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映画『カナリア』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『カナリア』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『カナリア』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0031597

製作年 2004年
上映時間 132分
ジャンル ドラマ
監督 塩田明彦
キャスト 石田法嗣
谷村美月
西島秀俊
りょう
つぐみ
製作国 日本

映画『カナリア』の登場人物(キャスト)

岩瀬光一(石田法嗣)
12歳の少年。ニルヴァーナというカルト教団の信者としてその私設で生活をしていたが、教団の起こした無差別テロにより、関西の児童相談所に送られた。反骨精神を持っており、狂暴な一面もある。
新名由希(谷村美月)
光一が、関西地区の山道で偶然助けた少女。お金が必要になると、裸体を見せて稼いだり、援助交際をして稼ぐ。優しかった母親を亡くし、父親からは暴行を受けてきた。
伊沢彰(西島秀俊)
ニルヴァーナの元信者で、無差別テロ以降は教団の元信者と共同生活を送りながらリサイクル業を営んでいる。情に厚く、東京で偶然見かけた光一と由希に声をかけ、宿も予算もない2人を温かく迎え入れる。
岩瀬道子(甲田益也子)
光一の母親。幼い息子と娘を連れて、ニルヴァーナに入信する際、全財産と家をお布施した熱心な信者。また、子供想いで優しい母親でもある。

映画『カナリア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カナリア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カナリア』のあらすじ【起】

その年、カルト教団ニルヴァ―ナが無差別テロを実行した。
強制捜査により、教団の施設から数十名の子供が保護され、関西の児童相談所に送られた。

子供たちは時間をかけて、教団の教えから解放されていったが、12歳の岩瀬光一は例外で、狂暴なままだった。

そのため光一の祖父は、光一を引き取ることを拒否し、8歳になる光一の妹・朝子だけを連れて東京の自宅に戻った。

光一は児童相談所を脱走し、廃校に侵入して運動靴とドライバーを入手すると、走り続けた。

その頃、新名由希という少女は、素性の知れない男の車の中で、男に脅され、わいせつな行為をされそうになっていた。
しかし、急に飛び出してきた光一を避けようとした男の車は、田んぼに転落し、由紀は車から這い出たものの、男は動かなくなっていた。

後方からやって来た、別の車に気付いた光一と由希は一緒に逃げ出し、共に山道を進む。
その中で、由希は光一に「あんたニルヴァーナの子やろ。児相で見たわ」と話した。

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映画『カナリア』のあらすじ【承】

光一が「東京にいる祖父から妹を取り返す」と話すのを聞いた由希は「助けてくれた恩返しがしたい」と言って、身体が不自由な老人に自らの裸体を見せて、報酬として金を受け取ると、光一に東京行きの資金として渡した。

さらに由希は光一に「うちもあんたと一緒に行きたい。もうこんな町におりたない」と懇願し、2人で東京に向かうことになった。

光一の脳裏には度々、教団にいた頃の記憶が蘇った。
由希はそんな光一と、対立を繰り返しながらも東京へ向かっての旅路を進む。
その途中で出会った、レズビアンのカップルは光一と由希を歓迎し、食事と寝床、餞別を与えた。

光一と由希は、カップルからの1万円の餞別を使い、東京に到着した。
そこで光一の母が指名手配されていること、無人の祖父の家は、嫌がらせのいたずらによってひどい有様となっていることを知る。

光一と由紀は持ち合わせがなくなり、万引きか援助交際かで喧嘩となった。
怒った由紀は、知らない男の車に乗り込んだが、光一は車を追いかけて、バッドでフロントガラスを割り、由紀を助け出した。

映画『カナリア』のあらすじ【転】

光一と由希が「銀色の道を」を歌いながら街をさまよっていると、光一の、教団での呼び名「ラヴァナ」を呼ぶ者がいた。
それは、かつてはニルヴァーナで活躍していた伊沢で、無差別テロの強制捜査の後は、元信者たちと共同生活を送りつつ、リサイクル業を営んでいるという。

伊沢らが共同生活をする家には、教団に財産を巻き上げられた過去を持つ、盲目の老婆も住んでいた。

伊沢は光一に、現在伊沢らが生活する家も、光一の母が自宅と全財産を教団にお布施したのと同様に、お布施される予定だったと話した。
伊沢は、辛い過去を持つ光一と由希に、自分のしてきたことは何だったのかと苦悩していることを打ち明けた。

光一と由希は、伊沢の手伝いをすると同時に、由希は老婆の身の回りの世話をした。
由希は老婆の折り鶴を見て、母との思い出を振り返った。

伊沢の協力もあり、光一の祖父の居所が分かった。
伊沢は由希にワンピースを、光一に餞別を渡して送り出した。

映画『カナリア』の結末・ラスト(ネタバレ)

光一と自希は、光一の祖父が現在隠れ住んでいるロッジに向かう途中に食堂に立ち寄った。
食堂のテレビで、指名手配中となっていた光一の母が、元信者と共に服毒自殺をしたというニュースが流れ、光一は食堂内の備品を壊し、飛び出した。

ドライバーで自らの首元を刺そうとする光一を、由希が「あんたが死んだらあんたの妹はどうなるん」と止め、光一の妹を連れてくることを約束して、ロッジへ向かった。

由希は光一の祖父のロッジで、寝たきりで無反応となった光一の祖母の姿を発見した。
そして、そこへ現れた光一の祖父に、朝子を連れ戻しにやって来たと告げたが、光一の祖父は「失敗した自分の娘と同類の光一に、渡してはまた失敗する」と取り合わない。

「そんなん理由になるかい。あんたはうちの父親と同じクズだ」とドライバーを振り下ろそうとしたが、その手は、髪が真っ白になった光一によって止められた。

階上にいた朝子は、光一の姿を見つけて駆け寄り抱き着く。
光一は朝子と由希の手を取って歩き出す。

「これからどうするん」という由希に、光一は「生きてく」と答えた。

映画『カナリア』の感想・評価・レビュー

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映画『カナリア』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『カナリア』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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