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映画『女子ーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『女子ーズ』の概要:『女子ーズ』は、地球侵略を目論む宇宙怪人たちと戦う5人の女子戦隊を描いたコメディ映画。OLやショップ店員、財閥令嬢に貧乏娘、売れない劇団員と様々なメンバーが集まる。監督は福田雄一。

映画『女子ーズ』の作品情報

女子ーズ

製作年:2014年
上映時間:97分
ジャンル:コメディ、アクション
監督:福田雄一
キャスト:桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純 etc

映画『女子ーズ』の登場人物(キャスト)

赤木直子 / 女子・レッド(桐谷美玲)
建設会社の営業としてバリバリ働くOL。突然ヒーローにされたが、真面目で責任感が強いため引き受ける。「女子ーズ」のリーダー。
青田 美佳 / 女子・ブルー(藤井美菜)
アパレルショップ店員。ギャルで口が悪く、怪人が出ても「まつエクしたいから」という理由で来なかったりする。色がすみれとやや被っている。
黄川田 ゆり / 女子・イエロー(高畑充希)
複数のバイトを掛け持ちする貧乏なフリーター。ツッコミポジション。
緑山 かのこ / 女子・グリーン(有村架純)
アングラ劇団に所属している。普段のしゃべり方からして演技くさい。
紺野 すみれ / 女子・ネイビー(山本美月)
財閥令嬢。美女だが、男性の好みが残念。美佳と色がやや被っている。
チャールズ(佐藤二朗)
女子ーズの司令官。メンバーの選定は、「苗字に色が入っている中からランダムに選んだ」という適当な理由で行った。ヒーローの意識に欠ける5人に手を焼く。
成瀬輝彦(大東駿介)
直子の同期で、女子にモテる。仕事ばかりで恋愛しようという意識もなかった直子に「結婚を前提に付き合ってほしい」と言い、動揺させる。

映画『女子ーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『女子ーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『女子ーズ』のあらすじ【起】

OLの直子、ショップ店員の美佳、フリーターのゆり、劇団員のかのこ、財閥令嬢のすみれ。接点など内容に思える5人は、日々地球侵略を目論む宇宙怪人と戦い、地球を守るヒーロー戦隊「女子ーズ」である。

その日も怪人の侵略を食い止めるために登場するが、ブルーの姿がない。電話すると、まつエクしているから来られないという。4人は仕方なくブルー抜きで戦うのだった。

5人がヒーローになった経緯は、少し前にさかのぼる。
突然謎の空間に呼び寄せられた5人は、チャーリーと名乗る司令官からヒーローに選ばれたことを告げられる。
それぞれ仕事もあり、そんなことをしている場合じゃないと文句タラタラの5人。

選ばれた理由を尋ねてみれば、チャーリーはしどろもどろになり、結局「苗字に色が入っている」という適当な理由であることをぶっちゃける。
呆れたメンバーは出て行こうとするが、人一倍真面目な直子は引き受ける。こうして直子がリーダーとなり、5人は怪人と戦う日々を送っている。

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映画『女子ーズ』のあらすじ【承】

だが、それぞれ生活もある5人は、怪人が出る度に呼び出されることに不満を抱いていた。直子には正社員としての仕事があるし、それはアルバイトである美佳やゆりも同じだ。かのこには練習もある。

そういうわけで、5人そろわないことも多い。しかし、5人そろわなければ必殺技「女子トルネード」が使えない。
今のところ雑魚怪人ばかりで、キンチョールひと吹きで倒せる怪人もいるほどなのでなんとかなっているが、チャーリーはあまりの体たらくに5人を呼び出して叱る。

しかし、逆にメンバーから苦情が出る。仕事中に呼び出されていては、生活にも支障が出るというのだ。とくにゆりは、お金に困っているので給料を要求した。

不満があるのは、真面目な直子も同じだった。現在大事な仕事を抱えているのだ。おまけに、同期の成瀬から「好きだ」と言われ、動揺する。

直子は夢だった美術館の仕事ができると張り切り、プレゼンの準備を進める。しかし、プレゼン当日になって呼出がきた。直子は悩むが、仕事を優先させて呼出を無視する。

映画『女子ーズ』のあらすじ【転】

直子が来ないので4人で戦っていたが、今回の相手は強敵だった。必殺技も使えず、ボロボロになった4人。
あの直子が来ないのには何かわけがあるに違いないと心配した4人は直子の自宅を訪ねる。しかし直子は「大事な仕事だった」と言うだけだった。あっけらかんとした態度の直子を4人は責める。
しかし、今まで来なかったメンバーは他にもいる。それに「自分は正社員だ」と言う直子に、美佳やゆりは「バイトだって仕事だ」と怒って帰って行く。

他のメンバーとの関係に亀裂が入った直子は、それからも呼出を無視する。
美術館の仕事はうまく行き、はりきっているのだ。だが、営業の直子が設計にまで口を出し始め、空気は悪くなる。

直子はしびれをきらしたチャールズに呼び出される。直子は他のメンバーもさぼっているだろうと思っていたが、4人は忙しいながらも戦い続けていたらしい。

直子は反省し、次の呼び出しで強敵が現れたことを知ると呼出に応じる。しかし、敵と戦う場所に来たのは直子1人だけだった。当然1人きりで戦えるはずもなく、怪人に待ってくれるよう頼んでメンバーを探しに向かう。

映画『女子ーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

自分がどの面さげて来てほしいと頼めるのか、と思う直子だったが、四の五の言ってられない。

まず1人目は、ゆりだった。ゆりは歩道橋の交通量調査に集中しており、呼出に気付かなかったらしい。ゆりは仕事だからといってカウントし続けるが、業を煮やした直子はすぐそばにいた高校生に代わりを頼み、ゆりを連れて行く。

次は美佳だ。なんと漫画喫茶で『20世紀少年』を読んでいた。漫画ならいつでも読めるという直子に対し、「ともだちの正体がもう少しでわかるから」と言って読み続ける。ゆりは来なければ今すぐともだちの正体をバラすと脅し、美佳を連れて行く。

次はかのこ。劇団のリハーサル中だから行けないと言う。しかし、かのこの役は「木B」だった。演出家に「どうしても必要な役か」と尋ねると、「いなくてもいい」と言われる。かのこは激怒するが、そのまま連れて行く。

最後はすみれだ。彼女は別れ話の真っ最中だった。相手の男は毛むくじゃらで腹が出ており、残念な見た目。「ロマンチックだ」と盛り上がるかのこ以外の3人はげんなりする。
すみれの別れ話に終止符が打たれ、5人そろったところで怪人の前に登場する。

必殺技を使って倒そうとするが、今度の相手はそれだけではだめだった。チャールズがよこしたロボに乗って怪人を倒す。

直子は、頑なすぎる自分の考え方を少し変えた。職場の雰囲気も少しずつ良くなっていく。
また呼出があり、あとを後輩に任せて直子は怪人の元へ。

しかし、また呼出に応じたのは直子だけだった。「女子ーズ」苦難の日々は続く。

映画『女子ーズ』の感想・評価・レビュー

地球を守るヒーローなのに、OLだったりフリーターだったり、それぞれ違う場所で働いている設定がおもしろい。5人とも全く違う性格をしており、アクが強くて個性的。特に、どこか嘘くさい緑山かのことお嬢様の紺野すみれが、印象的だった。
全員ヒーローの自覚が芽生えて終わるのかと思いきや、最後まで足並みが揃わないところに驚かされた。最後まで予想を裏切られる物語で、おもしろかった。さすが、福田雄一監督が手掛けているだけある。(女性 30代)


福田雄一は本当にこういうふざけた作品を作る天才です。ふざけたと言うのは失礼かもしれませんが、どこを取ってもくだらなくて、リアリティが無くて、なんでこんな作品作ったんだろうとバカバカしく思えてしまうストーリーなのになぜかクセになるんですよね。
今作も桐谷美玲、有村架純、高畑充希など名だたる女優が出ているのにもかかわらず、彼女たちの役どころはマイペースなヒーローでそれぞれOLやアパレル店員など仕事を持っているのが面白い設定でした。最後の最後までマイペースを貫く彼女たちになんだかほっこりさせられます。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー

  1. 影山 美穂 より:

    ご指摘ありがとうございます。
    先程訂正させていただきました。

  2. 男子ーズ より:

    感想ではなくて申し訳ありませんが、【転】が【承】と同じになっています。
    修正していただければ幸いです。