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映画『ジェイソン・ボーン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ジェイソン・ボーン』の概要:アクション・スパイ映画「ボーン」シリーズ第5作品目。CIAが企てる新たな計画「アイアンハンド」にボーンが挑む。ボーンを葬りたいCIA長官、父親の死の真相を探すボーン、CIA長官を葬りボーンを取り込みたいCIA新部長。3者の思惑が交錯する中、ボーンは自分の生き方を見出していく。

映画『ジェイソン・ボーン』の作品情報

ジェイソン・ボーン

製作年:2016年
上映時間:123分
ジャンル:アクション
監督:ポール・グリーングラス
キャスト:マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル etc

映画『ジェイソン・ボーン』の登場人物(キャスト)

ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)
元CIA暗殺者「トレッドストーン」の1人。CIA局員だった父親の変死の真相を探し求めている。
ロバート・デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)
CIA長官。ディープドリーム社のカルーアと共に、新たな計画「アイアンハンド」を打ち出す。全世界を監視し、全てを掌握しようと目論んでいる。
ヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデル)
CIAサイバー部の新女部長。デューイの考えるアイアンハンドに内心で反対し、デューイを失策させようとボーンをけしかける。
アーロン・カルーア(リズ・アーメッド)
ディープドリーム社のCEO。CIAの立てたアイアンハンドの計画に乗り、全世界を監視するSNSを作成する。計画実行段階になりデューイと意見が分かれ、デューイの計画を世間に暴露しようとする。
ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)
元CIA局員。CIAが新たに企てる「アイアンハンド計画」を知り、ボーンにそのことを伝える。
アセット(ヴァンサン・カッセル)
ボーンに強い恨みを持つ作戦員。デューイの命令でボーンを執拗に追いかける。

映画『ジェイソン・ボーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ジェイソン・ボーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジェイソン・ボーン』のあらすじ【起】

アイスランドの倉庫から、CIA本部のメインシステムがハッキングされ、機密作戦情報が引き出される。ハッキングに気付いたサイバー部部長のリーは、逆探知を行い、送電をストップさせる。だが一足遅く、機密データはハッカーに盗まれてしまう。

CIA長官のロバート・デューイに直ちに連絡が入り、同時にハッカーの身元確認が急がれる。相手は元CIA局員のニッキー・パーソンズだということが判明した。ニッキーを特定したリーは、自らニッキーの身柄確保と漏洩情報の回収に買って出る。更に、ニッキーと関与のあるジェイソン・ボーンの身柄も確保することになる。

ジェイソン・ボーンはギリシャアテネで地下ファイターとして日銭を稼いでいた。そこへニッキーからの接触がある。国会前でのデモを隠れ蓑にして、ボーンを待っているニッキーの元にボーンが現れる。人ごみの中から現れたボーンに、CIAが企てている新たな作戦が存在することを伝える。

CIAがニッキーを監視する中、ボーンも発見したCIAは2人を追う。機動隊とデモが火炎瓶や花火で激しく争う中、人ごみに紛れて2人は別々に逃げる。白バイ隊員のバイクを盗み、ボーンはニッキーと合流し、ニッキーを乗せて逃走する。

だがCIAの配備した作戦員アセットによって、後部座席に乗っていたニッキーは狙撃される。ボーンの目の前でニッキーは死亡し、彼女の手から零れたロッカー鍵だけが残った。

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映画『ジェイソン・ボーン』のあらすじ【承】

ボーンはニッキーの遺したカギを使って、ニッキーの荷物を調べる。中にある手帳にはトレッドストーンのメモと、ジェイソン・ボーンを監視と書かれていた。

CIAから盗んだデータの入ったUSBにも目を通し、自分のファイルを発見する。そこには、トレッドストーン計画の発案者が自分の父親であることと、トレッドストーン作戦以前よりボーンは監視されていたことが書かれていた。

完全なる洗脳により、人格や記憶まで塗り替え、完璧な暗殺者を作り出すCIAの極秘計画、トレッドストーン。それに父親が関与していたことに衝撃を受け、更になぜ自分がCIAに採用される以前から監視されていたのか、更に父親は自分に「とんでもないことをしてしまった」と言い残し、テロにより爆死しているが、ボーンはその死の真相を探そうとする。

一方で、ボーンの記録を洗い直し「ボーンは愛国者であり、転機があればCIAに戻ってくる」と言うボーンの担当医師のメモを見たリー。デューイに、ボーンをCIAへの復帰を促しましょうと提案する。

イギリス、ロンドンに向かったボーンは、以前自分を監視していたマルコム・スミスに会う。CIAに追跡され邪魔をされながらも、スミスから「なぜ自分を監視していたのか」と「なぜ父親が死ななければならなかったのか」を問う。

トレッドストーンを発案したボーンの父親は、作戦に勧誘され人殺しの道具として使われようとしていた息子のボーンを助けるため、世間にCIAの作戦を暴露しようとしていた。そしてボーンは、それを知ったCIAがボーンの父親を抹消したと聞かされた。

映画『ジェイソン・ボーン』のあらすじ【転】

真実を知ったボーンは、追いかけてきたアセットから逃れ、こっそりスミスから奪った無線機でデューイとアセットの会話を盗み聞く。その会話からボーンは、CIA長官のデューイが黒幕であること、アセットがボーンの父親を殺したことを感知する。

追いかけていたボーンを見失っていたリーの元へボーンは現れ、デューイとアセットの会話に出てきた“アイアンハンド”について問う。リーは、アイアンハンドとはデューイの新しい計画で、全世界を対象とした完璧な監視システムだと語る。リーはデューイの計画を阻止し葬るためと言い、ボーンに協力を申し出る。そして、デューイのいるラスベガスへボーンを向かわせた。

ラスベカスでデューイは、アイアンハンドを作り出したディープドリーム社のアーロン・カルーアと、SNSの安全性についてのシンポジウムに参加を予定していた。カルーアは「自由で誰からも監視されない安全なSNS」としてアイアンハンドをアピールし、何億というユーザーを確保する。その実は、SNSデータを全てCIAが監視すると言う裏取引が行われていた。しかしカルーアは、今になって顧客を裏切られないとデューイに反対を申し出ていた。

デューイはアセットにカルーアを暗殺するよう命令する。シンポジウムが始まる直前、デューイはリーに代わりに登壇するよう指示をする。デューイは、ボーンが空港の入国審査をパスしたことを知り、手引きしたのがリーであると予測していた。

様子がおかしいと感じたリーはボーンに携帯でメッセージを送る。シンポジウムが始まると、カルーアが発言をしたいと司会に申し出、CIAとの癒着を暴露し始める

アセットは、会場にある通気口からカルーアを狙う。だが、密かに会場に紛れ込んでいたボーンに邪魔をされ、カルーアは狙撃されるも肩に命中。発砲があったことで会場は騒然となり、人々は叫び声を上げて会場から飛び出す。

デューイは部屋に戻り、1人でボーンが来るのを待つ。警察やデューイの側近が追ってくる中、追跡を躱しボーンはデューイと対面する。待っていたデューイに、父親の真相について問いただすと、デューイは当然の結果だと語る。

復讐ではなく職場復帰がしたいのだろうと話すデューイに、ボーンは発砲を躊躇う。だが、そこへやってきたリーの銃弾を浴びてデューイは絶命した。

映画『ジェイソン・ボーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ボーンはデューイの死を自分がやったことにしてリーに別れを告げると、会場から逃げ出すアセットを追う。ボーンはアセットに対して父親を殺された恨みを持ち、アセットもまた、過去にボーンがCIAの計画を暴露したことで2年もの間投獄された上拷問に遭っており、お互いに復讐心を燃やしていた。

夜のラスベガスでカーチェイスが始まり、多くの一般人を巻き込みながら最終的に廃工場までアセットを追い詰める。ボーンは憎しみを込めて、アセットの首を絞めた。

リーは情報長官に取り入り、ラスベガスでの一件を謝罪した後、自身を長官に任命させるよう求める。その代わり、ボーンをCIAに戻るよう説得することと、カルーアと再度話し合いの場を設ける提案する。失敗すればボーンは自分が始末すると明言し、リーは長官と別れる。

その後姿を現したボーンに、リーはCIAに戻ってくるよう伝える。ボーンは考えておくとだけ言い残し、その場を去った。

リーが自身の車に乗ると、助手席に見慣れないビデオカメラが置かれていた。再生ボタンを押すと先程の長官との会話が記録されており、自分の思惑がすべてボーンに知られてしまっていた。

リーは苦虫を潰したような表情を浮かべる。

映画『ジェイソン・ボーン』の感想・評価・レビュー

名優マッド・デイモンが記憶をなくした暗殺者を演じるスパイアクション映画の第4弾。今作ではボーンの過去が明らかになる。

米国の陰謀に巻き込まれ続け、ようやく平穏を得たボーンに新たな魔の手が伸びる本作ではこれまで孤独な暗殺者であったボーンは自らの出自を知るのだが、ボーンを巡る思惑が耐えることがない現実にボーンの影がより一層濃く指しているように感じられた作品。
これまで以上に迫力のあるアクションシーンも見どころ。(男性 20代)


大好きなスパイアクション映画シリーズ第4弾。平穏な暮らしをしたいだけのボーンは、これまで何度もアメリカの争いに巻き込まれてきたが、今回ようやくボーンの過去が明らかになる。

4作目になっても相変わらず衰えることのないアクションシーンは、非常に見応えがある。また、冷静で知的なボーンが、あらゆるトラブルにも柔軟に対応してみせる姿が格好いい。予想外の事態が起こっても、落ち着いて見ていられる安心感が、この主人公の持つ魅力の一つでもある。(女性 20代)


マット・デイモンがカッコ良く、アクションシーンは相変わらず凄い。臨場感に溢れており、ジェイソン・ボーンが紙一重で生き残る様子にハラハラさせられる。ボーンを中心に様々な人達が腹の探り合いをしており、見応えのあるストーリーだった。ボーンの父の死の真相が明らかになるため、シリーズの中でも重要な作品だったと思う。残念だった点は、デューイがあっさりと死んでしまったところ。もっとボーンを翻弄して欲しかったなと思う。(女性 30代)


マット・デイモンの代名詞とも言える「ボーン」シリーズ。今までの彼は若くて熱意に溢れた、どちらかと言うと空回りしてしまうような役どころが多かったのですが、このシリーズではとにかくかっこいいジェイソン・ボーンが描かれています。
シリーズ5作目ですが、マット・デイモンの復帰は9年振り。かなり間があいているので前作を見直してから鑑賞することをおすすめします。過去を振り返るシーンもありますがほんの少しなので見直しておいて損はありません。
やはりこのシリーズはかっこよくて面白いです。(女性 30代)


シリーズ5作目。1〜3作目は観ておく必要がある。一旦3作目でジェイソン自身の話としては終わっていたが、今作では父親のエピソードという前日譚に触れている。このことがシリーズ全体により深みを与えていて、改めて良いシリーズだなぁと思わせる。
若干人の動きが複雑なので誰が味方で誰がそうじゃないのか分からなくなりそうになるが、その複雑さの中に入り込むのが楽しい。様々な罠(?)をかいくぐる主人公の動きを追うだけで、自分も頭良くなった気になり爽快。でもそろそろ安住の地をあげて欲しいなぁ。(男性 40代)

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前作 ボーン・レガシー

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