映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の概要:トム・クルーズ主演、アクション映画『アウトロー』の続編。元同僚の少佐が、身に覚えのない罪で逮捕投獄されたと知った主人公ジャック・リーチャー。事件の真相を暴くため、ジャック・リーチャーは元同僚と協力して巨大組織の陰謀に迫る。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の作品情報
上映時間:118分
ジャンル:アクション
監督:エドワード・ズウィック
キャスト:トム・クルーズ、コビー・スマルダーズ、オルディス・ホッジ、ダニカ・ヤロシュ etc
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の登場人物(キャスト)
- ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)
- 元憲兵隊指揮官少佐。元同僚のターナーが逮捕されたと知り、再び軍に戻りターナーの助けに入る。
- スーザン・ターナー(コビー・スマルターズ)
- 第110憲兵隊少佐。リーチャーの元同僚。軍の機密情報を密売している容疑で、逮捕される。
- サマンサ・ダットン(ダニカ・ヤロシュ)
- 売春婦の母を持つ15歳の少女。軍人を父に持つが、リーチャーではないかとされている。
- アンソニー・エスピン(オルディス・オッジ)
- 第110憲兵隊大尉。ターナーと一緒に仕事をしている仲間で、リーチャーの指揮で働いたこともある。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のあらすじ【起】
ワシントンDCを訪れたジャック・リーチャーは、元同僚のターナー少佐を訪ねて軍基地に赴く。ところが彼女は、数日前に電話した以降にスパイ容疑で逮捕されていた。
面会を求めたリーチャーは、彼女の弁護役であるモアクロフト大佐に会いに行く。会って早々大佐からは、反権威で反社会的、更には父親失格と罵られる。独身であるリーチャーが顔をしかめると、身に覚えのない子供の養育費が未払いとされていた。
何のことか分からない上に、逮捕されたターナー少佐の証拠も微々たるものであったため、リーチャーは大佐に、軍服が泣くと吐き捨てその場を後にする。
その後、リーチャーがダイナーで軽食を取っていると、大手の軍事請負会社パラソース社の者がリーチャーを尾行していた。尾行に気付いたリーチャーは、パラソース社の手の者をあっさりと返り討ちにする。
尾行を撒いたリーチャーは、自分の子供疑惑のある少女を見つけ尾行する。少女サマンサは、リーチャーの尾行に気付くと噛みつくような態度を示し、取り付く島もなくリーチャーの前から姿を消す。
翌日、モアクロフト大佐はリーチャーにターナー少佐の逮捕経緯について語る。部下2人をアフガニスタンへ向かわせたところ、射殺体で発見され、翌日にターナー少佐は逮捕されていた。リーチャーは大佐に、部下を殺しターナー少佐を逮捕するよう仕向けたのはパラソール社だと告げた。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のあらすじ【承】
更にその翌日、ターナー少佐の後任であるモーガン大佐に呼ばれたリーチャーは、深夜にモアクロフト大佐が殴り殺されたと教えられる。そして、その容疑者にリーチャーが挙げられ、逮捕された。
刑務所に連れて行かれたリーチャーは、弁護人にパラソール社の犯行だと告げるが、弁護人は全く意に介さなかった。弁護人と話している最中、パラソール社の者が刑務所に来ていることに気付いたリーチャーは、強硬手段を取りターナーを連れて一緒に脱獄する。
脱獄後、ターナーから更に詳しい話を聞く。ターナーの部下は、アメリカ軍がアフガニスタンから離脱する際に消えた大量の武器の行方を探すため、アフガニスタンへ向かっていた。しかし、2人はアメリカ軍の9mm銃で後頭部を撃たれ死亡していた。
2人が送ってきた最後の報告を見ていなかったターナーは、ネットカフェでメールにアクセスする。その情報を掴んだパラソース社の殺し屋は、2人の抹殺に向かう。殺し屋からなんとか逃げた2人は、モーガン大佐の自宅に向かい、ターナーのメールに来ている部下からの最後の報告をデータに取った。
そのデータを調べていると、サマンサと街角で話している写真が出てくる。2人は急いでサマンサの部屋へ向かい、サマンサを救い出す。
次の手がかりとして、リーチャーはターナーのいた第110憲兵隊に勤める軍曹にパラソール社の情報と、部下が尋問した人物の情報を求める。パラソース社の本社がニューオーリンズにあると知り、パラソール社の殺し屋の追っ手を撒きながら飛行機で向かう。
自分がなぜ追われているのか、いい加減事情を話せとサマンサに言われ、リーチャーはサマンサが自分の娘だと話す。サマンサは、軍にお金の申請をしたのは自分のせいだと謝り、リーチャーに涙を見せた。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のあらすじ【転】
リーチャーとターナーは、アフガニスタンで部下が尋問したプルドムという男を探す。サマンサが、薬物中毒の退役兵がたむろする廃倉庫の手がかりを聞き出してくる。リーチャーとターナーは、廃倉庫でプルドムを探し当てた。
プルドムはアメリカ軍の武器を警備する仕事を受けていたが、パラソール社から口止め料を貰い、武器の数を誤魔化していた。その武器を、パラソール社が現地の武装勢力に密売する。その後、値段交渉で武装勢力とパラソール社が対立すると、プルドムの所属していたアメリカ軍武器輸送隊が襲撃を受ける。
アメリカ軍が救援に現れ、尋問を受けている最中、パラソール社の社員が突然アメリカ軍人を射殺したとのことだった。
ターナーはプルドムの話を聞いて首を傾げる。武器を敵の武装勢力に密売していると知ったら国との契約は白紙になり、巨額の利益を失うことになる。それを失っても構わない程の何かがあると踏んだリーチャーとターナーは、リーチャーの元部下でターナーの同僚であるエスピン大尉に連絡を取る。
プルドムを証人として引き渡し、真相を暴くためエスピンをニコルズ埠頭に呼び出した。そこでプルドムと話したエスピンは、盗聴していたパラソール社からの襲撃を受けて足を負傷、プルドムは撃たれて死亡する。助けに入ったリーチャーとターナーの協力を得て襲撃犯を撃退、その足でパラソール社の空港へ向かう。
そこには部隊長ハークネス将軍が指揮を取り、飛行機から積み荷が降ろされているところだった。積み荷の中身はロケットランチャーと記載があり、箱の中にはきちんと武器が収められていた。密売をしているため、箱の中身が空だと踏んでいたターナーは困惑する。
しかし、不審に思ったリーチャーがロケットランチャーを手に取り地面に叩きつけると、中から大量のアヘンが出てくる。その場で将軍は逮捕され、500キロ余りあるアヘンは押収された。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の結末・ラスト(ネタバレ)
その頃、ホテルでリーチャーたちの帰りを待っていたサマンサの元へ、パラソール社の殺し屋が押し掛ける。間一髪で危険を察知したサマンサは、リーチャーに電話を掛け危険を知らせ、表通りで行われているハロウィンのパレードに紛れ込んだ。
サマンサからの連絡を受けて、空港からホテルに戻ったリーチャーとターナーは、サマンサと殺し屋を追いかける。殺し屋はパレードの人ごみからサマンサを見つけ追いかけ、リーチャーとターナーもサマンサの後を追う。
建物の屋根に逃げるサマンサを人質に取られるが、ターナーから教えられていた護身術で殺し屋からサマンサが逃げ出し、リーチャーと殺し屋の一騎打ちとなる。満身創痍になりながらも殺し屋を撃退し、ターナーとサマンサは笑みを浮かべリーチャーに肩を貸した。
事件が解決した後、ターナーは再び少佐として復職し、ターナーはリーチャーに別れを述べる。ターナーは、サマンサとの間にできた絆の結末を教えてねとリーチャーにほほ笑んだ。
リーチャーはサマンサの行きつけのカフェに呼ばれ、サマンサが来るのを待つ。訪れたサマンサは、リーチャーが自分の父ではないと苦笑しながら告げる。サマンサを学校まで送り、2人は別れの挨拶をし、本当の家族のように抱き合った。
映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の感想・評価・レビュー
トム・クルーズ主演のアクション映画第2弾。流れ者、ジャック・リーチャーが元同僚の危機を救うために立ち上がる姿を描く。
何者にも縛られないジャックが米軍内にひしめく陰謀に巻き込まれていく今作は前作で素性が分からなかったジャックの過去が少し垣間見える。
サスペンス要素が強く、予測のつかない展開に引き込まれていく作品となっている。また、アクションシーンも前作以上の出来栄え。(男性 20代)
ジャック・リーチャーは優秀で、圧倒的な強さを持っているところがカッコ良い。戦いのシーンも安心して見ることができる。無表情であっさりと敵を倒すトム・クルーズの姿が素敵なので、ぜひ見て欲しい。
物語としてはありきたりな部分もあったが、それを踏まえてもおもしろかった。巨大な陰謀が渦巻く物語に15歳の少女・サマンサがどのように関わっていくのか、非常に興味をそそられた。ジャックとサマンサが徐々に仲良くなっていくのが感じられて、ほっこりした気持ちになった。(女性 30代)
トム・クルーズと言えば『ミッションインポッシブル』や『トップガン』のイメージですが、今作のジャック・リーチャーも彼の代表作とも言える役どころでは無いでしょうか。CGを一切使っていないということで、アクションシーンの迫力は凄いです。さすがトム・クルーズと言ったところでしょう。
娘を守る父親というのはよくある設定ですが、やっぱり父は強いです。リーアム・ニーソンを彷彿とさせるような無双の強さがありました。(女性 30代)
関連作品
前作 アウトロー(2012)
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