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映画『呪怨 白い老女』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『呪怨 白い老女』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『呪怨 白い老女』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『呪怨 白い老女』の結末までのストーリー
  • 『呪怨 白い老女』を見た感想・レビュー
  • 『呪怨 白い老女』を見た人におすすめの映画5選

映画『呪怨 白い老女』の作品情報

呪怨 白い老女

製作年:2009年
上映時間:60分
ジャンル:ホラー
監督:三宅隆太
キャスト:南明奈、鈴木裕樹、みひろ、中村愛美 etc

映画『呪怨 白い老女』の登場人物(キャスト)

柏木あかね(高校生:南明奈 / 小学生:笠菜月)
霊感があると噂されている。小学生の頃、篤の手から未来を助けられなかったことを悔やんでいる。
柏木(宮川一朗太)
あかねの父。タクシードライバーをしている。あかねが小学生だった時、7年前に失踪。
磯部未来(岩本千波)
小学生時代のあかねの友達。
磯部篤(ムロツヨシ)
司法浪人生。未来からは「おじさん」と呼ばれている。西荻一家惨殺事件の犯人で、自殺している。
磯部淳子(中村愛美)
磯部家の長女。
磯部健太郎(大久保英一)
磯部家の父。
磯部美帆(あらいすみれ)
未来の母。篤や涼子とは血のつながりはない。
磯部ハル(星野晶子)
未来の祖母。痴呆症を患っている。
文哉(鈴木裕樹)
クリスマスにケーキを配達していて、磯部家の遺体を発見してしまう。
千穂(みひろ)
文哉のガールフレンド。
川端(枝川吉範)
若い刑事。
安川(鈴木卓爾)
篤が起こした西荻一家惨殺事件の捜査員のひとり。篤が残したテープにまつわる話を知っている。

映画『呪怨 白い老女』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『呪怨 白い老女』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『呪怨 白い老女』のあらすじ【起】

文哉

クリスマスケーキを配達していた文哉。
一軒の家に着きますが、今から行く、という同じ返事が繰り返されるだけで、なかなか人が出てきません。
不審に思って家の中に入っていくと、2階の子供部屋には少女の首なし遺体がありました。
驚いて家から出ようとしますが、今度はキッチンで刺殺されている女性を発見してしまいます。
そして背後には、バスケットボールを持った不気味な老女が迫ってきていました。

柏木

タクシー運転手の柏木は、夜勤明けの仕事帰りに、小学生の娘あかねを学校まで送っていきました。
あかねは、タクシーから降りようとした時、イスにベタベタした何かが付いているのに気付きます。
柏木がそれを拭き取っていると、無線が入ります。
朝に乗せたお客さんのことで警察から質問があるらしいと言われ、ふとバックミラーを見ると、そのお客さんが見えました。
そして、今まで無かったはずのバッグの存在に気付きます。
気になってバッグを開けてみると、中には少女の生首が。
そして柏木は行方不明になりました。

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映画『呪怨 白い老女』のあらすじ【承】

あかね

女子高生のあかねは、霊感があるという噂をたてられていて、こっくりさんに参加させられました。
何も起こらないのでやめようとした時、「みらい」という言葉と、小学生の女の子の姿が。
あかねは慌てて逃げます。
その後、学校に残っていたあかねの友達のひとりは、バスケットボールを持った不気味な老女に襲われてしまいました。

磯部

一軒家に引っ越してきた磯部家。
司法試験を控えた篤、痴呆症の祖母もいる6人家族です。
篤が家に置いてあった鏡を見た瞬間、鏡の中から手が伸びてきて腕をつかみました。
そして鏡の中と外に篤は分かれてしまいました。

千穂

警察に保護された文哉を、彼女の千穂が迎えにやってきました。
そして2人でひっそりとしたクリスマスパーティーを始めますが、包丁を見た文哉は、首のない少女の遺体を思い出して気分が悪くなってしまいます。
さらに千穂の姿が不気味な老女に変わり、動転した文哉は彼女を包丁で刺し殺してしまいました。

映画『呪怨 白い老女』のあらすじ【転】

未来

小学生のあかねは、風邪で休んでいる磯部未来のお見舞いに行きました。
未来から、引っ越してきて依頼、篤の様子が変で怖いと相談されてしまいます。
家には祖母と篤、風邪を引いている未来だけで、他の家族は帰りが遅いのです。
そこに篤がやって来て、あかねは追い出されてしまいました。

安川

刑事の川端は、7年前に起こった西荻一家惨殺事件の犯人が自殺する瞬間を記録したカセットテープを偶然見つけてしまいます。
それを聞こうとした川端でしたが、安川刑事が慌てて止めてカセットテープを壊します。

そのテープの中に入っている子供の声を聞いた人は、全員死んでしまうと安川は言います。
そして川端は、絶対に関わるなと忠告されます。
それでも資料を調べてしまった川端の前に、安川が壊して燃やしたはずのカセットテープが出現します。
そしてレコーダーにセットしていないのに、勝手に音声が流れ始めました。
犯人の「すぐ行きます」という声ではなく、子供の声で「早く来て」と言っていました。

映画『呪怨 白い老女』の結末・ラスト(ネタバレ)

何度目かの司法試験に落ちた篤に対し、磯部家の父はイライラしていました。
母の美帆は、血のつながらない息子である篤、娘の淳子との間の溝を埋めることができません。
テープを聞いて勉強していた篤は、どこからともなく聞こえてきた「早く来て」という子供の声を耳にした途端、立ち上がります。

祖母、父、母、淳子を殺した篤は、最後に未来を殺害して首を切るとバッグに入れました。
そしてそのまま、あかねの父、柏木の運転するタクシーに乗りこみました。
途中、前の日の夜に注文したケーキを運ぶ文哉とすれ違います。
目的地に着くと、未来の首が入ったバッグの横にテープレコーダーを置いて、首を吊って自殺しました。
バッグからは、白い顔が篤のことを見ていました。

高校生のあかねが帰宅すると、未来の幽霊が現れます。
恐怖して謝り続けるあかねでしたが、気付くと未来の幽霊は消えていました。
足元には、風邪を引いた未来に貸したままだったクマのキーホルダーのお守りが落ちていました。

映画『呪怨 白い老女』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

呪怨黒い少女とリンクした作品となっているが、物語自体が繋がっているかといったら、そこまではっきりと関連付いたものではない。黒い少女よりもホラー描写がはっきりしており、バスケットボールを持った老婆が登場するシーンはビックリする。ただ、冷静に見るとなんとも滑稽な姿なので、人によっては冷めてしまうかもしれない。こちらのエンディングは黒い少女と比べると、一応着地はしている内容である。あくまでも呪怨のスピンオフ作品なので、総じて物足りない印象である。(男性 30代)


『呪怨 黒い少女』とリンクしたストーリーということで続けて鑑賞しましたが、そこまで関連づいた物語は無く、単体で楽しめる作品でした。黒い少女はホラー要素がほとんど無く全く怖くなかったのですが、今作はホラー要素もあり驚かせてくるシーンもあるので苦手な方は注意してください。
ムロツヨシがとても良い役なのですが、いつものムロツヨシのキャラクターのイメージが先行してしまい、少し入り込めなかったのが残念です。(女性 30代)


全体的に「呪怨」らしいジワジワと迫る不気味さは健在で、ホラー好きとしては十分楽しめました。特に白い老女が現れる瞬間の演出は、予想できないタイミングで不意打ちのように来るので、思わず声を上げてしまいました。ただ、本作は複数の視点が交錯するため、ストーリーが少し分かりづらい印象も。人によっては置いていかれるかも。それでも、じわじわと心を蝕む恐怖感はシリーズ屈指でした。(20代 男性)


ホラー映画はあまり得意ではないけど、評判が良かったので挑戦。結果的にはしっかり怖かったです…。特に、少女が暴行される描写から始まる異常性がすでに胸がザワつく。そして、老女の存在がただの幽霊というより、「念」の塊のように感じられて怖さが倍増しました。家族関係の崩壊や精神的な闇が描かれているのも見応えあり。ただ、暴力描写が苦手な人にはきついかも。(30代 女性)


『呪怨』シリーズのスピンオフということで、過度な期待はしていませんでしたが、いい意味で裏切られました。白い老女の存在感が圧倒的で、登場人物たちがどんどん壊れていく様が、まさに呪いの連鎖。特に娘の真理子の末路が衝撃的でした。ホラーとしては定番の手法も多いけれど、精神的にじわじわ来る恐怖は健在。静かな夜に一人で観ると後悔します。(40代 男性)


老女が登場するたびに心臓がキュッとなる感覚…。ホラー映画って音や編集で驚かせるだけのものが多い中で、本作は登場人物の視点に寄り添うような“間”を大事にしていて、それが逆に怖い。物語自体はかなりダークで、家族内の暴力や無視された悲鳴が連鎖していく様子がリアルに描かれていて、ホラー以上に人間の怖さを感じました。(50代 女性)


『呪怨』の本流からは外れているけれど、白い老女という新たな恐怖の象徴をうまく構築していたと思います。日常に溶け込むように忍び寄る呪いの演出が絶妙で、気づいたときにはもう逃げ場がない。特に、無言で立ち尽くす老女のカットが強烈。ストーリーが時系列シャッフルなので少し混乱もあるけど、二度目の視聴でより深く楽しめました。(30代 男性)


一見地味な印象のある作品ですが、観終わってからもじわじわと恐怖が残るタイプ。白い老女というキャラクターが、恐怖の象徴というより“呪いそのもの”として描かれているのが特徴的でした。特に、加害者が逆に呪われるという展開が印象的で、「呪いは誰のものか?」と考えさせられます。ストーリーより雰囲気重視のホラー好きにはおすすめです。(40代 女性)


ホラー演出よりも“人の狂気”を描いたような作品で、むしろサイコホラーに近い印象を受けました。母親の異常な言動や、娘の精神崩壊がとてもリアルで、じわじわとくる不気味さが良かったです。白い老女の存在は、単なる幽霊というよりも、怒りや怨念の塊と化した「人の末路」に思えて、ある意味で同情もしてしまった…。意外に深い作品です。(50代 男性)


『呪怨』の名前に惹かれて観ましたが、従来の俊雄や伽椰子ではないので少し物足りなさは感じました。ただ、老女の表情や立ち姿の“気配の怖さ”が、Jホラー特有の恐怖感をしっかりと再現していて好印象。映像も暗めで、音の使い方も静かだからこそ不意打ちが効く。やや低予算感はあるけど、それを逆手に取った怖がらせ方が光っていました。(20代 女性)

映画『呪怨 白い老女』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『呪怨 白い老女』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

来る

この映画を一言で表すと?

「恐怖と人間ドラマが怒涛の勢いで押し寄せる、国産オカルト・エンタメの極致」

どんな話?

謎の存在「何か」に狙われた一家を巡り、霊媒師やジャーナリストたちが集結する壮大なホラー・ミステリー。見えない恐怖に振り回される人々の人間関係や過去の因縁が交錯し、やがて想像を超える戦いへと展開します。

ここがおすすめ!

単なる霊的恐怖にとどまらず、人間の内面の闇や家族の歪みにまで深く切り込んだストーリーが見どころ。特に中盤以降の怒涛の展開と圧巻の除霊バトルは、邦画ホラーの枠を超えた迫力があります。怖さと感動が同居する稀有な一本です。

残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―

この映画を一言で表すと?

「音もなく忍び寄る“穢れ”が心を侵食する、静寂系ホラーの極み」

どんな話?

あるマンションで起きた怪異現象をきっかけに、作家と読者が一緒に調査を始める。だが、その部屋に関わる連鎖する不幸と事件の裏には、土地に染みついた“穢れ”があった…。静かに広がる恐怖がじわじわと効いてくる作品です。

ここがおすすめ!

一見地味ながら、恐怖の根源が徐々に明らかになる構成が秀逸。直接的な幽霊の登場は控えめですが、観終わったあとに「何かがまだ残っている」感覚が残ります。『呪怨 白い老女』と同じく、場所と人間の関係性が深く描かれています。

ノロイ

この映画を一言で表すと?

「リアルなモキュメンタリースタイルが生む、“本当にあった呪い”の恐怖」

どんな話?

テレビ番組の取材中に、霊能者の奇行や少女の異常現象が重なり、やがて“ノロイ”という存在に行き着くドキュメンタリー形式のホラー。断片的な映像が一つにつながるラストの恐怖は、じわじわと後を引きます。

ここがおすすめ!

フェイクドキュメンタリーならではのリアルさが最大の魅力。視聴者がまるで本当に呪いの記録を見ているかのような錯覚に陥ります。『呪怨 白い老女』同様、説明しすぎない“想像させる恐怖”の演出が非常に効果的です。

仄暗い水の底から

この映画を一言で表すと?

「水とともに滲み出す母と子の哀しき因縁が、じわじわと胸に迫る」

どんな話?

離婚後に娘と二人で暮らし始めた母親が、新居で次々と起こる不可解な現象に巻き込まれていく。上の階からの水漏れ、不気味な赤いバッグ、少女の霊…すべてがひとつの悲劇に通じていた――。

ここがおすすめ!

ジャンプスケアではなく、じんわりと広がる“湿度の高い恐怖”が特徴。母と子というテーマも『呪怨 白い老女』と共通しており、観終わった後には哀しさと余韻が残ります。ラストの切なさにも注目です。

リング

この映画を一言で表すと?

「日本ホラーの金字塔、呪いのビデオがもたらす死の連鎖」

どんな話?

謎のビデオを見た者が1週間後に死ぬ――そんな都市伝説を調査していた女性記者が、やがて貞子という存在の怨念に触れていく。タイムリミット型の恐怖と呪いの根源に迫るサスペンス要素が魅力の一作。

ここがおすすめ!

ビデオを見た瞬間から死が始まるという設定が斬新で、観る者に絶えず緊張感を与えます。『呪怨 白い老女』と同じく、強い怨念が人から人へ伝染していく構造は非常に近く、日本ホラーの入門編としても最適な一本です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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