映画『ドランク・モンキー 酔拳』の概要:1978年制作の香港映画。ジャッキー・チェン主演で贈るカンフーコメディ作品で、実在した武闘家ウォン・フェイフォンの若かりし頃という設定で完全オリジナルのフィクション得映画である。
映画『ドランク・モンキー 酔拳』 作品情報
- 製作年:1978年
- 上映時間:103分
- ジャンル:アクション
- 監督:ユエン・ウーピン
- キャスト:ジャッキー・チェン、ユエン・シャオティエン、ディーン・セキ、ウォン・チェン・リー etc
映画『ドランク・モンキー 酔拳』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ドランク・モンキー 酔拳』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ドランク・モンキー 酔拳』のあらすじを紹介します。
小さな空手道場の師範の息子フェイ(ジャッキー・チェン)はカンフーの練習もろくにせず、自堕落な生活をしていた。
そんな矢先、町で喧嘩騒ぎを起こしたことから父親のウォンから勘当されてしまう。
金もなく、あてもないフェイは無銭飲食しようとした食堂で用心棒に半殺しにされる。
それを助けたのが泥酔しているように見える老人だった。
その老人はスウといい、ウォンの知り合いだったのだ。
酔えば酔うほど強くなる「酔拳」の使い手のスウは、ウォンから息子を鍛えてくれるようにお願いされているという。
厳しい特訓に耐えられず逃げるフェイ。
しかし殺し屋に襲われ、再びスウの元に戻ってきた。
そして今までにない努力で特訓を開始し、酔拳を自分のものに。
その頃、フェイを襲った殺し屋はウォンの元にやってくる。
父を助けるため、急ぐフェイ。
見事殺し屋を倒すのだった。
映画『ドランク・モンキー 酔拳』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ドランク・モンキー 酔拳』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
言わずと知れた名作
ジャッキー映画でこれが好きと言う人は、割りと多い。酔えば酔うだけ強くなると言う名台詞でお馴染みの本作はコミカルでいながら、主役が強いというところでファンが多いのだ。
初期のジャッキー映画は昔ながらのカンフー映画とコメディ要素が入っているのが醍醐味であり、今の手法とはまた違う。
というのも、この時代はジャッキーは一アクション俳優であり権限がないため自分の好みの映画には作れなかった。
その中でもこの作品などはコミカルなシーンも盛り込まれており、普通のカンフー映画と比べると見やすくオススメだ。
やはり修行シーンが楽しみの1つ
初期作品はいきなり強いものもある。
それらはジャッキー映画の醍醐味でもある修行シーンが一切無い。
それもそのはず、元々出来上がっているのだから当たり前だ。
しかし酔拳はがっつり修行シーンがあり、そこが目玉である。
師弟関係のあるカンフー映画はそこが面白い。
特に無駄に逆さまになったり、水を組んだりまさに実写のドラゴンボールだ。
本作品でも老人に技を教えてもらうところが面白く、またそれに繋がるラストシーンはワクワクしてしまう。
アイデア勝ち
この拳法のインパクトがとにかくすごい。
本当の話しなのかは知らないが、酔えば酔うほど強くなるなんて耳にも覚えやすい。
酒を飲んで強くなる設定だけならまだしも、戦いの途中に酒をくれ!と叫びグビグビのむ姿はコミカルでジャッキーらしさが溢れている。
当時はまだ好き勝手できないはずだが、この映画は一躍彼をスターダムにの仕上げたことは事実である。
今では修行シーンのあるカンフー映画は撮らなくなってしまったが、またぜひ観たいと思うのは自分だけだろうか。
映画『ドランク・モンキー 酔拳』 まとめ
ジャッキー映画のファンの人も、大して好きではないと言う人も面白かったランキング上位にあげる1つが本作品ではないだろうか。
お酒を飲めば飲んだだけ強くなると言う面白い発想の映画をコメディタッチで描いた映画で、初期のジャッキー映画の中でもとりわけわかりやすく、今の彼のテイストに極めて近いものである。
この作品にはパート2も存在するのだがらそちらはかなり大人になった、というよりも年をとったジャッキーの姿なので違和感を感じる。
物語は1とかわらず面白さは健在であるが、他の映画を差し置いてみるほどのものでもない。
是非酔拳からはいってほしい。
そしてジャッキー常識になっている1つ、吹き替え版の日本公開版を楽しんでもらいたい。
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