映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』の概要:凄腕の殺し屋チャーリーと海辺に暮らす6人の男女の欲望が複雑に絡んでもつれていき、いつしか壮絶な殺し合いが始まる。2014年公開のアメリカ・オーストラリアの合作映画。
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:91分
- ジャンル:コメディ、アクション、フィルムノワール
- 監督:クリフ・ステンダーズ
- キャスト:サイモン・ペッグ、スティーヴ・ル・マルカンド、アリシー・ブラガ、テリーサ・パーマー etc
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映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 あらすじ【起・承】
凄腕の殺し屋チャーリー・ウルフ(サイモン・ペッグ)は依頼者に会うため、海沿いの町イーグルズ・ネストにやってくる。依頼者は町でホテルを経営するジャック(カラン・マルヴェイ)で、妻のアリス(アリシー・ブラガ)の浮気を疑っていた。妹のルーシー(テリーサ・パーマー)から便利屋としてチャーリーを紹介され、ジャックはチャーリーにアリスの浮気調査を依頼する。
アリスはガソリンスタンドで働くディランと本気で愛し合っており、チャーリーはその晩に2人の浮気現場を撮影する。翌日、その映像を見たジャックは、チャーリーにアリス殺害を依頼する。アリスはディランとかけおちするつもりで、ジャックの金庫から25万ドルを盗み出していた。
ルーシーの夫ネイサン(サリバン・ステイプルトン)は一見まじめな歯科医だが、博打好きで莫大な借金をしていた。町の警察官ブルース(ブライアン・ブラウン)は胴元と通じており、1週間以内に30万ドル用意できなければネイサンを殺すと脅しに来る。
ルーシーは自分にかけた保険金を手に入れるため、アリスを自分の身代わりにして殺す計画を実行する。頼りないネイサンの尻を叩いて、気絶したアリスを乗せた車を崖から転落させることには成功するが、アリスは間一髪で車内から脱出していた。ルーシーはアリスの車にあった25万ドルもちゃっかり盗み出していた。
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 結末・ラスト(ネタバレ)
アリスを殺そうとしていたチャーリーは、その一部始終を見ていた。ジャックにはアリス殺害が成功したと告げ報酬をもらう約束をし、一方でネイソンに2人の犯行を撮影した写真を送りつけ、25万ドルを脅し取ろうとする。
ジャックのところにはアリスを心配したディランが現れ、アリスはチャーリーに殺されたと聞き(アリスが密かに生きていることは誰も知らない)ジャックを射殺してしまう。さらにチャーリーを殺すため、報酬を受け取りに来るチャーリーを待ち伏せする。
ネイソンは金の受け渡し場所でチャーリーを殺そうとするが、逆にチャーリーに殺害される。怪我を負いながらも25万ドルを手に入れたチャーリーは、ジャックの店へ向かう。事務所でジャックの射殺体を見たチャーリーは、たまたまやってきたブルースを殺害。そのままルーシーの隠れ家へ向かう。ディランはチャーリーの車を追いかける。
ようやく崖から這い上がってきたアリスは、ディランの車を見かけて後を追う。ルーシーは隠れ家に現れたチャーリーを見て、驚きもせずにキスをする。実はルーシーとチャーリーは事前に通じ合っていた。しかし予想外のことがいろいろと起こり、2人は決裂する。
玄関を出たチャーリーにディランが銃口を向ける。しかしチャーリーに抵抗され、ディランはルーシーの頭を撃ち抜いてしまう。チャーリーはディランを撃ち殺そうとするが、後方からアリスに襲われ、階下に転落。ディランとアリスは25万ドルを持って、車で走り去る。チャーリーは重傷を負いながらもしぶとく生きており、電話に出て次の依頼を受ける。
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
少々強引ではあるが…
あらすじは時系列に沿って書いているが、実際の物語は群像劇の形式をとっており時系列もバラバラだ。それでも分かりにくいようなことはなく、そのあたりはうまくまとまっている。
前半は少々退屈に感じるが、それぞれの関係性や裏事情が見えてくると先が気になり始める。後半に向かって話のテンポもどんどん良くなり、各自の動きも激しくなるのでそれなりに引き込まれる。あの状況でアリスが生き延びていることや、この町にはブルース以外の警察はいないのか?というようないくつかの疑問点は頭をよぎるが、コメディだと思って軽い気持ちで見れば、許せる範囲ではある。
何となくサイモン・ペッグが演じるチャーリーのキャラにごまかされているような気がしないでもないが…。
不死身の女アリス
チャーリーは場数を踏んだ凄腕の殺し屋なだけあってしぶとい。しかし彼以上にしぶといのが旦那と義理の妹夫婦から命を狙われているアリスだ。
思えばアリスはずっとひどい目に遭っている。旦那に殴られ、首に注射され、車のトランクに押し込められ、ルーシーからボコボコに殴られ、火だるまの車から崖に投げ出されてしまう。しかも彼女は妊娠中。それでも彼女は流産することもなく崖下から這い上がり、さらには全速力で走ってきてハンマーでチャーリーに襲いかかる。
最後は愛するディランもお金も手に入れて、めでたしめでたしのようなことになっていたが、ディランは腹を撃たれている。チューする前に“怪我は大丈夫?”という一言があっても決して不思議ではない。しかし彼女は嬉しそうにディランの耳元で何かを囁く。おそらく“お腹にベイビーがいるのよ”とか何とか言ったに違いない。肉体も精神も不死身のアリス。チャーリー以上にすごい殺し屋になれそうだ。
明るい雰囲気の作品なのに血しぶきや派手な殺し合いなどかなりバイオレンスなシーンが続き、そのギャップがめちゃくちゃ面白かったです。
殺し屋のチャーリーを演じるサイモン・ペッグのおかげで、全体的に見やすくてまとまりがある作品になっているように感じましたが、アリスのキャラクターもかなりしぶとくて笑ってしまいます。殺されないし、妥協しないし、結果的に自分の欲しいものは全て手に入れる強欲な感じでしたが嫌味がないので楽しく見られました。(女性 30代)
映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』 まとめ
どう考えても非現実的な娯楽映画なので、サラッと見るのがいい。ただしバイオレンス・コメディではあるので、血しぶきが苦手な人には無理だ。ネチネチした拷問や変態チックな殺し方は嫌いだが、銃でバーンは全く問題ないという人には大丈夫。血は飛び散っても演出が軽いので、目を覆いたくなるようなシーンはない。
それにしても海沿いのロケーションは素晴らしい。血なまぐさい殺しの合間に美しいブルーと白い砂浜の景色が入ると目の保養になる。話と海は特に関係なかったが、暗い山中なんかがロケ地でこの内容だと見る気がしない。海でよかった。
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