この記事では、映画『消されたヘッドライン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『消されたヘッドライン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『消されたヘッドライン』の作品情報
上映時間:127分
ジャンル:アクション、ミステリー
監督:ケヴィン・マクドナルド
キャスト:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン etc
映画『消されたヘッドライン』の登場人物(キャスト)
- カル・マカフリー(ラッセル・クロウ)
- メディアコープ社、ワシントン・グローブ紙の記者。スティーヴンとは友人関係にあり、大学時代のルームメイトだった。スティーヴンの妻のアンに思いを寄せていたことがあり、体の関係を持ったことがある。
- スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)
- 議員。軍事の民間委託に関する公聴会の議長を務める。スタッフのソニアと愛人関係にある。
- デラ・フライ(レイチェル・マクアダムス)
- メディアコープ社、ワシントン・グローブ紙のウェブ版の記者。
- アン・コリンズ(ロビン・ライト・ペン)
- スティーヴンの妻。大学時代の同級生だったスティーヴンと結婚する。
- ジョージ・ファーガス(ジェフ・ダニエルズ)
- 院内総務。民間軍事企業のポイントコープ社と繋がりがあり、ソニアをスパイとしてスティーヴンの事務所に送り込む。
- ソニア・ベイカー(マリア・セイヤー)
- 多額の借金があり、高額な報酬に釣られてスティーヴンに対してスパイ活動を行う。しかし、スティーヴンのことを本当に愛するようになり、彼の子供を妊娠したことで、スパイ活動を止めたいと思い悩むようになる。
映画『消されたヘッドライン』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『消されたヘッドライン』のあらすじ【起】
メディアコープ社、ワシントン・グローブ紙の記者であるカルは、銃撃事件の記事を書くため調査を行っていた。麻薬取引で揉めて1人が死亡(デショーン)し、現場に偶然現れたピザ配達人が負傷していた。配達人のサンドは今なお病院で意識不明の状態だった。
政治家のスティーヴンの事務所のスタッフであり公聴会の調査員だったソニアが、地下鉄の駅で死亡した。スティーヴンは記者会見を行う際、そのことを涙ながらに語った。テレビを見ていた記者達は、ソニアがスティーヴンの愛人だったのだろうと噂した。カルはテレビに映る旧友のスティーヴンの姿に、密かに驚いていた。そこに、グローブ紙のウェブ版で記事ブログを書いている、記者のデラが訪ねてくる。デラはスティーヴンとソニアの関係についてカルに尋ねた。しかし、カルは具体的に何も答えず、デラの質問を煙に巻いて追い返した。
スティーヴンは妻との関係が悪化しており、ソニアと愛人関係にあったということがニュースで大々的に報道された。そして、軍事の民間委託に関する公聴会の議長だったため、大きな痛手となったことが伝えられた。その公聴会に出席する予定の民間軍事企業のポイントコープ社は、“戦争請負会社”としてイラクやアフガニスタンで活動していた。
スティーヴン自身も院内総務のジョージに、ソニアと愛人関係だったことを認め報告した。その日の夜、カルの家にスティーヴンが訪ねてくる。スティーヴンは妻のアンとの関係が上手くいっておらず、ソニアに救われていたことをカルに話した。その上で、ソニアが自殺したと思っていないことを相談した。今朝、ソニアから「公聴会頑張ってね、週末が楽しみよ」というボイスメッセージを受け取っており、自殺するような気配がなかったからだった。カルもソニアが自殺したとは思えなかったため、列車事故として記事を書くことにした。
デラはスティーヴンとソニアのことを“恥ずべき出来事”と題して、「ウェブ版グローブ」に載せた。それを見たカルは、デラを通じて事件を洗い直すことにした。自分が懇意にしているレオン警部補の連絡先を教え、地下鉄の監視カメラを見せてもらうよう指示を出した。デラは自分勝手なカルに腹を立てるが放っておくこともできず、駅に行くことにした。
映画『消されたヘッドライン』のあらすじ【承】
デラは監視カメラの死角からソニアが落ちたため、何も分からなかったことをカルに報告した。デラ自身はソニアが自殺したか、異常者に落とされて事故死したと思っていたのだ。2人が話しているとアンから電話が掛かってきたため、カルは苛々した様子で異常者について調べるよう指示を出し、アンに電話を掛け直した。アンは夫に浮気され、ひどく傷ついていた。カルは友人としてアンの話を聞いた後、スティーヴンに電話をして話し合うことを勧めた。
カルは懇意にしている解剖医からデショーンの携帯を調べさせてもらい、通話履歴を書き写した。一件ずつ電話をしていると、ソニアの携帯に通じた。カルは戸惑いながらデラに、ソニアに麻薬で逮捕歴がなかったか確認した。しかし、スティーヴンのためにソニアの評判を落とそうとしていると誤解され、教えてもらえなかった。カルが諦めて昼食を買いに行くと、床に置いていた鞄がいつの間にかなくなってしまう。店外に出て探すと、ジュースを奢ったことのあるホームレスの少女が持っていた。少女はデショーンが奪った鞄の中身を買わないか、取引を持ち掛けてきた。
デショーンはコーヒーショップの前に立っていた男から書類鞄を奪っていた。鞄をひったくり、持ち主に買い戻させる仕事をしていたのだ。その鞄にはソニアが写った写真と銃、変な形の弾丸が入った袋が入っていた。カルは少女に男の人相について尋ねるが、少女は顔を見ていなかった。少女がソニアに危機を教えるため、デショーンの携帯から連絡していた。しかし、電話に出なかったため、危機を知らせることができなかったのだ。カルはスティーヴンに連絡を取りソニアの死を望む者について尋ねるが、スティーヴンには心当たりがなかった。
カルはソニアの写真をデラや編集長のキャメロンに見せた。ソニアには借金の踏み倒しや万引きを行った経歴があったが、“銀行規制”について書いたレポートがスティーヴンに注目されアシスタントに雇われていた。カルはポイントコープ社の公聴会の調査主任だったことが関係あるのではないかと意見した。同社にとってスティーヴンは目障りな存在だったからだ。しかし、キャメロン達は大企業の陰謀なんて馬鹿馬鹿しいと取り合わなかった。カルは冷静に、ソニアを尾行していた男がデショーン達を殺害したことについて話した。デショーン達が撃たれた現場に残された薬莢は特殊なモノで、市販の弾丸の2倍も重量があるモノだった。破壊力が格段に違うことから犯人に明確な殺意があり、背骨と頭部が撃たれていたことからプロの殺し屋か元軍人の犯行だと考えられた。ポイントコープ社の創設者も社員も、全員軍隊出身だった。
映画『消されたヘッドライン』のあらすじ【転】
カルとデラは協力関係を築き、デショーンの件とソニアの件、2つの視点から事件を洗い直すことにした。サンドの意識が戻ったとの情報を得たため、カルはデラを病院に行かせた。デラは病院に行きサンドに質問をしようとするが、外から狙撃されサンドが殺されてしまう。アンと会っていたカルは連絡をもらい、急いでデラの元に急いだ。デラは目の前で人が亡くなったことで酷く動揺していた。
公聴会が開かれた。スティーヴンは“対テロ戦争”が宣言されてからポイントコープ社の社長の個人資産が2億5000万ドル以上増えたことを指摘し、傭兵や民間軍事企業に戦争を委ねるのは矛盾していると軍事の民間委託に反対した。
カルは同僚と共にポイントコープ社について調べた。すると、ノースカロライナ州のコンウェイに、243平方キロの土地を購入したことが判明する。その他にもウォーターゲート・ビルに数カ所の事務所を持っており、“自由勲章計画”というロビー団体に所属していることが分かった。“自由勲章計画”は民間軍事企業の数社からなる団体だった。カルはデラと共にその事務所を訪れるが、誰一人いない無人の状態だった。
デラは地下鉄の監視カメラの映像を見直し、病院で見かけた男が映っていることに気づく。そのことをカルに報告した。カルはポイントコープ社について情報提供してくれる男に会いに行き、極秘任務に使っている男について情報を求めた。だが、その男に心当たりはなかった。カルは地下鉄の監視カメラの映像に写っている男の写真を渡し、情報を洗い出してもらうことにした。
地下鉄の監視カメラの映像に写っていた男について新たな情報を得たため、情報提供者がカルに接触してきた。その男は元歩兵で警備用品展示会の常連だった。名前は不明だったが、サマーズという男の元で警報器の設置などの仕事をしていたことが分かった。カルがサマーズの部屋に行くと本人は不在で、監視カメラの映像に写っていた男が現れる。カルは動揺を悟られないようにしながら逃げると、知り合いの刑事に連絡を入れた。しかし、監視カメラの映像に写っていた男に、銃を持って追いかけられてしまう。カルが必死に逃げていると、警察官が現れたため危機を脱する。その後、警察がサマーズの部屋を調べたが、監視カメラの映像に写っていた男は既にいなくなっていた。しかも、サマーズは3月に死亡していた。さらに、マンディという16歳の少女が殺されたことを教えられる。その少女は、デショーンが盗んだ写真をカルに渡した人物だった。
映画『消されたヘッドライン』の結末・ラスト(ネタバレ)
カル達はソニアの友人のドミニクという男について調べることにした。ドミニクの事務所の登録が“自由勲章計画”と同じ部屋だった。カルはドミニクを脅してソニアとポイントコープ社についてしゃべらせ、発言を撤回させないためにその模様をビデオで録画することにした。
ドミニクは、ソニアがポイントコープ社のスパイだったことを話した。ソニアには月額2万6000ドルの報酬が支払われていた。しかし、ソニアがスティーヴンに本当に惚れてしまったことで、計画が狂ってしまったのだ。また、ソニアをスティーヴンのスタッフにするために、議会に手引きをした協力者がいた。だが、ドミニクは殺されることを恐れ、その名を明かそうとはしなかった。カルはスティーヴンに連絡を取り、誰にソニアを推薦されたか質問した。その人物とは、ジョージだった。カルはスティーヴンに来てもらい、ドミニクの取材映像を見せた。そこには、ソニアが報告を拒み、特殊部隊風の男から脅されていたことが詳細に語られていた。ソニアはスティーヴンを愛し、スティーヴンの子供を妊娠していた。ソニアはスティーヴンに捨てられることを恐れて相談することもできず、スパイ活動を続けることもできず苦しんでいた。スティーヴンは激しく怒り、部屋を出てドミニクに殴り掛かりに行ってしまう。カルが止めに行くと、ビデオを見せたことを非難し去って行った。
カルはジョージに話を聞きに行くが、素直に答えてくれる訳もなく、何の証言も得られなかった。ワシントン・グローブ紙の親会社も大物議員が関与していることから、記事の掲載を許可しなかった。カルがキャメロンと揉めていると、スティーヴンがアンを連れて現れる。スティーヴンはソニアがあらゆる情報を入手できる環境にいたことや、愛人だったこと、ジョージに紹介されたことなどを証言した。スティーヴンは自分の政治生命が終わることを覚悟していた。話を聞き終えた後、カルが“政府と企業の癒着”について、デラが“ソニアの殺人事件”について記事を書くことになった。
カルがデラとアンについて話していたとき、アンがソニアのスパイ活動の報酬額を正確に知っていたことに疑問を持った。カルは急いで古い新聞記事を確認すると、何の説明もせぬまま部屋を出て行った。その新聞には“湾岸戦争・戦友 R・ビンガム”と書かれた文と共に、スティーヴンと地下鉄の監視カメラに映っていた男の写真が掲載されていた。カルはスティーヴンに会いに行き、その新聞を突き付けた。だが、スティーヴンはビンガムにソニアの尾行を命じただけで、殺しを命じた訳ではないと弁明した。しかし、それはただの言い訳に過ぎなかった。カルにポイントコープ社が黒幕であるかのように、わざと見せかけたのだ。カルが友人の行動にショックを受けながら部屋を後にしたところで、ビンガムに殺されそうになる。そこに、カルが呼んでいた警察官が掛けつけ、ビンガムを射殺した。
カルは涙ながらにスティーヴンが殺人事件に関与していたこと、ビンガムという元兵士が関わっていたこと、ポイントコープ社が関与を否定したことを記事に書き上げた。そして、自分の名前と共に、デラの名前を付け加えた。
映画『消されたヘッドライン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
骨太なミステリー作品で、黒幕は誰なのかソニア殺害の目的は一体何なのか推理しながら見ているのがおもしろかった。主人公が警官ではなく、記者という設定も良かったと思う。権力を持たない記者という立場から真実に迫っていく様子が興味深かった。そして、物語のラストが記者としての辛さを物語っていたと思う。友人のことを記事に書くのは、悲しくてたまらなかっただろうなと思った。スティーヴンの身勝手なところにガッカリした。(女性 30代)
ラッセル・クロウにベン・アフレック、レイチェル・マクアダムスにヘレン・ミレンと豪華すぎるキャストが出演しているサスペンス映画である今作は、ラッセル・クロウ演じる記者のカルとベン・アフレック演じる議員、スティーヴンの友情や駆け引きのシーンが秀逸で、最後の最後まで真相が分かりませんでした。
誰が犯人なのか推理しながら見るのがとても面白く、作品の世界観に引き込まれすぎて、あっという間に終わってしまいました。(女性 30代)
静かな映画かと思いきや、じわじわと緊迫感が増していく構成にぐいぐい引き込まれました。政治の腐敗と報道の良心、そして個人の友情と職業倫理が入り混じるテーマは重く、それでも全編を通して芯のあるストーリーに納得。特に最後、カルが「これはニュースだ」と言い切るシーンにジャーナリズムの矜持を感じました。(40代 男性)
サスペンスでありながら、キャラクターたちの人間臭さが際立っていて感情移入しやすかったです。政治家の不倫スキャンダルから始まった話が、やがて巨大な企業の陰謀へと発展する展開は見事。カルが親友に裏切られた怒りと失望、でも記事にするという覚悟に心を打たれました。報道の意義を再確認できる作品です。(20代 女性)
テンポよく進む会話劇と、地に足のついた調査描写が好印象でした。スリリングというよりも、むしろ地味に感じる部分も多いですが、それこそが現実の報道に近いのかもしれません。政府と民間企業の癒着というテーマは今見てもリアル。カルが一線を超えずに最後まで“記者”であり続ける姿にプロフェッショナルを見た。(50代 男性)
映画の冒頭で、単なる政治スキャンダルだと思っていた事件が、どんどん深く闇に入り込んでいく展開が面白かったです。若手記者のデラが最初は軽いノリだったのに、次第に真剣になっていく様子も好感が持てました。女性の視点から見ても、真実を伝えることの難しさと責任をひしひしと感じる良作だと思います。(30代 女性)
派手な演出は少ないけれど、物語の骨組みが非常にしっかりしていて、最後まで緊張感が保たれていました。ラッセル・クロウのベテラン記者としての説得力、佇まいだけで語る演技がすごかったです。正義と友情のはざまで揺れる男の物語にぐっと来ました。社会派スリラーとして地味だけど心に残る一本です。(40代 女性)
政治の裏側にある“利益”と“死”の関係を描いた衝撃的な映画でした。企業の利益のために命が利用され、隠蔽されていく構図に、現代社会の闇を見た気がします。カルの最後の決断は、報道と正義の境界線を考えさせられるものだったし、あの結末があったからこそ、この映画の価値が一層高まったと感じました。(30代 男性)
タイトルの「消されたヘッドライン」が象徴的でした。真実がメディアによって覆い隠されるのか、それとも暴かれるのか。記者が持つ影響力の大きさと、その責任の重さが丁寧に描かれていて、観ていて背筋が伸びる思いでした。静かだけど、考えさせられる映画。まさに大人のための社会派サスペンス。(50代 女性)
何気なく観始めたのに、気づいたらぐっと引き込まれていました。リアルな取材の様子や、情報の裏を取るプロセスが細かく描かれていて、まるでドキュメンタリーを観ているような感覚。親友を記事にするという決断の重さには、記者という職業の孤独を感じました。静かだけど、心にズシリと残る映画でした。(20代 男性)
映画『消されたヘッドライン』を見た人におすすめの映画5選
スポットライト 世紀のスクープ
この映画を一言で表すと?
正義と真実を追う新聞記者たちの静かな闘い。
どんな話?
ボストン・グローブ紙の調査報道班「スポットライト」が、カトリック教会による大規模な児童虐待隠蔽の実態に迫る。徹底した取材の先にあるのは、権力と対峙する記者たちの信念と勇気。
ここがおすすめ!
『消されたヘッドライン』と同じく、“真実を報じる”ことに命をかける記者たちの姿が胸を打ちます。派手さはないが、報道の意義をじっくり感じられる傑作。実話に基づいているのも強い説得力。
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
この映画を一言で表すと?
政府と報道が真っ向からぶつかる、実録ジャーナリズムドラマ。
どんな話?
ベトナム戦争に関する政府の嘘を暴くため、ワシントン・ポスト紙の記者と編集長が決断を迫られる。報道の自由を守るために、真実を公にするか否かの葛藤を描く実話。
ここがおすすめ!
政治圧力、企業との駆け引きなど、『消されたヘッドライン』と同じ社会の裏側を描いています。メリル・ストリープとトム・ハンクスの名演にも注目。ジャーナリズムの意義を再認識できる一本です。
記者たち 衝撃と畏怖の真実
この映画を一言で表すと?
少数派の声が世界を動かす、リアル報道サスペンス。
どんな話?
イラク戦争開戦の正当性を疑問視し続けた数少ないジャーナリストたちが、国防総省や政権と対立しながら真実を伝えようと奮闘する。報道の「孤独な闘い」を描いた実話。
ここがおすすめ!
大手メディアの沈黙の中、わずかな記者が真実を貫こうとする姿は感動的。『消されたヘッドライン』と同様、記者の矜持と信念が問われるストーリーで、静かに心に響く秀作です。
グッドナイト&グッドラック
この映画を一言で表すと?
言論の自由を守るため、TVジャーナリズムが立ち上がる。
どんな話?
1950年代、赤狩り旋風の中で権力に立ち向かったニュースキャスター、エドワード・R・マローの実話を描いた作品。マスコミの役割と責任をシリアスに問い直す。
ここがおすすめ!
モノクロの映像と緊張感ある台詞まわしが印象的。『消されたヘッドライン』のように、記者が何と闘っているのかを真正面から描く姿勢が貫かれています。大人のための報道映画。
ナイトクローラー
この映画を一言で表すと?
「視聴率」こそが正義…歪んだ報道の裏側をえぐる異色スリラー。
どんな話?
犯罪現場にいち早く駆けつけ、映像を売る“事件ジャーナリスト”ルー。視聴率のためならモラルも命も無視する彼の姿が、報道倫理を鋭く問いかけてくる。
ここがおすすめ!
『消されたヘッドライン』とは対極にある“歪んだ報道”を描く作品。報道とは何か、正義とは何かを考えさせられます。ジェイク・ギレンホールの怪演は必見です。
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