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映画『Jの悲劇』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『Jの悲劇』の概要:「007 スペクター」のダニエル・クレイグ主演のサスペンス。共演はリス・エバンス、サマンサ・モートン、ベン・ウィショー。原作はイアン・マキューアンの「愛の続き」。ロジャー・ミッシェル監督の2004年英国映画。

映画『Jの悲劇』 作品情報

Jの悲劇

  • 製作年:2004年
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:サスペンス、ラブストーリー
  • 監督:ロジャー・ミッシェル
  • キャスト:ダニエル・クレイグ、サマンサ・モートン、リス・エヴァンス、ビル・ナイ etc

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映画『Jの悲劇』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『Jの悲劇』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『Jの悲劇』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『Jの悲劇』 あらすじ【起・承】

作家で大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)は、晴れた日に恋人で彫刻家のクレア(サマンサ・モートン)とオックスフォードの草原に遊びに来ていた。

そこで、用意してきたワインを開けようとした時、2人の前に赤い気球が落下事故を起こしてしまう。ジョーは、近くにいた男たちと共に気球を止めるべく、しがみついていた。

気球には少年が取り残されていた。ところが、少年を助けようとして、男たちのうち1人が落下して死んでしまう。幸いなことに少年は無事だったらしい。

ジョーは、気球落下事故で知り合ったジェド(リス・エバンス)と落下した男の遺体を見た。信心深いジェドは、遺体に祈りを捧げていた。

久しぶりに夕食を共にした親友のロビン(ビル・ナイ)に、気球落下事故のトラウマについて打ち明けた。”俺が手を離さなければ・・”と。

それから数日後、ジェドから突然、ジョーへ電話がかかってきます。この日から、ジェドのジョーへのストーカー行為が始まってしまう。

大学の講義室にもジェドはつきまとってきて、気持ちの悪い歌を歌って講義を邪魔するのだった。

ある日、恋愛心理学の講座で、学生スパッド(ベン・ウィショー)は、ジョーにあてられるが上手く答えられない。

映画『Jの悲劇』 結末・ラスト(ネタバレ)

ジェドのストーカー行為は、日に日にエスカレートしていった。怖くなったジョーは、恋人のクレアにも相談するがそっけなくされてしまう。

彫刻家のクレアには、愛する人の彫刻は作らないというルールがあった。ところが、ジョーとの仲が冷えたクレアはジョーの顔の彫刻を掘っていたのだ。

それを発見したジョーは、クレアの心が自分から離れていったことを知るのだった。

ある日、ジョーが大学から戻ると、勝手に家まであがりこんでいたのだ。恋人クレアも震えていた。ジョーの姿を見たジェドは、恋人クレアを包丁で刺してしまう。

腹を刺されたクレアは倒れてしまった。それでも、ジョーへの愛を叫び続けるジェド。”キスがしたい。”と言い出したジェドに答えてみせるジョー。

キスで油断させた隙に形成逆転とばかり、ジョーはジェドを刺した。これでようやく終わったかのように思えたが、後に精神病で施設にいられてもなお、ジェドは不気味に笑うのだった。

数ヶ月後、平安を取り戻したジョーとクレアは、気球の落下事故に巻き込まれた草原に来ていた。あの日と同じようにワインを開けようとして・・。

映画『Jの悲劇』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『Jの悲劇』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ヒッチコック作品のような味わいを持つ、恐怖のストーカー映画!

人には、理詰めで考えるタイプと広く、浅く考えるタイプがいるのだそうです。本作では、理論的に思考しないと気が済まない男を襲った恐怖の物語です。

知的な役をさらりとこなす、ダニエル・クレイグがいい。またほんの数分ですが、大学生役でベン・ウィショーも出演しており、繊細な青年を好演しています。

ストーカーを題材にした映画はたくさんありますが、ストーカー役の男が汚い恰好をしている点とヒッチコック映画のように恐怖を音楽であおる演出がたまらなく怖い。

この映画は、ストーカーが主人公の恋人クレアを刺してしまうシーンまでは面白いのに、終わりに近づくにつれて終わりが見えない展開になります。

そこは最後まで気をぬかないでおくれよと突っ込みたくなるんですが・・。知に偏りすぎてもダメという教訓なのかもしれません。

ダニエル・クレイグ&ベン・ウィショーでヒットの予感!

「007」シリーズで共演している2人は、実は本作が初めてではありません。ベン・ウィショーのデビュー作「ザ・トレンチ 塹壕」(99)から、ずっと一緒なんです!

2人の年は一回り違うので、”お父さんのように思っている”とベン・ウィショーが語るほどです。だからこそ、ボンドとQの信頼度が厚いのかもしれません。

芸能界で息の長い活動を続けてゆくためには、若い年齢でブレイクせず、じっくり30代半ばまで待つというのも大事だと教えてくれる2人なのでした。

ダニエル・クレイグの次回作は、まだ未定ですが、TVドラマへの出演依頼もきているそうです。これからもそんな2人から目が離せない!


ダニエル・クレイグが出ているサスペンス作品だと思って鑑賞したので、まさかのストーカーの展開に驚きつつ、迫り来るジェドになんとも言えない気持ち悪さを感じました。
誰かを愛するのは自由ですが、それが相手の迷惑になるのなら身を引くべきだと考えているので、ジェドのように自分の本能のままに行動する人を羨ましく思いつつも、私には出来ないなと感じました。
最後まで気の抜けない展開で、まだ何かあるかもしれないと全てを疑いながら見てしまうのでとても体力を使います。(女性 30代)

映画『Jの悲劇』 まとめ

恐怖のストーカー映画でも、心を和ませてくれる存在があります。それは、主人公の親友役を演じるビル・ナイです。

彼は、いつもおいしい役をしてるなぁと感心してしまいます。映画は映画監督のものという考えがあるけど、私は役者のものだ!と強く言いたい。

本作は最後があいまいでイマイチの評価なのですが、ダニエル・クレイグ、ベン・ウィショー、ビル・ナイなどの俳優の頑張りにこれからも期待したい。

恋をしてうっかり、相手を傷つけないために本作を観て予習しておきましょう。

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