映画『昼顔(1967)』のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は? | MIHOシネマ

「昼顔(1967)」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

昼顔(1967)の概要:貞淑な人妻が、性の深い快楽に溺れてゆく末路を描いた官能的な作品。美しきカトリーヌ・ドヌーヴの代表作。当時、主婦の間で人気を博した国内ドラマ『昼顔』は、本作をオマージュしたものである。

昼顔の作品情報

昼顔

製作年:1967年
上映時間:100分
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
監督:ルイス・ブニュエル
キャスト:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・ソレル、ジュヌヴィエーヴ・パージュ、ミシェル・ピッコリ etc

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昼顔の登場人物(キャスト)

セヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)
貞淑な人妻であったが、ある時から娼婦となる。源氏名は「昼顔」。マゾヒスティックな妄想に溺れ、現実と妄想世界の境界線を失ってゆく。
ピエール(ジャン・ソレル)
セヴリーヌの夫で、医者。不感症の妻に対し、寛大な理解と愛を以って接する。後にマルセルに撃たれ、全身の感覚を失ってしまう。
ユッソン(ミシェル・ピッコリ)
貞淑な人妻であるセヴリーヌに言い寄るが、彼女が娼婦になったことを知り幻滅する。全身を麻痺したピエールに、セヴリーヌの秘密を打ち明ける。
アナイス(ジュヌヴィエーヴ・パージュ)
娼館を営む女主人。客との気さくなコミュニケーションを重んじる。美しく上品なセヴリーヌを気に入り、その日のうちに雇う。
マルセル(ピエール・クレマンティ)
強盗殺人の犯人で、激しい気性の持ち主。セヴリーヌに歪んだ恋をし、ピエールを銃で撃つ。最期は警官に撃たれて命を落とす。
ルネ(マーシャ・メリル)
セヴリーヌの友人で、ユッソンの恋人。セヴリーヌに、ある知人の売春の噂を流す。

昼顔のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『昼顔(1967)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

昼顔のあらすじ【起】

鈴の音を響かせ、道の向こうから馬車がやってくる。二人の男女が同乗しており、仲睦まじく愛の言葉を囁き合う。ところが、女が不感症であることから口論になり、男は激情する。従者を使って妻を引き摺り下ろすと、森の奥深くへと連れ込む。彼女の手を縛り、服を引き裂いた挙句、従者に鞭で叩かせ、妻を犯すよう命令する。女は悲鳴を上げながらも、老いた従者の接吻に感じ入った表情を見せる。

これらは全て、セヴリーヌの妄想であった。ベッドに横たわる妻に、夫ピエールは「何を考えてる?」と優しく問う。「あなたのこと」そう答えるセヴリーヌは、どこか物憂げな顔だ。結婚記念日を明日に控えた二人はキスをするが、同じベッドに入ろうとするピエールを、セヴリーヌは拒否する。

夫婦は、友人であるユッソンとルネのカップルとカフェで合流する。女好きのユッソンはセヴリーヌを口説くが、セヴリーヌは嫌悪感を隠さない。帰りのタクシーの中で、セヴリーヌはルネの口から、共通の知り合いであるアンリエットが体を売っているという噂を聞く。またタクシーの運転手からも、パリの街に潜む娼館の存在を知らされ、セヴリーヌは考え込んでしまう。

昼顔のあらすじ【承】

帰宅したセヴリーヌは、花瓶と香水の瓶を立て続けに落として割ってしまう。動揺している自分に気づくセヴリーヌ。途端に、幼い頃に男から受けた性的な陵辱を思いだす。居ても立ってもいられなくなったセヴリーヌは、その晩ピエールに、娼館について問い質す。妻のおかしな様子に、ピエールは心配そうな顔を見せる。

ルネと共に通うテニスクラブで、セヴリーヌはアンリエットとすれ違う。気にする素振りを見せるセヴリーヌに、居合わせたユッソンが、彼女の二重生活について暴露し、さらにアナイスという女主人が営む娼館の住所を口にする。娼館のことが頭から離れないセヴリーヌは、ついにアナイスの店へと足を運ぶ。過去の記憶に急かされながら、店の呼び鈴を鳴らす。

清楚で美しいセヴリーヌを一目で気に入ったアナイスは、彼女に午後から出勤するよう約束を取り付ける。一旦ピエールに会いにゆくセヴリーヌだが、アナイスに言われた時間通りに店に戻る。アナイスは、昼時にだけ働くことになったセヴリーヌに「昼顔」という源氏名を付ける。最初の客の元へ送り込まれるも、笑顔を見せないセヴリーヌは激怒されてしまう。アナイスの厳しい言葉に背中を押され、セヴリーヌはついに心を決め、抵抗をやめて体を許す。

帰宅したセヴリーヌは、体調不良を装ってピエールとの用事を断る。そして妄想は過激さを増す。ピエールとユッソンに家畜の牛の糞を投げられ、卑猥な言葉を浴びせられながら、セヴリーヌは恍惚の表情を見せる。

昼顔のあらすじ【転】

セヴリーヌは一週間ぶりにアナイスの店に顔を出す。音信不通だった彼女にアナイスは冷たく当たるが、セヴリーヌは再び働けることになる。だが、常連客の細かい要求に応えられず、すぐに指名を外されてしまう。鞭で叩かれて興奮する客の姿を、別室から見ていたセヴリーヌは、悍ましさを覚える。次の客は、アジア系の言語を話す優しそうな男性だが、得体の知れない機械を用いたプレイを要求する。事後、ぐったりするセヴリーヌだが、幸せそうな表情を浮かべる。また、ある公爵の豪邸に仕事として招かれる。葬式を再現した難しい設定に対応できず、セヴリーヌは屋敷を追い出される。

セヴリーブは久々にピエールと同じベッドに入る。喜ぶピエールに、希望の言葉をかけるセヴリーヌ。ユッソンへの態度も朗らかなものになる。

二人の男が、強盗殺人で稼いだ金を持ってアナイスの店にやってくる。マルセルという片方の無口な男は、セヴリーヌを指名する。マルセルは威圧的な態度を取るも、セヴリーヌの優雅な雰囲気を気に入る。セヴリーヌは店の稼ぎ頭として、アナイスや同僚から信頼を得るまでになっていた。

ピエールに旅行に連れられるが、セヴリーヌはパリに戻りたいと言い出す。そんな妻の様子に、他の男の存在を予感してピエールは不安を募らせる。セヴリーヌはうまく言葉にできないが、ピエールには快楽を超越した愛を感じているという。結局、二人はすぐにパリへ帰ることとなる。

昼顔の結末・ラスト(ネタバレ)

マルセルはセヴリーヌに執着を見せる。店に電話をかけ続け、ようやく出勤した彼女の元へ飛んでいく。嫉妬心から粗暴に振る舞うマルセルを、セヴリーヌは一喝する。大人しくなったマルセルは、セヴリーヌへの切実な思いを吐露し、夜も会いたいと迫る。

晴れやかな性格に変わったセヴリーヌに、ピエールは子供が欲しいと告げる。その途中、彼は道端に置き去りにされた車椅子をなぜか気にする。

ユッソンがアナイスの娼館に来店し、セヴリーヌの昼の顔がばれてしまう。貞淑なセヴリーヌが好きだったユッソンは、失望して店を去る。焦りながらも、ピエールとユッソンに銃で撃たれる妄想をするセヴリーヌは、店を辞めるとアナイスに告げる。しつこいマルセルから逃れるためだと、アナイスは理解を示す。帰路につく彼女を、マルセルの仲間が尾行する。マルセルは家に押しかけると、夫に情事をばらすとセヴリーヌを脅す。困り果てるセヴリーヌの様子を見て、ピエールに対する敵意の言葉を残して去ってゆくマルセル。セヴリーヌの家の前の車に乗り込み、銃を取り出す。

家の外から銃声が響き、セヴリーヌが窓から見下ろすと、路地に倒れているピエールの姿がある。マルセルは逃走するが、警官に撃たれて死亡する。一方、ピエールは一命を取り留めるが、全身が麻痺して車椅子生活になってしまう。口もきけないピエールを、セヴリーヌは献身的に介護する。ユッソンが見舞いに訪れ、セヴリーヌの秘密をピエールに暴露する。涙を流すピエールに、セヴリーヌは傷ついたような顔をするも、次の瞬間嬉しそうに微笑む。隠し事からの解放を得た彼女は、終わりなき妄想の世界に没頭してゆく。

昼顔の感想・評価・レビュー

清純なカトリーヌ・ドヌーヴが、性の深みへと落ちてゆく様がなんとも官能的で狂おしい。彼女演じるセヴリーヌの妄想シーンが、本編の合間合間に挟み込まれ、不安定に揺れ動く情緒をうまく演出している。妄想に取り憑かれ、幸せな表情を見せるセヴリーヌに複雑な同情を掻き立てられた。また、ピエールが車椅子を気にかけるという伏線にはぞっとした。サスペンスの要素が非常に多く、スリルを感じて楽しむことができる作品だ。(MIHOシネマ編集部)

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