映画『恋するふたりの文学講座』の概要:2012年製作のアメリカ映画。恩師の退職祝いに呼ばれてやってきたジェシーが、そこで紹介された学生と恋に落ち自分たちの世界へのギャップや、価値観、年齢差に悩んでいく大人のラブストーリー。
映画『恋するふたりの文学講座』の作品情報
上映時間:98分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ジョシュ・ラドナー
キャスト:エリザベス・オルセン、リチャード・ジェンキンス、アリソン・ジャネイ、ジョン・マガロ etc
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映画『恋するふたりの文学講座』の登場人物(キャスト)
- ジェシー(ジョシュ・ラドナー)
- オハイオ出身の35歳。地元で名門の大学で学んだ時代に小説や詩にはまり、現在は都会の大学の入学案内係として働いている男性。彼女と最近別れ、落ち込んでいる。
- ジビー(エリザベス・オルセン)
- ジェシーの恩師と両親が仲が良く、食事会でジェシーと出会い恋をする。自由奔放で若さ触れる魅了的な女性。
映画『恋するふたりの文学講座』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『恋するふたりの文学講座』のあらすじ【起】
NYで暮らしている35歳のジェシーは、本が大好きな男。
小説を読みながら暮らすと言っても過言では無く、大学で入学案内係として働いている。
彼女と別れたばかりのジェシーは、オハイオ大学在学時代にお世話になった恩師のピーターから連絡をもらう。
ピーターの退職祝いのパーティーに一緒に参加してくれないかと言う内容だった。
ジェシーは大好きなピーターの頼みであるため、二つ返事でOKする。
オハイオへ戻ったジェシーは、まずピーターの自宅に寄った。
そこでピーターの友人家族を紹介され、予約してあるレストランに皆で向かう。
そこに現れたのが娘のジビーだった。
彼女は即興演劇をこよなく愛す自由奔放な娘で、溌剌としている。
まだ若さはじける彼女と食事の席で意気投合したジェシーは、彼女との別れに後ろ髪引かれた。
しかし再会は突然だった。
大学の校内をフラフラ歩いていたジェシーは、見知らぬ男に話しかけられた上、突然学生達が集っているバーに誘われる。
何となく着いていったジェシーだったが、そこでジビーと偶然顔を合わせた。
年齢的に店の雰囲気と合わないと気にしたジェシーは、翌朝ジビーと珈琲を飲む約束をしてその日は別れる。
映画『恋するふたりの文学講座』のあらすじ【承】
翌朝、二人は学食のカフェで待ち合わせをし、散歩をする。
NYに変える日まで二人は色々な話しをする中、ジビーはクラシック音楽についての興味をジェシーに語る。
そして別れの日、彼に聞いてもらいたいと手作りのCDを渡したジビー。
帰りの車の中で、ジェシーはそのCDを聞いていた。
NYに帰宅したあとも、二人のやり取りは手紙で続いた。
自分の身の回りに起きたことや、自分の倫理観などを手紙にしたためお互いに送る。
いつの日か相手からの手紙を楽しみにしている生活が続いた。
ある日、ジェシーは再びオハイオにやってくる。
ジビーに誘われて、その誘いに乗ることにしたのだ。
再会した途端、二人は抱き合いキスをする。
そのままジビーの寮にやってきたジェシーは、まだ生娘の彼女と関係を持とうとすることに戸惑っていた。
現実的に自分の年齢を考えたら、いけないことだと考えていたのである。
そのことで喧嘩になった二人。
しかしジェシーは本当にジビーが大事だから手を出したくないのだと言った。
納得出来ずに泣くジビーだった。
映画『恋するふたりの文学講座』のあらすじ【転】
その日、ジビーとジェシーは本のことで喧嘩を始める。
ジビーが好きだと言ったヴァンパイアの小説を本好きのジェシーが批判したのだ。
面白くも無い本を読むなと説教するジェシーに、腹立たしいジビー。
しかし読んでもいないのに議論したくないと言うジビーに対し、ジェシーはすぐに本を読むから待てと言い読書にふける。
その後学食で話し合う二人。
ジビーは本のことなど興味無く、二人の話しをしたかった。
しかしジェシーは小説討論会のように、その本のダメな部分を否定してくる。
価値観の違いを感じるジビー。
そこに恩師のピーターが通りかかった。
オハイオに来ているのに連絡をしていなかったジェシーは、彼に無視されてしまう。
急いで後を追い、バーで会話をすると、ピーターは自分の現在の姿に悩みを抱えているようだった。
いつまでも若くいたいと思っている反面、年齢も社会も年老いていく。
退職したことで自分の存在意義を求めているようだった。
ピーターと別れた後、大学時代に憧れていた女性の教授に再会し、その夜関係を持ったジェシーは、ここで理想と現実のギャップを目の当たりにする。
本好きの原因にもなった彼女は、ロマンティストなことを考える年齢では無いと卑屈になっていたのだった。
ジェシーは彼女を置いて帰ることにする。
映画『恋するふたりの文学講座』の結末・ラスト(ネタバレ)
NYに戻ったジェシーはもう終わったはずのジビーからの手紙を、心のどこかで待っていた。
しかし来るはずも無く、自分も出さない。
そんなある日、いつも行く書店に出かけるともう店じまい間際だった。
店員のアンは彼が本屋に通っているのを知っていた。
彼は店で本を楽しそうにずっと立ち読みし、その本好きの姿がアンの目に止まっていたのだ。
アンもまた本にのめり込む体質で、本を愛していた。
しかもジェシーと同じ小説家が好きなことで、閉店後の本屋で本に囲まれながら会話を楽しむ二人。
しかしアンは本にばかりのめり込まないことにしているという。
それを聞いたジェシーは散歩に誘い、つかの間の幸せを味わった。
その日から二人は会うようになり、デートを繰り返していく。
価値観も年齢も合った二人は、気が合い一緒に居る時間を大切にしていた。
ある事件をきっかけにオハイオに戻ったジェシーは、ジビーの部屋を訪ね本当のサヨナラを言い、今の自分を生きようと決める。
映画『恋するふたりの文学講座』の感想・評価・レビュー
本作は、文通を通して好きなクラシックを教え合ううちに、お互いが次第に惹かれ合う35歳と19歳の恋模様を描いている。
ジェシーがノートに35-19=16と書いて、自分が19歳の時に彼女は3歳だったという事実に落ち込むシーンが可愛らしくて印象に残っている。
邦題がミスマッチな感じがするが、内容は好みである。
ちょい役のザック・エフロンがいい味を出しているところも見どころだ。
ラストはまさかの結末だったが、文通や本、音楽を通して心を通わせる2人の姿は素敵だった。(女性 20代)
もっとコミカルな作品かなっと思っていたが、登場人物達の悩みや思いが描かれていて意外とリアリティ溢れる作品だったと思う。ホロリと感動する部分もあり、登場人物達に感情移入しやすかった。35歳のジェシーは恋に落ちつつも現実を冷静に見ようとしているのに対し、19歳のジビーは好きな気持ちで走っていける若さがある。その対比がきちんと描かれていたのが良かったと思う。エリザベス・オルセンが可愛くて、ジビーというキャラクターに合っていた。(女性 30代)
しっかりと作り込まれたストーリーと、共感出来るキャラクターで最初から最後まで大満足の作品でした。エリザベス・オルセンが大好きな私は、彼女の明るい笑顔の虜になりました。今作で彼女が演じていたジビーの性格や人柄が本当に可愛らしくて、ジェシーが惹かれるのも自然なことだと感じました。
年の差の恋愛は簡単ではありませんが、この作品では若々しさと大人な考えがとても良いバランスで描かれていてその違いが分かりやすいので、見ていてとても共感出来ました。(女性 30代)
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