この記事では、映画『いのちの停車場』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『いのちの停車場』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0062866
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 119分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 成島出 |
キャスト | 吉永小百合 松坂桃李 広瀬すず |
製作国 | 日本 |
映画『いのちの停車場』の登場人物(キャスト)
- 白石咲和子(吉永小百合)
- 東京にある大学病院で、救命救急センターの医師をしていたが、ある事案によって退職し、生まれ故郷の金沢で、在宅医療医として働き始める。
- 野呂聖ニ(松坂桃李)
- 咲和子の勤めていた東京の大学病院で、事務員の仕事をしていた。医学部を卒業したが、医師国家試験には通過できなかった。
- 星野麻世(広瀬すず)
- 金沢の「まほろば診療所」の、訪問看護師。亡くなった姉の子供の、代わりの母親として、育児をしている。
- 仙川徹(西田敏行)
- 金沢の「まほろば診療所」の院長。過去の事故で車椅子生活を送っている。生命よりも「人間の尊厳」を大切にしたいという方針で、医療活動を行っている。
映画『いのちの停車場』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『いのちの停車場』のあらすじ【起】
東京にある大学病院の、救急救命センターの医師・白石咲和子はその夜、大規模な事故で重傷を負った患者の対応をしていた。次々と搬送されてくる患者に対して、医師の人数は少ない。
そこへ、事務員の野呂聖二が、車にはねられた少女を連れて来た。野呂は医学部を卒業したが、医師国家試験には合格出来ず、現在は病院の事務員として働いている。咲和子は少女を引き受けたが、他の患者の容体が急変したため、その処置を優先した。野呂は、目の前で苦しむ少女を見ていられなくなり、医師免許を持っていないにも関わらず、少女に点滴を打った。
医師免許を持っていない野呂が医療行為をしたことは、大きな問題となった。
野呂が、病院の上層部に呼ばれて叱責されているところに、咲和子が乗り込み、「野呂は人間として正しいことをした。責任は、現場の責任者である自分が取る」と訴え、病院を退職した。
咲和子は、生まれ故郷の金沢で、父の達郎と暮らしながら「まほろば診療所」の在宅医療医として働き始めた。「まほろば診療所」の院長・仙川と、訪問看護師・星野は咲和子を歓迎した。
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映画『いのちの停車場』のあらすじ【承】
仙川は、過去に逢った事故により、車椅子での生活をしており、星野は亡くなった姉の子供を育てている。
咲和子が星野と一緒に患者の家を訪れた際、咲和子はショックを受けた。末期の肺がんだが喫煙をしながら芸者の仕事を続ける寺田。妻のシズが脳出血で寝たきりとなり、「それでも自分がシズの面倒を見ると決断したから」と、ゴミ屋敷になった自宅で暮らす徳三郎。小児がんの8歳の萌は、辛い治療に耐え続けてきたが効果はなく、それでも萌の母・裕子は新薬を使った治療を次々と受けさせたいという。
咲和子は、救命の最先端を走り続けて来たため、しばらくのうちは、診療所の方針として「命よりも大切なものがある。それは、人間の尊厳であり、それを支える家族に寄り添うことだ」という信念があることを理解できなかったが、診療所での医療活動を重ね、仙川や星野と接するうちに、自分の考えを改めたいと考えるようになった。
映画『いのちの停車場』のあらすじ【転】
ある日、野呂が診療所を訪ねて来た。野呂は東京の大学病院を退職し、自分をかばって職を退いた咲和子を、金沢まで追いかけて来たという。野呂は咲和子のもとで働きたいと懇願し、仙川は、野呂を診療所で雇う決断をした。
野呂は、診療所で咲和子と共に働く中、医師国家試験にもう一度挑むことを考え始める。
時は経ち、新年を迎えた。咲和子と星野は、一緒に咲和子の家のキッチンに立ち、おせち料理を作っていた。
達郎が年賀状を出しに行こうと外に出た際、達郎は転倒して大腿骨を骨折してしまう。達郎は手術を受けた後、リハビリを続けたが上手く行かず、絶望の末に「自分の命のしまいかた」について咲和子に訴え始めた。
そんな中、星野の提案で、咲和子と星野、野呂は、ゴミ屋敷となったシズの家の掃除を始めた。「自分と、自分の妻とのことに、自分以外の人間に介入されたくない」と言い続けて来た徳三郎も、家がすっかり綺麗になったのを見て「シズが元気だった頃のようだ」と喜んだ。その後、シズは息を引き取る。
映画『いのちの停車場』の結末・ラスト(ネタバレ)
萌は最期のときを迎えようとしていた。
萌の両親は治療をあきらめたくないという姿勢を貫こうとしていたが、萌の、副作用による身体的苦痛を考えたら、これ以上は抗がん剤治療を続けない方が良いと、診療所のスタッフの意見は一致していた。
自分の最期を感じ取った萌は、「海に行きたい」と言う。「生まれ変わったら、人魚になりたい。自分はもうすぐ死ぬから、早いうちに海に行って、人魚に生まれ変わらせてくださいとお願いしなくてはいけない」
星野と咲和子、野呂は、萌と萌の両親とともに海に行き、楽しそうに笑う萌と時間を共有した。
その後、萌は息を引き取った。
医師国家試験に挑戦する決意を固めた野呂は、医師免許を取ったら咲和子のもとに戻ると約束した上で、東京に戻る。
咲和子が、自宅で自殺を図った達郎を発見したのはその直後で、達郎の「苦痛に耐えなければならない理由は何か?もう殺してくれ」という言葉に、心が揺れる。
父の安楽死を考え始めた咲和子に、仙川は否定の意を表するが、咲和子の意志は変わらない。
その後、達郎と朝陽を眺めながら、咲和子は涙した。
映画『いのちの停車場』の感想・評価・レビュー
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映画『いのちの停車場』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『いのちの停車場』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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