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映画『アバウト・ア・ボーイ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アバウト・ア・ボーイ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アバウト・ア・ボーイ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アバウト・ア・ボーイ』の結末までのストーリー
  • 『アバウト・ア・ボーイ』を見た感想・レビュー
  • 『アバウト・ア・ボーイ』を見た人におすすめの映画5選

映画『アバウト・ア・ボーイ』の作品情報

アバウト・ア・ボーイ

製作年:2002年
上映時間:100分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:クリス・ワイツ、ポール・ワイツ
キャスト:ヒュー・グラント、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト、トニ・コレット etc

映画『アバウト・ア・ボーイ』の登場人物(キャスト)

ウィル(ヒュー・グラント)
38歳で定職に就かず、亡き父が残した印税で生活を送っている。自己中心的な性格で、嘘を吐くのが得意。
マーカス(ニコラス・ホルト)
12歳。鬱病で苦しむ母を支える優しい子供。学校では苛められている。
フィオナ(トニ・コレット)
マーカスの母親。鬱病で精神的に不安定。
レイチェル(レイチェル・ワイズ)
シングルマザー。ウィルといい雰囲気になるが、嘘を吐かれ別れを選ぶ。
エリー(ナット・ガスティアン・テナ)
マーカスと同じ学校の生徒。ピアスをしたり、ちょっとやんちゃな雰囲気。
クリスティーナ(シャロン・スモール)
ウィルの妹。結婚しており子供が2人いる。いつまでも自堕落な生活を送る兄のことを心配している。

映画『アバウト・ア・ボーイ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『アバウト・ア・ボーイ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アバウト・ア・ボーイ』のあらすじ【起】

ウィルは独りで悠々自適な生活を送っていた。一方少年のマーカスは、学校でのけ者にされ、母のフィオナが稼いできた僅かなお金で生活を送っていた。

ウィルは妹夫婦の家を訪ねた。妹のクリスティーナから、38歳で定職もなく恋愛もまともに続けられないなんて普通じゃないと非難される。にも拘らず、妹夫妻はウィルに子供の後見人を頼んだ。ウィルは自分がどれだけ最低な人間かを説明して断った。その頃、マーカスは母と一緒に学校へ登校していた。付いて来なくていいと断っても、母が付いて来るのだ。そのため、学校では苛めの対象になっていた。

ウィルはクリスティーナに紹介され、アンジーという女性とレストランで会うことになる。だが、3歳になる息子がいると聞かされ、ウィルは逃げ出したくなった。とりあえずその場は子供が好きだと嘘を吐くが、アンジーがそれを信じてしまい付き合うことになる。だが、子供中心に物事を決める彼女にイライラは募り、ウィルは別れを意識する。すると、アンジーの方から別れを告げられる。ウィルが今まで経験した最悪な別れ方とは違い、罪悪感のない別れ方に感動する。そして、“シングルマザー”となら後腐れのない恋愛ができると確信した。

フィオナは鬱で沈み込むことも多いが朝から泣いているのは珍しく、マーカスは内心動揺していた。病気の子供への音楽セラピーの仕事もあり生活費も問題ないのに、何がそんなに悲しいのかマーカスには理解できなかった。

ウィルはシングルマザーを探すため、集会所を訪れる。シングルファザーのフリをして上手く周りに溶け込み、スージーとデートの約束をする。ウィルは子供がいると嘘を吐いていたため、デート当日は母親の元に預けたと嘘を吐いた。スージーが騙されてくれたので喜ぶが、デートにはスージーの子供の他に友人の子供であるマーカスがいた。

公園で散歩デートをしていると、ウィルはスージーからどこで働いているのか聞かれる。あまりにも嘘が多すぎるため、ウィルは亡き父が作った曲の印税で生活を送っていることを正直に打ち明けた。その後、皆でランチを食べるが、マーカスが持ってきたフィオナのパンはとても固くて食べられたものではなかった。マーカスはパンを処分するため、池にいる鴨にちぎってあげていた。だが、あまりにも量が多すぎるためそのまま投げ込むと、鴨に当たって1羽死んでしまう。マーカスは公園の管理者に怒られるが、ウィルが嘘を吐いて誤魔化したため事なきを得る。

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映画『アバウト・ア・ボーイ』のあらすじ【承】

マーカスの家に皆で帰ると、フィオナが自殺を図りソファの上で倒れていた。救急車を呼び一命を取り留めるが、マーカスは深く傷つき落ち込んでいた。フィオナは一晩入院することになり、マーカスはスージーと帰っていった。次の日、フィオナが無事退院するが、マーカスは安心することができず、母子を支えてくれる存在が必要だと考えた。

マーカスはスージーからウィルの携帯番号を聞くと、電話を掛けて会う約束を取り付ける。ウィルはたまにはいい人を演じようとしてマーカスの誘いに乗ったのだが、そこにはフィオナもおりデートだと気付く。その後、フィオナ達の歌まで聞かされ、ウィルはスージーを狙った天罰だと落ち込む。

マーカスはその後ウィルの行動を尾行し、家に乗り込んだ。そして、スージーに子供がいると嘘を吐いたことを盾に、フィオナと付き合ってくれと頼んだ。しかし、ウィルはきっぱりと断り、マーカスを追い返した。マーカスはめげず、2回目の訪問時には呼び鈴をしつこく鳴らして中に入れてもらった。そして、ウィルと一緒にクイズ番組を見て家に帰った。それからマーカスウィルの家にクイズ番組を見に行くようになった。

ウィルはマーカスに聞かれ、父親の話をした。父は有名なクリスマスソングを作曲したが、それを超える曲を作ろうと死ぬまで苦しんでいた。マーカスに好きな曲だと言われるが、ウィルは父の作った曲が大嫌いだった。

映画『アバウト・ア・ボーイ』のあらすじ【転】

ウィルが玄関のドアを開けると、マーカスが上級生達にキャンディーを投げられながら駆け込んできた。苛められていることを初めて知り、目立たないようにしろとアドバイスを送る。しかし、マーカスは透明人間でもないのに無理だと喚き、人生には辛いこともあるのだと諦めていた。ウィルはマーカスをショッピングに連れていくと、足元から皆と同じにすれば目立たないと教えた。2人でショッピングをしていると、客の女性から素敵なパパだと褒められる。ウィルはマーカスが喜ぶ姿を見て大きな幸福感を得た。

雨の日、マーカスは靴を盗まれて家へと帰った。そこで初めて、ウィルに靴を買ってもらったことや、放課後遊びに行っていることを母親に話した。ウィルがクリスティーナと食事をしていると、フィオナがマーカスを連れて怒鳴り込んできた。ウィルはまるでマーカスに手を出しているような物言いをされたので、苛められて逃げ込んでいるだけだと怒鳴り返した。そして、二度と家に来ないでくれと拒絶するが、なぜかクリスティーナからも慕ってくる子供を切り捨てるなんて自己中だと責められる。その時、マーカスから一緒にクリスマスをやろうと誘われる。

クリスマス当日。そこにはマーカスの父親と恋人のリンジーという女性がいた。しかも、なぜかリンジーの母親までいた。奇妙なパーティーだったが、ウィルはマーカスにプレゼントを贈り和やかに過ごしていた。だが、そこにスージーが現れ、ウィルに怒りを向けてきた。ウィルは帰ろうと玄関に向かうが、マーカスに引き留められる。そして、マーカスとフィオナの口論に発展した。マーカスが母親の自殺未遂を非難しようとしたため、ウィルは鴨を殺した話をしてマーカスの口を止めた。フィオナ達は笑い出し、皆でクリスマスディナーを食べることになった。ウィルにとっても心から楽しめるクリスマスだった。

ウィルは大晦日に出会ったレイチェルに恋に落ちるが、無職だと言うと相手の表情が曇った。これで終わりだと思ったが、ウィルが12歳でラップが好きな男の子がいると発言すると興味を持たれる。レイチェルの子供も含めて会うことになり、ウィルはマーカスに協力を頼みに行った。その頃、マーカスはウィルから貰ったCDを聞きながら、過激なラップの歌を口遊んでいた。すると、ヤンキーの女の子が侮辱されたと誤解してマーカスに絡んだ。しかし、歌を口遊んでいただけだと分かると、その女の子(エリー)は特に何もせずに去っていった。

ウィルは好きな人がいることを正直に話し、マーカスに息子の振りを頼んだ。ウィル達はレイチェルの家を訪れ、マーカスはレイチェルの息子であるアリの部屋で遊ぶことになる。だが、アリは母親に恋人ができるのが嫌で、邪魔をするようにマーカスを脅していた。ウィルが緊張しながらレイチェルと話していると、マーカスが家を飛び出してしまう。ウィルが慌てて追いかけて家に戻ると、アリが真相を聞いた母親に叱られて泣いていた。マーカスはアリの謝罪を受け入れ、ウィルがレイチェルのことを好きだと言っていたことをポロッと話してしまう。ウィル達は照れたように笑い合った。

映画『アバウト・ア・ボーイ』の結末・ラスト(ネタバレ)

マーカスはエリーと仲良くなるが、ウィルからペットになるなと忠告を受ける。しかし、マーカスは恋人にしたい女性に嘘を吐いていることの方が問題だと非難した。その夜、ウィルは独りで考え、マーカスの考えが正しいことを受け入れた。レイチェルをディナーに誘いマーカスが自分の子供ではないことを打ち明けると、あなたは“空っぽ”だと非難される。

マーカスは鬱で苦しむ母のために、“校内ロック・コンサート”の参加を決める。エリーに伴奏を頼みに行くが、マーカスでは無理だと断れられる。マーカスは自殺しそうな母を止めて欲しいとウィルに頼みに行くが、家族ではない俺にはどうすることもできないと拒絶される。マーカスは傷つき、ウィルのことを自己中だと非難して家から飛び出していった。そして、自力で何とかするため、“校内ロック・コンサート”の募集用紙に自分の名前を書き込み、チラシを母に渡した。

ウィルは無意味な生活な中で、マーカスが意味のある存在だったことに気付く。そんな彼の一部であるフィオナが崖っぷちなら何とかしなければと、急き立てられるように家に急いだ。家にはシングルマザーの集会のポスターが貼ってあり、ウィルはフィオナに自殺をするのは止めてくれと頼みに行った。フィオナは戸惑いながら自殺する予定はないとはっきり告げ、代わりに学校のコンサートにウィルを誘った。

ウィルはマーカスがいつも口遊んでいる歌を歌えば学校中の笑い者になると焦っており、学校へと急いで車を走らせた。車中、フィオナは好きなら自由に歌わせてあげるべきだとウィルに話すが、ウィルはマーカスが母親のために作った曲だと教えた。フィオナは自分のせいでマーカスが傷つくのは嫌だと頭を抱えた。ウィルはフィオナに駐車を頼んで、1人体育館へと急いだ。そこにはアリを見に来たレイチェルの姿もあった。ウィルは舞台袖にいるマーカスに声を掛け、フィオナが幸せになるには自力で立ち直るしかないと説得する。しかし、マーカスは舞台に出て、歌を歌ってしまう。観客達のブーイングが起こり、マーカスは傷つき震えていた。そこに、ウィルがギターで伴奏を行いながら登場し、一緒に歌を歌った。会場は素敵な歌に聞き惚れ、レイチェルとフィオナは微笑みながら舞台を見ていた。

1年後のクリスマス。ウィルの家には、マーカス親子にレイチェル親子、エリー、ウィルの友人の姿があった。

映画『アバウト・ア・ボーイ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

社会的に問題となっているものを変に誇張して訴えるわけでもなくそれでも気づかせてくれる素敵な作品だと思う。
シングルマザーというものを美化するわけでもなくリアルを感じさせるキャラクター設定になっていて違和感なく観ることが出来た。
子どもとのやり取りで大人が変わっていく過程がすごく新鮮で楽しかった。

現代の日本に暮らしていたらこんな風に知らない大人と関わる機会も少ないと考えると、切なく感じたりそうなってしまった日本に悲しさを感じた。(女性 20代)


自己中な独身男ウィルとちょっと変わった少年ウィルの織りなす日々は穏やかで面白いものだ。

最初は図々しいマーカスに眉を寄せてしまったが、マーカスが母親が自殺してしまうのではないか、居なくなってしまうのではないかという恐怖と日々戦っているかと思うと胸が締め付けられる。

また、空っぽ人間だと自他ともに言われているウィルだが、そこだけは否定したい。空っぽで自己中なのではなく、不器用でどうしたらいいか分からないだけなのだ。

そして、人は誰かのために全力になれる。たとえ家族でなくても。(女性 20代)


友情に年齢は関係ない。ラブコメの帝王とも呼ばれるヒュー・グラントが演じるのは38歳無職の独身男ウィル。このウィルが本当にどうしようもないダメ男。でも持ち前の明るさとキャラクターで憎めないんです。そんなウィルが出会ったのは12歳の少年マーカス。共通点なんて1つも無い2人が一緒にいるうちにお互いを知り、成長していく物語。
ただ生きていくだけじゃない。人と繋がること、喜怒哀楽を誰かと共有することの喜びを教えてくれる作品です。(女性 30代)


ラブコメのようなテンポであり、最後にかけての盛り上がりも音楽と一緒に駆け上がっていく感じがとても良い。ヒュー・グラント演じるウィルと少年のマーカスが変化していく様子が見所だ。

みんなそれぞれ葛藤や悩みを抱えていて、時には変人だと言われることもあるけど、身近な人たちと関わり合っていくうちにいつしか仲間と呼べる人々が集まるようになっていたというストーリーが素敵だ。ラストでは絶対に一緒にならないような組み合わせの人々が集まっている空間に心掴まれた。(女性 20代)


最初は皮肉屋のウィルにイライラしながら観ていましたが、少年マーカスとの出会いによって、徐々に人としての温かさを取り戻していく過程がとても丁寧に描かれていて、最後には胸が熱くなりました。マーカスの孤独と強さ、そして少しずつ築かれる不器用な友情に心を掴まれました。ヒュー・グラントの演技も絶妙で、笑えて、泣けて、じんわり温かい気持ちになれる作品です。(20代 男性)


シングルマザーの母親として、マーカスの境遇がとてもリアルに感じられました。子どもの孤独と、それを守りたいけれども不安定な自分自身――とても共感できる描写が多かったです。ウィルが最初は自分勝手だったのに、マーカスとの関わりを通して他者と向き合うことを学んでいく姿には希望を感じました。ラストの「人とのつながり」の描き方に泣きました。(30代 女性)


原作も好きでしたが、映画も期待以上でした。ヒュー・グラントが演じるウィルは、軽薄そうで実は不器用で傷ついている大人。そんな彼が、マーカスという少年と出会い、人生が変わっていく姿に大人も救われます。ストーリーは地味ですが、笑いもあり、感動もあり、バランスが絶妙。特にクライマックスの合唱シーンは恥ずかしくも感動的で、心に残りました。(40代 男性)


かわいそうな子どもを描いた映画かと思ったら、全然違いました。マーカスがすごく強くて前向きで、その姿に大人のほうが学ばされる内容でした。母親が精神的に不安定だったり、学校でいじめられたりと辛い現実もあるけど、笑えるシーンがちりばめられているのがよかったです。ウィルとの関係がどんどん変化していくところにぐっときました。(10代 女性)


自分のペースを崩したくない、誰とも深く関わらずに生きたいと思っていた主人公が、否応なく他人と繋がっていく姿は、現代人の誰もが共感できるのでは。特に人との距離感がわからないウィルとマーカスが、お互いに“変化”をもたらす存在になるというのが温かい。笑いと涙のバランスが秀逸で、何度でも観たくなるタイプの作品でした。(30代 男性)


ウィルのような自堕落な大人が、どんどん人間らしくなっていく姿に感動しました。最初は「こんな人いるよな」と思うくらい軽薄だったのに、マーカスとのやりとりを通じて、彼自身の孤独や弱さが浮かび上がってくる。マーカスの真っ直ぐさが心に沁みます。合唱シーンは本当に感動的で、あの一歩を踏み出す勇気が人生を変えるってことを教えてくれました。(50代 女性)

映画『アバウト・ア・ボーイ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アバウト・ア・ボーイ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

シング・ストリート 未来へのうた

この映画を一言で表すと?

夢と恋と音楽が詰まった、“青春”そのものを映し出す音楽ドラマ。

どんな話?

1980年代のダブリン。家庭の問題や学校での孤立に悩む少年コナーが、気になる女の子を振り向かせるためにバンドを結成。音楽を通じて自分自身を見つけ、未来に向かって進む姿を描く。

ここがおすすめ!

少年の成長を描く点で『アバウト・ア・ボーイ』と共通しつつ、音楽というエモーショナルな要素が心に響く作品。前向きになれるエネルギーと、ラストの爽やかな余韻がたまらない一本です。

リトル・ミス・サンシャイン

この映画を一言で表すと?

欠点だらけの家族が、ひとつの夢を追うことでひとつになる感動のロードムービー。

どんな話?

ぽっちゃりした少女オリーヴが美少女コンテストへの出場を目指す中、家族全員でキャンピングカーに乗って旅をすることに。途中で起こるトラブルを通じて、家族の絆とそれぞれの変化が描かれる。

ここがおすすめ!

一見バラバラな登場人物たちが、旅を通じて変化していく様子が温かくもコミカルに描かれています。『アバウト・ア・ボーイ』同様、“普通じゃない”人々の再生と成長がテーマの心温まる物語。

世界にひとつのプレイブック

この映画を一言で表すと?

心に傷を抱える男女が出会い、自分を取り戻していくラブ&ヒューマンドラマ。

どんな話?

心の病を抱えた元教師と、夫を亡くし心を閉ざした女性が、ダンス大会を通して心を通わせていく。2人が互いに再生していく姿がユーモラスかつ温かく描かれる。

ここがおすすめ!

人はひとりでは立ち直れない――そんなテーマが『アバウト・ア・ボーイ』と共鳴します。笑いと涙のバランスが絶妙で、人生の再スタートに希望をくれる感動作です。

ビッグ・ダディ

この映画を一言で表すと?

“父性”ゼロの男が突然パパに?愛を知って変わるハートフル・コメディ。

どんな話?

定職にも就かず自堕落に生きていた男のもとに、ある日突然5歳の少年が現れる。初めは戸惑いながらも、次第に本当の父親のように愛情を注ぐようになる。

ここがおすすめ!

『アバウト・ア・ボーイ』と同様、“無責任な大人”が子どもとの出会いをきっかけに変わっていく過程が魅力。コメディ色が強く、笑って泣けて心が温かくなる1本です。

チョコレートドーナツ

この映画を一言で表すと?

“普通”ではない家族の形が教えてくれる、真の愛と尊厳。

どんな話?

1970年代のアメリカ。ゲイのカップルと知的障害のある少年が、法や社会の偏見に立ち向かいながらも“家族”として過ごそうとする日々を描く感動作。

ここがおすすめ!

愛のかたちに正解はないというテーマが『アバウト・ア・ボーイ』と通じています。差別や偏見の中でも、絆を信じる姿に心打たれます。涙なしでは観られない感動作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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