映画『荒野の七人』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『荒野の七人』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『荒野の七人』の概要:黒澤明監督の「七人の侍」をジョン・スタージェス監督が西部劇としてリメイクした作品。7人の屈強なガンマンが盗賊に泣かされている貧しい農村を救う。銃を手にした男たちの信念と悲哀がかっこよく描かれており、後にシリーズ化されて第4作まで作られた。

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映画『荒野の七人』の作品情報

荒野の七人

製作年:1960年
上映時間:128分
ジャンル:西部劇、アクション
監督:ジョン・スタージェス
キャスト:ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン etc

映画『荒野の七人』の登場人物(キャスト)

クリス・アダムス(ユル・ブリンナー)
最初に農民から用心棒を依頼され、他の仲間を集めたリーダー。物静かで感情を表に出さないが、心は熱い。自分の信念を決して曲げない。当然強い。
ヴィン(スティーブ・マックイーン)
クリスの右腕。明るく気のいい男。早撃ちの名人。様々な職を点々とする流れ者で、堅気の暮らしに憧れている。
チコ(ホルスト・ブッフホルツ)
農民出身の若者で、クリスに憧れてずっと後をついてくる。ガキ扱いされるのを嫌うが、行動は無謀でやはりガキっぽい。しかし憎めない男。
ベルナルド・オライリー(チャールズ・ブロンソン)
メキシコとアイルランドのハーフ。かなり凄腕のガンマン。7人の中で一番優しいので子供たちから慕われている。
ブリット(ジェームズ・コバーン)
寡黙なナイフ投げの達人。ほとんど何も喋らないが、信頼できる人物。
ハリー・ラック(ブラッド・デクスター)
一攫千金を狙って自分から仲間に加わる。金のことしか頭にないように見えるが、最後は男気を見せる。
リー(ロバート・ヴォーン)
凄腕の賞金稼ぎだが、最近落ち目で自信をなくしている。自分も命を狙われており、その恐怖に怯えている。
カルヴェラ(イーライ・ウォラック)
盗賊のボス。30人ほどの手下とともに各地で悪事を働いている。貧しい農民から食料を強奪する悪党で、逆らう者は容赦なく殺す。

映画『荒野の七人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『荒野の七人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『荒野の七人』のあらすじ【起】

国境付近のメキシコの農村。静かな村に盗賊のカルヴェラ一味がやってくる。カルヴェラは毎年収穫時期になると村へ来て、大切な食料を強奪していく悪党だった。しかし銃を持つカルヴェラ一味に逆らうこともできず、村人たちは頭を悩ませていた。

村長は服従するしかないと考えていたが、長老は戦うべきだと忠告する。ミゲルたち村の男3人は長老の言葉に従い、銃を手に入れるためテキサスへ向かう。

ミゲルたちのたどり着いた町では、行き倒れの先住民をこの町の墓地へ埋葬するかしないかでもめていた。荒くれ者を恐れてみんなが尻込みする中、クリスというガンマンが棺の運び手を申し出る。それを見て同じくガンマンのヴィンがクリスの護衛につく。

クリスを信頼できる人物だと見たミゲルたちは、銃の購入について相談へ行く。クリスは高い銃を買うより用心棒を雇えとアドバイスしてやる。ミゲルたちは村の窮状を訴え、村の全財産を差し出してクリスにその役を頼む。クリスは貧しい農民たちを救うため、たった20ドルの報酬でその役を引き受ける。

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映画『荒野の七人』のあらすじ【承】

クリスはまず人集めを始める。その噂を聞きつけた若者のチコは、自らクリスを訪ねてくる。しかしクリスから見てチコはまだまだ使い物にならなかった。

クリスと旧知のハリーは、6週間も農民のために働いてわずか20ドルという報酬が信じられず、クリスにはもっと大きな狙いがあるはずだと勝手に思い込んで自ら仲間になる。

葬儀の一件でヴィンの凄腕を見抜いていたクリスは、風来坊のヴィンにも声をかける。ヴィンは20ドルでは弾代にもならないと言いながら、クリスの仲間になってくれる。

でかい仕事をひとりで引き受けてきたベルナルドも今は一文無しで、クリスが声をかけると話に乗ってくれる。

寡黙なナイフ投げの達人ブリットと賞金稼ぎのリーも仲間に加わり、用心棒は6人になった。クリスはこれだけ強者が揃えば大丈夫だと考えてミゲルたちの村へと出発する。しかしチコはまだ諦めておらず、一行の後を勝手についてくる。クリスもチコの一途さに根負けし、チコも仲間に加えてやる。

ミゲルたちは7人の屈強な用心棒を連れて意気揚々と村へ帰る。しかし村人たちはよそ者のクリスたちを警戒し、誰も出てこようとしない。

クリスは歓迎など必要ないと考えていたが、チコは勝手に教会の鐘を鳴らして村人たちを集める。“あんたらの力になるために来たのだから、一緒に戦う誠意は見せろ!”と大演説をぶちかますチコを見て、クリスたちは苦笑いする。

映画『荒野の七人』のあらすじ【転】

翌日は村の祭りで、クリスたちもその様子を眺めていた。しかし見張り役の少年から近くにカルヴェラの手下がいるという知らせが入り、ブリットとリーが偵察へ行く。生け捕りにする予定だったが結局手下の3人を殺すことになり、村人たちにも緊張が走る。

カルヴェラが報復に来る前に、クリスはできるだけの準備を進める。村には石垣を築いて周辺に網を張り、村の男たちに銃の使い方を教えてやる。

そんなある日、チコは村の娘ペトラと出会う。村には若い娘がひとりもいないのかと思っていたが、乱暴されることを恐れてみんな隠れていたのだ。クリスたちの人柄がわかり、娘たちも村へ戻って来る。

そしてついにカルヴェラ一味が姿を現す。食料さえ手にはいればそれでいいカルヴェラは、クリスに取引を持ちかけるが、クリスは当然これを断る。すでに準備は万端で、クリスたちは一方的にカルヴェラ一味を退散させる。初めて武器を持って戦った農民たちは興奮していた。しかし村長は7人が出て行った後の仕返しを心配する。そしてすぐにカルヴェラの報復が始まる。

映画『荒野の七人』の結末・ラスト(ネタバレ)

戦いに慣れていない村人たちからは、こんな恐ろしい思いをするくらいなら黙って食料を差し出したほうがマシだという意見が出始める。近々もう一度戦いになるという話を聞き、村長はクリスたちに出て行ってくれと申し出る。しかしクリスは戦う姿勢を崩さなかった。

用心棒たちからもはっきりしない村の姿勢に不満が出始める。クリスはこちらから奇襲攻撃を仕掛けてケリをつけることにする。7人は決死の覚悟でカルヴェラ一味のアジトへ向かうが、そこはもぬけの殻だった。そして村へ戻った7人は、カルヴェラ一味に取り囲まれる。戦いを恐れた村長が、カルヴェラ一味を迎え入れていたのだ。

カルヴェラは利益の出ない戦いを好まず、単にクリスたちを村から追いやることでカタをつける。しかしクリスはもう一度村へ戻ってカルヴェラを倒すつもりだった。ハリー以外の5人はクリスの意見に賛同し、村へと引き返す。

6人は分散して村に居座っていたカルヴェラ一味と戦う。途中でハリーも戻ってくるが、敵の銃弾に倒れる。命がけで村を守ろうとするクリスたちに触発され、農民たちもカルヴェラ一味に立ち向かっていく。激しい戦いの末、クリスはついにカルヴェラを撃ち殺す。しかしハリーに加えてリーとブリットとベルナルドもこの戦いで命を落としてしまう。

ペトラと恋に落ちていたチコは村に残り、クリスとヴィンは早々に村を去る。村の少年は用心棒たちの墓に花を供えていた。2人は長老の言葉を思い出し“勝つのは農民だけだ、俺たちはいつも負けだ”と言いながら、荒野へ消えていく。

映画『荒野の七人』の感想・評価・レビュー

日本が世界に誇る映画監督・黒澤明の『七人の侍』を西部劇にリメイクしたのが本作。
舞台はメキシコ。盗賊に狙われた村落を救うために、流れ者のガンマン・クリスが雇われ、クリスがスカウトした六人の精鋭たちが集結する。
そして、激しい戦闘の末、盗賊たちを返り討ちにするも、村人の一人が裏切り、逆に村の中に入られてしまう。それでも、村人との約束を果たすために戦うガンマンたちは数人の犠牲者を出すも村を奪還する。
ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーンなど、豪華な俳優陣にも注目。テーマソングも有名で、本家にも引けを取らない出来栄えだ。(男性 40代)


黒澤明の名作『七人の侍』を西部劇にアレンジした名作。
7人のガンマンをはじめ登場キャラクターの人物描写も色濃く描かれ、盗賊対策にいそしむ中で生まれるガンマンと村人との絆、そして村の平穏をかけたカルベラ率いる盗賊との激しい戦いが、見ていて胸躍り、何度でも見たくなる作品。
20ドルという安い額にも関わらず、村の平和や村人への友情のために立ち向かうガンマンたちを描いた本作の物語は、人間の持つ良心に訴えてくる、良質な教訓を感じ取れる。(男性 20代)


黒澤明監督の『七人の侍』を見た事がない私。リメイク版と知りつつ、こちらを先に鑑賞しました。正直な感想としてはかなり面白かったです。西部きってのガンマンたちが揃い、農民の暮らしを守るために戦うという、まさにヒーローのような彼ら。一人一人のキャラクター設定もしっかりしているのでとても分かりやすく、個性豊かなのがすごく良かったです。
仲間が死んでいっても目的を忘れずに戦い続ける男たちの姿は本当にかっこよかったです。(女性 30代)


リメイクされた「マグニフィセント・セブン」でもそうだけど、農民のために命をかけて戦うのに実は明確な理由が必要ないっていうところがかっこいい。アベンジャーズみたいにアイコニックな七人とあのテーマ曲。何度も戻ってきてしまいたくなる西部劇の名作だ。

ジェームズ・コバーン、チャールズ・ブロンソン、スティーヴ・マックィーンなどと60年代の大スターたちが集結した豪華さも圧倒的。今までの西部劇とは一味違う、一団となったカウボーイならではのアクションも見逃せない。(女性 20代)

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