映画『恋人はゴースト』の概要:2005年公開のアメリカ映画。監督は「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ。出演は「キューティ・ブロンド」のリース・ウィザースプーン、「アベンジャーズ」のマーク・ラファロなど。
映画『恋人はゴースト』 作品情報
- 製作年:2005年
- 上映時間:95分
- ジャンル:SF、ラブストーリー
- 監督:マーク・ウォーターズ
- キャスト:リース・ウィザースプーン、マーク・ラファロ、ドナル・ローグ、ディナ・スパイビー etc
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映画『恋人はゴースト』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『恋人はゴースト』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『恋人はゴースト』のあらすじを紹介します。
舞台はサンフランシスコ。エリザベス(リース・ウィザースプーン)は病院で勤務する女性医師。恋人も作らず、ほとんど家に帰らないで仕事漬けの日々を送っていた。彼女は姉のアビー(ディナ・ウォーターズ)から男を紹介されたものの、その晩に交通事故に遭ってしまう。
一方、妻に先立たれた庭師のデヴィッド(マーク・ラファロ)は、無気力な毎日を送っていた。精神科医で友人のジャック(ドナル・ローグ)の助言を受けながら、なんとか生活している有様だった。そんなデヴィッドが新たに見つけたマンションとは、実はエリザベスの住んでいた部屋だった。
デヴィッドの前に突如現れるエリザベス。最初は幽霊が出たと慌てるデヴィッドだったが、話を聞くうちに、実はエリザベスはまだ生きているのではないかと思い始める。二人は、エリザベスが勤務していた病院に駆けつけてみる。するとそこには交通事故により昏睡状態に陥っていたエリザベスの姿があったのだった。エリザベスは、生前にやり残した事があったせいで、いまだに成仏できないのだという。
果たしてデヴィッドはエリザベスの命を取り戻すことが出来るのだろうか。そして、二人の恋の行方はどうなってしまうのだろうか……。
映画『恋人はゴースト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『恋人はゴースト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ラブコメの女王による王道ゴーストラブストーリー
今作の主演はリース・ウィザースプーン。「キューティ・ブロンド」「メラニーは行く!」などで一躍ラブコメ女王の座に上りつめた彼女。今作「恋人はゴースト」はそんな彼女の魅力が満載の一作だと言えるだろう。ストーリーは、死んでしまったはずの幽霊が、その部屋に住んでいる男と共に自分の死の謎を解き明かしていくというもの。よくある王道ラブストーリーなのだが、ちょっと変わった味付けをしているところがミソである。そもそも今回のゴーストは死んでいるゴーストではない。昏睡状態に陥っている半死半生の状態なのだ。加えて、この謎を解くために事件に巻き込まれてしまう心の優しい男デイヴィッドがまた魅力的に描かれている。同じアパートで人間と幽霊である男女が同棲生活を送るというのも、ラブコメ好きにはたまらない展開だと言えるだろう。しかも、片方は幽霊のため、手を触れたくても触れられないもどかしさも気が利いている。
セクシー俳優マーク・ラファロ
さて、この相手役のデイヴィッドを演じているのが最近ノリに乗っているマーク・ラファロ。「死ぬまでにしたい10のこと」や「キッズ・オールライト」などでセクシーっぷりを発揮している彼が、今作でもその魅力を振りまいている。基本的には中年ダメ男を演じる事が多いのだが、その子犬的な風貌からか、女性がほっておけないようなフェロモンを放ってるから不思議だ。しかも今作の彼は、ゴーストに振り回されながらも、最後まで見捨てずに助けてくれる、とても優しい男として描かれている。王道過ぎるゆえ、ラストのハッピーエンドは誰もが予想してしまうものの、そこまでの道のりがスムーズに表現されているため、素直に感動出来ることだろう。キャスト、シナリオ、演出を含めても、男性が見ても女性が見てもドキドキする事間違いなしのラブコメ映画の佳作である。
設定は重くても、笑って泣ける良い作品だと思います。ゴーストになり自分の住んでいた部屋に男性が越してくる。自分がいなくなっても世界が回る。当たり前のことですが、主人公の経験はなんだか哲学的です。展開は分かりやすく、ラブコメなら定番の約束されたラストです。せっかく自分の人生を見つめ直せたので、この明るいラストはグッドです。生き返ったらゴーストではないような気はしますが…「ニューヨークの幻」に引っ張られ過ぎですかね(笑)(男性 20代)
ラブコメ作品にリース・ウィザースプーンが出ていたら間違いありませんよね。
彼女のキュートな雰囲気と天真爛漫な笑顔が作品の世界観を明るくしていて、ゴーストになっても可愛らしさは健在でした。
彼女と一緒に謎を解くマーク・ラファロもダンディで誠実ですごく良かったです。この二人ならラブコメでなく、サスペンスでもいけそうだなと感じました。
ドタバタですが短くギュッとまとまっているので気軽に見られる作品です。(女性 30代)
映画『恋人はゴースト』 まとめ
95分という短い上映時間ながらも、脚本が無駄が無くまとめられているラブコメ映画の決定版。「ゴースト」のように明らかに泣かせる系ではなく、どちらかというと主演二人のドタバタ劇を楽しむ一作だといえる。主役だけでなく、デビッドの友人である精神科医ジャックのちょっと変人ぶりや、オカルト書店を営むダリルのヘンテコっぷりも笑える。またエリザベスの姉のにぎやかな家族模様や、病院の同僚で冷血漢のブレッドなど、様々なキャラクターたちも見逃せない。とにかく細部の脇役にいたるまで手を抜いていないのは監督のマーク・ウォーターズの手腕だろう。最後の最後まで目の離せない、そして最高にロマンチックで笑って泣けるラブコメ映画である。
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