12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』
スポンサーリンク
スポンサーリンク

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ジョゼと虎と魚たち(2003)』の結末までのストーリー
  • 『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を見た感想・レビュー
  • 『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を見た人におすすめの映画5選

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 作品情報

ジョゼと虎と魚たち(2003)

  • 製作年:2003年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:犬童一心
  • キャスト:妻夫木聡、池脇千鶴、新井浩文、上野樹里 etc

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 あらすじ【起・承】

雀荘でバイトする恒夫は、乳母車を押す奇妙なおばあさんの話を聞く。明け方マスターの犬を散歩しているとその乳母車に出くわした。中には包丁を持った足の悪いジョゼがいた。足が悪くても外を見たがるジョゼのため、おばあさんは人に見られない朝方に散歩をしていた。恒夫はジョゼに朝ごはんをごちそうになる。その美味さに胃袋をつかまれる。ジョゼの部屋は女の子らしくメイク道具や料理の作り方のメモが飾ってあった。それに、たくさんの本がおいてあった。ジョゼにお礼を言うとジョゼは結構毒舌で話をする。恒夫はそんなところにも惹かれていった。

恒夫には香苗という気になる女性がいる。更にノリコというセックスフレンドもいた。

ジョゼの家に再び訪れると怪我を負ったジョゼがいる。恒夫は散歩を辞めるように言うが、ジョゼはいろんな世界を観たいという。そんな時、香苗といい感じになるのだがキスしただけで帰られてしまう。

恒夫は弟に実家からの届いた野菜もらいそれをジョゼにもっていき、一緒に料理をする。ジョゼはおばあさんがゴミ捨て場から拾ってきた本をたくさん読んでいる為とても博識だった。フランソワーズ・サガンの「一年ののち」という本の続編をジョゼは待ちわびていた。恒夫が古本屋で本を見つけジョゼは夢中になる。

ジョゼを昼間に外へ連れ出そうと、恒夫は乳母車にスケボーを付けた。河川敷を散歩するなどして昼間の世界を楽しむジョゼと恒夫。自動車工場で働く荒々しい性格の幸治と出会う。家に帰ると勝手にジョゼを外に出したことでおばあさんが怒っていて家から追い出される恒夫。

ホームセンターで買い物していると幸治と再会する。幸治とジョゼは施設育ちで一緒に施設を抜け出したという。

ジョゼの家に市の支援でバリアフリー工事の業者がやってくる。家を改装してくれる中、ジョゼは定位置の押し入れの中で本を読んでいた。恒夫の手がジョゼに触れてジョゼがとっさに引っ込める。そんなときに香苗がやってきた。

別の日恒夫はジョゼの家にたこ焼きをもって遊びに来る。しかし香苗の存在を知ってからジョゼは荒っぽくなってしまった。おばあさんにあんたみたいな人にジョゼはどうにもできない。もう来ないでと言われてしまう恒夫だった。

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 結末・ラスト(ネタバレ)

香苗を抱くのに本気になれない恒夫はジョゼのことが気になっていた。ラグビー部の飲み会でジョゼが拾った教科書の持ち主金井晴樹に出会い荒れる恒夫。就職活動中、ジョゼのおばあさんが亡くなったことを知り、就職活動そっちのけでジョゼの元へ向かう。

ジョゼは独りぼっちになってしまったけど、週に何度か福祉の人が来るので何とか生活していた。しかし、近所の変態なおっさんに乳を触らせてゴミ出しを頼んでいる。それに恒夫が干渉すると、ジョゼに帰れと言われる。しかし、言葉とは裏腹に帰ってほしくなさそうで泣くジョゼ。本当は帰ってほしくないとジョゼが素直に恒夫に告げると愛おしくジョゼにキスする恒夫。そのまま体を重ねる二人。

ジョゼと恒夫は一緒に生活をし始めた。近所の少女に散歩に連れて行ってもらう途中、ジョゼの前に立ちふさがる香苗。ジョゼと香苗はビンタし合う。

一年後。乳母車が壊れてしまった。キャンペーンガールをしている香苗に再会する恒夫。ジョゼは恒夫と恒夫の実家に出かけることになり幸治が車を貸してくれる。

ジョゼと恒夫は旅に出た。ジョゼはナビに驚いたり、初めての旅にはしゃぐ。ジョゼが楽しみにしていた水族館は休館。恒夫は途中で実家の法事に行けないことを連絡する。弟に兄ちゃんひるんだ?と言われる。愛しいジョゼの面倒を全てみなければならない大変さに屈する恒夫。恒夫はトイレで用を足すジョゼに抱きつきやり場のない思いをぶつける。

二人は行き先を変えて海へ行く。初めて海を見るジョゼは興奮気味。おんぶして海を楽しむふたり。それから魚の館というラブホで過ごす二人。電気を消すと魚が泳ぐ。二人は真珠貝のベッドに寝ていて、「いつかあんたがいなくなったら、独りぼっちの貝殻のように転がり続けるんだろう。」というジョゼ。

そのあと数カ月は一緒に暮らしたが恒夫が逃げ出したという理由で二人はあっさり別れた。香苗の隣で泣き出してしまう恒夫。ジョゼは電動車いすを乗りこなし、おいしい料理を作って一人でもたくましく生きている。

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ジョゼと恒夫への同情

この物語に常に付きまとってくるのが、ジョゼと恒夫への同情だ。ジョゼは施設育ちで足が悪い。家から外へ自由に出ることもできず、ゴミ捨て場の本を読んで陽の目に当たることもなく生きてきた。そんな彼女に哀れみを感じずにはいられないのだが、作品冒頭から気高に生きるジョゼの姿はユーモアたっぷりに描かれているので幸いである。ところがジョゼと恒夫が恋人になった途端、見ていて辛くなるシーンが多い。例えば上半身裸になって身で奉仕するジョゼ。ジョゼにはそういうやり方しかできないのだ、と思うと切なさを感じずにはいられない。そしてジョゼを愛してしまったのに、ジョゼのやり方に辛さを感じてしまう恒夫という優しい男の心境も見ていて辛い。このようにジョゼという一風変わったキャラクターと普通の優しい男恒夫が恋することで生じる切なさがこの映画の見ものである。

恒夫のセックスシーン

ジョゼとの初めてのセックスシーンは愛に満ち溢れていた。恒夫のキスや優しい笑顔からわかるように恒夫がジョゼを愛しているのが伝わってくるシーンだった。

ジョゼに胃袋をつかまれた

恒夫はジョゼの家で、一番最初に胃袋をつかまれた。それは映画の観客も同じ。きっとジョゼの料理でまずハートをつかまれていると思う。ジョゼが作る朝食はどれも美味しそう。スクリーン越しに香ばしい焼き魚の匂いがしてきそうである。だし巻き玉子も、鍋をジュージュー言わせながら焼いているし、漬物も味噌汁もおいしそうである。ジョゼは本当に料理上手。それを食べて満足そうな表情を浮かべる恒夫の笑顔もいい。ジョゼの家にまた顔を出したくなる理由がこの美味しそうな食事にある。


妻夫木聡と池脇千鶴の温度感と言うか雰囲気が本当に素敵で、こんなにも優しくて、こんなにも苦しい作品は初めて見ました。
出来ないことをやって欲しいから一緒にいたいわけじゃなくて、1人で出来ることは多いけど、それを1人で自分のためだけにやるのは物凄く寂しいのだと、ジョゼは思っていたのかななんて感じました。恒夫が感じていた負担やプレッシャーにも共感できるし、逃げてしまって後悔しているけどどうしようも出来なかったのも理解できます。2人の優しさに胸がぎゅっと締め付けられるような思いで鑑賞していました。(女性 30代)


最初は風変わりな恋愛映画だと思って観ていたが、物語が進むにつれて現実の厳しさがじわじわと胸に迫ってきた。ジョゼの強がりと脆さ、恒夫の優しさと未熟さが丁寧に描かれ、二人の距離が縮まるほど将来への不安も大きくなっていくのが切ない。ネタバレになるが、別れを選ぶラストは美談ではなく、成長のための決断としてリアルに響いた。甘さだけで終わらない恋愛描写が印象的で、静かに心を揺さぶられる作品だった。(20代 男性)


ジョゼの強烈なキャラクターに最初は戸惑ったが、彼女が抱える恐怖や孤独を知るほど愛おしくなった。恒夫との関係は一時的な救いであり、永遠ではないと分かっているからこそ、二人の時間がより尊く感じられる。ラストでジョゼが一人で前を向く姿には、悲しさと同時に希望もあった。障害や恋愛を感動的に描きすぎない距離感が、この映画の誠実さだと思う。(30代 女性)


若い頃に観た時とは全く違う印象を受けた。夢や将来を模索する恒夫の姿は、現実を生きる大人になった今見ると非常に痛々しく、同時に共感してしまう。ネタバレになるが、二人が別れる選択は残酷だが現実的で、人生は愛だけでは続かないというメッセージを突きつけられる。優しさが必ずしも正解にならない、その苦さが心に残る名作だと思う。(40代 男性)


恋愛映画として観ると切なく、人生映画として観ると非常に厳しい。ジョゼの世界は恒夫と出会うことで一気に広がるが、その分失う恐怖も増していく。彼女の毒舌やわがままは自己防衛であり、その仮面が崩れる瞬間が何度も胸を打った。ラストの別れは救いではないが、依存からの自立として描かれており、静かな余韻が長く残る作品だった。(50代 女性)


全体を通して、過剰な演出がないのが好印象だった。ジョゼと恒夫の関係も、劇的というより日常の延長線にあるからこそリアルに感じる。ネタバレになるが、二人が未来を共有しない選択をする点に、この映画の覚悟を感じた。観終わった後に「もし自分ならどうするか」と考えさせられ、恋愛の美しさと残酷さを同時に味わえる一本だと思う。(30代 男性)


若い恋のきらめきと、その裏にある現実の重さを丁寧に描いた作品。ジョゼの孤独と恒夫の未熟さはどちらも否定されず、ただそこにあるものとして描かれる。ラストで二人が別々の道を選ぶ展開は、ハッピーエンドではないが不思議と納得感があった。人生のある一時期を共有した意味が、別れによって際立つ構成がとても美しいと感じた。(20代 女性)


年齢を重ねてから観ると、ジョゼの祖母の存在がより重く感じられた。守ることと縛ることの境界が曖昧な関係性は、ジョゼの人格形成にも大きく影響している。ネタバレになるが、恒夫が去った後のジョゼの姿には、痛みと同時に解放感もあった。誰かに依存しない生き方を選ぶ強さが、この映画の最も静かな感動だと思う。(60代 男性)


感情を大きく揺さぶる作品ではないが、じわじわと心に染み込んでくるタイプの映画。ジョゼの言葉一つ一つが鋭く、同時にとても脆い。恒夫との別れは悲しいが、彼女が自分の足で生きる決意をする過程として見ると、前向きにも感じられる。恋愛の終わりを否定せず、人生の通過点として描く視点が印象的だった。(40代 女性)


若者の恋愛を描きながら、理想と現実のズレを容赦なく突きつけてくる作品。恒夫の優しさは万能ではなく、時に無責任にも見える。その曖昧さがとてもリアルだった。ネタバレになるが、別れのシーンは泣かせに来ない分、観る側に想像の余地を残す。恋が終わっても人生は続く、その当たり前を強く意識させられた。(30代 男性)

映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

花とアリス

この映画を一言で表すと?

不器用な若さがきらめく、切なくも愛おしい青春ドラマ。

どんな話?

二人の女子高生が、一人の少年を巡って繰り広げる淡い恋と友情の物語。嘘や勘違いから始まった関係が、少しずつ本音を浮かび上がらせていく。日常の何気ない瞬間を丁寧に切り取りながら、成長していく心の揺れを瑞々しく描いている。

ここがおすすめ!

恋が人生のすべてではないと気づいていく過程が、『ジョゼと虎と魚たち』と共鳴する。感情を大げさに語らず、空気感で伝える演出が魅力で、観終わった後に優しい余韻が残る一本。

リリイ・シュシュのすべて

この映画を一言で表すと?

痛みと孤独が静かに響く、思春期の残酷な肖像。

どんな話?

地方都市に暮らす中学生たちの閉塞感と、音楽だけが救いとなる日々を描く。いじめや疎外感、壊れていく友情を通して、若者の心の闇が浮き彫りになる。断片的な映像と音楽が感情を鋭く刺激する作品。

ここがおすすめ!

登場人物の不器用さや孤独感は、ジョゼの内面と深く通じる。決して明るい物語ではないが、感情のリアルさは圧倒的で、心に強く残る映画体験を求める人におすすめ。

好きだ、

この映画を一言で表すと?

言葉にできない想いを描く、静寂のラブストーリー。

どんな話?

幼い頃に出会った男女が、長い年月を経て再会するまでの心のすれ違いを描く。会話よりも沈黙が多く、視線や間で感情を伝える構成が特徴。恋心を抱えたまま成長していく切なさが胸に迫る。

ここがおすすめ!

感情を爆発させず、抑制された表現で恋愛を描く点が『ジョゼと虎と魚たち』と共通。余白の多い演出が観る側の想像力を刺激し、静かな感動を味わえる。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

この映画を一言で表すと?

家族の愛が胸に沁みる、等身大の人生ドラマ。

どんな話?

母と息子の長い人生を振り返りながら、家族の絆と別れを描く物語。笑いと涙が自然に交差し、特別な事件ではなく日常の積み重ねが感動を生む。人生の選択と後悔が静かに語られる。

ここがおすすめ!

人生の一時期をどう生きるかというテーマが『ジョゼと虎と魚たち』と重なる。恋愛だけでなく、人生全体を見つめ直したい人に強く響く作品。

海よりもまだ深く

この映画を一言で表すと?

うまく生きられない大人たちの、静かな再出発の物語。

どんな話?

かつて小説家を目指していた男性が、家族や過去と向き合いながら自分の未熟さを受け入れていく。大きな成功も奇跡も起こらないが、日常の中で少しずつ変化していく心情が丁寧に描かれる。

ここがおすすめ!

理想と現実の間で揺れる姿は、恒夫の葛藤と重なる部分が多い。派手さはないが、人の弱さを肯定する視点が温かく、観後にじんわりと余韻が残る一本。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
ヒューマンドラマ映画ラブストーリー映画

みんなの感想・レビュー