を起こすため、政府にとっては厄介な存在。レジスタンスの旗印として祭り上げられる。
ピーター・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)
第74回のハンガー・ゲームを、カットニスと共に勝ち残った少年。カットニスのことを愛していたが、政府に捕まってしまう。
ゲイル・ホーソーン(リアム・ヘムズワース)
カットニスの幼馴染で、元々恋愛関係にあった少年。カットニスの気持ちがピーターに移りつつあることを気づいている。
ヘイミッチ・アバナシー(ウディ・ハレルソン)
カットニスとピーターを勝利に導いた指導者。自身もハンガー・ゲームの生き残り。常に酒ばかり飲んでいる。
アルマ・コイン(ジュリアン・ムーア)
現政府に対して反旗を翻す、レジスタンスのリーダー。自分達の思惑のため、カットニスを利用しようとする。
コリオラヌス・スノー(ドナルド・サザーランド)
現政府の絶対的統治者。人々を支配するため、長年ハンガー・ゲームという恐ろしいゲームを強いてきた。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のあらすじ【起】

歴代のハンガー・ゲームの勝者を集め開催されることになったハンガー・ゲーム記念大会。第74回のハンガー・ゲームを制したカットニスも、同じく勝者であるピーターと共に自身二度目となるハンガー・ゲームに強制参加をさせられていた。しかし、途中カットニスが放った矢によって会場が破壊、大会は中止を余儀なくされるのだった。

そんな混乱の中、カットニスはとある集団によって保護される。目覚めたカットニスは、政府によって破壊された13地区にいた。実は、現在この世を牛耳っているスノー大統領に立ち向かうべく、レジスタンス、反乱軍が構成されていたのだ。

政府の思惑通りに動かず、今まで多くの人々の心を動かしてきたカットニスこそが、レジスタンスの旗印に相応しい、とレジスタンスのリーダーであるアルマは考えていた。そんなカットニスを殺させるわけにもいかず、彼らはカットニスを保護したのである。しかし、訳も分からぬまま持ち上げられるのは、カットニスにとっては不快なことだった。

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映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のあらすじ【承】

しかし、レジスタンスに加わることに難色を示すカットニスに、とある衝撃の事実が告げられる。なんと、カットニスの出身地である第12地区が、政府によって壊滅させられたというのだ。さらに、ピーターは政府で囚われの身だという。カットニスにとって、ピーターは心の拠り所、失うわけにはいかない大切な人になっていた。

カットニスは、幼馴染のゲイルと共に、廃墟となった13地区へと向かった。カットニスの家族は無事だったものの、そこには多くの死体が転がっていた。その頃、カットニスが施設を破壊したのと同時に、各地で現政府に対する反乱が勃発していた。スノー大統領は、反乱の禁止を言い渡し、逆らう者は死刑だと宣言した。

そして、なんと政府が放映しているテレビに、ピーターの姿が映ったのだ。ピーターはカットニスにテレビ越しに、戦争では何も解決しない、戦いはするべきではないと語りかける。そんな放送を見たレジスタンスは、ピーターが裏切り者であると騒ぎ立てるのだった。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』のあらすじ【転】

しかし、テレビに映るピーターは、すっかりやつれてしまっていた。カットニスは、ピーターは政府に無理やり言わされているのだと直感する。故郷を壊した復讐、そして、ピーターを取り戻すためにも、カットニスはレジスタンスとして先陣を切る覚悟を固めるのだった。

カットニスはプロパガンダとなる動画撮影に挑むが、どうもうまく立ち回ることができない。そこで、カットニスは第8地区へと向かうこととなる。そこには、悲惨な現状が広がっていた。第8地区は現在、政府からの猛攻撃を受けていたのだ。

そこの野戦病院を訪れたカットニスは、傷ついた人を見て大きなショックを受けてしまう。そして、カットニスは爆撃機を撃ち落とすと、スノー大統領と現政府に対して宣戦布告をするのだった。そんなカットニスの様子は、見せしめのために第8地区を攻撃する様子を流していたテレビに大々的に映し出される。そして、そんなカットニスの行動は、全国のレジスタンス達の士気を上げるのだった。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』の結末・ラスト(ネタバレ)

そして、スノー大統領の死刑宣告にも関わらず、次々と反乱を起こしていくレジスタンス達。これも全てカットニスという存在があるためだ、と感じたスノー大統領は激怒、第13地区に攻撃を仕掛けることにする。

しかし、これを事前に教えてくれたのがピーターだった。「13地区はやられる」というピーターの警告があったおかげで、レジスタンス達はいち早く行動をとることができ、事なきを得た。しかし、このままではピーターの命が危ない。そこで、彼らは捕虜奪還作戦を立て、首都に乗り込んだ。そして、ピーターを含む捕虜達を取り返すことに成功したのだった。

スノー大統領の思惑を見事出し抜いたレジスタンス達は歓喜に湧く。しかし、取り返したピーターは、カットニスの知っているピーターとはまるで別人だった。彼は首都で多くの拷問、洗脳を受け、すっかりやつれてしまった挙句、カットニスを敵だと認識するようになっていたのだった。拘束されるピーターの姿を、カットニスは苦しげに見つめているのだった。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス』の感想・評価・レビュー

少しずついろんなところに疑問となるようなことが残ったまま終わってしまった作品。シリーズで一番モヤモヤが残ってしまいます。この作品が一番モヤモヤを回収できるところでは?と思いつつも作品は終わってしまいました。完結編2部作前半とはいえ、さすがに物足りなさがありましたね…。また、時間軸と共にピーターの姿が頼もしくなる一方で、この作品の終盤はかなり苦しいです。カットニスの気持ちが少しかわかるような気がします。(女性 20代)


一作目で『バトルロワイアル』の劣化版を提供し、二作目で面白さを盛り返し、そして三作目で一体何を見せてくれるのかと期待したが、急展開に戸惑わされる。その上、四作目の盛り上がりの為に今作は割を食って大人しめにされている感じ。前半あまりに展開が遅いので睡魔に襲われたほど。これ、前後編に分ける必要あったのだろうか。

一作目を見た人の期待としてはバトルロイヤル展開を望んでいたのだろうに、その期待にも応えず政治的な展開が続く。とはいえ最後の最後で、評価を覆してくれる可能性もあるので次回作に期待をかける。(男性 30代)


シリーズ3作目で完結編の前編。またバトルロイヤルかと思った矢先に新しい展開が始まる。これまでもやらされる感が強く今作でもジュリアン・ムーア演じるレジスタンスのリーダー、アルマからの命令により、カットニスはレジスタンスの旗印をやらされる羽目になる。彼女はスノー大統領の仕打ちが許せず、それに抗って生き残って来たが、度々幼い少女が迷子になったような表情を見せる。恐らく、状況に置いてけぼりにされているように感じている時や不安を感じている時だと思う。芯が通った強い少女だけれど、それでもまだ10代の少女。ピーターの存在が彼女の心の支えとなっていたのに、ラストシーンでの衝撃はとても印象的。後半の完結編に向けた嵐の前の静けさといった雰囲気で、政治的な話が多く革命の裏の悲惨さと覚悟を問う内容になっている。(女性 40代)

関連作品

次作 ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション
前作 ハンガー・ゲーム2

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    2015年11月に完結編「ハンガーゲーム FINAL レボリューション」が日本でも公開されたが、本作は完結編2部作の前編にあたる作品。
    これまでの見どころでもあったアクションシーンはほとんど無く、完結への序章ともいえる内容。
    レジスタンスとレボリューションの2作を合わせて見たほうが、楽しめるだろう。

    スノーへの宣戦布告や、革命のシンボルとなった“マネシカケス”ことカットニス。
    そしてピータへの想いを自覚したカットニスと洗脳されたピータ、カットニスに別れを告げるゲイルの絡み合った三角関係も見もの。

  2. 匿名 より:

    ①物足りないストーリー

    日本での人気はあまりないものの、製作国アメリカでは人気のある「ハンガーゲーム」シリーズの3作目であり、完結編2部作の前編となった本作。
    完結までの助走といった内容で、物足りなさを感じてしまう。

    これまでの見どころだった、カットニスやピータをはじめとした面々の戦いのシーンが一切なく、かろうじて第8地区で襲撃してきた戦闘機を弓矢で撃ち落とすシーンがあるくらいだ。
    独裁者スノーがカットニスにバラを渡すなど、バラの花を欠かさない理由が毒のにおい消しだったり、ハンガーゲームの勝利者の末路がフィニックの口から明らかにされるなど、謎だった部分が明らかにされていくのはスッキリできる。
    また、レニー・クラヴィッツが演じていたカットニスの理解者シナが、前作で連れ去られた後どうなったも明らかにされている。

    カットニス、ピータ、ゲイルの三角関係に決着がついたかと思えば、ピータがカットニスを敵だと思うよう洗脳させられているなど、中途半端でモヤモヤしてしまうストーリー。

    ②女性キャストの魅力が光る

    滅んだはずの第13地区の地下がメインの舞台で、ハイテク機器と地上の自然の対比、カットニスのせいで滅ぼされた12地区の荒れ果てた様子など、細かいセットが使われている。

    また、これまで出演シーンが少なかったカットニスの妹、ウィロウ・シールズ演じるブリムローズが姉と過ごす時間が多く描かれている。
    ヒロインのカットニス役のジェニファー・ローレンスも大人びた表情を見せるようになり、役者としての成長も伺える。
    本作から出演しているジュリアン・ムーアは、まるでカットニスを大人にしたような強さと危うさを併せ持った、アルマ・コイン役を好演して作品に深みを持たせている。