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映画『近距離恋愛』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『近距離恋愛』の概要:大学生の頃、トムとハンナは最悪の出会い方をするが、親友として長い歳月を共に過ごす。だが大人になり、ハンナが出張に行っている間に、トムはハンナを好きなことに気付く。しかし、戻って来たハンナは婚約者を連れており、トムは花嫁付添人のリーダーを任される。

映画『近距離恋愛』の作品情報

近距離恋愛

製作年:2008年
上映時間:101分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:ポール・ウェイランド
キャスト:パトリック・デンプシー、ミシェル・モナハン、ケヴィン・マクキッド、キャスリーン・クインラン etc

映画『近距離恋愛』の登場人物(キャスト)

トーマス・トム・ベイリー・Jr(パトリック・デンプシー)
女好きで遊び人。大学生の頃にハンナと知り合い親友となる。ハンナが出張に行って離れている間に、ハンナを好きなことに気付く。
ハンナ(ミシェル・モナハン)
真面目な女性。美術館で働く。出張先で知り合ったコリンと婚約する。
コリン・マクマーレー(ケヴィン・マクキッド)
スコットランドの公爵。ハンナと恋に落ち、すぐに結婚を決める。
メリッサ(ビジー・フィリップス)
ハンナの従妹で花嫁付添人。昔トムの事が本気で好きだったが、遊んで振られた為、未だに根に持っている。

映画『近距離恋愛』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『近距離恋愛』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『近距離恋愛』のあらすじ【起】

1998年のコーネル大学。仮装パーティーが開かれている中、トムはモニカからお誘いを受け、意気揚々と寮室を訪れる。だが、ベッドに入るとそこに居たのはハンナで、香水スプレーを吹き掛けられ撃退される。

トム達は談話ルームに移動する。トムは目を洗いながら軽く口説くが、ハンナはトムの事を「新入生とエッチしまくる4年生」として知っていたので鼻で笑う。美術専攻のハンナはトムの顔を見てバランスが崩れていると話し、その為、自己満足を得るのに無意味なセックスをするのだと伝える。トムは正直に話すハンナのことが気に入り、2人は“友達”になる。

大人になったトムは、美術館で働くハンナを誘い朝食に出掛ける。自身が女性と気軽な恋愛を楽しんでいる事も話しているし、ハンナの恋愛事情も知っていた。何でも知っている2人は、親友として気心の知れた仲だった。

トムは父親の結婚式の付き添いをハンナに頼む。父親が若い女性と6度目の結婚をするのだ。女性は結婚式前に車の中から婚前契約を求め、父親も代理人を通しながら、まるでセリのように話をつける。愛の無い結婚に、トムは父親を心配する。

結婚パーティーで、トムはハンナとケーキを交換しながら食べていた。だがそこに、トムの追っかけの女性が現れる。トムは咄嗟にハンナと踊って身を隠す。ハンナは踊りに酔いしれるが、トムは女性が出て行くと体をさっと離してしまう。

トム達はパーティーを抜け出し、町を散歩する。ハンナはスコットランドに6週間出張に行く事を伝える。トムはハンナが居ないと生きていけないと、冗談を言って笑う。

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映画『近距離恋愛』のあらすじ【承】

ハンナは飛行機に乗っていた。“携帯の電源はお切り下さい”というアナウンスが流れ、携帯を取り出す。待ち受けにはトムとのツーショット写真があり、ハンナはそれを見て微笑む。

トムは友人達とバスケットボールをして遊ぶ。友人達は結婚がいいと言う奴と、遊びのままがいいと言う奴の意見で2つに割れる。トムはその両方を手に入れている気でいたが、ハンナはいつまでも付き合ってくれないと言われ不安になる。

トムは女性と出掛けるが、自分を理解してくれない女性ばかりだった。ハンナと連絡を取り合うが、時間が合わなかったりして上手く通じ合わない。

トムは公園でボートに乗ろうとしている老夫婦を助ける。ボードに乗った老夫婦は、微笑み合い幸せそうだった。それを見たトムは友人達に、女性と遊ぶ事を止め、ハンナが戻ってきたら結婚せず一緒に暮らす事を決めたと告げる。

ハンナの帰国連絡があり、トムは花を持って意気揚々と出掛ける。だが、レストランで待っていたハンナの横には男性が居た。トムは動揺してウエイトレスにぶつかってしまう。トムは何とか平静を取り戻して3人で食事をする。だが、2週間後に行う結婚式の花嫁付添人を頼まれた時に、動揺が頂点に達する。トムが席を立つと、またウエイトレスにぶつかってしまう。

トムが友人に相談すると、付添人として準備を手伝っている間にハンナを取り戻せと言われる。

トムは他の3人の花嫁付添人(メリッサ・ステファニー・ヒラリー)と顔合わせを行う。だが、ハンナが席を立った時に、トムとハンナの従妹のメリッサは険悪な空気になる。昔、トムが遊んで振った事を根に持っているのだ。あまりに話が進まないので、ステファニーがハンナの為に仲良くしてと言って怒る。2人はそれを受け入れる。

ハンナに頼まれ、トムはコリンをバスケットボールに誘う。バスケット初心者のコリンに、トム達は大人げないプレーを行う。だが、コリンがダンクシュートをすることが出来ると判明して、形勢が逆転する。落ち込むトムに友人のデニスは、探偵を雇う事を勧める。何か探れば出るだろうと言われ、トムは投げやりな気持ちで雇う事を承諾する。

映画『近距離恋愛』のあらすじ【転】

トムの部屋でハンナの結婚パーティーが行われる。コリンから花とメッセージカードのプレゼントが届き、トムは苦い思いをする。そこに余興の女性が現れるが、アダルトグッズの販売員だった。ハンナはショックを受けてトムを責める。トムがメリッサに嵌められたと言っても信じてくれない。トムは友人に相談するが、ハンナを振り向かせるには筆頭の花嫁付添人を全うするしかなかった。

トムはデニスからコリンの報告を受けるが、軍の名誉勲章もありどこにも欠点が無かった。友人達はトムを励まし、付添人について詳しくまとめられたDVDを贈る。

トムは花嫁付添人としてハンナの買い物に付き合う。そして、付添人になって結婚への思いが変わったと、ハンナに伝える。買物が終わりデパートの外へ出た時に、ハンナから明日ニューヨークを立ちスコットランドに永住する事を聞く。コリンの家業を手伝う為だった。トムはショックを受けるが何とか笑顔を保ち、タクシーに乗るハンナを見送る。

トムは父親に辛い気持ちを曝け出す。そんなトムに父親は、世界で唯一愛した女性はお前の母親だと話した。だが、出て行ってしまった妻は帰って来ず、そのまま帰らぬ人になった事をずっと後悔していると打ち明ける。父親は息子を抱きしめると、軽く頬を叩いて発破を掛ける。

映画『近距離恋愛』の結末・ラスト(ネタバレ)

トムは友人達に見送られ、スコットランドへ旅立つ。道中の船には可愛い犬が乗っており、愛していると撫でてあげる。

トムは結婚前に競技会を行う事を知る。そこで優勝して花婿としての力量を示すのだ。トムは優勝を狙い競技会に参加して、綱引きや砲丸投げなどを行う。順調に勝ち進むが、最後の丸太投げで車を破損させてしまう。優勝者はコリンに決まる。

ハンナ達は結婚前の晩餐会を行う。だが、ハンナはそこでコリンとの溝を感じてしまう。簡単にケーキを交換できなかったり、鹿を打ち殺した瞬間の映像を見せられたりして動揺する。

ハンナが部屋にいると、アルバムを持って母が訪ねて来る。2人で写真を見ながら昔を懐かしんでいると、パパはトムと結婚すると思っていたという話を母から聞く。初めて聞く話にハンナは驚く。

トムは電話で友人達に発破を掛けられ、ハンナを散歩に誘う。ハンナが誓いの言葉を相談している時に、トムは君が必要だと思いを伝える。だが、そこに女性達が現れ“祝言回り”にパブへ行く事になる。コインを入れて花嫁のキスをもらうのだ。トムもコインを入れてハンナにキスをする。

夜、トムの部屋に酔っ払ったキャサリンが現れ、トムはベッドに押し倒される。だが、そこにハンナが現れて誤解を受ける。ハンナは部屋へと戻り、引き籠ってしまう。トムはドアの外で必死に許しを請うが、ハンナは心から愛する人を求めていると話し、コリンと結婚する事を伝える。

次の日、トムは付添人を降りて車へと乗り込む。だが、途中で羊の群れが現れ、足止めを食らう。そこに犬が現れて撫でている時に、ハンナにきちんと愛していると言っていないことに気付く。トムは慌てて引き返すが、船が行ってしまい教会には車で1時間30分かかると言われる。トムは偶々居た馬を買い取り、結婚式へと急ぐ。

馬から振り落とされたトムは、結婚式場に落下する。そして、列席者達が驚く中、ハンナが理想の女性だと話して愛していると伝える。ハンナもそれを受け入れる。ハンナはコリンに謝罪をすると指輪を返す。コリンは母から殴れと言われ、トムを殴り飛ばす。

皆が祝福する中、ハンナとトムは結婚式を行う。結婚初夜、トムは電気を点けて正しい相手か確認をした。ハンナは正しい相手だと微笑むとそっと電気を消した。

映画『近距離恋愛』の感想・評価・レビュー

予めラストが分かってしまう、ラブコメディ映画です。安心して観れる分、先が分かってしまうので面白みには欠けてしまうのかもしれません。どちらかというと、男性目線で作られた映画かもしれません。

この映画を観ていると、男女間では友情は成立しないんじゃないかと思えてきてしまいます。失くしてから、本当の大切さに気づかされます。(女性 30代)


くすっと笑える部分もあったが、いつの間にか必死なトムのことを自然と応援していた。きっと初めて出会ったときから、トムにとってハンナは特別な人だったのだろうなと思う。父親が結婚と離婚を何度も繰り返していれば、トムのように結婚に夢を見なくなっても仕方がないと思った。
ミシェル・モナハンが相変わらず素敵で、知的で真面目そうだが笑うと可愛らしい人だなと思った。ハンナのキャラクターにピッタリ合っていて良かった。(女性 30代)


アメリカのラブコメでよくある結婚式の付添人問題。日本の結婚式では友人たちが結婚式をプロデュースする事ってかなり珍しいですが、アメリカでは一般的なお話のようです。
男性が昔の元カノに付添人を頼むストーリーは何度か見た事がありましたが、花嫁が友人の男性に付添人を頼む物語はかなり新鮮で見ていて本当に楽しかったです。
分かっていても、ハッピーエンドで終わるラストは気持ちがいいですよね。(女性 30代)

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