映画『スネーキーモンキー 蛇拳』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「スネーキーモンキー 蛇拳」のネタバレあらすじ結末と感想

スネーキーモンキー 蛇拳の概要:ライバルの蛇拳一派を壊滅させようと目論む鷹牙拳一派は、蛇拳の達人の行方を追っていた。何も知らずに達人を助けたチェン・フーは、そのお礼に必殺の蛇拳を伝授してもらう。ジャッキー・チェンの出世作となった親しみやすいカンフー映画で、随所に笑いの要素が組み込まれている。

スネーキーモンキー 蛇拳の作品情報

スネーキーモンキー 蛇拳

製作年:1976年
上映時間:96分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ユエン・ウーピン
キャスト:ジャッキー・チェン、ユエン・シャオティエン、ホァン・チャンリー etc

スネーキーモンキー 蛇拳の登場人物(キャスト)

チェン・フー(ジャッキー・チェン)
ハンタイ道場の納屋で暮らしている青年。孤児だったので、道場主のハン先生が使用人としてここに置いてくれた。ハン先生の留守中、リー師範にこき使われ、殴られ役をやらされている。パイ・チャン・ティエンを助け、お礼に蛇拳を伝授してもらう。
パイ・チャン・ティエン(ユアン・シャオ・ティエン)
蛇拳の達人。薄汚いホームレス風の老人だが、カンフーは猛烈に強い。蛇拳流の全滅を目論む鷹牙(ようが)拳の連中に命を狙われている。
シャンクワン・イーユン(ホワン・チョン・リー)
鷹牙拳の達人。手下とともに蛇拳流の門弟3000人を殺した悪党。パイ・チャン・ティエンの行方を追っている。
リー師範(ディーン・セキ)
ハンタイ道場の師範。ハン先生が旅に出ているのをいいことに、好き放題やっている。チェン・フーをバカにしており、嫌なことをなんでも押し付ける。

スネーキーモンキー 蛇拳のネタバレあらすじ

映画『スネーキーモンキー 蛇拳』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

スネーキーモンキー 蛇拳のあらすじ【起】

清朝末期の広東。鷹牙拳の連中から逃げていた蛇拳流の師範は、ついに鷹牙拳の達人シャンクワン・イーユン(以下イーユン)に捕まってしまう。イーユンは、蛇拳流を壊滅させようと目論んでおり、すでに3000人の門弟を殺していた。

師範は覚悟を決めてイーユンと戦うが、鷹牙拳にやられてしまう。イーユンは、蛇拳の達人であるパイ・チャン・ティエン(以下ティエン)の居場所を白状させようとするが、師範は答えない。そしてトドメを刺される。

その頃ティエンは、薄汚い安宿に身を隠していた。彼はロープの上で昼寝をし、飛び回る蚊をあっという間に一網打尽にしてしまう。滞納していた宿賃を払うように言われ、ティエンは逃亡を企てる。どれだけ大勢で捕まえようとしても、彼は蛇のようにスルスルと攻撃をかわし、さっさと逃げていく。鷹牙拳の使い手は、老人が蛇を使ったという話を聞き、ティエンではないかと目を光らせる。

町のハンタイ道場では、若者たちがカンフーの型を習っていた。床掃除をしていたチェン・フーは、ぼんやりしているところをリー師範に見つかり、尻を殴られる。リー師範は、ハン先生が旅先なのをいいことに、チェン・フーをこき使い、彼を殴られ役にして、自分を強く見せていた。

隣のウェン道場では、金持ちの判事の息子を門弟にしようと、師範代が頑張っていた。しかし結局うまく勧誘できず、判事と息子はハンタイ道場へ行ってしまう。ちょうど道場の前で寝ていたティエンは、ウェン道場の連中にからまれる。現場を通りかかったチェン・フーは、年寄りがいじめられていると思い込み、ティエンを助ける。チェン・フーは調子よく敵を倒していくが、それはティエンが体を操ってくれていたからだった。

スネーキーモンキー 蛇拳のあらすじ【承】

チェン・フーは、道場の裏にティエンを招待し、お茶を出す。ティエンは、熱いお茶を飲まないので、チェン・フーは親切にお茶を冷ましてやる。チェン・フーは、新しい料理人のチャンに、ティエンを“気の毒なおじいちゃん”と紹介し、2人分のご飯を作ってもらう。しかし、2人で仲良くご飯を食べている途中で、リー師範に呼び出されてしまう。

リー師範は、判事の息子の前でチェン・フーに殴られ役をやらせ、息子を入門させることに成功する。ティエンは、チェン・フーが殴られ役をやらされていると聞き、“わしから茶碗を奪ってみろ”と声をかける。チェン・フーは、なんとか茶碗を奪おうとするが、ティエンは軽々と攻撃をかわしていく。それは見事な受け身の極意だった。

翌朝、チェン・フーが目を覚ますと、ティエンは姿を消していた。納屋の壁には、受け身の極意が書き記してあり、道場裏の地面には極意の動きを示す足型や手形があった。チェン・フーは、昨日のティエンの動きを思い出しながら、ひとりで極意の習得に励む。

路地裏で蛇の絵が描かれた家を見つけたティエンは、その家に入っていく。中には鷹牙拳の使い手が待ち構えており、ティエンに戦いを挑んでくる。途中で、宣教師を装ったロシア人の使い手まで現れ、ティエンは怪我を負ってしまう。しかし、高い壁を乗り越えて、なんとか逃げることはできた。

判事の息子が試合をしたいと言い出したので、リー師範はチェン・フーを呼ぶ。黙って殴られるのが嫌になったチェン・フーは、受け身の極意を使って身をかわしていく。試合に負けた判事の息子は、いじけて道場をやめてしまい、チェン・フーはリー師範に叱られる。チェン・フーは悔しくて、道場を飛び出していく。

山に入ったチェン・フーは、怪我をしたティエンと再会する。“人の来ないところへ連れて行ってくれ”と頼まれ、チェン・フーはティエンを廃墟に隠す。

スネーキーモンキー 蛇拳のあらすじ【転】

チェン・フーは、道場から薬を盗み出し、それを煎じてティエンに飲ませてやる。一方、鷹牙拳の連中は、ティエンの行方を追っていた。

チェン・フーのおかげで回復したティエンは、お礼にカンフーを教えてくれる。ただし、“わしを師匠と思うな”“身につけた術を気安くやらない”“わしが敵と戦う時も決して加勢しない”という3つの約束を守るのが条件だった。

ティエンはチェン・フーに、必殺の蛇拳を教え始める。修行はかなり厳しかったが、チェン・フーは頑張ってそれをこなし、メキメキ強くなっていく。そして、ティエン直伝の蛇拳をマスターしていく。

ハンカン道場に、カンフー大会で優勝したウェン道場の使い手が乗り込んでくる。リー師範と師範代は、2人がかりで彼に挑むが、全く歯が立たない。そのせいで、門弟はみんなウェン道場へ行ってしまう。

旅から帰ったハン先生は、閑散とした道場を見て驚き、チェン・フーと隣のウェン道場へ向かう。ハン先生は、そこの師範代に手合わせを頼み、軽々と相手をやっつけてしまう。ところが、カンフー大会優勝の使い手には、かなりの苦戦を強いられる。ハン先生の窮状を見て、チェン・フーは人前で披露することを禁止されていた必殺の蛇拳を使ってしまう。その様子を、イーユンが目撃する。

チェン・フーがカンフー大会優勝の使い手をやっつけたので、門弟たちは再びハンカン道場へ戻ってくる。道場周辺でイーユンを目撃したティエンは、蛇拳の極意書をチェン・フーに残し、姿を消してしまう。

廃墟にティエンを捜しにきたチェン・フーは、尾行してきたイーユンに声をかけられる。イーユンは、“俺はティエンの弟分だから、お前の叔父にあたる”と嘘をつき、蛇拳でチェン・フーと手合わせする。イーユンは確かに強かったが、ティエンとはどこか違うとチェン・フーは感じていた。しかし、人のいいチェン・フーはイーユンの話を信じ、“師匠が帰ってきたら教えるよ”と約束する。

スネーキーモンキー 蛇拳のあらすじ【結】

納屋へ帰ると、大事な極意書が猫にボロボロにされていた。ちょうど猫は毒蛇と戦っており、チェン・フーは、両者の戦いを見守る。猫が鋭い爪を使い、恐ろしい毒蛇を倒すのを見て、チェン・フーは蛇拳に猫の爪の強さを取り入れてみようと思いつく。そしてひとりで特訓を始める。

仲間を捜していたティエンは、木に吊るされた仲間の死体を発見する。そこには、鷹牙拳の使い手が待ち構えており、2人の戦いが始まる。結果はティエンの圧勝だった。

ティエンは道場へ帰ってくる。チャンは、ティエンとチェン・フーに熱いお茶を出してくれる。しかし、そのお茶には毒が入っていた。チェン・フーはイーユンとの約束を守り、ティエンが帰ったことを知らせにいく。

イーユンを連れて戻ると、ティエンはすでに姿を消していた。イーユンはすぐにティエンの後を追い始め、チェン・フーも2人の後を追う。

その途中、チェン・フーは、剣を持ったロシア人の使い手に襲われる。チェン・フーは独自に開発した蛇と猫爪のミックス拳で、ロシア人を倒す。

イーユンに追いつかれたティエンは、覚悟を決めて彼と戦い始める。蛇拳と鷹牙拳の達人同士の戦いは熾烈を極めるが、ティエンが劣勢に立たされる。そこへチェン・フーがやってきて、イーユンに戦いを挑む。ティエンは、“その子は関係ない”とチェン・フーを逃がそうとするが、イーユンは蛇拳を使うチェン・フーも殺すつもりだった。チェン・フーもまた、卑怯なイーユンを許せないと思っていた。

チェン・フーとイーユンの戦いが始まる。激しい死闘の結果、最後はチェン・フーの開発した猫爪崩しの新技が決まり、チェン・フーが勝利する。

ようやく鷹牙拳の一味を倒したチェン・フーとティエンの前に、チャンが現れる。チャンは、鷹牙拳の一味だった。さっきのお茶に毒が入っていたことを知ったチェン・フーとティエンは、苦しむ芝居を始める。実は、ティエンが熱いお茶を飲まないので、チェン・フーは、お茶を入れ替えていたのだ。芝居に騙されたチャンは、あっさり始末される。

ティエンはチェン・フーの猫爪崩しを褒めてくれ、それにかっこいい名前をつけてくれる。チェン・フーは師匠に認めてもらい、大喜びするのだった。

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