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映画『インビクタス 負けざる者たち』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『インビクタス 負けざる者たち』の概要:反体制派として刑務所に収監されていたネルソン・マンデラが解放され、大統領に就任した南アフリカ共和国。権利の拡大を期待した黒人はマンデラを歓迎し、社会から追いやられることを危惧した白人は事態を悲観する。しかし、マンデラが真に望んでいたのはそのどちらでもなく、人種を超えた調和だった。

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映画『インビクタス 負けざる者たち』の作品情報

インビクタス 負けざる者たち

製作年:2009年
上映時間:134分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン etc

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映画『インビクタス 負けざる者たち』の登場人物(キャスト)

ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)
南アフリカ共和国の新大統領。人種を超えた調和を目指す。自国のラグビーチーム、スプリングボクスが異なる人種を結ぶ、新時代の象徴になることを期待している。
フランソワ・ピナール(マット・デイモン)
スプリングボクスの主将。マンデラとの会談で、彼の言葉に感銘を受けて期待に応えるべく、チームをワールドカップ優勝に導こうとする。

映画『インビクタス 負けざる者たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『インビクタス 負けざる者たち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ【起】

南アフリカのとある学校。サッカーの練習をする黒人のグラウンドとラグビーの練習をする白人のグラウンドが道路で隔たれていた。その通りを、警察に警護された一台の車両が通る。黒人たちはフェンス越しに道路へ向かって声援を送った。警護されていた車両には収監されていたマンデラが乗っていたのだ。白人の教師は、マンデラのことをテロリストと揶揄し、彼が釈放されたことは、この国の破滅の始まりだと嘆く。

マンデラの解放に沸いたのは、グラウンドだけではなかった。彼を応援していた人たちの歓声が響き、仇なす者たちは暴力をばらまいた。南アフリカは、一人の男を中心に内戦勃発の危機に瀕することになった。マンデラは大統領就任式の場で、対話を訴えた。

まだ日も出ていない早朝、ネルソンは護衛を引き連れて日課の散歩に出かけた。絶えず暗殺の危機に晒されているネルソンが暗い道を歩くことを護衛は快く思っていなかったが、ネルソンは動じない。ネルソンが散歩を続けていると、道端の店の前に新聞の朝刊が届けられているのを見つけた。見出しには、新大統領は国を導けるのかという見出しがあった。自分は期待されている反面、新体制を不安に感じている者もいるとネルソンは再認識した。

映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ【承】

黒人の権利が拡大したことは、幸せばかりをもたらさなかった。アフリカに住む白人は復習に怯えていた。フランソワの父は息子の将来を危惧する。将来、職は黒人に奪われ、白人はアフリカを追い出される。覚悟しろと息子に忠告した。

初出勤の日、大統領は職員を招集した。白人の職員たちは解雇されることを覚悟する。大統領は集まった職員に対し、辞めたければ辞めても構わないと言った。それから、しかし、前政権で勤めていたことや、肌の色や言語の違いを危惧しているのなら、そんな不安は無用だと続けた。

人員不足に喘いでいた警護班の部屋に、公安から来たという白人が四名やってきた。彼ら本日を以って警備班に配属されたと言い、マンデラの署名入りの辞令を差し出した。班長のジェイソンは公安のことを信用せず、マンデラに直接辞令の確認をした。マンデラは増員の依頼に応じたと言うが、ジェイソンは納得できなかった。白人たちは多くの同志を殺した。彼にはそんな連中と和解はできなかった。

警備班の部屋に戻ったジェイソンは、大統領の期待に応えるため、白人も黒人も隔てなく仕事をするよう努めた。大統領のスケジュールを確認すると、悩みの種を見つけた。大勢の人が集まるラグビーの試合で、試合前の挨拶が計画されていたのだ。

映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ【転】

スタジアムで選手一人一人に握手を交わしていくマンデラ大統領。更に、大統領は観客にまで挨拶を始めた。警備員は慌てて、試合開始が遅れると言って、彼を引き留めた。去り際、大統領に紙コップを投げつける者がいた。大胆な大統領の振る舞いに、白人の警備員は驚き、黒人の警備員は呆れていた。

イギリス対南アフリカの試合が始まった。試合結果は南アフリカの大敗だった。世界レベルには到底及ばない。そう評されたチームは誰かが敗北の責任を取らなければならない。リーダーを務めていたフランソワは自分が解雇されると覚悟していた。

黒人たちは、南アフリカチームの敗北を政治的に利用しようとしていた。古くから続くチームのエンブレム、名前、ユニホームの色そのものがアパルトヘイトの象徴と見做されており、これを機に変えようと言うのだ。改革はラグビーだけではなく、国が抱える全てのチームに及ぼうとしていた。

スポーツ改革の動きを知った大統領は、それを見過ごすことができなかった。スポーツ改革の会合の現場に単身赴いたマンデラは、参加者に考えを改めて欲しいと訴える。相手が持っていた文化を潰そうとするのは、威圧に他ならない。寛容さを示し共に繁栄することが重要だと大統領は説いた。

映画『インビクタス 負けざる者たち』の結末・ラスト(ネタバレ)

負けが続く南アフリカチーム『スプリングボクス』。その責任を取るために、マネージャーとコーチが解雇されたことを大統領は知る。しかし、主将のフランソワは残留が決まった。大統領は彼を茶会に招くことに決めた。誘いを受けたフランソワだが、大統領の思惑を理解できず、動揺した。

フランソワを大統領執務室に招いたマンデラは、彼に指導者としての哲学を尋ねた。チームに全力を尽くさせるには、自らが手本を見せることだとフランソワは答えた。マンデラは質問を重ねた。メンバーが思う以上の力を引き出すには? 答えを詰まらせたフランソワに対し、マンデラは自分の場合は、優れた作品と出会ったことだと語る。絶望的な状況で読んだ詩。ただの言葉にひらめきを受けて、自分を奮い立たせることができた。マンデラの話を聞いたフランソワは、試合前のチームの様子を振り返った。彼らも試合前には同じ音楽を聴き、闘志を高める。持てる力以上を発揮する手段を探るのが重要だと説いた大統領に対し、フランソワは感銘を受けた。

フランソワは、チームを変えようとメンバーに訴える。しかし、彼が大統領と面会していたことを知るメンバーは、大統領に唆されているだけだと揶揄した。白人だけで構成されるスプリングボクスのメンバーは、黒人の大統領が気に入らなかったのだ。自分の言葉に耳を貸さないのは、大統領への偏見のせいだと考えたフランソワは、メンバーを連れて大統領が収監されていた刑務所を訪れる。フランソワは大統領の独居房から窓の外を眺めた。そして、マンデラの長く苦しい苦難の日々のことに想いを馳せた。

大統領が過労で倒れてしまった。医者からは絶対安静が命じられた。しかし、大統領は国のため、ろくに休まず公務をこなしていく。外交の会議に出席していた最中、スプリングボクスが決勝に進出したことを知らされる。大統領は笑みを浮かべ、決勝戦の日は他の予定を入れるなと秘書に命じた。

決勝の日。マンデラは会場で両チームの選手一人一人と握手を交わした。人種の隔てなく敬意を表明したマンデラに場内から喝采が起こる。遂に試合が始まった。一進一退の攻防の末、スプリングボクスは見事勝利を収める。国民は勝利に沸き、マンデラも試合結果に満足した。南アフリカ国民は、誇りを手にして新しい時代を築き始めた。

映画『インビクタス 負けざる者たち』の感想・評価・レビュー

単なる熱いスポーツ映画では済まない、社会派の作品でした。
監督にクリント・イーストウッド、主演にモーガン・フリーマン、マット・デイモンという豪華な顔ぶれで、全てがハマり役でした。
ラグビーシーンでは拳を握って熱くなり、ドラマシーンではじっくりと考えさせられるとてもいい作品です。
マンデラが訴えたいこと、そしてこの作品を作ったイーストウッドが伝えたいこと、それらが交錯した結果の傑作です。
スポーツという切り口なので、普段あまり映画を観ない若い方にも受け入れられやすいのではないでしょうか。
ぜひ多くの方に観ていただきたい一本です。(女性 20代)


差別に関する歴史的な出来事や背景が分からずとも、内容が理解できる作品だと思います。黒人と白人の敵対心をラグビーによって取り払うという、嘘のような実話です。誇れるもの、象徴を持つことで国民が一つになるシーンは感動です。ラグビーも迫力があり、本物を見ているようです。試合に夢中になるほど、この映画のメッセージが伝わります。

モーガン・フリーマンの出演映画にハズレ無しです。彼の醸し出す、この人に任せれば大丈夫という安心感が、主人公にぴったりとハマっています。(男性 20代)


いくらでも美化できる話をさすがイーストウッド、さらりと描いてくれてありがたい。
この作品のハイライトは言うまでもなく、ラグビーワールドカップの決勝戦の再現だ。
実は「トライ」なしで15対12という試合は割と珍しい。しかも3点差というのはトライ1つでひっくり返る点差なので、3点差で残り時間を過ごすのは心臓に悪い展開だ。正直これだけでも泣ける。こんな試合されたら心動かされて当然だ。
いや本当、すごい人達の話だ。(男性 40代)


クリント・イーストウッド監督作品。主演はマット・デイモン。「ラグビーワールドカップ」というと日本人選手たちの活躍により「ラグビーブーム」が巻き起こったことも記憶に新しいですが、今作の舞台は1994年の南アフリカ共和国。
黒人差別が強く残るこの時代に、南アフリカ大統領の「ネルソン・マンデラ」は差別を無くす「平等」な国を作るために奮闘していました。そして、南アフリカのラグビー代表チームの主将も、チームを強くするために奮闘していたのです。
「スポーツマンシップ」という言葉がぴったりなこの作品は、「情熱」や「希望」、「夢」を持ち、何かを「変える」ためにひたむきに努力する人々の姿がものすごく真面目に、丁寧に描かれていて全てにおいて最高の作品でした。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    最後のシーンで南アフリカの優勝で沸き立つ街中をマンデラが車に乗って帰って行くのだが、その混雑を抜けて進路を変更しようとする運転手に「ゆっくり行こう。急ぐことはないのだから」と締める部分が、思想家としての忍耐強さを物語っており印象的である。国を変えるというような大義名分はそう簡単に叶えられるものではないのだ。単純な表現だがそういった分かり易さが人の心に届くのであろう。

  2. 匿名 より:

    クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン、マット・デイモンという布陣で撮られた映画という事で駄作はあり得ないだろう。モーガン・フリーマンという俳優は脇役が多いながらも、どんな映画に出ても主役級を喰ってしまうような存在感があり、彼の出演で映画の質が数ランクアップするのは誰もが認めるところだろう。本作での主演というのは彼以外の適役はまずいなかったはずである。デンゼル・ワシントンやジェイミー・フォックスでは若すぎるし、モーガン・フリーマン以外にマンデラ役をこなせる現役俳優は思い当たらない。マット・デイモンもラガーマンという程の体格には恵まれていないが、面構えはそれらしい。どんな役でもこなせるという点に於いては適役だろう。そしてイーストウッド監督らしいストレートな男の世界を描いた良作である。

  3. 匿名 より:

    現在このようなスポーツ映画というのは滅多にお目にかかれない。野球やサッカーに加え、格闘技やオリンピック参加種目となっている競技の殆どが、予選から決勝などスポーツはリアルタイムで観られるようになった。そして筋書きのないスポーツというものは映画を遙かに凌ぐ感動や興奮を秘めており、それを解説する専門家の見識も高く、テレビ観戦をしているとある種の映画を観ているようでもある。ネルソン・マンデラという人物がいなければ成り立たなかった映画だろうが、マンデラ氏の波瀾万丈の人生を描写するには、人種問題や差別・偏見という尽きないテーマが重くのしかかり、正直なところ焦点の合わせようがないだろう。その中でこういった特殊な背景をモチーフに描くのが、映画が公開された時点では最も適していたのではないだろうかと感じた。

  4. 匿名 より:

    1995年のラクビー・ワールドカップ南アフリカ大会は、ニュージーランド・オールブラックスのスーパースター、ジョナ・ロムーのためにあるような大会だった。相手のタックルをかわしトライを積み重ねる華麗なプレーは、世界中のラグビーファンの目を釘付けにした。ロムーとオールブラックスの強さを見せつけるような大会だったが、決勝試合直前にホスト国の大統領ネルソン・マンデラにより大会の様相は一変し、南アフリカのための大会となった。マンデラは南アフリカのスプリングボクスのユニホームと帽子という姿で登場したのだ。開催主催者であるホスト国の首相としてマナー違反とも思えるような行動を、人格者であるマンデラ大統領が何故そこまでしたのかよく理解出来る作品である。アパルトヘイト以降の南アフリカを、白人と黒人の垣根を取り払い、一体となった国づくりをしていこうとするマンデラ大統領と、国の恥までマスコミに言わしめた、代表チームのスプリングボクスを強くしたいと願う主将のピナールを、イーストウッド監督はストレートなスポーツマンシップで描いている。社会的な背景はそっちのけという訳ではないが、そういった細かなところは長い時間を掛けて対処してゆく問題であり、その出発地点に起こった物語として、ネルソン・マンデラ周辺の一部分をクローズアップした映画らしい視点である。

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