映画『コルドロン』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「コルドロン」のネタバレあらすじ結末と感想

コルドロンの概要:コルドロンは、1985年に制作されたディズニー映画で、他のディズニーアニメと比べて、ホラー描写が際立っている。勇者を目指す少年ターランと世界を破滅に導こうとしている魔王ホーンド・キングの戦いを描く。

コルドロンの作品情報

コルドロン

製作年:1984年
上映時間:80分
ジャンル:アニメ、ファンタジー
監督:テッド・バーマン、リチャード・リッチ
キャスト:グラント・バーズリー、スーザン・シェリダン、フレディー・ジョーンズ、ネイジェル・ホーソーン etc

コルドロンの登場人物(キャスト)

ターラン(グラント・バーズリー)
この物語の主人公で、勇者になることを夢見ている男の子。お調子者だが、勇敢な性格をしており、世界と仲間を救うためにホーンド・キングと戦う決意をする。
エロウィー(スーザン・シェリダン)
この物語のヒロイン兼プリンセス。元気で男勝りな性格の持ち主だが、出会った直後にターランと喧嘩し、涙を流す繊細な面も見せる。可愛いものが好き。
ガーギ(ジョン・バイナー)
白くてフワフワした毛を持った不思議な動物。常にお腹を空かせており、食べ物に飢えている。友達想いで、基本的に臆病者だが、時に勇敢な面も見せる。
フルーダー(ナイジェル・ホーソーン)
吟遊詩人。温和でユーモアセンスのある気の良い中年男性。ホーンド・キングの城に幽閉されていたところを、ターラン達に助けられる。
ヘン・ウェン(フランク・ウェルカー)
予知能力を持っているブタ。ターランとドルベンから可愛がられている。能力が露呈したことで、ホーンド・キングから狙われる。
ドルベン(フレディ・ジョーンズ)
ターランと共に暮らす老人で彼の師匠。ヘン・ウェンの予知能力を見抜いていた唯一の人物。
ホーンド・キング(ジョン・ハート)
プリデイン王国の伝説で名を馳せている邪悪な魔王。世界を支配する力を求めており、ブラック・コルドロンを血眼で探している。他者の犠牲に執着しない冷淡な人物。
クリーパー(フィル・フォンダカーロ)
小さな緑色の怪物で、ホーンド・キングの忠実な部下。常に彼の顔色を窺っており、小賢しい性格をしている。

コルドロンのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『コルドロン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

コルドロンのあらすじ【起】

プリデインと呼ばれる王国には、かつてホーンド・キングという邪悪な王が君臨していた。捕らえられたホーンド・キングの魂は、黒い鉄釜(ブラック・コルドロン)へ姿を変え、彼自身も行方をくらます。ブラック・コルドロンには世界を支配する力が眠っているともいわれていた。

プリデイン王国の森に住む老人ドルベンと暮らすターランは、毎日ブタ(以下 ヘン・ウェン)の世話をする生活に飽き飽きしており、勇者として戦うことを夢見ていた。しかし、ドルベンは、ヘン・ウェンは特別なブタであると語り、ターランの前でヘン・ウェンの予知能力を見せつける。

ヘン・ウェンが桶の水に鼻をつけると、水の色が変わり、ホーンド・キングとブラック・コルドロンの姿が水中に浮かび上がった。ブラック・コルドロンを探すために蘇ったホーンド・キングが、ヘン・ウェンの能力を悪用することを察知したドルベンは、ターランにヘン・ウェンを守り、森の奥深くの小屋に身を潜めることを命じる。ドルベンとターランは抱き合い、別れを告げた。

コルドロンのあらすじ【承】

その頃、闇に包まれた禍々しい雰囲気を纏った城では、伝説上の魔王ホーンド・キングが王として君臨していた。ホーンド・キングの狙いは、ブラック・コルドロンを手に入れて、不死身の戦士達を復活させ、世界を牛耳ることであった。

森の小屋を目指すターランは、ドルベンの期待に応えるため、意気揚々と森の中を歩いていた。しかし、油断をしていた彼は、途中でヘン・ウェンと離れ離れになってしまう。ヘン・ウェンを探すターランの前に、お腹を空かせたガーギという動物が現れ、一緒にヘン・ウェンを探しに歩き回る。

他方で、ヘン・ウェンは荒野でドラゴンに襲われ、ホーンド・キングが支配する城に連れていかれてしまう。ターランはヘン・ウェンを取り戻すため、1人で城に乗り込み、そこでホーンド・キングと対峙する。ヘン・ウェンを無事に敵から逃がしたものの、ターランは地下牢に幽閉されてしまう。ターランは、地下牢で出会ったエロウィー姫と吟遊詩人のフルーダーと結託し、魔法の剣を手に入れ、城から逃げ出すことに成功する。

コルドロンのあらすじ【転】

城から脱走したターラン達は、森の中でガーギと再会する。ガーギは、ヘン・ウェンの居場所を知っていると証言し、4人でヘン・ウェン探しを続行する。ヘン・ウェンの足跡を湖付近で発見した4人は、渦を巻いた光る湖に呑み込まれ、地下の妖精の住処へ訪れる。妖精の洞窟でヘン・ウェンと再会出来た4人は、ブラック・コルドロンはどこかと妖精達に尋ねる。

ターランはブラック・コルドロンさえ壊せばホーンド・キングは倒せると意気込んでいた。親切な妖精達の案内で、ブラック・コルドロンの在りかを知ったターラン達は、モーヴァという霧に包まれた不気味な地を訪れる。そこに建つ一軒家で魔女3人と出会った彼らは、彼女達から取引を要求される。それは魔法の剣とブラック・コルドロンを交換するといった内容だった。

ターランは苦渋の決断で魔法の剣を魔女達に捧げ、ブラック・コルドロンを手に入れたが、ブラック・コルドロンを壊すことができず、絶望を味わう。ターランは仲間達の鼓舞によって元気を取り戻したものの、そこにホーンド・キング達の部下が現れ、ターラン、エロウィー、フルーダーの3人が捕まってしまう。

コルドロンの結末・ラスト(ネタバレ)

ブラック・コルドロンを手に入れたホーンド・キングは、不死身の戦士達を復活させ、ターラン達も生贄に捧げようとしていた。そこに捕まっていなかったガーギが現れ、ターラン達を自由にする。不死身の戦士達を止めるため、ターランはブラック・コルドロンに自らの命を捧げようとするが、ガーギに強く止められ、ガーギ自身がブラック・コルドロンに飛び降りてしまう。

ガーギの魂がブラック・コルドロンに捧げられたことで、不死身の戦士達は次々と崩れ落ち、ホーンド・キングは怒りを露わにし、ターランを生贄に捧げようとする。しかし、ブラック・コルドロンが選んだのはホーンド・キングの方で、残虐な王は跡形もなくコルドロンに吸い込まれてしまうのだった。

世界を救ったものの、ガーギを失ったターランは悲しみに暮れる。ターラン達が城から離れた海辺にいると、例の魔女3人組が現れ、ブラック・コルドロンを強制的に持ち去ろうとするが、フルーダーが抗議し、再度交換の取引をすることに。ターランが望んだ取引は、ブラック・コルドロンとガーギの交換だった。魔女達はその提案を呑み、ブラック・コルドロンに封印されたガーギをこの世に呼び戻す。

ターランの腕の中にいるガーギは、ぐったりとしていて、目を覚ます様子はなかった。しかし、実はガーギは死んでおらず、突然目を覚まし、元気そうな表情を彼らに見せます。ガーギが生きていることを知り、ターラン達は大きな喜びに包まれ、故郷へ帰っていった。

コルドロンの感想・評価・レビュー

物語がとんとん拍子で進むため、スムーズな構成の映画であるという印象。序盤では何度も勇者になると公言し、夢見ていたターランが、ラストで勇者よりも友人ガーギを選んだことに感動を覚えた。『コルドロン』は、ディズニー作品の中でも賛否両論が別れる映画だが、1人の少年の成長劇として見れば、否定的な意見も目立たなくなるだろう。悪役のホーンド・キングは、意外なことに頻繁には登場せず、数回だけ姿を現すだけだが、ダークな作画が相まって、非常に恐ろしい存在感を放っている。(MIHOシネマ編集部)

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