映画『ヒステリア』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ヒステリア」のネタバレあらすじ結末と感想

ヒステリアの概要:19世紀末のイングランド。青年医師モーティマーは、女性のヒステリー治療器具として、今日のいわゆる『女性用電動バイブレーター』を発明する。当時の社会状況をふまえながら、知られざる史実がコミカルに描かれる。

ヒステリアの作品情報

ヒステリア

製作年:2011年
上映時間:100分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、歴史
監督:ターニャ・ウェクスラー
キャスト:ヒュー・ダンシー、マギー・ギレンホール、ジョナサン・プライス、フェリシティ・ジョーンズ etc

ヒステリアの登場人物(キャスト)

モーティマー・グランヴィル(ヒュー・ダンシー)
先進的な医療の可能性を信じ提唱する若き医師。幼い頃に両親をコレラで亡くしたことから医者を目指し、夢を叶えた。何よりも人命を重んじるという信念を貫こうと努力している。純粋で一本気な美青年。
シャーロット・ダリンプル(マギー・ギレンホール)
婦人科医ダリンプルの長女。貧しい人々を救済するため、家を出て福祉施設に勤めている。女性の権利向上を主張しており、偏見を持った官憲や男性と激しい口論になることもしばしば。未来への希望に燃える活発な女性。
ロバート・ダリンプル(ジョナサン・プライス)
ロンドンの婦人科医。女性のヒステリーを解消する治療に忙殺されている。階級の低い人々を差別しており、シャーロットの行動を良く思っていない。
エミリー・ダリンプル(フェリシティ・ジョーンズ)
ダリンプルの次女。母親の死後、家庭内の一切を切り盛りしている。骨相学者として研究を続けながら、ピアノもたしなむ才色兼備の可憐な女性。
エドモンド(ルパート・エヴェレット)
モーティマーの親友。上流階級の優雅な青年。風変わりな科学者で、個人的な研究に大金をつぎ込んでいる。
モリー(シェリダン・スミス)
ダリンプル家の色っぽいメイド。元売春婦で、シャーロットの紹介でメイドとして働いている。純朴なモーティマーをからかう。
ファニー(アシュリー・ジェンセン)
シャーロットの友人。シャーロットと共に、福祉施設で働いている。

ヒステリアのネタバレあらすじ

映画『ヒステリア』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ヒステリアのあらすじ【起】

1880年のロンドン。世界中で科学が急発展し、一部の人々は科学が持つ可能性に希望を抱いている。ウェストミンスター病院に勤める青年医師モーティマーは、先進的な医療を提唱し、実践しようといている。世間では全時代的な治療法が重視されており、院長と揉めたモーティマーは解雇される。

モーティマーの親友エドモンドは、モーティマーへの資金援助を申し出るが、モーティマーは自立しようと考える。モーティマーは多数の開業医に会って面接を受けるが、一向に採用されない。モーティマーは、最後に婦人科医ダリンプルの診療所を訪れる。

当時、精神的な原因から起こる女性の不調は、総じてヒステリーと呼ばれ病気と考えられていた。ロンドン中から、多数の女性がダリンプルの診療所に通っている。治療に忙殺されているダリンプルは、住み込みの助手としてモーティマーを雇う。

モーティマーはエドモンドに職が決まったことを伝え、二人は祝いの杯を傾ける。エドモンドは、当時まだ大変に珍しかった電話を部屋に取り付けている。

ヒステリアのあらすじ【承】

ダリンプルは、女性の局部に直接触れて刺激を与え、女性のストレスを解消してヒステリー症状を抑えるというマッサージ治療を行っている。モーティマーは、ダリンプルの代わりに治療を担当するようになる。

モーティマーは、一目見たときからダリンプルの次女エミリーに惹かれている。ある夕刻、ダリンプルの長女シャーロットが夕食に遅れてやってくる。貧しい人々を救うために福祉施設で働いているシャーロットは、差別主義的な父親と意見が合わず口論になり、家を飛び出す。

モーティマーの治療は評判を呼び、診療所は大繁盛する。ダリンプルから後継者と認められ、モーティマーはエミリーと正式に交際を始める。

ある夜、シャーロットは、足を骨折した友人ファニーを診療所に担ぎ込む。モーティマーは階級を差別せず、ファニーに適格な診断を下して治療を施す。

モーティマーはエミリーと婚約し、二人は、お互いを家庭に縛り付けることなく、仕事優先の夫婦関係を築こうと誓う。ダリンプルは、シャーロットの関係者を診療所に連れ込まないよう、逆らえば将来の道を失うことを示唆してモーティマーに忠告する。

ヒステリアのあらすじ【転】

シャーロットは、福祉施設の経営資金集めに奔走している。シャーロットは母親の遺品を担保にして、ある上級階級の夫婦から融資を得る。

診療所に平民を入れることができないため、モーティマーは、福祉施設へファニーの往診に行く。モーティマーは、施設の設備が予想以上に整っていることに驚き、シャーロットの熱意と進歩的な考えに感銘を受ける。シャーロットは、近い将来に女性が参政権や自己所有権を得て、十分な教育を受けられるようになると信じている。

シャーロットは、医者として福祉施設に協力してほしいとモーティマーに頼むが、ダリンプルの意見や体裁を気にしたモーティマーは断る。

マッサージで酷使したため、モーティマーの右手は腱鞘炎になる。右手が使えなくなったモーティマーは女性患者達の不興を買い、ダリンプルに解雇される。

モーティマーはエドモンドの邸宅に身を寄せる。エドモンドの発明品から、モーティマーは自動のマッサージ機を思いつく。モーティマーとエドモンドは試作を重ね、ダリンプル家のメイドのモリーに完成品の試用を依頼する。結果、自動マッサージ機には手によるマッサージ以上の効果があることが確認される。

モーティマーとエドモンドは、ダリンプルのもとに自動マッサージ機を持ち込み、現場での使用を開始する。自動マッサージ機による治療は瞬く間に大評判になり、ダリンプルの診療所は再び大繁盛する。

ヒステリアのあらすじ【結】

モーティマーとエミリーは交際を再開する。二人の婚約パーティーの夜、正装したシャーロットが会場に姿を現し、モーティマーはシャーロットの美しさに驚く。モーティマーとシャーロットは、男性の女性に対する偏見についての談義に夢中になる。

シャーロットが留守の間、借金取りが福祉施設に押し入り、ファニーに危害を加えて脅迫する。怪我を負ったファニーはパーティー会場に駆け込み、シャーロットに助けを求める。ダリンプルは、施設に融資した夫婦から手形を買い取り、シャーロットに知らせないまま施設を封鎖していた。

ファニーを追って、警察が会場に踏み込んでくる。シャーロットは、警察官を殴って逮捕される。シャーロットの刑務所行きを阻止するため、ダリンプルは、シャーロットはヒステリーであると裁判で証言するよう、モーティマーに依頼する。

裁判当日、シャーロットは、偏見に満ちた検事に向かって女性の地位向上を声高に主張し、聴衆の支持を受ける。召喚されたモーティマーは、シャーロットを擁護し、女性の社会的地位の向上を訴える。モーティマーは喝采を受け、シャーロットは軽度の懲罰判決を受ける。

姉の裁判を見て自立心を強めたエミリーは、モーティマーとの婚約を円満に解消する。モーティマーとエドモンドは自動マッサージ機の特許を取り、二人は大金を得る。

モーティマーは、出所したシャーロットを迎えに行き、福祉施設を買い戻すよう金を渡す。シャーロットこそが人生の伴侶だと気付いたモーティマーは、その場でシャーロットに求婚する。やがてモーティマーは福祉施設の医者となり、二人は公私共にパートナーとなる。

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