映画『桜蘭高校ホスト部』の概要:『桜蘭高校ホスト部』は、アニメ化やドラマ化もされた葉鳥ビスコの少女漫画を原作とする実写映画。キャストはドラマ版と同じく、主演は川口春奈。超お金持ち高校を舞台にしたラブコメディ作品。
映画『桜蘭高校ホスト部』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、青春
監督:韓哲
キャスト:川口春奈、山本裕典、竜星涼、中村昌也 etc
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映画『桜蘭高校ホスト部』の登場人物(キャスト)
- 藤岡ハルヒ(川口春奈)
- ド庶民だが、学力だけで特待生として超お金持ち高校・桜蘭高校に通う。外見にはこだわりがなく、制服を買うお金がなくおさがりの男物のスラックスで通っており、ショートカットのぼさぼさ頭だったために周囲からは男の子だと思われている。不注意で壊した美術品の弁償のために環らが作ったホスト部に入っている。高1。
- 須王環(山本裕典)
- 財閥の御曹司で父親は学校の理事長。ホスト部部長で指名率ナンバーワン。ハルヒを溺愛しかわいがるが、どこまで本気かは本人には伝わっていない。高2。
- ミシェル・江梨華・モナール(篠田麻里子)
- シンガポールから来た留学生。わがままでなぜか環に執着するが……。
- 鳳鏡夜(大東駿介)
- ホスト部副部長だが、実質の権力者。メリットのないことはしない主義だが、部のためとなると情を見せる。高2。
- 埴之塚光邦(千葉雄大)
- 高3だが、とてもそうは見えないほど童顔で中性的な見た目。元々は空手部主将だったが、可愛いものが好きで男らしくいることができずホスト部に入った。
- 銛之塚崇(中村昌也)
- 数百年前から埴之塚家に仕える家系。空手部を辞めた光邦に付き添って入部した。口数が少ない。高3。
- 常陸院光(高木心平)
- 双子の兄で、部内でも双子を売りにしている。兄弟そろっていたずら好き。子供っぽく融通が利かないところがある。高1.
- 常陸院馨(高木万平)
- 双子の弟。顔はそっくりでいたずら好きなところは同じだが、光に比べ理性的。高1。
映画『桜蘭高校ホスト部』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『桜蘭高校ホスト部』のあらすじ【起】
限られたセレブばかりが通う超お金持ち学園「桜蘭学院高校」に、ただ一人庶民が通っている。1年生の藤岡ハルヒだ。
この学園には学内の美男子が所属する「ホスト部」があり、女子生徒をもてなす活動をしている。ハルヒはひょんなことからその部室に迷い込み、うっかり高級な装飾品の壷を割ってしまう。その借金返済のため入部してお金を稼ぐことになるのだが、ハルヒは実は女の子なのだった。
部員以外には性別を隠しつつホスト部の一員として過ごす中で、ハルヒは彼らと絆を深めていった。中でも部長の環はハルヒを本人曰く「父親のように」可愛がり、本気なのか冗談なのかよくわからない態度。ハルヒ本人も部を家族のように思っていたが、いつしか環のことを考えると胸が痛むようになる。風邪なのか、はたまた恋なのか。
ハルヒの心がかき乱される中、年に一度開催される桜蘭祭を迎えようとしていた。
そして同じころ、シンガポールから短期留学生のミシェル・江梨華・モナールがやってくるのだった。
映画『桜蘭高校ホスト部』のあらすじ【承】
ホスト部はかねてよりアメフト部と対立しており、桜蘭祭で対決を挑まれる。
ミシェルは部活見学でホスト部を訪れ、留学の間のエスコートをホスト部メンバーに頼む。光や馨はその高飛車な態度を見て嫌がるが、環は喜んで引き受ける。
桜蘭祭はいわゆる文化祭だが、部活対抗のバトルも行われる。そこで優勝すると1年間中央棟サロンの使用権を手にすることができるため、どの部も意気込んでいた。
ホスト部はさっそくエントリーするが、その場でアメフト部と一触即発に。アメフト部の部長と鏡夜は幼馴染で、幼いころから何か因縁があるようだった。鏡夜の方は気にしていないが、アメフト部の部長・九瀬が一方的に敵視しているのだった。
バトルは頭脳戦と肉体戦で、半分はアメフト部が有利のため、ホスト部は桜蘭祭のためにわき目もふらずトレーニングするが、環はミシェルの相手にかかりきり。利益を優先する鏡夜もミシェルのわがままに付き合う。
ミシェルはバトル決勝戦の勝敗を決める審査員に任命されたため、他の部員は気に入らないながらもその特別待遇を黙って見ているしかなかった。
映画『桜蘭高校ホスト部』のあらすじ【転】
環がミシェルに付きっ切りになってもてなすのには訳があった。それは、離れて暮らす環の母親にどことなくミシェルが似ているからだった。一方、ミシェルが学園内でわがまま放題していることにも訳があるのだった。
一方、ハルヒは雑誌の恋愛診断をして、環と接するとおかしくなる症状が恋によるものだと気づく。そして環の方でも、ハルヒに対する思いが娘や妹など家族のようなものではないのでは、と悩む。
予選でホスト部は勝ち進む。
ミシェルは環に執拗に迫り結婚を持ち掛けるが、環は彼女の言動が本心ではないと見抜いてやんわりとかわす。
ミシェルは環が自分に靡かないのはハルヒのせいだといい、2人は揉み合いになるが、会談から落ちそうになったハルヒを庇って環は怪我を負ってしまう。
病院で環を待つ間、ホスト部のメンバーは鏡夜からミシェルについて聞かされる。モナールは優秀な企業だが、質素倹約でミシェルが語ったような豪華な暮らしはあり得ない。ミシェルの兄で社長のローランスは若く、会社は不安定な状態になっている。ミシェルは兄を支えるため、力のある須王家との関わりを持とうとしたのだった。
そして、わがままに振る舞うのは忙しい兄と過ごすことができない寂しさからくるものだった。
ミシェルはそんな兄のために、留学中ノートを手に何かしようとしていたが、どうやらそれを雨の中落としてしまったらしい。ミシェルはもう何もかも遅いと言うが、ハルヒはそのノートを拾ってあることを考える。
映画『桜蘭高校ホスト部』の結末・ラスト(ネタバレ)
決勝の種目は宝さがし。特別実行委員であるミシェルが自ら用意したモナール家の秘宝を見つけ出した部が勝利となる。
ミシェルは憂鬱なまま当日を迎えていたが、ホスト部はハルヒの説得でミシェルを助けようと作戦を練る。
会社を維持するために忙しく働くミシェルの兄・ローランスを、仕事のミーティングと偽って呼んだのだ。
ローランスはわがままな妹の振舞を聞いて失望していたが、ミシェルが兄のために書き溜めていた日本食のレシピノートを見て考えを改める。
一方、バトルは制限時間に迫っていた。アメフト部がモナール家の紋章が入ったブローチを見つけるが、まだホスト部は現れない。
ミシェルはアメフト部が見つけ出した秘宝を確認し、これが正解だと頷こうとした時、ホスト部がローランスを連れて現れる。ハルヒがミシェルのレシピを参考にした料理を用意し、彼女が兄のためにしようとしたことを伝える。
こうして兄妹は仲直りし、ホスト部が優勝するのだった。
兄妹を見送った後、環はハルヒに自分の夢を語る。ホスト部で人を喜ばせるように、いつか須王の会社で多くの人を喜ばせる仕事がしたいと。ハルヒも亡くなった母親と同じように人を助ける弁護士になりたいと話す。2人は似たような夢だと笑い合う。
そしてハルヒは、いつか環に言いたいことがあると伝えるのだった。
映画『桜蘭高校ホスト部』の感想・評価・レビュー
テンションについていけず若干疲れながら観ていたが、後半へと進んでいくにつれ慣れてきたのかだんだんとはまっていった。
くだらない事を全力でやるとこんなに面白いのか楽しめた。
ストーリーは家族愛、絆がテーマになっていて、テンポが良い。
ギャグやバカバカしいノリとシリアスと感動のバランスが良く最後まで楽しめた。
とにかくホスト部員の海賊コスプレとオープニングは素敵。(女性 40代)
個人的な好みかもしれないが、環役の山本裕典がどうしてもイケメンに見えず今ひとつ入り込めなかった。弾けた演技が上手かっただけに惜しい。篠田麻里子は演技が不自然に感じる所があった。全体としては各キャラクターの特徴が、それぞれの俳優に違和感なくはまっていたのではないだろうか。
マンガを読んでいたので、実写化は難しいのではないかと思っていたが、予想よりも面白かった。途中で長いなと感じたが、気楽に観られるコメディだった。(女性 40代)
アニメが実写化になりました。学園ラブコメディになっています。何も考えずに、楽しむことが出来ると思いますが、やはり漫画と映画では想像していた声や雰囲気とは違っていたりして少しガッカリもしました。
何もかも考えず、ただ映画を楽しむだけ観るのなら最適な映画だと思います。学園ラブコメディの中にも、考えさせられる部分も含まれています。(女性 30代)
原作の漫画を知っていると、どうしてもキャラクターと役者の見た目の違いに違和感を感じてしまう。個人的には、藤岡ハルヒ役の川口春奈さんは良かったと思うが、須王環役の山本裕典さんはイメージに合わなかった。あと、篠田麻里子さんは好きなのだが、セリフが棒読みなのが気になって仕方がなかった。映画というだけあって、セットは豪華で見応えがあった。明るさやテンポは、原作の漫画とあまり変わらなくて良かったと思う。(女性 30代)
原作が漫画でアニメやドラマ化、映画になっている作品。
原作と同じくストーリーや流れもテンポが良く誰にでも見やすい構成となっている。
キャストは賛否両論分かれるが、個人的には山本裕典と川口春奈もキャラクターに沿っていて合っていると感じた。
漫画、ドラマ、映画はそれぞれの良さがあるわけで、それを原作と比べるのは少し違う気がする。
これは「劇場版 桜蘭高校ホスト部」とまた別物として観るのをお勧めする。(男性 20代)
超お金持ち学校に「ド庶民」が入学し、トラブルに巻き込まれるお話。漫画が原作でありながら神尾葉子先生の『花より男子』には到底及ばない薄っぺらい、フワフワした、無理のあるストーリーでとても残念な作品でした。
成績だけは優秀な「ド庶民」の主人公を演じるのは川口春奈。ショートカットがとてもボーイッシュで可愛らしいですが、演技の方は…。他にも篠田麻里子やニックンなど、その時に人気だった「アイドル」を無理矢理出演させている感じでした。
出演者のファンはとても楽しめると思います。(女性 30代)
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