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映画『フリア よみがえり少女』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『フリア よみがえり少女』の概要:古い友人が自殺し、娘を引き取る事になった主人公が、少女フリアの存在と過去の過ちによって狂わされていくサスペンスホラー。原題は、作中で使われるおまじないの歌の「DICTADO」。

映画『フリア よみがえり少女』の作品情報

フリア よみがえり少女

製作年:2012年
上映時間:96分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:アントニオ・チャバリアス
キャスト:ファン・ディエゴ・ボト、バルバラ・レニー、マヒカ・ペレス、マルク・ロドリゲス etc

映画『フリア よみがえり少女』の登場人物(キャスト)

ダニエル(大人:ファン・ディエゴ・ボト / 少年時代:エイドリアン・ベルムデス)
小学校の教師をしている、ラウラの夫。父が再婚するはずだったルイサ、ルイサの息子マリオと娘クララとひと夏だけ一緒に過ごしたことがあるが、クララの事故死によって白紙になっている。ルイサたちと暮らすことを、快く思っていなかった。死んだクララに似たフリアを引き取ることになり、クララとフリアの存在に追い詰められることになる。
ラウラ(バルバラ・レニー)
ダニエルの妻で同じ小学校の教師。子供ができない事に悩んでいる。フリアの存在を知り、養子に迎え入れたいと思うようになる。
フリア(マヒカ・ペレス)
マリオの娘。母親は亡くなっていて、父とシッターに世話をしてもらっていた。入浴中に突然、目の前で父が自殺したため、バスルームを怖がる節がある。死んだクララに似た雰囲気の少女で、クララがつけていたのとそっくりなリボンなどを持っている。ラウラによく懐くが、ダニエルとは距離を置きたがる。
マリオ(大人:マルク・ロドリゲス / 少年時代:ペドロ・ムーニョ)
フリアの父。「人食い鬼たち」という本を出版した作家で、変わり者。ダニエルの父と再婚する予定だったルイサの息子で、事故死したクララという妹がいた。

映画『フリア よみがえり少女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フリア よみがえり少女』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フリア よみがえり少女』のあらすじ【起】

ダニエルとラウラ夫婦が教師をしている小学校に、ダニエルの古い知人マリオが押しかけてくる。
娘に会って、妹クララの事故の話をしてほしいと頼むマリオ。
マリオの様子がおかしい事に気づいたダニエルは、マリオに病院へ行くよう勧めた。

その日、マリオは娘の目の前で自殺した。
残された娘フリアは、児童保護施設に預けられる事になった。

マリオの自殺を知ったダニエルは、ラウラにマリオとの関係を聞かれる。

ダニエルの父とマリオの母は、同じ子持ちのバツイチ同士で再婚する予定だった。
しかしマリオの妹クララの事故死によって、2人は破局した。
マリオとダニエルは、ひと夏を共に過ごしただけだった。

マリオの葬式でフリアの現状を知ったラウラは、フリアを引き取りたがる。
ダニエルは嫌がるが、子供が欲しくて仕方がないラウラに押し切られた。
親族が見つかるまでという条件で、フリアを預かることにした、ダニエルとラウラ。
フリアは、ダニエルの事を昔から知っていると意味深に告げる。

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映画『フリア よみがえり少女』のあらすじ【承】

やがてダニエルは、昔のことを思い出すようになる。

幼い頃、年が近いダニエルとマリオはすぐに仲良くなった。
しかし、ダニエルの母の形見のリボンをもらい、ダニエルの父からも可愛がられるマリオの妹クララとは親しくなれなかった。
ダニエルとマリオについて回り、悪さをすれば両親に告げ口するクララ。
2人はクララを邪険に扱うようになった。

そしてある日、虫を捕まえるためにお墓へ行ったダニエルとマリオ。
怖がりながらも、クララはついてきた。
掘ってあった墓穴を見つけたマリオとダニエルは、クララをからかって遊んだ。

ラウラとフリアは、良い関係を築いていた。
しかしダニエルは、フリアにクララの影を見ていた。

フリアの後見人から呼び出されたラウラは、ダニエルとフリアを先に帰宅させる。
しかし、目を離した隙にフリアは忽然と姿を消す。
ラウラが帰宅すると、フリアは姿を現した。
クララと同じ、赤いリボンを髪に結んでいたフリアを見たダニエルは、ひどく動揺する。

映画『フリア よみがえり少女』のあらすじ【転】

フリアはクララだと言う、マリオの幽霊の夢を見たダニエル。
そして事件の日の事を思い出す。

墓地から出てきたダニエルとマルコは、クララを連れてはいなかった。
やがてクララの捜索が始まり、墓穴の中からクララの死体が発見された。
クララの母親は、マリオとダニエルを“怪物”だと言って責めた。

クララとフリアが同じに思えるダニエルは、それをラウラに打ち明けた。
一度は病院へ行くことを勧めるラウラだったが、別荘で3人で過ごすことを提案する。
そこでラウラから、フリアの親戚が見つかったと聞かされたダニエルは安心する。

その日の夜、おまじないの歌をラウラに聞かせるフリア。
それはクララが母親から教わったものと同じだった。

ダニエルはその晩、悪夢にうなされた。

フリアの後見人から呼び出されたラウラは、ダニエルとフリアを置いて外出する。
そこでラウラは、見つかった血縁者はマリオとクララの母ルイサだと聞かされる。
マリオとは縁を切っていて、長く入院していたせいで見つからなかったのだという。

映画『フリア よみがえり少女』の結末・ラスト(ネタバレ)

クララの死で精神を病んでしまったルイサ。
しかしマリオがフリアを連れて面会に来た時、フリアをクララだと思い込んでしまった。

母親を亡くしていたフリアは、祖母ルイサに懐き、頻繁に病院に足を運ぶようになった。
ルイサは、フリアのことをクララとして扱い、フリアも自分をクララだと思うようになった。
おまじないの歌も、リボンも、ルイサが与えたものだった。

そうとは知らないダニエルは、“クララ”と書かれたフリアのスケッチブックを見つけてしまう。
自分はクララだと言い、ダニエルを怪物だと呼ぶフリアを殺す決意をする。

ルイサとの面会を終えたラウラが別荘に戻ると、フリアの姿が見当たらない。
叫び声を聞いて、物置に閉じ込められたフリアを助けようとするラウラ。

しかしダニエルも、フリアはクララだと思い込んでいた。
ラウラを殴って気絶させ、崖近くに掘った穴にフリアを埋めて殺そうとするダニエル。
ラウラが助けに入るが、それでもフリアを殺そうとしたダニエルは、崖から落ちて死んでしまった。

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