映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』の概要:クランク家の1人娘であるブレアが、平和部隊に参加するため、クリスマス前にペルーの密林地帯へと旅立って行った。父親のルーサーは、今年はクリスマスパーティーをやらず、クルーザー旅行に行くことを決意する。しかし、近隣住民の反対にあってしまう。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:コメディ
監督:ジョー・ロス
キャスト:ティム・アレン、ジェイミー・リー・カーティス、ダン・エイクロイド、M・エメット・ウォルシュ etc
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映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』の登場人物(キャスト)
- ルーサー・クランク(ティム・アレン)
- サラリーマン。一度決めたら絶対に意見を変えない頑固者。クリスマスに妻とクルージング旅行に行こうと画策する。
- ノーラ・クランク(ジェイミー・リー・カーティス)
- ルーサーの妻。娘のブレアのことが大好き。入院中の子供達に絵本の読み聞かせを行うなど、ボランティア活動も精力的に行っている。
- ウォルト・フローマイヤー(M・エメット・ウォルシュ)
- 妻のベヴは癌を患っており、体調を崩しやすい。町内のボス猿的存在。ルーサーのことを嫌っている。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』のあらすじ【起】
娘のブレアが平和部隊に参加し、クリスマス前にペルーの密林地帯へと旅立って行った。ブレアの両親である、ルーサーとノーラは娘がいなくなったことを悲しんだ。飛行場でブレアを見送った帰り、外は土砂降りの雨だった。にも関わらず、ルーサーはノーラに頼まれ、お菓子の材料を買いに行かされる。サンタの衣装を着た男が傘を売り込んできたが、ルーサーはそれを無視して買い物を行った。だが、そのせいで全身びしょ濡れになってしまう。ルーサーが雨にウンザリしているとき、カリブ海のクルーザー旅行の広告が目に入った。
ルーサーはクリスマスを完全に止めて、旅行に行こうとノーラに提案した。毎年行っている病院や教会への寄付も止めて、クリスマスパーティーにかかる費用を節約し、その分を旅行に割り当てるのだ。しかし、ノーラが寄付しないと行かないとごねたため、ルーサーは仕方なく寄付だけは行うことにした。ノーラも旅行に賛成したため、ルーサーは今年のクリスマス行事は辞退すると書いた手紙を同僚達に配った。
ノーラは友人達にクリスマスパーティーを行わないことを伝えるが、渋い顔をされてしまう。ルーサーはいつもモミの木を頼んでいる親子に、今年は買わないことを伝えた。すると、町内のボス猿的存在であるウォルト・フローマイヤーに言いつけられてしまう。ウォルトはご近所さん達のためなら何でも行う恐ろしい男だった。ノーラは夫にモミの木を買ってくれと頼むが、ルーサーは嫌がった。
ルーサーはウォルトの息子のヴィクに、クリスマスをやってくれと頼まれる。クリスマスは地域行事で、飾りつけ・お菓子作り・プレゼント交換などを行い、皆で楽しむ予定だった。だが、ルーサーは自分の好きにさせてくれと断った。ヴィクは頷きながらも「フロスティ(2mぐらいある雪だるまの置物)を飾ろう」と書かれた紙を渡して消えた。ノーラはフロスティぐらい家に飾ればいいと夫を説得するが、ルーサーは意固地になっており嫌がった。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』のあらすじ【承】
ご近所さんたちがクランク家の前に集まり、フロスティを出せと喚きたてた。耐えられなくなったノーラは、ルーサーに助けを求めた。すると、ショッピングモールのパブで落ち合おうと言われる。ルーサーはヴィクの追手を掻い潜り、何とか車に乗って脱出した。
ルーサーはノーラを日焼けサロンに連れて行った。ノーラは恥ずかしがりながらも水着姿になるが、それをクリスマスの買い出しに来ていた神父に見られてしまう。さらに、クリスマスを行わない一家として、新聞記事に載ってしまう。フロスティを飾っていないことまで書かれており、近所の誰かが密告したのは明らかだった。さらに、ある住民がクランク一家に対して身勝手の極みだとコメントしたことも書かれており、ノーラは腹を立てる。
記事に載っていた写真を見て、ウォルトが協力しているのを確信したルーサーは文句を言いに行った。2人が言い争っていると、ノーラがやって来て止められる。実は、ウォルトの妻のべヴが癌を再発して、今年で最後のクリスマスになるかもしれないのだ。ルーサーは何も言えなくなり口を噤んだ。
フローマイヤーは聖歌隊を嗾け、クランク家の前で歌ってもらった。近所の人達も集まり皆で歌を歌い続けた。だが、ルーサーは折れることはなかった。ノーラと共に地下に逃げ込むが、そこには屋根の上に飾られなかったフロスティが不気味に佇んでいた。ルーサーは近所の人達に腹を立て、外に水を撒いて氷を作り、庭に入って来られないようにした。ノーラはやり過ぎだと諌めるが、ルーサーは止める気はなかった。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』のあらすじ【転】
旅行当日、ブレアから電話がかかってくる。なんと今から帰ると言うのだ。さらに、エンリケという名の婚約者も連れて来る気だった。ノーラは喜ぶが、ルーサーはショックを受ける。ノーラは娘に旅行のことは言わず、クリスマスパーティーを行うことを決意する。落ち込むルーサーを宥め、急いで支度にとりかかった。
ルーサーはモミの木を買いに行くが、小さくてショボい物しか残っていなかった。しかも、高額な料金を請求される。ルーサーは仕方なく、そのモミの木を購入した。だが、あまりにもお粗末だったため、近所に住む友人に頼みツリーを貸してもらうことにした。ヴィクの息子のスパイクに頼みツリーを運び出そうとするが、近所の人に盗んでいると誤解を受ける。ルーサーは警官に逮捕されてしまうが、スパイクが誤解を解いてくれた。ルーサーはスパイクに感謝した。
ノーラは足りない食材を買いに行く必要があった。自分がいない間に、フロスティを出すことと近所の人をパーティーに招待することをルーサーに頼んだ。ノーラが買い物をしていると、見知らぬ男性に声を掛けられる。そして、話の流れからパーティーに誘うことになった。一方、ルーサーが1人でフロスティを屋根の上に引っ張り上げていると、近所の人が集まってきて手を貸すぞと声を掛けられる。ルーサーは拒むが、バランスを崩してフロスティを落としてしまう。クロスティは粉々に砕けた。さらに、ルーサーも落ちそうになるが、縄が足に引っ掛かってとりあえず助かった。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヴィク達はブレアが戻って来ることを知り、皆でパーティーの準備を手伝うことにした。ルーサーに協力するのは嫌だと言う近隣住民もいたが、ヴィクは地域の団結の重要性を説き説得した。さらに、心優しきブレアのためにやろうと伝えた。皆その言葉に賛同し、協力することにした。
ルーサーの同僚達も駆けつけてくれた。皆で飾りつけを行っていると、ブレアから電話があり55分予定が早まったと言われる。その後、空港に到着したブレア達は、警官が迎えに来たことに驚いた。警官は車に乗りブレアを送って行こうとするが、クランク家の準備がまだ終わっていなかった。スパイクから連絡が入り、時間を稼いでくれと頼まれる。警官達は見回りを行う振りをして時間を稼いだ。すると、本当に泥棒を見つけてしまう。警官達は泥棒を捕まえ逮捕した。
クランク家の準備が無事に終わり、ブレアが到着した。スパイクはパトカーに乗っている泥棒が空腹なのを知り、手錠を外してパーティーに招待してあげた。一方、ノーラが声を掛けた男性がパーティーに来てくれていたが、ルーサーもブレアも見覚えがない人だった。
皆がクリスマスパーティーを楽しむ中、ルーサーはクルーザー旅行に行けなかったことが心残りでムクレテいた。そんな時、ウォルト夫妻が2人でクリスマスをしている様子が目に入った。ルーサーはハムを持ち、ウォルト夫妻に挨拶をしに行った。少しだけ談笑した後家に帰ろうとするが、ウォルト夫妻が2人だけで寂しそうにクリスマスをしている様子が気に掛かり、家に帰ることができなかった。ルーサーはウォルト夫妻の家に引き返すと、クリスマスプレゼントだと言って、クルーザー旅行のチケットを2人に渡した。
泥棒は約束を破り、クランク家で盗みを働いた。スパイクはそれに気づき、大人達に助けを求めた。泥棒は外へと逃げるが、サンタの衣装を着た男に傘で殴られ、警官に逮捕される。その時、ルーサーはパーティーに来ていた正体不明の男が、雨の中で傘を売っていたサンタの男だと気づく。サンタの男は雪が降っているため、傘を売りに行った。
ノーラはウォルトの妻から連絡をもらい、ルーサーの行いを知る。外に出てルーサーに寄り添いながら、窓から見える幸せなクリスマスパーティーを眺めた。
映画『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』の感想・評価・レビュー
クリスマスに好きなように行動できないなんて、そんなひどい話があるのかと驚いた。海外ではこういうことがよくあるのだろうか。クリスマスパーティーを強要する近所の人達もどうかと思うが、意固地になって拒否するルーサーにも頑固すぎると突っ込みたくなった。どっちもどっちな話だと思う。クリスマスをここまで大事にする気持ちはちょっと分からないが、次々と起こる騒動と、子供の喧嘩のようなやり取りがおもしろい作品だった。(女性 30代)
日本とは違い、クリスマスは「家族」と過ごす人がほとんどである海外では、それが当たり前だから何の疑問も思わないし、恋人や友達と過ごせないことに対しても皆が家族と過ごすのだから何も不満に思わないようです。とは言え、今作で描かれていたのはクリスマスパーティーを強要させる町のリーダーや地域の住人たち。いくら何でもこれはひどいだろうと思ってしまう展開もありましたが、行けなかったクルージングにいつまでも不貞腐れるのでは無く、お隣さんにチケットを渡すシーンはとても良かったです。
クリスマスをテーマにした作品はいつ見ても心が温かくなります。(女性 30代)
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