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映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』あらすじとネタバレ感想

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』の概要:ジェット・リー主演の2001年公開の香港アクション映画。レオンのリュック・ベッソンが製作で麻薬捜査のためにパリに来た捜査官が、警察官に騙され戦っていくストーリー。

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』 作品情報

キス・オブ・ザ・ドラゴン

  • 製作年:2001年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:クリス・ナオン
  • キャスト:ジェット・リー、ブリジット・フォンダ、チェッキー・カリョ、ローレンス・アシュレイ etc

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のあらすじを紹介します。

麻薬捜査の捜査官として特別任務を任されたリュウ(ジェット・リー)は、北京からフランス警察の協力要請でパリにやってきた。
というのも、フランスと中国の間で麻薬の密輸を働いているギャングのソングという人物を協力して逮捕するためだった。

パリで現地の警察官リチャードと合流。
まさにソングを逮捕しようと張り込みをしていたその時、リチャードはソングを殺害。
さらにリュウにその罪を着せようとした。
実はリチャードは麻薬市場を独占する裏組織の警官だったのだ。

パリの歓楽街でエビセンベイの店を経営する人物を頼るリュウ。
リュウのように中国からの捜査でくる警察官を匿う任務を遂行する店だった。
そこでリュウは娼婦ジェシカと出会い、彼女もまたリチャードの策にはめられ娘を人質に取られたことを知る。

それを聞いたリュウは彼女の娘を助けるべく、リチャードの元へ向かう。
そして持ち前のスゴ技でバッタバッタと敵を倒していくのだった。

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映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ジェット・リーのアクションが映える映画

武術のスペシャリストジェット・リーの演技はメーカー見張るものがある。
とりわけアクションシーンは近年の香港映画で群を抜いて良いだろう。
体の小さな彼がダイナミックに欧米人と戦う姿はもはや美しささえ感じさせる。
リュック・ベッソンとジェット・リーが手を組むとこんなにもシンプルでいながら、アクションがド派手、な面白い映画できるのかと感心させられた。

納得いかないラスト

全体的にシンプルで何も考えないで見ていられるアクション映画である。
最初から最後まで楽しめる作りになっているのだが、ラストシーンが少々もの足りたない。
え?終わったの!?というくらいあっさり終わってしまい、ここだけ残念な感じが否めないのである。
もう少しラストを練って劇的に終わらせてくれたらもう少し記憶に残るものになっていたであろう。

悪役が見事

リュック・ベッソンの作品は悪役のキャラが無駄にたっている。
レオンの時もそうだが、演技が上手い俳優を起用したあげくバックグラウンドを紹介してみたりと何故か悪役に力を入れている。
本作品の悪役もかなり良い味を出している。
この悪役のおかげでジェット・リーのキャラも映えて見応えのある作りへと仕上げられているのだ。
良い映画は良い悪役、まさにそんな感じの映画である。

音楽センスの良さ

レオンもそうだがベッソン監督の映画は音楽が素晴らしい。
特に本作品はヒップホップの音楽がとりわけ格好よく、物語を相当もりあげえているのだ。
この辺りは監督のセンスの良さをかもし出していると同時に、シティ系の作風を演出している。


大きな盛り上がりは無いのに、こんなにも興奮するのはやはりジェット・リーのアクションが理由でしょう。ジェット・リーと言うと、どの作品でもあまり賑やかな印象は無く、寡黙で淡々と敵を倒していくという印象ですが、今作もまさにそうです。終始リュウのペースで進むので、余計なことを考えずに彼の美しいほど魅力的なアクションに集中して見ていられます。
簡潔にまとめられているので、少し物足りない感じもしますが、サクッと見たい時にはぴったりな作品です。(女性 30代)


ジェット・リーのカンフーアクションがとても華麗な作品です。彼の作品の中ではこれが一番ではないでしょうか。
リュック・ベッソン監督なので、終始シリアスで孤独なヒーローものです。厳しい境遇の女性が出てくるのもお約束。捻ったストーリーではないですが、ジェット・リーのカンフーアクションがアクションというより舞踏に近い美しさです。素朴で決して大柄ではないジェット・リーがアクションシーンでは非常に大きく見えます。乱暴に見えるはずのシーンが全くそう見えません。(女性 30代)

映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』 まとめ

この映画はカンフー映画にいれて良いものだろうか。
ジェット・リーが主演であるからカンフーに入るが、立派なフランス監督が演出するアクション映画である。
しかしながら、ジェット・リーが銃にも麻薬にも負けず持ち前のカンフーで闘うシーンは圧巻。
香港を代表する俳優である。
作品としても何も考えずに見て楽しめるエンターテインメントとして成立しているし、見ごたえもあり。
アクション好きにはたまらない1本になるだろう。
数々の名作に出演しているが、彼の魅力を発揮する1本。
武術映画を引退したジェット・リーのアクション映画を遡って見たいならまずこれである。

みんなの感想・レビュー

  1. 営業主任 より:

    この作品、銃撃戦が山ほどでてくるが、ジェット・リーは最後まで1発の銃弾も発射してないことに気付いてるひとはどれだけいるんだろう。