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映画『ふしぎの国のアリス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ふしぎの国のアリス』の概要:長年ディズニーで愛され続けている名作、「ふしぎの国のアリス」。ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」を題材とした今作は、後にジョニー・デップが出演した実写版も発表され話題を呼び続けている。

映画『ふしぎの国のアリス』の作品情報

ふしぎの国のアリス

製作年:1951年
上映時間:75分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソン
キャスト:キャスリーン・ボーモント、ビル・トンプソン、パット・オマレイ、スターリング・ホロウェイ etc

映画『ふしぎの国のアリス』の登場人物(キャスト)

アリス(キャサリン・ボーモント)
好奇心旺盛な少女。白ウサギを追って、不思議の国へと迷い込む。
チェシャ猫(スターリング・ホロウェイ)
自由自在に姿を消すことのできる不思議な猫。要所要所でアリスの前に現れる。
ハートの女王(ヴェルナ・フェルトン)
トランプの国の女王。赤いバラをこよなく愛している。
マッドハッター(エド・ウィン)
お茶会を開いていた一人。いかれ帽子屋とも呼ばれる。
白ウサギ(ビル・トンプソン)
懐中時計を片手に急いでいたウサギ。彼を追ってアリスは不思議の国に辿り着く。

映画『ふしぎの国のアリス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ふしぎの国のアリス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ふしぎの国のアリス』のあらすじ【起】

あるところに、アリスという少女が暮らしていた。アリスには姉が一人おり、その日アリスは姉と共に近くの木陰で読書に耽っていた。しかし、元来非常に好奇心が旺盛な性格であるアリスは、そんな穏やかな時間にやや退屈を感じていた。しかし、そんなアリスの司会に突如不思議な光景が飛び込んでくる。

それは、一匹の白ウサギだった。そのウサギは普通のウサギとは違っていた。なんと、そのウサギは大きな懐中時計を手にし、洋服を着て、「忙しい、忙しい」と呟きながら走り去っていったのである。元々散漫気味であったアリスの興味は、一心にそのウサギへと向けられる事となった。

アリスは読書をやめ、そのウサギの後を追った。すると、なんとアリスは足をすべらせ大きな穴へと落ちてしまったのだ。深い深い穴の底に、ようやくアリスはたどり着く。何とかその空間から脱出しようとするアリスだったが、その空間には扉が一つあるのみ。そしてその扉は、彼女の身体より遥かに小さく、到底アリスが通り抜けられるものではなかったのだ。

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映画『ふしぎの国のアリス』のあらすじ【承】

途方に暮れるアリスだったが、そんな彼女の前にクッキーと小瓶が現れる。何となくそれらにアリスが口をつけると、なんと彼女の身体が巨大化したり小さくなったり大きさが変わってしまったのだ。巨大化したアリスは、耐えきれなくなって大粒の涙を流し始めた。

巨大な彼女が流す凄まじい量の涙で、たちまち室内は洪水状態となってしまう。そんな中、再び小瓶に口をつけ体を縮ませたアリスは、その小瓶の中に潜り込んだ。そして、涙の海を漂い、鍵穴から見事脱出を果たすのだった。

外の世界に出たアリスの目の前には、不思議な国が広がっていた。アリスの前には、次々とその不思議の国で暮らす住民達が姿を見せる。その住人とは、自由自在に姿を消すチェシャ猫など普通の世界にはいないような者ばかり。そして何とか身体の大きさを元に戻したアリスは、マッドハッター達が開催しているお茶会に辿り着く。彼らに誘われ、アリスは”なんでもない日”を祝うそのお茶会に参加することとなる。

映画『ふしぎの国のアリス』のあらすじ【転】

アリスはお茶会の参加者に白ウサギの行方について尋ねるが、しかし彼らはアリスの話を全く聞いてくれなかった。彼らは少々変わり者だったのである。困り果てるアリスだったが、そんな彼女の前に再び白ウサギが姿を現した。相変わらず急いでいる白ウサギの後を、アリスは必死に追いかける。しかし、あまりに急いでいる白ウサギに置いて行かれ、アリスは一人ぼっちで取り残されてしまう。

見知らぬ土地に一人取り残されたアリスは、とてつもない不安にかられるが、そんなアリスの前に再びチェシャ猫が姿をあらわした。彼はアリスに、この国にはハートの女王と呼ばれる人物がいる事を伝える。

そしてアリスは、チェシャ猫の案内に従い、女王が暮らす城へと向かうのであった。その城のあるトランプの国にたどり着いたアリスは、3人のトランプ兵達が白いバラを赤く塗りなおしている姿を目にする。実は、女王は赤いバラが大好きなのだが、彼らが誤って白いバラを植えてしまったのだという。トランプ達とバラを塗っているアリスの前に、女王本人が姿を現した。

映画『ふしぎの国のアリス』の結末・ラスト(ネタバレ)

女王はアリスをクリケットに誘い、二人は女王の城へと向かう。しかし、その場でチェシャ猫がトラブルを起こしてしまい、チェシャ猫の知り合いであるアリスは裁判にかけられる事になってしまう。しかし、女王が開く裁判とは名ばかりのものであった。女王は被告人に、「処刑」以外を言い渡さないのである。

ここで死ぬわけにはいかないアリスは、急いで城から逃げ出した。アリスは女王とその部下たちに追い回されながら、来た道を全速力で引き返す。そしてアリスはとうとう、最初に見た例の小さな扉の前までたどり着いたのだった。

するとなんと、ドアノブがアリスに向かって話しかけてくる。何と、アリスはただ眠っているだけだというのだ。半信半疑でアリスが鍵穴を覗き込むと、扉の向こうには眠っている自分の姿があった。アリスは必死に寝ている自分に呼びかける。更に、現実世界からアリスの姉がアリスを揺り起こした。目を覚ましたアリスは、例の木陰で横になっていた。現実世界に戻ったアリスは、姉と共にお茶会を楽しむのであった。

映画『ふしぎの国のアリス』の感想・評価・レビュー

久しぶりに観たが、懐かしい。
初期のディズニーアニメは、歌声がこんなに高かったのかと感動した。
最近は俳優が声を演じることが多いが、やはりプロの声優が声を吹き込むと、キャラクターが生き生きしているように思う。
花園の中で歌うシーンが特に好きだ。
スズランの艶やかな歌声に心が癒される。
ハートの女王に追われるシーンは、子供向けにしては恐怖が強い気もするが、名作の一つとして、一度は観ておきたい作品だと思う。(女性 30代)


かなり古い作品であるにも関わらず、そのクオリティは高く色褪せていない。海外アニメーションの吹き替えは賛否両論あるのが普通だが、今作はほとんどの人から高評価を受けている。あらゆる面において質が高い良作であることがわかる。
1番の驚きは絵が綺麗なことである。当時からディズニーは技術はずば抜けて高かった。あらゆるディズニー作品の礎となったと言っても過言ではないだろう。何年経っても色褪せない名作である。(男性 20代)

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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