「海賊とよばれた男」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

海賊とよばれた男の概要:作家・百田直樹が出光興産と創業者の出光佐三をモデルとして書いた同名小説を映画化。主人公、国岡鐡造が自分の店を大企業にまで成長させる過程と、彼の一生を描いている。主演、岡田准一が20代から90代までを演じ、日本アカデミー賞主演男優賞を授賞した作品。

海賊とよばれた男の作品情報

海賊とよばれた男

製作年:2016年
上映時間:145分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:山崎貴
キャスト:岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平 etc

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海賊とよばれた男の登場人物(キャスト)

国岡鐡造(岡田准一)
国岡商店の店主。類稀なる決断力と商才を持っている。時代の先見にて、逸早く石油の販売に乗り出す。商売に関して情熱を捧げ、店を大きくすることに喜びを感じている。同時に店員を大切に扱い、同じ立ち位置で景色を見る。
東雲忠司(吉岡秀隆)
石油物産に勤めていたが、鐡造の商売魂に魅せられ国岡商店の店員となる。物静かで控えめながらも高い販売力を持つやり手だが、鐡造に苦言を呈することも多い。
長谷部喜雄(染谷将太)
元漁師だったが、鐡造の商売魂に魅せられ自ら店員となる。口が上手く店主の鐡造にも軽口を叩く生意気なところがある。鐡造に商才を見出され、後継者として育てられるも南方へ戻る際、米軍機に襲撃され亡くなる。
ユキ(綾瀬はるか)
鐡造の妻。19歳で嫁入りし、夫を献身的に支える。鐡造が仕事人間であることを理解した上で、自分の寂しさを押し隠す辛抱強い女性。5年間、耐え続けたものの鐡造と別れる決意をして実家へと帰ってしまう。一生涯、独身で過ごし亡くなる。
盛田辰郎(堤真一)
国岡商店が所持するタンカー、日承丸の船長。かつては海軍にて軍人をしていたが、鐡造に拾われる。店主からの信頼も厚く、言われたところへはどこへでも行く。乗組員からの信望も厚く誠実で男気のある人物。

海賊とよばれた男のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『海賊とよばれた男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

海賊とよばれた男のあらすじ【起】

1945年8月17日、国岡商店店主、国岡鐡造60歳。連合軍と米軍による戦争が終結し、主要都市が瓦礫の山となり明日をも知れぬ中、鐡造は生き残った店員を集め誰一人としてクビにすることなく、日本と国岡商店の再建へと挑むと宣言。側近の誰もが無茶だと言ったが、彼はひとまず石油の販売をすることで商売の再開を目論んだ。

店主自らが石油配給統制会社、以下石統へと足を運び石油の融通を頼んだものの、この会社とは過去から喧嘩を繰り返しており仲が悪かった。そのせいで、国岡商店は石統への加入ができず、国内での石油の取り扱いをすることができない。苦汁を飲んで頭を下げたものの、許してもらえないのだった。

1912年、大正元年。鐡造27歳。当時の燃料と言えば石炭が主流だった。石炭の次は石油の時代がくるはずだと見込んだ鐡造は、まだ珍しい機械油の販売を行っていたが、どこもまともに取り合ってもらえず門前払いされてばかり。国岡商店の商売は上手くいかず、店も倒産の危機に晒されていた。
支援してくれる名士と会ったその帰り、地元の浜辺で方法に悩んでいた鐡造は、海へと漕ぎ出る小舟を目にして名案を思い付く。

当時、漁船の燃料は灯油が使用されていたが、灯油よりも安く軽油を売ろうと考えたのである。試しに漁船のエンジンに軽油を入れてみたところ、エンジンは見事にかかった。店員たちは希望を見出し、国岡商店は軽油を積んだ小舟を海へと進ませる。彼らは海上にて軽油を売り捌き、海賊と呼ばれるようになっていた。

今までにない販売方法で稼ぐ国岡商店に興味を抱き、石油物産にいた東雲忠司と漁師をしていた長谷部喜雄が飛び込みで入社。商売は徐々に軌道に乗り、1日で軽油缶を100缶売るまでに至った。
そんな折、鐡造の兄から見合い話が持ち込まれる。鐡造はまだ嫁をもらうつもりなどなかったが、兄の押しに負けて8歳年下で19歳のユキを嫁にもらうことになった。

海賊とよばれた男のあらすじ【承】

1945年、銀座。元海軍の大佐を通して連合国軍最高司令官総司令部、以下GHQにある200万台のラジオの修理を依頼される。国岡商店はこれまで石油販売しかしてこなかったが、石統から拒絶された今、石油の仕事はない。鐡造はラジオ部を作ることにし、大佐を部長に据えてGHQの仕事を請けることにした。

そんなある日、戦場へ駆り出されていた東雲と3名の店員が戦地より帰国。彼らはその足で鐡造の元へと挨拶に向かった。東雲たちはラジオ部を見学。国岡商店はラジオ部以外にも開墾や印刷など複合的に商売を行っていた。

それからしばらく後、GHQから石油の仕事が舞い込んでくる。それは、各地にある旧海軍が備蓄する2万トンもの石油の販売だった。GHQから余っている石油を全て寄越せと言われ、それを阻止するために石統が国岡商店へと厄介な案件を投げたのである。担当には東雲が立候補し、まずはタンクの底に残っている石油の調査を行うことにした。

ところが、地下の石油は泥に塗れ、商品になるかどうかも分からない状態だった。人足は逃げてしまって残っているのは、国岡商店の従業員6名と東雲のみ。ポンプが使えないため、地道に手で汲み上げ泥を漉して使えるまでに仕上げた。彼らのために鐡造が様子を見に訪れ、自らも手伝うと言い出す。そうして、店主は店員たちを真摯に労うのだった。

1年後、GHQの通訳をしていたという青年が店員になりたいと国岡商店へとやって来る。鐡造は二つ返事で彼を雇うことにした。すると、諜報に長けている青年は、石統がらみの重大な情報を明かす。石統が提示した石油輸入に関しての条件項目についてだった。鐡造は通訳もできる青年を通じてGHQへと密告。すると、GHQの総司令は店員を大事にする鐡造と国岡商店の味方となってくれる。
じきに石油輸入が解禁となる頃、GHQの計らいにて石統は廃止されることとなり国岡商店は誰に咎められることなく、石油輸入を行うことができるようになった。

海賊とよばれた男のあらすじ【転】

1917年、満州。32歳の鐡造は長谷部と共に満州鉄道、以下満鉄へと向かっていた。メジャー系企業の攻略をするべく、満鉄の御用達になるためである。満鉄は当初、メジャーの一流品しか使っていなかったが、実は北海道よりも極寒である満州では車軸油も凍ると言う。そこで、鐡造は零下でも凍らない車軸油の開発に取り掛かった。

1年後、満鉄の本社がある大連へ。長谷部を連れて開発した車軸油の売り込みをしたが、本社は一切、取り合ってくれなかった。ところが、厳寒により車両の燃焼事故が続発。満鉄本社は考えを改め国岡商店へもチャンスを与えることにする。
他社との競合の結果、国岡商店の車軸油が優れていることが判明。しかし、メジャーはこのことに不満を抱き、全取引を終了すると圧力をかける。これには満鉄も抵抗することができず、鐡造と長谷部は傷心を抱えつつ帰国。だが、帰宅するとユキが家から姿を消している。ユキが残した手紙には、鐡造が仕事人間であったために、ずっと孤独を抱えていたのだと書かれていた。

1945年、春。60歳となった鐡造の前に、南方を任された長谷部が報告に訪れている。長谷部は日本に2日ほど滞在し、飛行機で現地へ戻ると言う。ところが、彼が乗った飛行機が米軍機に襲撃され墜落。東雲からの知らせに鐡造は愕然とし、咽び泣くのであった。

1947年。ついに、石油輸入解禁を迎え国岡商店は石油販売の指定業者となっていた。そんな時、メジャーから提携を持ち掛けられる。だが、提携するには自社株50%の譲渡と、数名の役員を受け入れることが条件であった。鐡造は提携ではなく買収だと激高し、メジャーとは真っ向から対立してしまう。

3年後、鐡造は自社タンカー『日承丸』にて世界へと買い付けエリアを拡大させる。これにより、町にはガソリンスタンドが次々と建ち、商売は繁盛した。多くの取引先を抱え大会社へと成長を遂げた国岡商店。しかし、ここにきてメジャーからの圧力がかかり、軒並み取引を打ち切られる。とうとう、倒産寸前にまで追いやられた国岡商店。苦悩を抱えた鐡造の脳裏にふと、若かりし頃の記憶が過る。彼が海賊と呼ばれていた頃のことだった。

海賊とよばれた男の結末・ラスト(ネタバレ)

他がだめならイランと直接、取引をする。鐡造の提案はメジャーを代表するアメリカへと喧嘩を売る行為であり、危険を顧みずに突撃するようなものだった。当時、イランとイギリスは対立しており、イラン周辺の海域にはイギリス海軍が常駐していた。
だが、鐡造は日承丸をイランのアバダンへ送り出す決断をする。送っても送らなくても会社は終わる。それなら、命運を賭ける方がよほどいい。

後日、鐡造は日承丸の船長、盛田辰郎にアバダンへ行って欲しいと頼む。すると、盛田は二つ返事で了承。彼はタンカーで世界を行き来しているため、世界情勢には詳しかったが、盛田は店主が行けと言うのなら、どこへでも行くと言うのであった。
乗組員は日承丸がアバダンへ向かうことを出港後に知る。鐡造は店員たちを戦地へ送ることに胸を痛めていたが、社運を賭けていることを手紙にて知らせ彼らに全てを託したのだった。

イランの石油商との話も滞りなく済み、日承丸はアバダンへと無事に到着。石油の入手に成功した。問題は帰りである。一番の難関はシンガポールの海域。予想外に遠回りして避けて通った。そうして、危険水域を何事もなく脱出。ところが、直後に英国海軍の軍艦が近づいているのを発見する。停船命令を出されたものの、盛田は真っ向から軍艦へと挑み、英国軍へと貿易の介入は筋違いだと返信。すると、軍艦は衝突を避けようとしてタンカーと接触したが、追跡はして来なかった。
日承丸は無事に日本へ帰国。鐡造は大きな賭けに勝ったのである。それは一重に盛田と乗組員のお陰であった。

1981年、鐡造は96歳になっていた。看護師と共に近くの川へ散歩に来ていた鐡造の元に若い女性がやって来る。彼女の大叔母が先日亡くなったが、遺品の中から1冊のファイルが出てきたと言う。女性の大叔母とはユキであった。ファイルには国岡商店の記事がスクラップしてある。ユキは死ぬまで結婚せずに終末期は鐡造がいる近くの施設に入っていたらしい。ファイルの中にはユキと2人で撮った写真が大事に挟まっていた。鐡造は彼女のことを思い、涙に暮れる。そうして、彼は小舟で軽油を売っていた、若かりし頃を思い出しながら静かに息を引き取るのであった。

海賊とよばれた男の感想・評価・レビュー

店主、鐡造の商売魂を余すところなく描いた作品。彼は商才があるのはもちろんのこと、人としても優れており店員をとても大事にしている。だが、プライベートでは妻から逃げられるなど、家庭を築く才能は皆無だった。年齢がある程度、進んでから後妻を迎え3人の子供に恵まれているが、60歳にして子供はまだ幼い。

戦前、戦後と隙を突き予想外の商売方法で会社を大きくしていく様子が面白い。主演の岡田准一の演技も素晴らしく、店員と同じ立ち位置で景色を眺めている姿勢が人を惹きつけるのだろう。(MIHOシネマ編集部)

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