この記事では、映画『大綱引の恋』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『大綱引の恋』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0063591
製作年 | 2019年 |
---|---|
上映時間 | 108分 |
ジャンル | 恋愛 青春 |
監督 | 佐々部清 |
キャスト | 三浦貴大 知英 比嘉愛未 中村優一 |
製作国 | 日本 |
映画『大綱引の恋』の登場人物(キャスト)
- 有馬武志(三浦貴大)
- 10歳の頃、大綱引の花形「一番太鼓」を務める父を見て感銘を受け、憧れていたが、大学進学と同時に上京し、IT企業に勤める。しかし会社が倒産し、故郷川内に戻り、父のもとで鳶職人として働く。奥手な性格で、恋の予感も出会いもない。
- ヨ・ジヒョン(知英)
- 韓国人の研修医。日本の離島にある病院で研修を受ける理由は、日本の漫画が好きで「Dr.コトー」に憧れているから。明るく、行動的で、何事にも積極的に取り組む。
- 有馬敦子(比嘉愛未)
- 武志の妹。現在は福元弦太郎がオーナーを務めるレストラン「スライダー」で働いている。活発で明るい性格だが、武志には生意気な物言いをしがちである。
- 有馬文子(石野真子)
- 武志の母で、鳶職の「有馬組」の女将。優しい性格で、包容力がある。有馬組を支え、細やかな配慮を持って家族の世話を焼いてきたが、60歳の誕生日に転機が訪れる。
- 有馬寛志(西田聖志郎)
- 武志の父。かつて大綱引の一番太鼓を務めた経験があり、大綱引の師匠となった。日常生活では有馬組の親方をしている。短気で不器用な性格。
- 福元弦太郎(中村優一)
- 川内出身で、上京していたが、最近帰郷してレストラン「スライダー」を開いた。下方の一番太鼓の有力候補。高校野球では名の知れたスラッカーだったが、カツアゲされた同級生の敵討ちをして高校を退学させられた過去を持つ。
映画『大綱引の恋』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『大綱引の恋』のあらすじ【起】
鹿児島県薩摩川内市で年に1度、秋分の日の前日に行われる川内大綱引には420年の歴史がある。
町は「上方」と「下方」に二分され、綱を引く「引き隊」とは別に、綱を引く合図を出す「太鼓隊」など4部隊で構成されて行われる。
この祭の花形は「一番太鼓」「大将」「押大将」の三役で、女は引き隊に入れても、三役は男しか務めることができない。
一番の花形「一番太鼓」を務めることは、川内の男たちの最高の栄誉だ。
平成初期、10歳の有馬武志とその幼馴染の中園典子は川内大綱引きに夢中になっていた。
その年、武志の父は一番太鼓、典子の父は大将を務めた。
武志は自分も将来、父のように一番太鼓を務めると心に誓い、典子は自分が女であるために憧れの三役に就けないことを悔しがった。
時は流れ、2019年。
武志は東京のIT企業で働いていたが、会社が倒産したため川内に戻り、父・寛志のもとで鳶職人として働きつつ、消防団員としての活動も始めた。
典子は自衛隊員となり、各地を転々としていたが、離婚を機に、娘を連れて鹿児島に赴任。川内に戻っていた。
映画『大綱引の恋』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『大綱引の恋』のあらすじ【承】
現在35歳の武志は実家で、両親と、飲食店に勤務する妹・敦子と一緒に暮らしている。
鳶職の「有馬組」は、寛志が親方を、武志の母・文子が女将を務めており、寛志は跡取り息子の武志に「早く身を固めろ」と事あるごとに言うが、武志は奥手である上に、出会いがなかった。
ある日、武志が川内駅を通りがかった際、突然年配の男性が倒れた。
武志が心臓マッサージを始めたところへ韓国人研修医の女性が現れ、処置を始めた。
救急隊が到着し、武志も研修医もお互い名乗ることなく別れた。
武志が帰宅すると、文子が有馬組の社員と家族を集めていた。
その日60歳の誕生日を迎えた文子は、皆の前で「女将も妻も母親も定年退職する」と宣言した。
数日後、武志は韓国からの訪問団の通訳をすることになった。
同じく通訳として現れたのは、川内駅で出会った研修医・ジヒョンで、武志とジヒョンは再会を驚きつつも喜んだ。
訪問団を歓迎するランチを作ったのは、レストラン「スライダー」のオーナーで、下方の三役を狙う福元弦太郎だ。
福元は敦子と交際しているが、それは秘密にしている。
映画『大綱引の恋』のあらすじ【転】
大綱引の三役は、その主宰組織「川内大綱引保存会」が決定し、三役に選ばれた者には直接電話が入る。
この年の一番太鼓は、上方は吉留隆治。
吉留は武志の幼馴染で、有馬組における鳶の師匠でもある。
下方は、福元が選ばれた。
その直後、敦子が福元の子供を妊娠していることが判明し、福元は一番太鼓を辞退するから結婚しようと提案したが、敦子は祭が終わってから両親に話すと答えた。
文子は定年退職宣言をして家事をしなくなってから、毎日どこかへ出かけるようになっていた。
ある日、敦子は偶然、文子が若い男と一緒にいるのを目撃し、浮気を疑う。
武志はジヒョンと交際を始め、結婚を意識するようになった。
そんな中、文子の処方薬を見つけた武志は、ジヒョンに何の薬か訊ねたところ、抗癌剤だと判明した。
敦子の妊娠は、文子に知られてしまい、敦子は文子が若い男と一緒にいたことを咎め、有馬家は家族で口論となったが、武志は文子が癌を患っていることを明かし、文子といた若い男は、担当医であることが判明した。
文子の入院には、ジヒョンが付き添うことになった。
映画『大綱引の恋』の結末・ラスト(ネタバレ)
かつて一番太鼓を務めた、大綱引の師匠である寛志は、9月を迎え、大詰めとなった祭の準備を辞退してでも文子に付き添いたいと申し出たが、文子は「お父さんから綱を取ったら何も残らんよ」と言って、祭に向けての活動を続けるよう諭した。
そんな中、上方の一番太鼓である吉留が神社の階段から転落して怪我をし、太鼓を叩けなくなってしまった。
代役に選ばれたのは、武志だった。
実は、文子の癌を知った吉留は、息子の活躍を文子に見せてやるためにわざと怪我をしたのだった。
武志は、ジヒョンの研修期間があと2週間で終わると、韓国の病院に勤務することになったと聞き、ジヒョンの帰国前に、最高の一番太鼓を披露し、上方が勝ったらプロポーズすると心に決めた。
武志は寛志の指導の下、猛特訓を続けた。
大綱引の当日。
典子、敦子、ジヒョンに加え、特別に病院から外出許可を得た文子も車椅子で観戦に来た。
武志の太鼓は威勢よく鳴り響き、上方が勝利した。
敦子は福元との結婚が決まり、武志は帰国するジヒョンに、祭のとき締めていた鉢巻を贈り、必ず迎えに行くと誓った。
映画『大綱引の恋』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『大綱引の恋』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『大綱引の恋』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『大綱引の恋』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『大綱引の恋』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『大綱引の恋』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー