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映画『仮面ライダー1号』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『仮面ライダー1号』の概要:悪の組織であるショッカーが、立花麻由という1人の少女を連れ去ろうと街で暴れ回っていた。天空寺タケルは仮面ライダーゴーストに変身すると、麻由を守るために戦った。すると、そこに1人の男性が現れる。

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映画『仮面ライダー1号』の作品情報

仮面ライダー1号

製作年:2016年
上映時間:96分
ジャンル:アクション
監督:金田治
キャスト:藤岡弘、、西銘駿、岡本夏美、阿部力 etc

映画『仮面ライダー1号』の登場人物(キャスト)

本郷猛 / 仮面ライダー1号(藤岡弘、)
初代仮面ライダー。海外に拠点を移した、悪の組織であるショッカーと密かに戦っていた。長年の戦いの影響で、体は既にボロボロの状態。
天空寺タケル / 仮面ライダーゴースト(西銘駿)
既に死んでいる。生き返る術を探し、仮面ライダーとして敵と戦っている。情に厚く、優しい性格。
立花麻由(岡本夏美)
高校生。花屋でバイトしている。体内にアレキサンダーのアイコン(魂が封じられており、巨大な力を有している。仮面ライダーの変身に必要なキーアイテム)が埋め込まれている。本郷の師匠の娘。
ウルガ(阿部力)
悪の組織ショッカーを裏切り、新組織ノバショッカーを立ち上げる。怪人の姿に変身して戦うことができる。
深海マコト / 仮面ライダースペクター(山本涼介)
タケルの仲間。タケルが兄と慕う人物。クールな性格。

映画『仮面ライダー1号』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『仮面ライダー1号』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『仮面ライダー1号』のあらすじ【起】

怪人達と悪の組織の戦闘員であるショッカーが、1人の少女(立花麻由)を捕まえようと街で暴れ回っていた。麻由は自分が追いかけられている理由が分からず戸惑った。すると、そこに新たな悪の組織が現れる。ウルガ・イーグラ・バッファルはかつてショッカーの組織一員だったのだが、古いやり方に嫌気が差し、新しいショッカーを作って別の組織を立ち上げていた。ウルガ達はかつての仲間である怪人達と戦った。

戦いの場に駆けつけた天空寺タケルは、いつもの敵(眼魔)とは違うショッカー達に戸惑いながらも、仮面ライダーゴーストに変身した。そして、麻由を守りながら戦った。すると、そこに1人の男(本郷猛)が現れる。猛はショッカー達と戦った。

タケルは友人の月村アカリと御成に手当てをしてもらいながら、知り合いの仙人に先程の敵について何か知らないか尋ねた。仙人はショッカーが古くから存在している悪の秘密結社であることを教えた。ショッカー達は日本での活動を歴代の仮面ライダー達に阻まれていたため、現在は海外へ拠点を移していた。なぜ、再び日本に来たか、仙人はその理由までは分からなかった。

ウルガ達は旧ショッカー組織を抜けてきた者達を集め、演説を行った。旧ショッカー組織の野望は世界征服だったが、ウルガ達はそれに価値を見いだせなかった。ウルガ達は巨大企業を目指して躍進し、経済を制服しようとしていた。そこで、ノバショッカーという名の企業を立ち上げた。

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映画『仮面ライダー1号』のあらすじ【承】

タケルは麻由が着ていた制服を元に高校を調べ、そこに先生として潜入した。麻由は優しくて友達も多く、ごく普通の女の子だった。タケルは麻由と色々話した後、アカリ達が待つアジトへと帰って報告した。麻由は両親がおらず、バイトをしながら1人で生活をしていた。だが、タケルは麻由の可愛さと優しさに惹かれて浮かれており、それ以上の情報は調べられていなかった。

アカリはタケルに変わって学校に潜入し、麻由の様子を見ることにした。麻由が突然倒れたため、アカリは慌てて駆け寄った。すると、麻由の声が変わり、自分には高貴なる血が流れていると叫び、腕を払われてしまう。放課後、アカリは麻由と話をするため声を掛けたところで、ショッカー達が現れ襲われてしまう。麻由は多少の武術の心得がありショッカー達を倒していくが、怪人までも現れ追い詰められてしまう。すると、猛が現れ、仮面ライダー1号に変身して麻由達を守った。タケルもその場に駆けつけ、仮面ライダーゴーストに変身してショッカー達と戦った。麻由は猛と知り合いであるようだったが、猛の頬を叩いて泣きそうな顔で走り去ってしまう。

タケル達は猛を御成の寺へと連れて帰った。猛は一目見ただけで、タケルが死んでいることを見抜いた。タケルが仮面ライダーとして活動しているのは、生き返る術を見つけるためでもあった。だが、自分のためだけではなく人々を守っていることを、タケルの仲間の深海マコトが猛に教えた。猛はマコトを見て、仮面ライダーだと気づく。猛は仲間がいるタケルを羨み、かつて自分の傍にもいた仲間達に思いを馳せた。猛は「なぜ人の命を大切に思うのか」タケルに問いかけた。タケルはきちんと答えることができなかったため、「なぜ命が大事なのか」考えろと宿題を出される。

映画『仮面ライダー1号』のあらすじ【転】

猛はアカリ達の計らいで、再び麻由に会うことになった。麻由の父は猛の師で、「麻由が一人前になるまで、彼女の傍にいる」と約束を交わしていた。だが、3年前に猛はどこかに行ってしまったのだ。麻由は捨てられたと感じていた。猛は麻由に謝罪し、これからは一緒にいることを約束した。麻由は会えなかった間の寂しさを埋めるように、猛と遊びに出かけて楽しい時間を過ごした。

日本中で停電が起こった。1つだけ明かりが点いている建物があり、そこが敵のアジトである可能性は高かった。タケルとマコトは猛に助けを求めた。だが麻由が、猛が戦いの場に行くことを嫌がった。猛も麻由の気持ちを尊重し、傍にいることを決める。マコトはそんな猛に苛立ち、タケルと共に敵のアジトに向かった。タケル達は仮面ライダーに変身して戦った。

ウルガがノバエネルギーを使い、日本中の電気を破壊した。タケル・アカリ・御成は、猛に助けを求めるため山小屋に向かった。すると、なぜか猛達の家の手伝いをすることになる。タケル達は手分けして、薪割りや水汲みなどの仕事を手伝った。タケルは折りを見て協力して欲しいと頼もうとするが、猛は苦しみながら倒れてしまう。猛の体は生きているのが不思議なほど、既にボロボロの状態だった。目を覚ました猛は、遠い国で人々を救っていてもずっと思っていたことを麻由に話した。人を助けることこそが、麻由を助けることに繋がっていた。なぜなら、猛は「皆で1つの大きな尊い命」だと考えていたからだった。麻由はそんな猛の話を真剣に聞いていた。

悪の地獄大使が蘇り、仲間のショッカーを連れて猛達のいる山小屋に現れる。猛達は戦うが、麻由が連れ去られてしまう。猛達は急いで後を追いかけた。だが、地獄大使は結界を張っており、その中で儀式を行った。麻由の体に埋め込んでいたアレキサンダーのアイコンを取り出すための儀式だった。猛は仮面ライダーに変身して麻由を救おうとするが、その場に現れたウルガ達に阻まれる。ウルガ達もアレキサンダーのアイコンを狙っていた。ウルガは麻由の体からアレキサンダーのアイコンを奪うと、それを使ってパワーアップした。猛はその衝撃波から麻由を守り、命を落としてしまう。

映画『仮面ライダー1号』の結末・ラスト(ネタバレ)

ノバショッカーが街で暴れていた。タケルは猛の遺体を麻由達と弔った後、現場に急行した。すると、マコトが仮面ライダースペクターに変身して戦っていた。タケルも仮面ライダーに変身し、スペクターと共に戦った。すると、ウルガがアレキサンダーの力を制御できず苦しみだした。イーグラはアイコンを捨てさせようとするが、ウルガに斬られてしまう。ウルガはアレキサンダーの魂に乗っ取られてしまった。

麻由は燃える遺体の前で、帰ってきて欲しいと願った。すると、猛の腰についていた仮面ライダーの変身ベルトが動き出し、火の中から仮面ライダー1号が現れた。麻由は猛が生き返ったことを喜んだ。麻由は猛が人々を守るために行こうとしていることを受け入れ、戦いの場へと送り出した。

猛はかつて愛用していたバイクを使い、タケル達の前に現れる。猛・タケル・マコトはそれぞれ仮面ライダーに変身すると、ノバショッカーやウルガ達と戦った。地獄大使もノバショッカーに地球を奪われるのは我慢がならなかったため、今回だけは猛達と共闘することを決める。仮面ライダー達は力を合わせ、ウルガ達を倒した。

地獄大使はアレキサンダーのアイコンを握り締めて壊した。意思を乗っ取られる力などいらなかったからだ。猛に戦いを求めるが、猛はその誘いには乗らなかった。地獄大使はウルガ達との戦闘で力を使い果たしており、倒れてしまう。猛は体を労われと声を掛け、バイクに乗って笑顔で走り去った。

猛は麻由に許可をもらい、再び戦いの旅に出かけることを決める。麻由はどこで猛が戦っていても、自分を守ってくれていることに気づいたのだ。猛が話していた「皆の命は1つに繋がっている」という言葉を、受け入れたのだ。タケルもその言葉と全く同じことを、ウルガとの戦いの場で感じていた。自分と猛の命が1つに繋がっているように感じたのだ。「皆の命が繋がって、1つの命になる」それがタケルが考えた、猛への宿題の答えだった。猛は良い答えだと微笑んだ。

猛は麻由達と別れ、バイクで走り去った。

映画『仮面ライダー1号』の感想・評価・レビュー

仮面ライダー1号役は、1971年に放送されていたテレビドラマ『仮面ライダー』で1号を演じた藤岡弘がそのまま演じている。テレビ公開当時は、藤岡は25歳の若さである。高齢になった現在の藤岡がどんなアクションを行うのか、正直心配しながら見ていたのだが、ここまで軽快に動けるのかと驚きと感動があった。他に出演している若い仮面ライダー達に負けず劣らず、とても迫力があってカッコいい戦闘シーンだった。(女性 20代)


仮面ライダー45周年記念作品として、初代仮面ライダー1号として名を馳せた藤岡弘、がそのまま1号役を演じるという作品。戦闘シーンも多少無骨だったり、1号のフォルムも力強さが全面に押し出されていたりと、言ってしまえば、藤岡弘の為に作られたといっても過言では無い内容となっているのだが、その振り切り方が逆に現代の仮面ライダーと良い意味でアンバランス差があって良い。初期の1号を知っている人はもちろんの事、今の子供にも一番最初の仮面ライダーとして、知ってもらえる良い機会なのではないだろうか。ちなみに現代のライダーとしてはゴーストが出演している。
ただ、立花(1号のおやっさんにあたる人物)の娘とデートの様な描写があるのだが、藤岡弘が若い女の子と服を選んだり、食事をしたりするシーンは、微笑ましくもあるが、なんともムズムズした気持ちにもなる。(男性 30代)


仮面ライダーシリーズの中でも「特別」な位置付けにある今作。45周年記念作品として制作され、初代仮面ライダーの本郷猛が登場します。当時と変わらず藤岡弘、が演じるという事でファンには堪らない作品でした。
あの頃の本郷猛とは違いますが、年老いて、ボロボロになっても戦い続ける彼の姿は特別な良さがありました。
敵であるショッカーも「新しく」なり、死んだ人間も「仮面ライダーゴースト」として戦う。当時は予想もできなかった展開ですが、時代と共に変化し新しいものを取り入れていくのは素晴らしいと感じます。(女性 30代)

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