映画『JAWS ジョーズ2』の概要:スティーブン・スピルバーグが監督した、今でも根強い人気を誇るホラー作品『JAWS』の続編。多大な被害を出しながらも、なんとか人食いザメを退けたと思っていたブロディ達。しかし、恐怖はまだ続いていた。
映画『JAWS ジョーズ2』の作品情報
上映時間:116分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:ジュノー・シュウォーク
キャスト:ロイ・シャイダー、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、ジョセフ・マスコロ etc
映画『JAWS ジョーズ2』の登場人物(キャスト)
- マーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)
- 前作で人食いザメと対峙した警察署長。再び海で人が襲われる事件が起きたことを知り、人食いザメが復活したと予感する。
- マイケル・ブロディ(クリス・レベロ)
- マーティンの息子。灯台の近くに、人ではない何かに襲われたと思われるシャチの死体を発見する。
- ショーン・ブロディ(ジェイ・メロ)
- マーティンの息子。あれだけ父親に止められていたにも関わらず、兄と共に海へ遊びに向かってしまう。
- ボーン市長(マーレイ・ハミルトン)
- アミティの市長。町の復興のため、人食いザメの再来を訴えるブロディの意見を無視する。
映画『JAWS ジョーズ2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『JAWS ジョーズ2』のあらすじ【起】
時として人間の脅威となりうるサメの存在。そんな鮫に関連した恐ろしい事件が起きたあの日から、あっという間に3年が経過した。次々と人を襲う人食いザメの存在に怯える日々を強いられていた、アメリカの東海岸にあるアミティという街の住人。
しかし、ブロディ、フーパー、クイントといった男達の自らの体を張った戦いのおかげで、アミティには再び平和が訪れた。そして、すっかり観光客も途切れてしまっていたアミティであるが、3年の時が経過し、ようやく回復の兆しが見えてきたのだった。
ここで再び観光業を盛り上げようと、街に大きなホテルが建設されることになる。そして、そのホテルのオープン記念式典が開かれるなど街は賑わいを見せ始めていた。しかし、その頃、警察署長であるブロディの耳にとある事件の情報が飛び込んでくる。なんと、アメティ沖合で3年前サメと対決し沈んだオルカ号の調査をしていたダイバー2人が突如行方不明になったというのだ。
映画『JAWS ジョーズ2』のあらすじ【承】
ダイバー達が行方不明になった場所が場所だけに、前作でサメと対峙した経験のあるブロディは、再び人食いザメが現れたのではないかという不安に駆られる。そして、念のために周辺の調査を行うものの、人食いザメらしき影は一向に見当たらないのだった。
しかし、事件はそれだけでは終わらなかったのだ。後日、水上スキーをしていた少女が突如姿を消した。目撃者の証言によると、突如転倒したと思われた少女は、そのまま何者かにボートを破壊され海の中に消えていったというのだ。
さらに、ブロディの息子であるマイケルも不思議なものを目にする。灯台の近くに、シャチの死体が打ち上げられていたのだった。そして、そのシャチは腹部を何者かに食い破られていたのだ。もちろん人間にそんな芸当ができるはずもなく、ブロディはとうとう人食いザメが帰ってきたという確信を持つのだった。そして、再び迫ってきている脅威に対処するため、市長に対策を練るよう交渉に向かうのだった。
映画『JAWS ジョーズ2』のあらすじ【転】
しかし、今はアミティにとって、観光客を取り戻し再び軌道に乗るためのとても重要な時期。そんな中再び人食いザメが出た、など発表すれば折角集まった観光客が逃げてしまうことは目に見えている。アミティの復興ばかりに目を向けている市長は、ブロディの話には一切耳を傾けず、この話をなかったことにしようとするのだった。
しかし、人食いザメの恐怖を誰よりも理解しているブロディは諦めなかった。一人でその海水浴場へと向かったブロディは、サメが姿を見せないか見張りを始めたのだ。そして、とうとう水面に影が映った。ブロディは咄嗟に拳銃を引き抜き、その影に向かって発砲した。
しかし、実はその影はサメではなく、ただの小魚の群れだったのだ。騒動を起こしてしまったブロディは、ブロディのことを疎ましく思っている市長から、警察署長の座を解雇されてしまうのだった。そして、ブロディの代わりに、ヘンドリックスという保安官が警察署長の座に就くことになった。
映画『JAWS ジョーズ2』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、解雇以上にブロディを恐怖させる出来事が起こる。なんと、ブロディの息子であるマイケルとショーンが、あれだけブロディに止められていたにも関わらず、友人らと共にヨットで海に出かけていってしまったのだ。
そのことを知ったブロディは、慌てて彼らの後を追いかける。途中サメに襲われたと思われるボートを見つけ青くなるブロディだったが、それはマイケル達が乗る船とは別の物だった。ブロディは、沿岸警備隊に連絡を入れ協力を仰ぐ。そして、ブロディはとうとうマイケル達を見つけだした。
しかし、人食いザメは既にマイケル達の乗る船を狙っていたのだ。沿岸警備隊もブロディも、恐ろしい力を持つ人食いザメ相手に苦戦を強いられる。しかし、そこでブロディが海底ケーブルで人食いザメに攻撃をしかけたのだ。そのケーブルによって鮫は感電、命を落とした。ブロディはとうとう人食いザメに打ち勝ち、最愛の息子達の命を守ることに成功したのである。
映画『JAWS ジョーズ2』の感想・評価・レビュー
サメ映画の金字塔、ジョーズの続編にあたる本作品。前作から3年後を描いた作品となっている。正直、前作ほどの衝撃は薄い印象であり、そこまで続編といった展開はあまり感じない内容となっている。サメの存在を懸念するブロディと街の復興の為、強行する市長が合間みえるといった展開は、様々なパニックホラー作品で見られる伝統芸である。ある意味期待通りの流れではあるので、そのつもりで見ると楽しめるだろう。ただ、前作よりサメシーンが少し減っているような印象を受けた。(男性 30代)
前作『ジョーズ』があまりにも衝撃的で良すぎたため、続編である今作はそれほど驚きも無く、残念な印象でした。前作から3年後を描いていて、舞台は同じアミティ。今作は突然現れたサメと人間の戦いと言うよりも、サメの怖さを知る人間と、その恐怖を甘く見すぎている人間の対立が大きなテーマだったような気がします。
人間は知能が高いと思っていますが、自然界に出たら私たち人間より大きく強い生き物は沢山いて、生き物の力を甘く見てはいけないなと感じる作品です。(女性 30代)
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