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映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』の結末までのストーリー
  • 『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』を見た感想・レビュー
  • 『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』を見た人におすすめの映画5選

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 作品情報

ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:137分
  • ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
  • 監督:フランシス・ローレンス
  • キャスト:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン etc

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 あらすじ【起・承】

反乱軍のシンボル、マネシカケスになったカットニスを待っていたのは、政府に洗脳されカットニスを敵と思い込んだ恋人ピータだった。
カットニスはスノー大統領への復讐を誓い、首都キャピトルへ向かうために第2地区の政府軍を倒す反乱軍の部隊に参加。
投降してきたスノー支持派のひとりに撃たれてしまうが、今は亡きスタイリスト、シナがデザインした服が防弾使用だったおかげで、彼女は命を救われる。
そんな中、かつてのハンガーゲーム勝者フェニックとアニーの結婚式が行われる。

ピータと一緒に保護されたジョアンナのサポートで、反乱軍リーダーで第13地区のコイン首相の反対を無視し、キャピトルへ向かう軍に参加するカットニス。
隊長のボッグス伍長の率いるプロポ撮影用チームに、フィニック、幼馴染ゲイルと共に参加することに。

キャピトルの地図や、殺人兵器ポッドを検出する装置ホロを使いながら進むカットニスたち。
そこに首相の命令で、洗脳が解けきっていないピータが配属されてきた。
現実と洗脳の間で迷うピータに、フェニックは不安ならそのたびに聞けばいいと助言をする。

そして、戦争が終わればシンボルのマネシカケスは不要になり、最後に必要になるのはマネシカケスの勇敢な最期だろうと、コイン首相の思惑を語るボッグス伍長。
彼は上を信じるな、という言葉とホロの使用権限をカットニスに譲り、新設されたトラップによって命を落とした。
更なるトラップが発動し、ピータはパニックになって仲間を殺してカットニスにも攻撃しようとする。

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映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 結末・ラスト(ネタバレ)

コインからスノー暗殺の特令を受けたと仲間に嘘をつき、怪我を負ったリーグ姉妹を残して進み出すカットニスたち。
残してきたリーグ姉妹が政府軍によって殺され、カットニスたちもその場にいたと思い込んだスノー、そして仲間である反乱軍。
それを逆手にとり、キャピトルの地下に詳しいポラックスの案内で宮殿を目指す。

途中で怪物ミュットに襲われ、ジャクソン中尉、カスター、フェニックを失う。
そしてカットニスは、ミュットを退けるためにホロの自爆システムを使う。

ハンガーゲームの元スタイリスト、タイガレスに匿ってもらうカットニスたち。
キャピトルの住人のために官邸を解放すると知り、カットニスとゲイルは住民に成りすましてスノーの元へ向かうが、反乱軍の攻撃と政府軍による爆弾投下が始まり、医療班に参加していた妹プリムがカットニスの目の前で命を落とした。

目覚めたカットニスは、母とヘイミッチから戦争は終わったと告げられる。
体の傷が癒えたカットニスはスノーと面会するが、爆弾を投下したのはコインだと教えられ、ゲイルがコインの手下だったと知るカットニス。
コインは新政府のリーダーになり、キャピトルの子供たちを使ったハンガーゲームを提案。
スノーの処刑役を買って出たカットニスは、スノーの後ろにいたコインに矢を向け、死の病を患っていたスノーは暴徒と化した住民に命を奪われる。

プルタークやエフィの手引きで、カットニスはヘイミッチと共に故郷の第12地区へ逃げた。
プリムを失ったカットニスの前に、プリムローズの花を植えるピータが。
パネムでは選挙が行われ、アニーからはフェニックとの子供の写真と手紙が届いた。

数年後、2人の子供と暮らすピータとカットニスの姿があった。

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ジェニファー・ローレンスの演技が光る

本作が遺作となったフィリップ・シーモア・ホフマンや、最終章2部作からの出演となったジュリアン・ムーアなど有名なキャストの中で、20代前半のジェニファー・ローレンスの演技が引き立っている本作。
最後までピータとゲイルの間で揺れ動いたり、自分を犠牲にしてまで守ろうとした大切な妹プリムローズを失った葛藤などが、うまく表現されている。

詰め込みすぎて無理やり終わらせたストーリー

1作目と2作目のように、集められた仲間の結束はほとんど無いのにも関わらず、カットニスが革命のシンボル「マネシカケス」というだけで誰もが言いなりという納得いかない展開。
しかも、洗脳されたはずのピータが回復するのが異常に早すぎる。
コイン首相がお役御免となったカットニスを殺害するためだとしても、少々無理がありすぎるだろう。

爆弾が投下された後、いきなり「戦争は終わった」という急展開は、あまりにも雑すぎて中身が無い。
スノーを処刑すると見せかけてコインに矢を向けるシーンは、1作目と2作目を見ている場合は懐かしさを感じると共に、予想通りの展開になっているのはツッコミどころ。
何よりも、カットニスが弓矢を使うシーンがほとんどないので、つまらなさしか残らない。

ゲイルの裏切りは意外性があったが、ラストシーンでカットニスとピータが結ばれ、子供と幸せに暮らしているというのは、ありふれていて拍子抜けさせられる。

映像技術は素晴らしいが説明不足だらけ

キャピトル内をフィールドにした最後のハンガーゲーム、という設定は面白いし、フェニックが「第76回ハンガーゲーム」と皮肉を言うのも良い。
また、キャピトルの大掛かりなセットや、ホロの立体的な映像を作り出したのは素晴らしい。

しかし本作で突然出てくる、エイリアンのような「ミュット」の存在は謎だらけ。
だが暗闇の中から、突然襲ってくるミュットたちの迫力はかなりのもの。


『ハンガーゲーム』の最終章で、物語の一番盛り上がるところであるはずなのだが、脚本が非常に雑に感じた。第一弾と第二弾との方向性が違い過ぎてもはや別作品。キャラクター達の処理に困ったのか、雑に殺されまくる。「広げた風呂敷をたたみにきてるんだな」と感じた。それに、ラストバトルのはずなのに主人公の活躍がない。もうちょっとカタルシスがあったほうが個人的に嬉しい。

ジェニファー・ローレンスの演技は達者なので最後まで見れたが、もし演者がつたなかったら保てなかっただろう。(男性 30代)


カットニスがスノー大統領だけでなく、コイン首相まで射るという展開に衝撃を受けました。戦いが終わっても、権力への欲望はなくならないという重いメッセージに圧倒されました。ラスト、静かに暮らす彼女の姿が、戦いのむなしさとわずかな希望を表しているようで心に残りました。(20代 男性)


シリーズの集大成として、感情的にもすごく重いラストでした。カットニスが選んだのは単なる復讐ではなく、未来を守るための行動だったことに感動しました。ピータとの再会から静かに紡がれるエンディングも美しく、苦しみを経た先の希望を感じられるラストがとても良かったです。(30代 女性)


『ハンガー・ゲーム』シリーズの中で最もダークで、政治色の濃い作品でした。単なるヒロインの物語ではなく、権力闘争と人間の欲望を描き切った点を高く評価したいです。カットニスが選んだ最後の一矢は、彼女の成長と覚悟を象徴していて、本当に見応えがありました。(40代 男性)


シリーズ完結編にふさわしい、重厚なドラマでした。カットニスの苦悩がリアルで、単純な善悪の対立ではない複雑さに引き込まれました。特に、コインを討つ決断のシーンでは、彼女の強さと悲しみが交錯していて胸が締めつけられました。戦いの後の日常を描いたラストも好きです。(20代 女性)


カットニスの「英雄」ではなく「人間」としての姿に焦点を当てたところがとても良かったです。闘い続ける彼女が選んだのは、新たな独裁を防ぐための苦渋の選択であり、その痛みがラストまでずっと続いているのがリアルでした。静かな終わり方がとても心に沁みました。(50代 男性)


完結編にして最も「政治ドラマ」だった印象です。カットニスの最後の行動に、絶望と希望が同時に込められていて、シリーズのテーマがきれいにまとまっていました。ピータと寄り添うラストには涙しました。世界を変えることはできても、傷は消えないという現実が重かったです。(40代 女性)


正直、戦闘シーンよりも心理戦や政治劇の方が印象に残りました。カットニスが何度も葛藤しながらも、最終的にコインを討つ展開は震えるほど感動しました。『ハンガー・ゲーム』シリーズはただのサバイバルものではなく、深い社会批判を描いた作品だったんだと実感しました。(30代 男性)


戦争が終わった後に待っているものが、単なる勝利ではないという現実を突きつける作品でした。カットニスがコインを討つ瞬間は、全シリーズを通して最も象徴的な場面だったと思います。ピータと過ごす静かなラストシーンに、やっと訪れた「平穏」を感じ、涙が止まりませんでした。(50代 女性)


シリーズの中でも特に感情的に疲弊させられる作品でした。でも、それがリアルだった。勝っても傷は癒えず、正義も単純ではない。カットニスが選んだ道には、深い悲しみと誇りが宿っていました。最後、静かに未来を語るシーンが、本当に美しく、救いになりました。(60代 男性)

映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハンガー・ゲーム FINAL レボリューション』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ダイバージェント

この映画を一言で表すと?

自由を求める少女の戦いを描く、近未来サバイバルアクション!

どんな話?

未来の社会で、人々が性格によって派閥に分類される中、どこにも属さない異端者「ダイバージェント」として生まれた少女トリスが、自らの運命に立ち向かう姿を描きます。厳しい選択と戦いの中で、自分自身を見つけていく物語です。

ここがおすすめ!

『ハンガー・ゲーム』同様、若者たちが不条理なシステムに抗う姿に胸が熱くなります。アクションだけでなく、成長と葛藤を丁寧に描くストーリー展開が見事で、観終わった後も強い余韻が残る作品です。

メイズ・ランナー

この映画を一言で表すと?

謎だらけの迷路で生き残りをかけた命懸けの脱出劇!

どんな話?

巨大な迷路の中心で目覚めた少年トーマスが、他の若者たちと協力しながら脱出を目指すサバイバル・アクション。閉ざされた世界の秘密が次第に明かされ、物語は大きな陰謀へと繋がっていきます。

ここがおすすめ!

極限状況の中での連携や裏切り、そして生き残るための必死の闘いが『ハンガー・ゲーム』ファンにぴったり。テンポの良い展開と緻密な世界観が中毒性抜群で、一気に引き込まれます!

Vフォー・ヴェンデッタ

この映画を一言で表すと?

独裁国家への反逆を描いた、スタイリッシュで重厚な革命劇!

どんな話?

未来のイギリスを舞台に、政府の圧政に立ち向かう仮面の男「V」と、彼に共感し成長していく少女イヴィーの物語。自由を取り戻すための闘いと、犠牲の痛みをリアルに描きます。

ここがおすすめ!

圧政に抗う姿勢、個人の目覚めというテーマは『ハンガー・ゲーム』と深く共鳴します。スタイリッシュなビジュアルと哲学的なメッセージに満ちた傑作で、ラストには深い感動が待っています。

エリジウム

この映画を一言で表すと?

階級社会に抗う男の、絶望と希望を懸けた未来戦記!

どんな話?

荒廃した地球に住む貧しい人々と、宇宙ステーション「エリジウム」で豊かに暮らす上流階級との格差を描くSFアクション。主人公マックスは自らの命と引き換えに、理不尽な世界を変えようと立ち上がります。

ここがおすすめ!

社会格差、理不尽な権力に対する反抗というテーマは、『ハンガー・ゲーム』の世界観と通じるものがあります。壮絶な戦いと感情を揺さぶるストーリー展開に、目が離せなくなるはずです。

エンダーのゲーム

この映画を一言で表すと?

若き天才が戦場で挑む、戦争と平和の本質!

どんな話?

未来の地球を守るため、優れた才能を持つ少年たちが戦闘訓練を受ける中で、選ばれたエンダーがリーダーシップと葛藤を抱えながら巨大な敵に立ち向かう物語。緻密な戦術と心理戦が展開されます。

ここがおすすめ!

若者が巨大な組織の中で自らの道を模索する姿は、『ハンガー・ゲーム』と重なります。壮大なスケールと深いテーマ性を持ちながら、エンタメ性も抜群の一作です!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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