映画『イン・ザ・プール』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『イン・ザ・プール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『イン・ザ・プール』の概要:変わったスタッフばかりの伊良部神経科を訪れるのは、これまた一風変わった患者ばかり。大人気、『精神科医伊良部シリーズ』の第1作が、とうとう映画化。こんな神経科なら通ってみたい!

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映画『イン・ザ・プール』の作品情報

イン・ザ・プール

製作年:2005年
上映時間:101分
ジャンル:コメディ
監督:三木聡
キャスト:松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一 etc

映画『イン・ザ・プール』の登場人物(キャスト)

伊良部一郎(松尾スズキ)
伊良部神経科の医師。針を刺入する瞬間に興奮を覚える変態。
田口哲也(オダギリジョー)
ある日を境に勃起が継続してしまう奇病にかかった、気の弱い男性。
岩村涼美(市川実和子)
真面目なルポライター。強迫神経症を患う。
大森和雄(田辺誠一)
仕事のできるエリートサラリーマン。「プール依存症」を患う。
マユミちゃん(MAIKO)
伊良部神経科で働く看護師。過激な露出で男性を誘惑する。

映画『イン・ザ・プール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イン・ザ・プール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イン・ザ・プール』のあらすじ【起】

営業マンの田口は、ある日を境に不思議な症状にみまわれることとなる。なんと、自分の局部が勃起をしたまま、全く萎えないのだ。これでは日常生活にも支障をきたすため、田口は伊良部総合病院を受診することにした。泌尿器科を受診した田口は、継続性勃起症という診断を受ける。しかし、病名がついたところで具体的な治療法があるわけでもない。

困り果てた田口は、最終的に神経科を受診するのだった。しかし、その神経科は一風変わったところだった。看護師として勤めているマユミは、まるでAVのような際どいナース服を身に纏い患者を誘惑し、そして、医師の伊良部は、針が刺さる瞬間に興奮を感じる変態だった。

伊良部は田口に、何か心に抱えているものがあるのではないか、ということを見抜く。田口は元々気の弱い人物で、会社でも自分の意見を強く主張することは滅多になかった。さらに継続性勃起症を患ったことで、自らの局部を常に隠さなくならなければいけなくなった田口の行動は益々不審になっていく。そんな田口に、同僚達は徐々に距離を取るようになるのだった。

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映画『イン・ザ・プール』のあらすじ【承】

そして、田口にとって最も大きなわだかまりとなっていたのが、3年前の妻との離婚の一件だった。その際、実際は妻に言いたいことが色々あったにもかかわらず、田口は妻の前で格好をつけようと、結局何も言わずに別れたのだった。伊良部は、妻に文句を言えば勃起は収まるのでは、と提案する。

そして伊良部は、元嫁の職場に田口を連れていくのだった。しかし、田口はその気の弱さゆえに、結局元嫁に何も言えずに帰宅するのだった。落ち込む田口だったが、そんな彼の元に救いの電話がかかってくる。なんと、以前に診察した泌尿器科が、治療法を見つけたというのだ。田口は大いに喜び、すぐさま病院へと向かった。

しかし、実は治療法を見つけたというのは真っ赤な嘘だったのだ。非常に珍しい症例であるため、医師は田口の局部の動画や写真を撮り続ける。しかし、騙された田口がとうとう怒りを爆発させる。そして、田口がひとしきり泌尿器科で暴れた頃、勃起は自然と収まっていたのだった。

映画『イン・ザ・プール』のあらすじ【転】

岩村涼美は、ルポライターとして働く女性である。彼女はとても真面目な性格をしており、仕事にも熱心に取り組んでいた。しかし、そんな性格が仇となり、彼女はある日を境に強迫神経症に悩まされることとなる。そんな彼女が、強迫神経症を治すために通い始めたのが伊良部神経科である。

しかし、そこの医師、伊良部はかなり変わった人物であった。普通ならば涼美の強迫神経症を治そうとするところ、何故か伊良部は、「ガスや漏電も怖いよね」と、彼女にさらなる不安を植え付けていくのだ。そんな彼に憤る涼美だったが、しかし、一方で常に自由で楽しそうな伊良部を涼美は羨ましく思う。

そんな時、涼美と伊良部はとんでもない事件に巻き込まれてしまう。なんと、冷蔵庫に隠されていたヤクザの死体の第一発見者となってしまったのだ。そんな、どれだけ身構えていても予測できるはずのない事態に遭遇した涼美は、常に神経質でいる必要はないことを悟る。そして、彼女の強迫神経症は自然に治っていったのだった。

映画『イン・ザ・プール』の結末・ラスト(ネタバレ)

大森は、仕事のできる優秀な人材である。可愛らしい妻もいて、順風満帆に思える大森だったが、実は妻に隠れて愛人と逢瀬を交わす、不義を働いていた。そんな大森のもっぱらのストレス解消法は、プールに通うこと。プールで泳ぎ、心地よい疲労を感じることで日頃の鬱憤を発散させていたのだった。

しかし、ある日を境にそんな大森に変化が現れる。元々ストレス発散のために通っていたプールだったが、なんと、プールに通わないと落ち着かない、「プール依存症」となってしまったのだ。そんな矢先、大森の仕事が忙しくなり、プールに通うことが難しくなってしまう。洗面台に水を溜め、それに入ることで気を紛らわせ、なんとかプールに入りたいという欲求を誤魔化していた大森。

しかし、そんな大森の我慢がある日とうとう爆発する。大森は深夜、既に閉まっているプールに侵入する。大森の行為は立派な不法侵入であるため、警察も駆けつけてくる大惨事となってしまう。しかし、大森は満足げにプールに飛び込むのだった。こうして、大森も伊良部神経科の患者となるのだった。

映画『イン・ザ・プール』の感想・評価・レビュー

人気の原作をもとにした、ちょっとおかしいトンデモ精神科医の話。
通い詰める患者たちも、それぞれキャラクターや症状が独特で目が離せない。
ちょっとした小ネタも散りばめられておりB級感満載で、最初から最後までくだらないため、頭を空っぽにして楽しめた。
しかし、大きな展開や盛り上がりに欠けるので、観る人によって好き嫌いは分かれるかもしれない。
自分ならこんな精神科医のいる病院が近所にあったら、足繁く通い詰めてしまうかもしれない。(女性 20代)


かなり過激で際どい、でもだからこそ面白い作品です。松尾スズキ主演ということでかなりコアなファン向けの作品をイメージしましたが、想像していた以上にぶっ飛んでいて笑える作品でした。
松尾スズキが演じるのはかなり変わり者の医者。病院のスタッフも露出の多すぎるナースなどかなり変わってます。そんな病院に来る患者も相当な変わり者。そんな変わった患者の変わった病気を変わった方法で治してしまう不思議なお医者さんでした。最後まで笑える要素がいっぱいです。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    テレビドラマ化、アニメ化もされた奥田英朗の小説、伊良部シリーズの初の映像化作品。
    原作や他の映像化作品では、一人の患者の治療をしている時は他の患者に関わっている様子はないが、映画では同時期に患者たちが道端ですれ違うなど、奇妙な世界観になっている。
    プール依存症の大森だけは田口と涼美の治療が終わってからの設定だが、後ろで伊良部がプールに入ってはしゃいでいるシーンが何度かある。

    映像技術が時代の違いをほとんど映し出しておらず、地下にある伊良部の診察室だけ青白い照明になっていたり、伊良部の元妻の顔を映さないので、アクションシーンがあっても違和感がない。
    小ネタは自然なものが多いのだが、伊良部の台詞が極端であったり、人を小バカにしたものが多くて見る人を選ぶだろう。
    また、田口の場面には下ネタも多く使われている。

  2. 匿名 より:

    たびたび映像化されたり、原作も人気作品なので、他のものとの比較対象になりやすい映画です。
    見る側の目も厳しいものがあると思います。
    ですが、飛びぬけておかしな印象を与える三木聡監督と松尾スズキの伊良部ワールドは、原作抜きでも面白いです。

    三木聡監督は、この作品が映画監督としてのデビュー作で、松尾スズキは初主演映画。
    なのに独特の存在感や世界観があって、小ネタもぎっしり。

    ドクロがあるかもしれないと言いながら「髑髏」の書き方を説明するシーンを見ていると、漢字の書き方を覚えてしまうという不思議な部分もあります。
    まるで金田一耕介に出てきそうな、頭にロウソクを2本立てて夜中にプールに向かって走る大森役の田辺誠一の演技は、何度見ても笑いが止まりません。

  3. 匿名 より:

    精神科医、伊良部の傍若無人な様子だけでなく、たちっぱなしの田口、強迫神経症の涼美、プール依存症の大森の3人の周囲の人間との関係や生活環境がしっかりと描かれたストーリー。
    それぞれのキャラクターに対して感情移入できたり、嫌悪感を覚える場面が作ってあり、折りたたみ傘を常に持ち歩いてしまうなど、ありがちな事もしっかりと付け加えられている。

    しかし、冒頭の神経科の医者の勉強会の場面で、プールの水を飲む男性に対して「女子高生のおいしい水」という発言は、女性の反感を買うだろう。

    神経の病気に詳しくなくても、脅迫神経症はこういう事があるという図書館でのシーン、たちっぱなしの泌尿器科での説明シーンがあるのでわかりやすい。
    しかし、原作ありきの作品になってしまうため、原作や他の映像化作品と、どうしても比較されるだろう。

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