映画『海獣の子供』のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は? | MIHOシネマ

「海獣の子供」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

海獣の子供の概要:五十嵐大介原作の海の神秘を描いたアニメーション。一人の少女が、海からやってきた少年たちと出会い、命を巡る壮大なひと夏を過ごす。映像化不可能と言われた原画の繊細な描写が、スクリーンで美しく生まれ変わる。

海獣の子供の作品情報

海獣の子供

製作年:2019年
上映時間:111分
ジャンル:アニメ、ファンタジー、SF
監督:渡辺歩
キャスト:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン etc

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※配信情報は2019年8月現在のものです。

海獣の子供の登場人物(キャスト)

琉花(芦田愛菜)
海辺の町で暮らす中学生の女の子。両親は別居しており、母と二人暮らし。父は水族館に勤めている。素直で好奇心旺盛だが、少し短気。二人の不思議な少年と出会い、命を巡る壮大なひと夏を過ごす。
海(石橋陽彩)
海の中でジュゴンに育てられた男の子。明るく活発な性格。琉花を気に入り、人懐っこくつきまとう。流星群の訪れを予知したり、空の居場所を突き止めたりと、掴み所のない中に鋭い感覚を持つ。
空(浦上晟周)
海の兄弟。海とは対照的に、落ち着いた雰囲気を持つ。琉花に対し、少し冷たい態度を取るが、最終的に海を守る役目を琉花に託す。
ジム・キューザック(田中泯)
海洋学者。琉花の父と面識がある。「ソング」の解明を目標に、海と空の研究も担うが、国の心無いやり方に疑問を抱いている。
アングラード(森崎ウィン)
ジムの助手。自由な気質。台風のあと、空を保護する。海と空と出会ったことで、命の起源について考察し直す。
デデ(富司純子)
海の何でも屋を自称する、船乗りの老婆。ジムやアングラードと通じており、思慮深いアドバイスで彼らの背中を押す。ムックリという楽器を使い、風と対話する。

海獣の子供のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『海獣の子供』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

海獣の子供のあらすじ【起】

夏休み初日の部活動でトラブルを起こしてしまった琉花は、不機嫌な母親のいる家を避けて、別居中の父親が働く水族館へと足を向ける。幼少期に訪れて以来の水族館の内部を探索していたところ、水槽の中から一人の少年が現れる。彼はジュゴンに育てられたという特殊な生い立ちで、国の研究対象として保護されていた。海と名乗り、大水槽の中を自由に泳ぎ回る彼を見て、琉花は「(空を)飛んでいる」と感じる。

海は「ヒトダマ」の飛来を予知して、琉花を海岸へと連れ出す。そこで琉花は、美しく光る大量の隕石が空を流れ落ちてゆく、神秘の光景を目にする。希有な出会いによって、琉花の長い夏が幕を開ける。

海には、空という兄弟がいる。空は研究者のジムのもと入院していたが、地上での生活にやっと馴染み、ある夕方に琉花との出会いを果たす。空は意地悪な言葉で琉花をからかい、どこか突き放すような態度を取る。明るく人懐っこい海と、大人びていて少し刺々しい空、対照的な二人と関わるうち、琉花は「生誕祭」という命の儀式の存在を知る。また「ソング」とよばれる鯨の鳴き声を聞いて、かつて水族館で見た「海の幽霊」の存在を思い出す。

海獣の子供のあらすじ【承】

海のすべての生き物たちが、日本へ向かって移動を始めていた。不思議な現象を前に、海と空の兄弟を巡って、水面下では国際規模の計画が進められていた。海洋の謎を解き明かすため、二人を実験台として利用しようとしているのだ。

大型の台風が上陸し、浜辺を埋め尽くすほどの魚の死骸が打ちあげられる。異常な光景の先に、琉花は倒れている海の姿を見つける。海は無事だったものの、一緒にいたはずの空が忽然と行方をくらましてしまう。

空の気配を察知した海に連れられ、琉花は美しい浜辺にやってくる。空は、ジムの助手であるアングラードに保護されていた。再会した彼らは、海から調達した食材を料理し、食べることで命を感じる。自分たちがどこから来たのか、命の起源に思いを馳せる空と海。

その晩、海が熱に浮かされたように苦しみだす。姿の見えない空を、琉花は波打ち際に見つけるが、彼の体は発光していた。空は口移しで琉花に小さな隕石を託すと、光となって海に消えてしまう。

海獣の子供のあらすじ【転】

空を失い、海は言葉を喋らなくなってしまう。落ち込む琉花と海が再会した時、「ソング」が聞こえ、ついに「生誕祭」が始まる。研究者たちがこぞって海へと船を出す中、琉花は海の何でも屋であるデデに協力を頼み、先へ行ってしまった海の元へと向かう。気づけば琉花は、デデの船から海の中へと飛び込んでいた。

「ソング」が響くたび、琉花の体内の隕石が、それに応えてけたたましく共鳴する。その隕石こそが、すべての命を司る「生誕祭」の心臓なのだ。巨大な鯨に飲み込まれた琉花は、その中で空の幻影と再会する。海の最後を見届ける覚悟を決め、琉花は祭りの中心で奮闘する。海を越えて、遥か空の上、宇宙にまで及ぶ命の儀式が繰り広げられる。

琉花の健闘のおかげで、海は空のような悲しい運命を辿らずに、命を生みだす渦の中心になることが叶う。命を生みながら消えてゆく海を、琉花は寂しさのあまり、泣きながら引き止めようとする。海は最後の瞬間を迎えるまで、じっと琉花を見つめている。

海獣の子供の結末・ラスト(ネタバレ)

海の中で溺れかけていた琉花は、船で迎えに来た両親に助けられる。両親は、琉花が水族館へ通ううちに、互いの愛情を取り戻していた。海は嵐の後の静けさで、とても穏やかな顔を見せている。

ジムは研究の浅はかさに気づき、すでに身を引いていた。アングラードは、すべての命が同じ場所から誕生し、帰っていくことを知った。「生誕祭」は幕を閉じ、夏は終わりを迎えようとしている。

デデは偶然再会した琉花に、かつて海から来た少年に自分も出会ったことがあると告げる。残酷ながらも偉大な命のサイクルを感じ、琉花は背中を押されたような気持ちで学校へと向かう。夏が始まるとき、素直に謝罪できなかった友人に会いに行くためだ。

月日が経ち、琉花の母が出産した。へその緒を切る役目を任された琉花は、「命を絶つ音がした」ように感じる。母が口ずさむ海の歌が、そのまた母から語り継がれたものだと知り、納得したような表情を見せる琉花。帰り道、夏の海と空を眺めながら、壮大な冒険をした日々へと思いを馳せる。

海獣の子供の感想・評価・レビュー

感覚的になることを許してくれた、無二の映画だ。観念的かつ難解なテーマだと言われているが、思考を手放して、ただ映像に身を任せることを許してくれた。従来のアニメーションとは違う多重な線を用いた繊細な描写は、キャラクターの表情や海の生き物たちの恐ろしい面を助長させ、海が絶対的に偉大であることを感じさせた。命の起源にまで迫る壮大なメッセージを含んでいながら、ある一人の少女の成長譚として昇華されており、我々に夢を与えてくれる。美しく大切な、忘れられない作品だ。(MIHOシネマ編集部)

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