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映画『キック・オーバー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『キック・オーバー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『キック・オーバー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『キック・オーバー』の結末までのストーリー
  • 『キック・オーバー』を見た感想・レビュー
  • 『キック・オーバー』を見た人におすすめの映画5選

映画『キック・オーバー』の作品情報

キック・オーバー

製作年:2012年
上映時間:95分
ジャンル:アクション
監督:エイドリアン・グランバーグ
キャスト:メル・ギブソン、ピーター・ストーメア、ケヴィン・ヘルナンデス、ドロレス・エレディア etc

映画『キック・オーバー』の登場人物(キャスト)

ドライバー(メル・ギブソン)
元狙撃手。名前や身元など一切不明。頭脳明晰で数々の修羅場を掻い潜る。マフィアから大金を奪い逃走中に警察に捕まってしまう。
ハビ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)
メキシコの刑務所でトップに立つ犯罪者。
キッド(ケビン・ヘルナンデス)
ハビに肝臓移植のドナーとして命を狙われる。
キッドの母(ロレス・ヘレディア)
麻薬売買の罪で夫と共に刑務所に収監されるが、夫はハビの肝臓移植のドナーにされ殺されてしまう。今度は息子がドナーに適合したため、命を狙われる。現在はハビの元で仕方なく働いている。
フランク(ピーター・ストーメア)
マフィアのボス。ドライバーに大金を奪われる。

映画『キック・オーバー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『キック・オーバー』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キック・オーバー』のあらすじ【起】

通称ドライバーと呼ばれる男は、ピエロに変装して金を強奪することに成功する。しかし、相棒の男は銃で撃たれて瀕死状態、警察にも追跡されて絶体絶命の状態だった。なんとかアメリカからメキシコの国境地へと向かうが、事故を起こしてしまい逃走は失敗に終わる。ドライバーは薄れゆく意識の中、近寄ってくる警察官の名前(M・バスケス)を記憶した。

アメリカの警察官であるバスケスは、ドライバーが盗んだ大金を見て危ない奴から奪ったものだと気付く。自分の身を守るため、メキシコの警察官であるロメロを脅して、ドライバーの身柄を引き渡した。ドライバーの相棒はすでに亡くなっており、大金はロメロとバスケスの手に渡った。ドライバーはメキシコの拘置所に収監されるが、そこは囚人でも銃を所持し、乱闘騒ぎは日常茶飯事の場所だった。ドライバーも男達から暴行を受けるが、突然他の囚人と共に一般房への移動を指示される。その様子をアメリカの刑事であるジャックが眺めていた。

ドライバーが連れて行かれた先は、まるで1つの小さな町のようになっていた。テレビや煙草もあり、女性や子供も居た。ドライバーはそこで生き残るため、男から金と銃、ロレックスを奪って隠した。次の日、サイレンの音で目覚めたドライバーは、男の指示に従いゴミの分別を行った。だが、突然男達に羽交い絞めされ、看護婦に血を抜き取られる。

ドライバーは刑務所の中を観察して、男達の立ち位置を確認した。すると、バスローブを着た男が、手下に指示を出しているのが見えた。ドライバーは自分の立ち位置をあげるため、ヘロイン小屋に火を点けてお金を盗み出した。だが、それを10歳の少年であるキッドに見られ、口止め料として煙草を渡す羽目になる。キッドは昔父が売人をしていたことと、現在は母と暮らしていることを話した。この刑務所は囚人以外の人間の出入りが自由で、金さえ払えば家族と住むことが可能なのだ。ドライバーはキッドにもっと詳しく話を聞こうとするが、キッドの母が現れて煙草を渡したドライバーを睨んで立ち去っていく。

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映画『キック・オーバー』のあらすじ【承】

ドライバーはジャックの取り調べを受ける。調書では処方箋なしで薬を購入して逮捕されたことになっていた。ドライバーは誤解だと弁明するが、ジャックはドライバーの指紋が焼かれていることから、犯罪のプロだと見抜いていた。そのため、ドライバーの話を真に受けず、命が狙われていることとメキシコの刑務所ではお金が必要なことを説明して、正直に話すように説得した。だが、ドライバーは真相を話すことを嫌がりジャックを侮辱した。ジャックは腹を立て、必ず真相を暴くと言って去っていった。

ドライバーは英語が話せる男に声を掛けて住居を確保した。シャワーを浴びて街を散策すると、多くの女性が出入りする建物があった。ドライバーはそこをA級房と名付け、そこに出入りしている人物の情報収集をする。すると、キッドの母が建物から出てきた。辛そうにしていたので眺めていると、何を見ているのだと怒られて突然顔面を殴られる。

次の日、ドライバーは道に座り、警官が監視している様子を眺めた。射殺も平気でするため、脱獄は不可能だった。そこにキッドが現れる。キッドはここの支配者がハビという名前の男だと教えた。それは、ドライバーが見たバスローブを着た男だった。ドライバーは他に町を取り仕切っている男について教えてもらう。大男のカラカスはハビの兄で、不動産を取り仕切っているのは従兄のカルナルだった。キッドは今回も煙草が欲しいと喚くため、ドライバーは代わりにジュースを渡した。

映画『キック・オーバー』のあらすじ【転】

ジャックはバスケス達が高級車を乗り回して、豪遊している姿を見て驚く。その頃刑務所では、日曜日のため面会者達が続々と町を訪れていた。ハビも現れるが、わざわざカラカスを使ってキッドを苛めから助けた。ドライバーはキッドが細い棒でハビを殺そうとしている姿を見て、慌ててキッドに声を掛けた。

キッドはドライバーに、ハビに父が殺されたことを打ち明けた。キッドが7歳の頃、両親は薬物売買の罪で15年の刑を受けた。その頃ハビには肝臓が必要で、キッドの父がドナーとして適合したのだ。しかも、最近再びハビに肝臓が必要になり、キッドがドナーとして肝臓を狙われていた。ドライバーが刑務所に連れて来られたとき採血をされたのは、ドナーを探すためだった。だが、キッド以外適合者はいなかった。その話を聞いたドライバーは、暴力を振るう父親を殴り刑務所に入ったことを打ち明けた。そして、確実に殺さなければ、逆にやられるのだとキッドに忠告した。ドライバーはかつて狙撃手だったことを話し、キッドに観測手の役目を任せた。

ドライバーの元にバスケスとロメロが面会に現れる。ロメロ達は新聞を広げ、あの場所に居た他の警察官2名が拷問の末殺されたことを話した。そして、200万ドルの大金をどこから盗んだのか問い掛けた。ドライバーは話をはぐらかし、お金を隠して逃げろと忠告すると笑いながらその場を去った。

ドライバーはキッドの腕にロレックスを嵌めると、カルナルの傍から男を引き離した。その隙に、カルナルの懐からお金を盗んで逃げた。ドライバーはキッドの母に家に招かれ親睦を深めていると、キッドが家に帰ってきた。だが、母達の雰囲気を察知してすぐに外に出た。キッドの母はドライバーに悲しい胸の内を吐露した。ハビは50万人に1人の珍しい血液型の持ち主で、夫と息子が同じ血液型だったのだ。ドライバーはハビの思い通りにさせないことをキッドの母に誓う。

カルナルは懐に入れていた金が盗まれた件でカラカスと揉めた。だが、ロレックスを見つけた日に金が盗まれたことを男に指摘され、カルナルはキッドの家に乗り込んだ。カルナルはキッドに暴力を振るい、キッドの母をレイプしようとした。それをカラカスが止めに入るが、頭に血が上ったカルナルは反撃をする。その頃、ドライバーは隠していた銃で襲ってきた男を殺していた。そして、急いでキッドの家に行き、カルナルを射殺した。

ドライバーはハビに殺されそうになるが、キッドと兄を救ったことを話して無事に解放される。ハビは頭のキレるドライバーを気味悪がる。カラカスからすぐに殺すことを勧められるが、ハビはドライバーの正体を暴いてから殺すことを決める。

映画『キック・オーバー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドライバーはジャックから大金の話で強請られる。金を奪われることを危惧したドライバーは次の手を講じた。それは、カラカスにバスケスとロメロ、200万ドルの情報を売ることだった。

バスケス達はマフィアから拷問を受けていた。盗まれたお金は400万だが、バスケス達の元には170万と車しかなかった。激しい拷問を受け、バスケスは射殺されてしまう。そこに、カラカスの手下が現れ、その場に居た男達を射殺した。お金を持って行かれそうになり、ロメロはハビの名を口にするが射殺されてしまう。パソコンのモニターでその様子を見ていたマフィアのボスは、激しい怒りを見せてハビの殺害を決意する。

カラカスは手下が持ち帰った金がマフィアのフランクから盗んだ金だと知り、ハビに気をつけるように忠告した。ジャックは看守を買収すると、3人組の男を援護するように頼んだ。ドライバーはキッド達に逃げるように伝えるが、一足遅く3人組の男が現れる。そこにカラカス達も現れ、激しい銃撃戦が始まる。キッド達が隠れている元に爆弾が投げ込まれるが、ドライバーはその爆弾をキャッチして投げ返した。3人組の男達は倒れるが、カラカスに見つかってしまう。

ドライバーはハビに殺されそうになるが、フランクの殺害を引き受けることで難を逃れる。だが、キッド達家族に2度と近づかないことを命令される。次の日、銃撃戦が行われたことで、政府が刑務所の閉鎖を決定する。不意打ちで2000人の警官が送り込まれることになるが、ハビは手術前に移動することを嫌がる。

ドライバーは有名監督のフリをして造船会社のカウフマンに電話をすると、明朝会う約束をする。そして、追跡していたハビの手下の車に細工すると、狙撃して殺害した。その頃、キッドの母は医師が訪れたのを確認して、キッドを知人の家に隠すと1人で自宅に戻った。キッドの母はハビに攫われ激しい拷問を受ける。待っていることに耐えられなくなったキッドは、ハビ達の元に乗り込むと自分の肝臓を棒で刺した。

ドライバーは次にカウフマンの名を名乗り、フランクの代理人であるジャクソンに電話を掛けて、会う約束を取り付ける。明朝、ドライバーは有名監督の助手のフリをしてカウフマンの事務所を訪れ、カウフマンを気絶させてトイレに閉じ込めた。そこに、フランクとジャクソンが訪れる。ドライバーは爆弾を投げてトイレに逃げた。フランク達は吹き飛ぶが、ドライバーは何食わぬ顔でビルを後にした。

ドライバーはジャックの家を訪れ、テープで縛り上げた。そこで、刑務所が今夜閉鎖されることを聞く。ドライバーはその場に居た娼婦に後のことを任せて部屋を立ち去る。刑務所は多くの警官が取り囲んでいたが、ハビは手下に手術室の周りを護衛させて手術を決行した。

ドライバーはジャックの警察手帳を使って中に侵入した。そして、手下を射殺しながら術室に侵入した。ドライバーはハビに銃を突き付け、カラカスにキッドの母を連れてくるように命令した。看護婦の助けもあり、カラカス達を射殺すると、医師に成りすましてキッド達と救急車に乗り込んだ。その時、ドライバーは大金を奪うことも忘れなかった。

ドライバーは事故を起こした車に隠していた金を回収すると、キッドとキッドの母と共に海を楽しんだ。

映画『キック・オーバー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

刑務所の中が物語の舞台になるのだが、刑務所の中だとは思えないほど自由で殺伐としている。アクションシーンも楽しめたが、繊細な頭脳戦にドキドキハラハラさせられた。主人公のドライバーは頭が良く勘も冴えているため、ギリギリのところで修羅場を掻い潜りながら大金を取り戻そうと動き出す。主人公役のメル・ギブソンが渋くて、役柄に合っていたと思う。また、主人公と関わることになる少年・キッドが、少し生意気なところもありつつ良い味を出していたのが良かった。(女性 30代)


メル・ギブソンと言えば『マッド・マックス』ですが、今作でも彼の肉体と渋い演技は健在で、恐れずに立ち向かう彼の姿にハラハラドキドキしてしまいました。
メル・ギブソンが演じるのは元狙撃手の男、ドライバー。そしてマフィアのボスを演じるのはピーター・ストーメア。彼と言えば『プリズン・ブレイク』のアブルッチの印象が強いですが、やはりこう言う「悪」を演じるのが本当に上手いなと感じます。
ドライバーが収監された刑務所はある意味「夢のような」場所で、何でも手に入ります。しかし、一歩間違えば命を落としかねない危険な場所。そこからの脱獄をはかるドライバーから終始目が離せません。(女性 30代)


主演のメル・ギブソン、今作では脚本、制作にも携わっており才能を遺憾なく発揮しています。エル・プエブリートの刑務所は余りに治安が悪すぎて、そぞろ心で見守りました。メキシコ流プロレス、ルチャリブレは面白そうでしたが。そんな劣悪な環境にも関わらず、知恵を絞り狡賢く自分の居場所を確保していくドライバー。しぶとい雑草のようで、不覚にも見惚れました。さらに、その中で培われていくドライバーとキッド、キッドの母親との関係性も見逃せません。(女性 30代)


メル・ギブソンが主演・脚本に関わっているだけあって、往年の“悪党ヒーロー”感が全開で最高でした。舞台がメキシコの腐敗した刑務所というのも新鮮で、脱獄ものとは違う雑多で生々しい世界観がクセになります。少年との疑似親子関係も予想以上に良くて、クライマックスの銃撃戦では思わず拳を握りました。爽快で濃厚なB級アクションの傑作!(20代 男性)


タイトルからもっと軽いノリのアクションを想像していましたが、意外と骨太でシリアスな部分もあり驚きました。刑務所というより“街”のような監獄の描写が独特で、その中でギブソンが知恵と機転で成り上がっていく過程が面白い。少年との信頼関係やラストの復讐劇には感情移入もできました。渋さとユーモアが絶妙に交差する作品です。(30代 女性)


とにかくテンポがよくて、最初から最後までまったく飽きない作品でした。ギブソンの演じる男が最初はただの盗人に見えるけど、実は頭脳明晰で大胆不敵というのがカッコいい。少年を利用しつつも守ろうとする姿には、不器用な優しさを感じました。ド派手ではないけど、要所でしっかり燃えるアクションが光る、玄人向けの良作です。(40代 男性)


主人公が入れられるメキシコの監獄の描写がとにかく衝撃的で、まるでスラム街のよう。そんな中でもしたたかに生き抜くギブソンのキャラが魅力的でした。特に少年との関係が進むにつれて、彼が単なる悪党ではなく、どこか情のある男だとわかるのが印象的でした。暴力も多いけど、その中にしっかりとした人間ドラマがある作品です。(30代 女性)


まさに“ギブソン節”全開の痛快犯罪アクション。荒んだ環境の中で生き抜く知恵と図太さ、そして意外な人情。暴力描写も遠慮なく、でもどこかユーモアがあるのがこの作品の魅力。敵役たちもキャラが立っていて、特にラストの復讐と脱出劇は手に汗握りました。ハリウッド的な派手さではなく、泥臭いリアリズムが光る快作。(50代 男性)


ギブソンがまたこんな作品を作るなんて思っていなかったので、良い意味で期待を裏切られました。舞台は異国、登場人物は犯罪者、倫理観はグレー。でも、どこかハートがあって最後にはスカッとする不思議な映画。少年を守るために全てを賭けるギブソンの姿には、母親として胸を打たれました。暴力的だけど、愛情も確かにある作品。(40代 女性)


前半の混沌とした展開が少しつかみづらいけど、後半に向けて一気に物語が収束していく爽快さが良かったです。監獄の内部での勢力争い、汚職警察との取引、少年との絆などがうまく絡み合っていて、物語に深みがありました。ギブソンの渋みも存分に楽しめるし、刑務所ものが好きな人にはかなり刺さると思います。(30代 男性)

映画『キック・オーバー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『キック・オーバー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ペイバック

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ラン・オールナイト

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『キック・オーバー』の“悪党が子どもを守る”構図が好きなら、この作品は間違いなく心に響きます。静かな情感と激しいアクションの対比、そしてラストの切なさは、一度観たら忘れられない余韻を残す名作です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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