映画『こどもつかい』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「こどもつかい」のネタバレあらすじ結末と感想

こどもつかいの概要:子供に恨まれた大人が変死を遂げる事件が多数発生。事件について調査を開始した新聞記者は、保育士の恋人が呪いをかけられたことを知り、彼女を救うべく謎の解明に奔走する。子供の虐待をテーマに描かれた、ちょっと切ないホラー作品。

こどもつかいの作品情報

こどもつかい

製作年:2016年
上映時間:111分
ジャンル:ホラー
監督:清水崇
キャスト:滝沢秀明、有岡大貴、門脇麦、根本真陽 etc

こどもつかいの登場人物(キャスト)

こどもつかい(滝沢秀明)
子供の恨みを叶える人ではない者。本性は人形使いの人形で、黒いマントと黒猫の道具を多数所持している。自分だけの不思議な世界を持ち、人を呪い殺すほどの力を持っている。
江崎駿也(有岡大貴)
新聞記者。尚美の彼氏で変死事件を追っている。恋人が呪いをかけられたことで、謎の解明をすることになる。
原田尚美(門脇麦)
幼稚園の先生。幼い頃、母親に虐待され育った過去を持つ。実はこどもつかいと会ったことがあり、母親を呪い殺している。駿也の子供を妊娠中。
笠原蓮(中野遥斗)
母子家庭で母親から虐待されている。優しくしてくれる尚美に懐き、母親になって欲しいと希望するも拒絶される。そのことで尚美を恨み、こどもつかいを介して尚美に呪いをかける。
小松洋子(西田尚美)
幼稚園の先生で尚美の先輩。何かと蓮を気にかける尚美に深入りしないよう、忠告している。尚美と駿也の友人でもある。

こどもつかいのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『こどもつかい』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

こどもつかいのあらすじ【起】

離婚の傷心から自分の子供を虐待していた母親が突然、子供がいなくなったと騒いだ日から3日後、変死を遂げた。
第一発見者は隣室に住む女子中学生で、日頃から隣室の母親が子供に怒鳴り散らしているのを聞いていたと言う。

新聞記者の江崎駿也は第一発見者である女子中学生から変死事件の取材を行い、行方不明になった子供を最初に発見した者が3日後に変死を遂げる“トミーの呪い”というものがあるのを知る。何の根拠もない噂話では記事にならないが、行方不明になった子が発見された後、耳に残る歌を口ずさんでいたと聞き、子供が唄っていた歌の分析をすることにした。

駿也の恋人である原田尚美は幼稚園にて保育士をしている。彼女は母親から虐待されている様子の笠原蓮という少年に、幼い頃の自分を重ね合わせ何かと気にかけていた。その日も仕事終わりに蓮を連れて彼の家を訪ねた尚美だったが、留守だったため、その夜は自宅へ泊めることにした。

翌日、幼稚園に警察がやって来て、蓮の母親が自宅で亡くなっていたことが知らされる。それも死亡時刻は昨夜、尚美が訪ねた時間帯であった。
母親を失った蓮は施設へと預けられることになり見送りをした尚美だったが、蓮は彼女を母親と言って離れようとはしない。困り果てた尚美は思わず蓮を拒絶し、彼の心を裏切ってしまうのだった。

こどもつかいのあらすじ【承】

一方、駿也の友人が万引きをした少女に性的虐待をしていたことが判明。彼はそのせいで子供から恨まれ、呪いによって変死を遂げる。
帰宅後、互いに状況の報告をし合った尚美と駿也。謎の歌について尚美が知っていたようだったので、詳しい歌詞を検証すると上之郷サーカスのことを唄っていることが分かる。

ネットにて検索すると昭和32年、伊勢の上之郷に人気を博したサーカス団があったが、火事で潰れたことが記されていた。駿也は早速、朝になったら伊勢に行くと尚美に告げる。だがその時、居間のソファーにいるはずのない蓮が突如、姿を現して例の歌を口ずさんだ。直後、電話にて先輩保育士の小松洋子から養護施設へ移動中の車内で、蓮が忽然と姿を消したと知らされる。尚美は洋子に蓮の面倒を頼むと、駿也と共にすぐさま伊勢へと向かった。
蓮に呪われてしまった尚美には、もう3日しか時間が残されていないのである。

翌日には伊勢に到着。調べにより上之郷サーカス団創設者の息子がまだ存命中であったため、自宅を訪ねた。サーカス団は彼が幼少期の頃、最盛を誇っていたらしく、中でも人形使いトミーのショーが子供達には人気だったようだ。当時、客寄せのために歌われていたのが、例の歌だったと言う。しかし、営業中に数名の子供達が行方不明となり、子供達の親が騒動を起こしたために火事が勃発。テント内にいた子供達をトミーが助けに入ったが結局、助からなかった。その後、創設者はなぜかサーカス団を再開しようとはしなかったらしい。

サーカス団が寮として使っていた施設がまだ残っていると言うため、将也と尚美は了承を得て向かってみることにした。
元は診療所だった廃屋へ。中には当時のチラシやポスターが残されており、2人はトミーの写真を入手。外国人であったトミーが相棒として使っていた人形は、黒髪で黒いマントを纏っていた。その姿にピンときた尚美。彼女は幼稚園で人形と同じ格好をした謎の男を見たことがある。恐らく、彼が子供を使って人を呪い殺している“こどもつかい”なのだ。

その時、止まっていた時計が動き出し、誰もいないずの廊下に移動式オルゴールがひとりでに進んで来る。廊下に出た駿也がそれを鳴らすと、開始の合図とばかりにこどもつかいが尚美の前に現れる。彼は以前、尚美と会ったことがあるような言動をし、仲間の7人の子供達を尚美にけしかけるのだった。

こどもつかいのあらすじ【転】

こどもつかいがラッパを吹くと、子供達が尚美に迫る。どうやら駿也にはその光景が見えていない様子。2人は外へ出ようと施設内を走り回る。そうして、追い詰められ子供達によって命を奪われそうになるが、創設者の息子が外からドアを開けてくれたため、助かるのだった。ドアが開閉する瞬間、こどもつかいとその仲間達の姿を一瞬、垣間見ることができた駿也。

サーカス団で行方不明になった子供達は創設者の息子の友人だったと言う。彼は友達をサーカスに誘わなければ、命を落さずに済んだと後悔している様子だった。サーカスが火事で潰れた後、彼の父親は狂ったようになり、息子は父親の布団からトミーの人形を発見したと言う。その後も次々と村人の変死が続いたため、人形が呪いをかけているのだと思い、息子は密かに人形を捨てたのだった。

これにより、呪いの原因は黒マントの人形であることが判明。尚美は幼い頃の記憶へ遡り、過去にこどもつかいと会っていたことを思い出した。母親に虐待されていた尚美は、こどもつかいの甘言に乗せられ母親に呪いをかけてしまう。その証拠としてこどもつかいは尚美に自分の小指を渡していたのだった。

その時のことを思い出した尚美。自分が幼い頃からずっと持ち歩いていた守り袋の中を探り、人形の小指を発見。自分が母親を殺したのである。全てを思い出した尚美は抵抗をやめ、甘んじて罰を受けようとする。だが、駿也の説得により抵抗する意思を固めるのだった。

こどもつかいの結末・ラスト(ネタバレ)

人形の指を見せてもらった駿也。人形の所在を思い出し尚美と共にその場所へ向かう。そこは、彼らの共通の友人が雑貨店を構えていたデパート内の倉庫である。守衛に挨拶し中へ入った2人だったが、そこへこどもつかいが現れ、尚美が攫われてしまう。更に駿也もエスカレーターから落とされ意識を失ってしまうのだった。

こどもつかいの世界へ連行された尚美。その日は奇しくも、蓮にかけられた呪いの期限である3日目だった。蓮を追って過去の世界へ向かった彼女は、人形が知る真実を目撃してしまう。

トミーは幼児趣味を持った変態で、行方不明になった子供達は彼によって攫われていた。服薬にて眠らされた子供達。尚美は唯一、覚醒した子供を逃がそうとするもその時、1人の女の子も目を覚まし悲鳴を上げる。トミーは油を撒いてサーカスのテントに火をかけた。人形は親であるトミーの所業が許せず、命を得て彼を殺害したのである。
こどもつかいはトミーが大好きで、子供達と遊ぶのが大好きだった。それなのに、トミーは子供達の命を弄んだのである。こどもつかいはそれが許せなかった。

尚美は母親を呪い殺した過去へ飛び、その罪と対峙し逃走。その先で呪いによって命を奪われた人々がいる場所へ到達する。こどもつかいは、いずれ尚美も仲間入りすると言う。彼女は蓮に真実を語り心から謝罪。すると、思い直した蓮も謝り、自分がかけた呪いをこどもつかいに返還してしまうのだった。
そこへ、子供達の友人だった上之郷の息子が現れ、命を懸けて尚美と蓮を現実世界へ戻してくれる。

同じ頃、傷だらけになりながらも意識を取り戻した駿也。人形の在り処を捜すも、人形は命を得たかのように歩いては走り、逃げ回る。彼は人形に翻弄され、捕まえることができない。
人形は駿也を殺そうとこどもつかいに変貌する。しかしその時、彼のマントから尚美と蓮が登場。3人は力を合わせてこどもつかいを倒すのだった。

吹き抜けの上階から階下へ落下した人形は、衝撃によってばらばらに壊れてしまう。駿也と蓮がその残骸の元へ向かい、右手から小指を奪った。すると、こどもつかいはただの古びた人形へ戻るのだった。

後日、蓮を引き取った駿也と尚美は新居へと引っ越すことにした。尚美は駿也の子を身籠っており、じきに出産を迎えようとしている。トミーの人形はバラバラのまま厳重に包み、駿也が所持。蓮は引っ越しの合間に近くの団地へ向かい、酷い扱いを受ける子供の元へ人形の小指を密かに置いていくのだった。

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