映画『酔拳2』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「酔拳2」のネタバレあらすじ結末と感想

酔拳2の概要:中国に実在した武道家をモデルにしたカンフー・アクション。酔拳の名手だが、いつも父親から怒られてばかりのフェイフォンは、長春から帰る汽車の中で軍人武道家フク・マンケイと奇妙な出会いをしたことから、国宝の密輸事件に関わり合うことになる。主演は前作『酔拳』同様、ジャッキー・チェンで、16年ぶりの続編。

酔拳2の作品情報

酔拳2

製作年:1994年
上映時間:101分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ラウ・カーリョン
キャスト:ジャッキー・チェン、アニタ・ムイ、ラウ・カーリョン、ティ・ロン etc

酔拳2の登場人物(キャスト)

ウォン・フェイフォン(ジャッキー・チェン)
主人公で酔拳の達人。いたずらな性格で悪知恵に長け、駅の税関で税金を逃れようとしたことが原因で、英国領事館の一味が企む国宝密輸事件に巻き込まれる。しかし、敵にフク・マンケイを殺されると、愛国心に目覚め、敵と戦う。中国清朝~中華民国の時代の武道家、ウォン・フェイフォン(黄飛鴻)がモデルになっている。
リン(アニタ・ムイ)
フェイフォンの継母。夫のケイインの前では淑女を装っているが、夫の留守に麻雀をしたり、フェイフォンに喧嘩をするよう仕掛けたりと、破天荒な行動をとる。しかし正義感も強く、領事館の密輸を暴くために立ち上がったフェイフォンに協力する。お腹の中にフェイフォンの腹違いの弟がいると言っているが、それが本当なのか、フェイフォンを父親の折檻から救うために咄嗟に言ったことなのかは、定かでない。
フク・マンケイ(ラウ・カーリョン)
中国の国宝を国外へ密輸しようとする英国領事らの企みを阻止するため、活動している武道家。フェイフォンの父・ウォンは、彼の名を聞き「偉大な軍人武道家」と言っている。街の茶屋でフェイフォンと2人きりのところを、ジョンに雇われた殺し屋たちに襲われるが、フェイフォンと協力して脱出。しかしその直後、領事館の役人らに銃で撃たれ、死亡する。
ウォン・ケイイン(ティ・ロン)
フェイフォンの父親。拳法の達人で、民兵の教官をしているが、本業は医者。息子のフェイフォンに対するしつけは厳しく、酔拳の使用も禁じている。しかし、怒りに任せて息子を勘当しても、使用人に後を追わせる優しさも見せる。威厳があるように見えて、フェイフォンやリンの企みに簡単に騙されてしまう単純さも持つ。
諜報員(アンディ・ラウ)
軍閥の将軍の息子で諜報員。列車の中で英国領事館の役人たちの執拗な尋問を受け、窮地に陥っていたフェイフォンたちを助ける。
ツァン(フェリックス・ウォン)
市場で魚屋を営む若者。ケイインの拳法の弟子で、ケイインに代わり道場で指導も行っている。ファンに恋心を抱いているが、ファンがフェイフォンから酔拳を習いたがっているのに嫉妬し、ツァイ拳でフェイフォンに勝負を挑む。しかし、英国領事館の悪行を暴くため、最後はフェイフォンに協力して戦う。
ファン(ホー・ヨンファン)
市場で薬用のヘビやキジなどを売る若い女性。フェイフォンから酔拳を習いたがっており、英国領事館の悪行を暴くフェイフォンにも協力する。
ジョン(ロー・ワイコン)
中国人でありながら、英国領事の手先となってさまざまな悪事を働く売国奴。しかし拳法の達人で、特に足技を得意とし、多彩な蹴りでフェイフォンを翻弄する。一度、酔ったフェイフォンを叩きのめして晒し者にしたが、2度目の対決でフェイフォンの酔拳に敗れる。
ヘンリー(ホスン・パク)
ジョンの手下。製鉄所の監督になり、従業員たちに残業を強いる。また、国宝の密輸出などジョンと英国領事館の悪事にも加担している。
ツォウ(チャン・チーコン)
ウォン家の使用人。ケイインには頭が上がらず、リンから「日頃の恩をいまこそ返しなさい」と言われてフェイフォンの身代わりになるよう言われても、最後にはフェイフォンを裏切って我が身の安定を図る小心者。
フォウ(チン・カーロウ)
フェイフォンの仲間で、製鉄工場で働き、始業・就業の鐘を鳴らす役目を担う。英国領事らの密輸の証拠を掴んだところで役人たちに見つかるが、ケガを負いながらもその情報をフェイフォンに伝える。拳法の心得もあり、最後は不正を暴くためにフェイフォンたちと戦う。

酔拳2のネタバレあらすじ

映画『酔拳2』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

酔拳2のあらすじ【起】

ウォン・フェイフォンは、医師である父のケイイン、使用人のツォウと共に漢方薬の買い出しに来ていた。長春駅から汽車で帰ろうとするところへ、駅の税関で荷物のチェックを受ける。

高価な人参などは税金がかけられる。父のケイインは正直な人間なので、人参を申告して税金を払おうとするが、ずる賢いフェイフォンは、税金を払わずに済むよう、同じ汽車に搭乗する英国領事の荷物の中に人参を忍ばせ、税関をぶじ通過させた。

汽車に乗ったフェイフォンは、人参を取り戻すため、停車駅で領事の荷物置場に忍び込む。ところがそこには泥棒がいて、人参を盗んで列車の窓から逃げ出していった。しかし、荷物の中にはもう1つ、同じ箱の包みが入っていて、フェイフォンはそれを人参の入った包みだと思い込み、自分の腰に縛り付ける。

そこへ領事たちが戻ってきたため、フェイフォンはその泥棒の後を追い、窓から逃げ出す。そのついでに泥棒を捕まえようとするが、泥棒は拳法に通じており、抵抗してなかなか捕まらない。

停車駅近くの小屋にその泥棒を追い込んだフェイフォンは、得意の酔拳でその泥棒を捕まえようとする。しかしその泥棒もフェイフォンと互角以上に渡り合い、結局引き分けのまま汽車が出ようとしていた。その泥棒は、フェイフォンの酔拳が力不足だと言い残して、去っていった。

汽車に戻ったフェイフォンたちの所へ、英国領事館の役人たちが憲兵を連れて検問に回ってきた。領事の荷物から大事なものが盗まれたと言う。フェイフォンが、人参が入っている箱を開けると、中には奇妙な石のようなものが入っていた。フェイフォンは、役人が探しているものがこれだとわかり、その箱の中を見せないでとぼけようとする。しかし役人は、執拗にその箱を開けてみせろと迫った。

そこに同乗していた中国人の男が近寄ってきて、憲兵に「彼は私の友人で、泥棒ではない」と言い、フェイフォンたちの危機を救う。その役人は軍閥の将軍の息子で諜報員だった。さすがの役人や憲兵たちも将軍の息子には手が出せない。彼らはフェイフォンたちの取り調べを諦め、去っていった。

領事の荷物から盗み出されたものは、皇帝の玉璽だった。中国の皇帝の玉璽は、権威の象徴で王冠にも匹敵する。領事はそれを密かに中国から英国に持ち帰り、大英博物館の展示物にすると英国首相に約束していたのだ。

酔拳2のあらすじ【承】

フェイフォンたちが家に戻って数日後、ケイインの患者が、人参を取りにやってきた。慌てたフェイフォンは、継母のリンに人参がないことを打ち明ける。そこでリンも策を弄し、庭に植えてあった植木の根っこを切り出して、それを人参だと偽り、患者に渡した。

その頃、英国領事の経営する製鉄所では、生産性が上がらないことを理由に、従業員に残業を強制していた。逆らう従業員たちを、新任の監督ヘンリーが暴力で脅した。

また、英国領事館の向かいにはケイインの拳法道場があり、夜でも多くの弟子が掛け声とともに拳法の練習に励んでいた。英国領事は、その掛け声がうるさくて眠れないと言い、配下の役人たちに、ケイインの道場がある土地を買い取るよう命令する。

数日後、フェイフォンは継母のリンと、市場へ買い物に来ていた。ファンの店で蛇の肝とキジを買ったフェイフォンが、ファンと親しく話をしていると、魚屋のツァンが言いがかりをつけてくる。ツァンはファンに好意を抱いており、ファンがフェイフォンから酔拳を習いたがっていることが気に入らなかった。

酔拳など大したことない、と言ってフェイフォンを挑発し、自分のツァイ拳で勝負を挑んでくるツァン。しかしフェイフォンは酔拳を使わず、ツァンを適当にあしらう。ツァンは、父ケイインの道場の師範でもある。そこで彼の面子を立てて、フェイフォンは「引き分けだ」と言ってその場を素早く立ち去って行った。

リンは、自分の持っていたネックレスを知り合いに売ろうとしていた。その金で人参を買い、患者に渡した偽の人参を、本物の人参と交換するつもりだったのだ。そしてフェイフォンと共に、ある茶館に入る。そのとき、英国領事の配下がすれ違い、フェイフォンに気づく。そして、ヘンリーとその手下を呼びに行く。

ヘンリーたちは、リンがネックレスを取引する現場を見て、「高価なものを売買している」と言い、リンが売っている品物がネックレスではなく、自分たちが探している玉璽ではないかと勘違いした。そして、ヘンリーの配下の1人が、ネックレスの入ったカバンを奪って逃げる。

フェイフォンは、慌ててその泥棒を追い、カバンを奪い返すが、今度はヘンリーの別の仲間が、フェイフォンの前に立ちふさがる。ヘンリーは、泥棒を追うフェイフォンが自分たちにぶつかったので、そのお詫びをしろと迫る。

フェイフォンは軽く受け流してその場を去ろうとするが、ヘンリーたちはしつこくフェイフォンに言いがかりをつけてきた。その様子を見ていたリンは、ヘンリーたちは泥棒とグルだと言って、フェイフォンに「やっておしまい」と命令する。

継母の許可を得たフェイフォンは、暴れ回る。リンは、酔拳で相手を倒せとフェイフォンに命令する。フェイフォンは父のケイインから禁止されている酔拳を使うことをためらうが、リンがそう言うので、酔拳を使って戦った。

周りでそれを見ていた野次馬の中には、フェイフォンの酔拳を「見事だ」と褒める一方、「少し力不足だ」と指摘する人もいた。それを聞いた母親は、フェイフォンに酒の瓶を数本投げ渡す。それを受け取ったフェイフォンは、強い酒を一気に煽り、酔っ払った。酒に酔ったフェイフォンの酔拳は本来の威力を発揮し、ヘンリーとその仲間たちを次々と倒していった。

そこへケイインが現れる。ケイインは、フェイフォンが酔拳を使っているのを見て、その争いを無理矢理止めさせると、酔ったフェイフォンを家に引きずって帰っていった。

家に帰ったケイインは、フェイフォンを折檻するが、酔っ払っているフェイフォンには、父親の叱責があまり応えない。そこでケイインがより厳しく叱ろうとすると、リンが、息子の失敗は自分のせいだと言ってフェイフォンをかばおうとする。

そこでケイインが、リンを叱ろうとすると、リンは、自分のお腹の中に子供がいると打ち明け、それでも打つなら打ちなさいと言って開き直る。さすがにそれにはケイインも困り果ててしまった。

そこへ、フェイフォンが偽の人参を渡した患者の妻がやってくる。そしてフェイフォンが渡したのは人参ではなく毒のある木の根で、それを飲んだ夫は寝込んでしまったと告げる。ケイインは平謝りに謝って、解毒剤をすぐに届けるよう家人のツォウに命じる。

怒り心頭したケイインは、酔っ払っているフェイフォンに紹興酒の瓶を持って近づき、「そんなに酒が飲みたいなら好きなだけ飲め」と言って、フェイフォンの顔の上から大量の酒を浴びせかける。そしてへべれけに酔っ払ったフェイフォンを家の外へ放り出し、勘当だと告げる。フェイフォンは酔っ払ったまま何処かへ去っていった。

酔拳2のあらすじ【転】

その夜、飲み屋で1人酒を飲むフェイフォンの姿があった。酔っ払った彼は、父親を恨む歌を口ずさむ。そこへ、昼間フェイフォンにさんざんにやられたヘンリーとその一味がやってきた。ヘンリーは、ボスのジョンを連れて来ていた。ジョンは拳法の達人で、特に蹴り技を得意としていた。

フェイフォンに戦いを挑むジョン。フェイフォンを挑発して、酔拳を使えと言うが、フェイフォンは、酔拳が父親から禁じられていると言って戦おうとしない。怒ったジョンは、得意の足技でフェイフォンを叩き伏せる。

ヘンリーは、手下にフェイフォンを殺してしまえと命令するが、ジョンはそれを制し、殺さずに晒し者にしろと命令する。翌朝、服を剥ぎ取られて裸のまま宙づりにされたフェイフォン。そのフェイフォンの腰には「酔拳の達人」という文字の書かれた褌がぶら下げられた。

辱めを受け、世間の晒し者になったフェイフォンは、家に閉じこもってしまった。しばらくしてケイインに詫びを入れようと庭に出てきたフェイフォンは、ケイインが客人たちに話をしているのを聞く。

ケイインがフェイフォンの酔拳を禁じるのは、酔拳は大量に酒を飲むと威力を発揮するが、痛みを感じなくなり、感覚が麻痺するから、ということだった。そのため、フェイフォンの身を案じて、酔拳を使わせないようにしているのであった。ケイインの真意を知って、フェイフォンは、泣きながらケイインに頭を下げた。

フェイフォンの家に、列車から人参を盗んだ泥棒が訪ねてくる。リンは、怪しい奴だと思い、追い返そうとするが、抵抗してくるため、その泥棒と拳法で戦う。さらにフェイフォンもリンの助太刀をするが、泥棒は拳法の技に精通しており、歯が立たなかった。

そこでケイインが泥棒に勝負を挑む。達人同士の戦いは、一進一退でなかなか勝負がつかない。そこで2人は戦いをやめ、互いの名を名乗る。まずケイインが名乗ると、その泥棒は「民兵の教官ですな」と言って敬意を示す。そして自分の名を告げる。フク・マンケイという、その名を聞いたケイインは、有名な軍事武術家であることを知り、頭を下げる。2人は互いに意気投合し、ケイインはフェイフォンに命じて玉璽をマンケイに渡した。

マンケイと打ち解けたフェイフォンが、茶屋でマンケイに、なぜ玉璽を盗もうとしたのか尋ねると、マンケイは、国の大事な宝を外国に持っていかせてはならないと話す。父のケイインから愛国心の大切さを教育されてきたフェイフォンは、マンケイの意見に同意する。

そのとき2人は、茶屋の中に他の客がいなくなり、店の外にも人気が全くないことに気づき、警戒する。すると武器を持った大勢の男たちが、店の中に乱入してきて2人を襲った。

2人は協力して戦うが、多勢に無勢で次第に追い詰められる。そしてマンケイは、背後から斧で背中を刺され、玉璽を奪われてしまう。フェイフォンも手に怪我を負っていたが、2人で協力して何とか店を脱出し、別れてそこから脱出を図った。ところがマンケイは、領事館の憲兵に見つかり、銃で撃たれてしまう。なんとか敵の追撃を振り切ってマンケイの元へやってきたフェイフォンの目の前で、マンケイは絶命した。

酔拳2のあらすじ【結】

マンケイの意思を継ぐため、フェイフォンと魚屋のツァンは、英国領事館に忍び込む。しかし、2人は領事館の役人やジョンたちに捕まってしまう。2人は牢の中でジョンの手下たちにさんざんに殴られる。そして領事は、ケイインに対し、フェイフォンの身柄と引き換えに 彼の持っている土地を売るよう告げる。

フェイフォンたちには、領事館への不法侵入の罪がかけられていたため、ケイインの土地もタダ同然の値段で要求してきた。しかしケイインは仕方なく、土地を売ることでフェイフォンを解放してもらう。フェイフォンは父親が大事な土地を売って自分を救ってくれたことに感謝すると同時に、自分の軽率な行動を、ひどく後悔するのであった。

その頃、製鉄所では、従業員が強制的に解雇通告を受けていた。製鉄所の上層部の不穏な行動を察知したフォウは、工場から出荷される鉄棒の箱の中に、密輸品の国宝類が隠されているのを発見する。そこでフォウはヘンリーの手下に見つかり、暴行を受けそうになるが、仲間の従業員の助けで逃げ延び、事態をフェイフォンに知らせた。

皇帝の玉璽の件からは手を引こうと決めたフェイフォンだったが、領事と役人たちの横暴には我慢できなかった。そこでフェイフォンは父親の留守を狙い、ツァンや仲間とともに工場に出かけ、国宝を取り戻そうとする。ジョンの手下たちや警備兵が行く手を遮るが、それらをツァンたちに任せ、フェイフォンは1人工場の中に侵入する。

工場にはジョンの手下で怪力の拳法の使い手がいて、鎖を振り回し、フェイフォンを阻止しようとする。しかしフェイフォンは、苦戦しながらもその怪力男を倒す。

さらにフェイフォンを待ち構えていたのは、先日酒場でフェイフォンを晒し者にしたジョンだった。ジョンは多彩な蹴りを繰り出してフェイフォンを苦しめる。さらにヘンリーが焼けた鉄棒などを使ってフェイフォンの邪魔をする。フェイフォンは思わず燃え盛る石炭の中に落ちて手に火傷を負ってしまう。

ピンチに陥ったフェイフォンは、工業用のアルコールを発見し、それをがぶ飲みする。酒ではなかったが、アルコールで酔っ払ったフェイフォンは、ついに酔拳を使い、ジョンに立ち向かう。ジョンは同じように蹴り技を繰り出してくるが、酔拳の本領を発揮したフェイフォンには通用しなかった。そして酔拳の秘伝・酔八仙の拳で、フェイフォンはジョンを倒すのだった。

事件はフェイフォンの活躍によって無事解決した。実はこの話には後日談があって工業用のアルコールを飲んだフェイフォンは、その後失明し、頭もおかしくなってしまった。しかし、このブラックなエンディングは、オリジナル版だけに収録され、海外に輸出された映像からは削除された。そしてジャッキー・チェン自身も、この結末については封印したと言われている。

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